薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2021年09月

当院から小山ベースボールビレッジは車で20分もあれば着いてしまうので、ときどきですがエイジェックの選手や栃木ゴールデンブレーブスの選手が来院します。

それぞれのチームにはトレーナーがいるので、当院でリハビリを行うことはほとんどなく、エコー像を見ながら注射を打つという対応が主になります。

特にBCリーグのプロ野球としてのゴールデンブレーブスの選手は、NPBをめざし数年の勝負で栃木に在籍をしているようで、今年も退団の選手が発表されました。
何名かの選手が当院で注射を打ったことがありますが、栃木を去ることになりました。
彼らにとっては栃木はステップのひとつでしかないとは言え、知っている選手がいなくなるのは何となく寂しいものです。

甲子園常連の強豪校を卒業し、大学野球もやって、栃木から離れた地域から野球で上を目指すためにやってきたわけですが、次のチームに行くのか、引退するのか、20代なかばでも年齢が上になってくる厳しい世界です。

新しいチームあるいは新しい世界で活躍されることを期待します。

選手たちが野球に向き合う情熱と同じぐらい我々は医療に取り組んでいるかと自問自答することもあります。彼らの人生を医療が左右しかねないという責任感も持ち診療に取り組んでいく必要があります。

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 来年4月に理学療法士・医療事務・メディカルクラークとして入職を検討・希望される方の見学・応募を受け付けています。
 締め切りは11月15日ですが、すでに見学にこられた方も何名かいらっしゃいます。
 見学・応募いただいた方を全て採用できるわけでありませんので、書類・作文・アンケート・面接のうえで幹部が総合的に検討をさせていただき、合否を判定いたします。

 地価の高い首都圏と異なり、当院は北関東のさらに県庁所在地ではない地域にあるため、広い敷地で診療を行っています。
 新卒で採用した20代のスタッフが多く、成長途上の施設です。
 自治医科大学キャンパスに近く、自治医大やその関連病院からのリハビリ目的の紹介も増えています。  
 運動器リハビリテーション(I)を行っている施設はまだ栃木県では少ないと思われ、県北部や県東部からの初診も多くなっています。
 また、野球をはじめとして、スポーツ整形外科のリハビリテーションにも力を入れており、宇都宮市内の高校から、宇都宮ではなく当院でリハビリを行うために受診するケースも多いです。
 屋外でリハビリができる施設は栃木県でも他にはまずないと思われます。
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 常勤理学療法士は10名ですが、今後卒業をするスタッフもいるため今後も10名前後での診療を行う見込みです。

 
 当院ではWEB問診も併用したネット予約と電子カルテをリンクさせた診療を導入しており、医療事務スタッフの仕事も重視しています。今後は受付業務の様々な省力化や、待合室の環境改善も推進していくうえで、コミュニケーションとアイデアの豊かな人材を募集します。
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 さらに、カルテ入力を診察室で行っていただくメディカルクラークも募集しています。
 受付カウンターで患者さんと会話をするのではなく、診察室内での院長の診察所見を入力いただき、病名の管理や診療規則に沿ったスムーズな診察を行うためのプロとしての仕事です。
 また別なメディカルクラーク業務としては事務室で裏方に徹して、電話対応のほか、診断書や紹介状など文書作成の補助やバックヤードの物品の管理、あるいは事務長のアシスタントとしての発注管理の補助、院内掲示物の作成などの業務を希望される方も募集します。患者さんと対面で接するのが得意ではないという方にも仕事をしやすいかと思います。
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 いずれの職種も若干名の募集です。
 まずは施設見学をしていただければと思います。
 大学病院や総合病院のような大きな組織ではありませんので、顔も名前もわからない人がいる職場ではありませんが、非常勤スタッフも含めると30名前後での規模で運営しています。

 お問い合わせや見学申し込みをお待ちしています。

 


 
 

