薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2021年06月

 他の施設と診療日・休診日がずれていることが不都合である場合もある一方で、他の病院・クリニックなど医療機関の見学に行く際には、こちらの休診日に先方が診療を行っているために、大変好都合ということになります。

 コロナ禍で最近は就職活動に向けた学生の職場見学の見学はありますが、以前はときどき他の医療機関や治療院の先生方が来院されることもありました。

 運動器リハビリやエコーを用いた診療に力を入れていることもあって、さらには日曜祝日の診療、月に2回程度の土曜診療を行うこともあって、遠くから受診をいただくこともあります。

 最近も家族の以前からの知り合いですが、小旅行のような感覚で都内や埼玉県からの受診もいただきました。首都圏の繁忙なクリニックですと、一日の外来患者数が200~300人は当たり前のようですので、診察そのものは時間をかけられないはずなので、診察の内容・説明の内容に満足できずに来院されたようです。
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 県内の他施設からも病状の説明が十分に行われない、あるいは通り一遍の「骨は異常ない・湿布処方・電気治療」という説明で症状も改善しないということで当院が2軒目・3軒目の施設として来院という方も少なくありません。
 栃木県は地域によっては運動器リハビリあるいはエコーを用いた診療が行えてないところもあるようで、車で1時間以上かけて来院いただくことも多くなりました。
 平日は仕事も学校もあるので、日曜・祝日が受診しやすいので来院という方もいらっしゃいますし、単身赴任で日頃は首都圏にいるものの、週末は栃木に帰ってくるので、土日に当院を受診して日曜夕方に首都圏に戻るというケースもあります。
 平日に受診できない勤労者は多いはずで、日曜や祝日の医療の需要はあるはずなのですが、供給が十分でない状況はこれからも続くのでしょう。
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 土曜の運動器リハビリを担当していただけるパートの理学療法士を募集しています。
 医療職の中で、救急業務がないのはリハビリ部門で、多くは夜間や週末は休みという職種なので、なかなか本職以外にパートで勤務をしようと考えていただける方はいないかもしれませんが、日曜は以前から他病院の理学療法士に勤務をいただいているところで、同様に土曜に勤務していただける方の問い合わせもお待ちしています。
 
 野球をはじめとするスポーツ整形分野、エコーを用いた診療が行えることが当院のアピールポイントでもありますが、2022年の国家試験合格見込みの学生さんの見学の問い合わせは、今年はいつになく早く多くいただいております。
 すでに1名は見学を済ませ、野球に興味のある学生で明確なビジョンを持って来院されました。
 6月下旬の時点でさらに2名の見学予約があり、3名とも女子学生というのも特徴的です。
 そして、いずれも県外の大学・専門学校の学生からの問い合わせです。

 きちんとリサーチをしている学生はいるわけで、なんとなく「地元でいいや」と考えている学生とは違うようです。

 アカデミックとは言えないような当院ですが、診療の質はなるべく高くなるように努めたいと思っております。
 引き続き男子学生の見学・お問い合わせもお待ちしています。

 受診される方も地元のあるいは近所の診療がいまひとつだったら、来院してみていただいていかがでしょうか。
 
 
  

6/17木は本来は札幌で開催予定であったスポーツ整形・膝・関節鏡の学会に参加するため、臨時休診をいただきます。
オンラインでの学会となり栃木にいるわけですが、ライブ配信の講演もあることや、スタッフに休みを取らせる都合もあって、そのまま予定通り休診といたします。
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学会というのは自分の診療に活かす新しい知識や技術について仕入れに行くようなもので、イメージとしては魚市場に新鮮な魚を仕入れにいく寿司屋さんみたいなものかなと思ったりもします。
栃木からでも豊洲市場まで仕入れに行く寿司屋さんがあるように、学会の会場まで行くわけです。
全国から新鮮で質のいい魚が豊洲市場に集まるように、いろいろな研究成果を発表するために大学や大病院の先生方が学会に集まってきます。
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医師も職人といえば職人なので、仕入れてきた知識や技術を自分の施設に来院する患者さんたちに提供するなかで、いろいろと工夫を加えたりして、よりよい医療という商品を提供しようとします。

少々遠くても腕のいい職人のいる寿司屋に食べに行くように、いい治療を求めて遠くから患者さんがやってきます。
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医療と寿司屋さんの違いは、医療は誰が治療しようが保険診療なら値段が一緒ということで、高級店があったり、安い回転寿司があったりするのとは異なります。

医療の場合は、新しい知識を仕入れず、昔ながらの奇妙な病名をつけていても診察料は一緒です。大学の教授だろうが、今年卒業したばかりの研修医でも診察料は一緒です。
学会なんか参加しなくてもいいと思っている高齢の医師もいたりします。

料金が一緒なら、いい診療をする施設に行った方がいいと思いませんか?

「スポーツ整形」と言っていても、理学療法士のリハビリが十分に行えなかったり、エコーを用いた観察や注射が行えなかったり、湿布や電気治療だけという施設があったりします。
「スポーツ整形」の施設で、「痛くなければプレーしていい」など安易な説明しかされてないという方が当院へ流れてきます。

街の真ん中にあると、多くの学校からは近いので一見便利ですが、きちんと診察をされていないと選手として困ることも多いはずです。

スポーツでケガや故障をした中学生・高校生が集まるというだけで「スポーツ整形」と言っていいのかどうか。

いろいろなお店で食べ比べをするように、医療機関の受診比べをすることは多くないと思われ、まずは近くの施設を受診してしまうということが多いようです。

学会に行くことで、全国の先生方とつながりができて、患者さんの紹介・相談をできるようになったりします。
少しだけかもしれませんが、自分の引き出しが増えたりします。
スポーツ整形に限ったことではありませんが、学会は金曜・土曜に開催されることが多く、当院は学会に行きやすいように金曜・土曜を休診としてきました。
このため臨時休診はそれほど多くありません。
北海道から沖縄まで、整形外科のいろいろな学会に参加させていただいてきました。
今回のスポーツ整形の学会は、例年初夏のさわやかな札幌で木曜から土曜に開催されますので、木曜の臨時休診も必要になります。
どうぞご了承ください。

医師が1名しかいないのに、金曜・土曜はいつも診療をしていると、学会には行かないと言っているようなものです。
日々進歩する医学に追いつけなくなると、診療の質は低下していくと考えます。

現在みなさんが通院している施設の先生はいかがでしょうか。

知り合いの先生方の多くは、年に何回か臨時休診をして学会に参加しています。

私も「いいネタ」を仕入れて、当院の診療に応じて少しでもいい医療を提供したいと思いますので、「仕入れ」のための休診をご理解下さい。

当院近くに自治医大があります。
自治医大はへき地医療の医師を育てるという使命があり、全国各地から学生を集めていて、卒業生は地元の診療所で診療に従事する義務があります。そのため診療科を超えた広い知識が必要になります。

その自治医大の門前みたいなところに当院を含めて診療所が点在しています。内科だけでも消化器系2件、循環器1件、糖尿病1件、アレルギー1件、透析も出来る施設1件、訪問診療1件があり、小児科が2件、整形外科が2件、婦人科が2件、耳鼻咽喉科1件、メンタルクリニック2件、眼科1件といった感じで、住宅街の中とその辺縁に医療機関があります。

下野市は人口あたりの医師の人数が多いという話ですが、自治医大の医師が多いことや、隣町には獨協医大もあり、何かと医療従事者が多く住んでいることも影響しているかもしれません。

当院近くの小学校や中学校も医師の子息が多く、当院に受診する患者さんも医療従事者の家族、医学生、看護学生、看護師が多く、時には検査系の技師さんたち、薬剤師、医師、歯科医師が受診されます。