当院には宇都宮 以北の 矢板市 、さくら市 、那須塩原市 から 、あるいは東側の茂木町、芳賀町、益子町からリハビリ に来院されている方もいらっしゃいます。
単なる「薬の処方と電気治療」を求める方は近所の受診をおすすめしますが、理学療法士 の40分間のリハビリやエコーを見ながらの注射を希望される方は、遠くからでも来院されています。
エコーを見ながらの注射では遠いところでは日光市から通院を続けている方もいらっしゃいます。
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当院では「電気治療」はほとんど行っていません。運動器リハビリの前処置として一部の方に行うことがある程度です。

運動器リハビリを理学療法士が行っていない施設も多いです。
健康保険の制度上、運動器リハビリテーション(III)として認められてはいますが、看護師や柔道整復師、あんまマッサージ師に簡単な研修を受けさせて
「セラピスト」として扱い、体操の指導をさせているところもあります。当院もかつてはあん摩マッサージ師がいたので、一時行っていましたが、理学療法士とは比べものにならないため、退職前から中止しました。
個人の感想ですが、「セラピスト」の制度は無理があるような気がします。

また昭和の時代から続く牽引、渦流浴、低周波、干渉波、あるいはウォーターマッサージなどを「リハビリ」と言っている施設もあります。これらは厳密には運動器リハビリではありません。
先ほど述べたように、運動器リハビリの前処置としてこれらの機器を用いることは「あり」かもしれませんが、それだけではよくならないことが多く、結局その場かぎりのリラックスになることも多いはずで、毎日のように高齢者が街の整形外科や接骨院へ出かけ、
診療開始前から玄関前に並び、これらの治療を受けているという図式はよく見かけるところです。

そういった医療を求めず、きちんとリハビリを受けたいという方々が、遠方から当院まで来院されます。
運動器リハビリを理学療法士が行っていても20分(1単位)だけという施設も少なくないようですが、当院では40分(2単位)で実施するのを原則としています。
2か月に1回程度ですが、整形外科リハビリテーション学会の理事の先生に講義と実技指導、さらに実際の奨励の指導をいただき、理学療法士の技術向上にも努めています。
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休診日・診療日も含めて、他の施設と異なる診療システムになっている点が多いため、当院に受診してよかったと思う方もいる一方、湿布処方もほとんど行わないことから、湿布や電気治療を求めて来院する方には敬遠されることもあります。

運動器疾患の原因のベースには筋肉の出力や動きの機能低下があると考えられます。
それに伴い、関節の動きや神経の動きにも悪影響を及ぼし、関節周囲の関節包・靱帯・腱などの組織が硬くなり、骨の位置関係が乱れていき、やがて軟骨が偏った摩耗をして、ついには骨も変形していくという図式で説明できることが多いと考えています。

だからこそ理学療法士による運動器リハビリが必要と当院は考えますが、運動器リハビリ以外の治療だけ行う施設もまだまだ多く、そのような治療ではなかなかよくならないことも多いと考えられ、長期化していくと慢性的な痛みにかわります。
年齢のせいにされたりすることがありますし、メンタルの問題にされたりするケースもあるようです。
長期化して強いくすりを使うこと自体は否定しませんが、やはり並行して運動療法が行われるべきと考えます。

なお、当院は原則予約診療です。1時間あたりの診察予約人数に限りがあり、言わば列車の運行のようになるべくダイヤを守る必要があります。
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ご自身でネット上の検索をして、「自分の症状に似ているから」とか「ネットに書かれていたから」と自己「診断」をしてこられる方もいて、病状の説明がご自身の考えと異なると話が長くなることもあって、限られた時間の中で処置や処方をする必要がある場合に、問診を中断せざるを得ないことがあります。「話を遮られた」などと思い込まれることがあるかもしれませんが、予約診療のためご理解をいただければ幸いです。

大多数の方に当院の治療をご理解いただいており、リハビリを継続のために、1時間半ぐらい移動にかけてでもお越していただいている方も少なくありません。
当院の治療方針をあらかじめご理解のうえ受診をいただき、予約診療で積極的にリハビリを行っていただくようお願いいたします。


 東京や大阪などの大都市圏、あるいは地下鉄が走っていたりバスも利用しやすいような都市では考えにくいでしょうが、当院に通院される方のなかには、何年も電車もバスも乗ったことがないという人たちが少なからずいらっしゃいます。