そうすると、患者さん側の方が新しい知識を持っていることもあり得る話で、治療の内容を知識を持った人たちが見ていることになります。

ときどき医療系ではない患者さんに「ついでに風邪薬がほしい」「ついでに睡眠薬がほしい」などと言われることがあるのですが、お断りしています。
病気に「ついでに」はないのではないかと考えています。

整形外科の疾患がそれなりに進行して当院に受診された方の「おくすり手帳」をみると、結構以前から内科で湿布や痛み止めが処方されているのに、レントゲンも撮られず触診もされず、きちんと診断もされずに病状が進行したという事例に少なからず遭遇します。

これと同様なことをしたくないため、風邪薬や睡眠薬を簡単に処方しないようにしています。
胸の音を聴診し、呼吸の状態を見て、本当に風邪なのか他に気管支炎や肺炎を併発していないか、喘息ではないのかなど、本来ならきちんと見極めるべきでしょう。そのうえで、風邪薬だけでなく抗生物質を処方すべきか検討をされるべきでしょう。
眠れないのであれば、その背景となる要因がないかじっくりと話を聞くべきでしょう。

そういった問診技術は、整形外科医はなかなか持ち合わせないのが普通ではないか、少なくとも私にはそこまでの技術はないと思います。
ですから、当院周辺のしかるべき診療科の先生に受診をしていただくことが望ましいとお話をさせていただいています。

整形外科においてもここ数年でいろいろと進歩があるように、各科の診療も新しい知見が取り入れられているはずでしょう。適切な医療を受けられることをおすすめします。

他科で膝や腰の痛みなど整形外科疾患に対して、きちんと評価されていないのは何らかのリスクがあると考えるべきで、整形外科の受診をしていただくよう、強くお願いいたします。
生命には関わらないものの、介護に関わる可能性もあるので特に高齢者においては骨粗鬆症の評価も含めて、当院への受診をおすすめいたします。

写真は昨年2月にコロナ感染拡大のギリギリ直前に奈良へ学会に出かけた際に、「高速餅つき」で有名なお店を通りかかった際の写真です。「餅は餅屋」のたとえの写真で、本文とは直接関係はありません。

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診療所の医師の大多数は医師会に加入しているので、地域医療の仕事がいろいろと回ってきます。
私も学校医、介護審査認定委員の仕事や、夜間休日急患診療所の当番があります。また今年は新型コロナウイルスワクチンの接種についても医師会の会員の先生方が担っているわけです。

6/5の休診日は石橋のきらら館で14時から16時頃まで新型コロナウイルスワクチンの接種の問診の当番でした。
医療従事者枠のおそらく最終日でしたが、大多数の方が2回目の接種で、医療機関の方と、薬剤師会関連、消防救急の関連の方々ということもあり、スムーズに接種を受けられたように思われました。
きらら館は当院から車でも20分ぐらいはかかるでしょうか。旧石橋町の施設だったもので、かつては下野市の介護認定審査会もこちらで行われていました。
交通の便のよくないところにありますが、車社会の北関東では、むしろ駐車場がひろくとれるということで、ちょっと町はずれに施設が作られたりします。
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医師会の主流は内科の先生で、多くの先生方の休診日が木曜・日曜と土曜の午後と祝日というようなパターンだったりしますが、多くの医師会の先生方の休診の日・時間帯に接種が行われるので、当院は週末や祝日に診療を行うこともあり、ワクチン接種の当番にうまく関わることが出来ずにいます。
接種の曜日がもう少し多いと思っていたのですが、休診日が違うことでお手伝いが十分に出来ず申し訳ないところです。

6/5はその後に小山地区医師会の夜間休日急患診療所の当番でした。
こちらは19時から22時頃までです。

小山地区医師会は小山市・下野市・上三川町・野木町という広範囲の医師が当番で対応します。当院から夜間休日急患診療所のある場所までも新4号を使っても移動に30分以上かかります。
外科系の医師の当番は週末のみで、当院は日曜は毎週診療があるので、私は担当する場合は土曜だけです。
以前はもっと気軽に受診される方がいらっしゃった気がしますが、新型コロナの感染拡大後は、受診される方が少なくなった印象です。
もともとこの夜間休日急患診療所の性格上、レントゲン撮影をはじめとして検査もできず、専門外の診察になることもほとんどなので、外科系への受診は少ないのですが、内科系の先生の担当される受診者が減ったように思います。
このご時世なので、発熱があれば施設内ではなく医師が外に出向いて、車の中にいる方を診察するという決まりになっています。
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2箇所の医師会の仕事で移動時間も含めると7時間ぐらいは費やしました。
休診日でもいろいろな仕事があって、完全にオフという日は月に1回ぐらいかもしれません。



中学の春の県大会が行われています。中3にとっては進学へのアピールの場であり、最後の夏の大会まであと1か月で調整の場でもあるかもしれません。
高校生も高3の6月で敗退すると最後の大会になる種目もあるようです。高校野球も夏の県大会開幕まで1か月となりました。

学校とスポーツを並行しながらさらに受診をするのも大変なので、リハビリが行えても週に1回という状況では、大会に向けてリハビリの治療が間に合わないという現実がでてきます。

例年のことではあるのですが、エコーを見ながらの注射を併用し、試合を乗り切るという対応を中3や高3は行うことがあります。勝ち上がることで進路に関わってくるような場合は目先の大会を注射+リハビリで対応し、秋以降は進学後に備えてじっくりとリハビリに取り組むという対応をすることがあります。
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一方、社会人野球や独立リーグのプロ野球選手は自分の立場・居場所・契約に関わるので、注射を打ちに来院することがあります。チームにトレーナーがいるのでリハビリまで行うことはほとんどありませんが。彼らは平日の試合や練習のない時間帯を狙って来院できるので、空いている曜日の空いている時間帯に来院して、さっと帰っていくことが可能です。


中学生や高校生は試合の日は授業を欠席して試合に出ることもあるわけですが、治療になると夕方に集中するので、リハビリがなかなか予約を入れられないとか、注射を打ちに来られないなどの問題が生じます。
37℃台の発熱でも学校を遅刻して内科に受診するような感覚で、整形外科の「病気」で注射を打ってから学校に行くというようなことが一般的になるといいのですが、骨が折れてなければ大した「ケガ」ではないと本人も周囲も思い込んでしまう傾向がまだまだあるので、授業中は痛いのを我慢し、治療が後手後手に回るケースが少なくありません。
スポーツでの進学となるのであれば、無遅刻無欠席よりも、早急に痛みを和らげて早めにスポーツのパフォーマンスの回復を図るべきで、医療機関への受診を優先していただければと思います。

大会を前にしたスポーツ選手では、湿布を貼るとか電気をかけるとかの治療が有効とは考えられず、時間の浪費にさえなります。
原因となる筋肉・腱・神経などの周囲を生理食塩水を中心とした注射ではがしてあげることでこれらの組織の動きがよくなり、神経のセンサーが反応するほどの刺激にならなくなることで、痛みが減少し、比較的スムーズに筋・腱が動き出すことでパフォーマンスの改善につながると考えられます。

注射は生理食塩水が主ですが、わずかに麻酔を混ぜてあるのが一般的です。痛みがきついときは麻酔の濃度を上げたり、ステロイドを混ぜることもあります。
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当院では診察室で2台のエコーの検査装置を設置して効率よく診療を行っています。
注射を何か月も打ち続けるわけではなく、多くの選手は注射に来なくなる日がやってきて、チームや選手のSNSをみると活躍できているようにお見受けすることも多いです。

予約がなくても注射を待たずに受けられる可能性が高いのは、やはり火曜日と水曜日の11時台と15時台です。うまく活用していただければと思います。

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