 生まれて初めて電車に乗るのが小学校の修学旅行という子もいたりして、高校に入るまでに人生で数回しか電車に乗ったことがない子が、電車通学で高校に通い始めると、最初の1週間で今までの人生の電車に乗った回数を上回るという現象が起こります。
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 大人が歩かない・歩きたくないので、子どもをつれて車で出かけるのが当たり前になっています。
 中学は自転車通学という学校も多く、歩くのは小学生の登下校ぐらいと思っていたのですが、9月の学校再開の日に雨だったので車で小学校まで送ったというケースがありました。
 雨だから傘をさして歩くということも減ってきている印象です。

 高校生も電車通学かと思いきや、高校まで車で送迎という生徒もいて、歩くのは校門から下駄箱までという高校生もいたりします。

 生活の中では歩かない生徒がスポーツでケガをするのは予想されることで、防げるケガ・防げる故障という気がします。
 
 200mでも車に乗る、道路を挟んだ目の前の大型店どうしの移動も車に乗る、ゴミを出しに行くのも回覧板を回すのも車に乗る、これらは実例です。

 そういった大人の元で育てば、修学旅行で身体が痛い、ディズニーランドに行ったら「歩きすぎ」て痛い、学校の授業が3時間目で疲れる、テストの途中で集中できなくなるといったことが起こる生徒も出てきます。受験のためにリハビリで筋力強化をするという事例も出てきました。

 10分立ち続けると疲れるという生徒が、栃木から都内まで電車で通うとつらいということになって、都内でアパートを借りて駅から徒歩10分以内で物件を探そうと考えると、引越や家具を買うことまで含めれば数十万~100万近くかかりかねないので、そんなに金がかかるなら、栃木の大学に通えば車を買ってやるという話になり、都内の大学に進学するのはやめて、車で栃木の大学に通うという学生も多いわけです。
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 栃木の大学には栃木や周辺の県からの進学が多いので、やはり車社会の人が集まり、付き合う相手も栃木県出身で、結婚し栃木の会社で仕事をし続けると、歩かなくても困らない生活が待っています。
 そして次の世代も歩かない・・・ということが、来院されている方においては、繰り返されていることが多いように思われます。

 踵をつけてしゃがめない、前屈しても床に手が届かない、片足立ちが安定してできない、すぐに姿勢が悪くなる、すぐに疲れるという子が増えてきました。
 
 成長途中の子どもたちには、骨も筋肉も強くしていくような物理的な刺激が必要です。ダッシュやジャンプではなくてもよいので、長く立っていられる・歩き回れる・階段や坂道を上り下りできるような筋肉にしておくことが望ましいです。女子の場合は将来の骨粗鬆症の予防という意味でも重要です。
 学力はあるのに、筋肉の問題で志望校のレベルを下げるという事態が起こりつつあります。
 筋肉が将来を左右しかねない状況も考えられる時代になったかもしれません。
 是非生活の見直しをしましょう。

 甲子園の夏の高校野球が8月下旬に終了してせいぜい2週間というところで、各地で秋季大会が始まります。
 栃木県は9/11開幕で 組み合わせ も発表され、県立高校がシードに5校入る一方、私立の強豪校が早いうちに当たることで波乱も予想され、楽しみです。

 ただし、緊急事態宣言の影響で県立高校は練習が平日90分のみの制限があり、練習不足のためのケガや故障の発生も少々心配です。
 また1回戦は一般の方は観戦できないですし、今後の展開によっては観戦の制限も続く可能性もあります。
 下野新聞にはベンチ入りメンバーが紹介され始まりました。
 1年生も多くの学校でベンチ入りしています。
 中学時代から有名だった選手がベールを脱ぐという楽しみもあり、そして新チームが始動してから時間が短いこともあって、意外と強豪校が早めに敗退したりして、優勝校を予想するのも楽しみです。
 引き続き、試合中のケガに対応できるよう、休診日を利用して大会本部に入る予定でいます。
 ケガと感染が起こることなく、大会が無事に行われることを期待しましょう。

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