2022年までは毎年札幌でスポーツ整形外科の学会があったのですが、学会の再編成に伴い札幌で行うわけではなくなり、2023年は新しいスポーツの学会が広島で行われました。

 札幌で学会が開かれていた当時は、NPBの試合日程を調べて札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズ試合が開催される日と重なる場合は、チケットを取って学会後の夜に試合観戦というのが楽しみのひとつでした。

 昨年の広島での学会の開催の際も、行ったことのないマツダスタジアムでの試合をひとり雨の中観戦しました。
 
 2023年のエスコンフィールドでの公式戦も観戦したかったのですが、学会もないのにプロ野球のみ観戦に行くという時間が作れず、年末を迎えてしまいました。
 たまたま北海道に行く用事ができたので、そして野球のない日でもエスコンフィールドは営業しているという話を聞いていたので、ホームページを調べてみると、年末年始はグラウンドに降りられるというイベントもあることが判明し、大晦日に新千歳空港到着後、JRでそのまま札幌には行かず、はじめて北広島駅に降り立ちました。

 広島市の隣に東広島市がありますが、その昔広島出身の人たちが開拓したらしい北広島市は千歳と札幌の間にあります。

 大晦日で混んでいて着陸がすぐにできなかったようで、新千歳空港の到着も遅れ、空港内で遅めの昼食を取ってから向かったので、北広島到着は15時過ぎになってしまいました。

 予想していた以上に北広島駅の周りは静かな街並でした。駅前にタクシーが1台いたので、それに乗って雪道を球場に向かいました。

 長い坂道のうえにエスコンフィールドはあるので、タクシーの運転手さん曰く「駅から歩く気はしない」という道のりです。雪のない季節の試合前ならのんびり散歩してもいいかもしれませんが、試合後も駅まで歩くのはちょっと億劫な感じが確かにします。
IMG_5815

 でも、坂を上がって行くにつれて全貌を見渡せるようになると、エスコンフィールドの大きさに圧倒されます。
 雪で薄暗い時間帯でしたが、春や夏は気持ちがよさそうなロケーションかなと想像しました。
IMG_5832

 ファイターズのグッズショップや飲食できる店も限定的ながら営業していることもあり、試合がなくても球場内は無料で入れるようです。スタンドにも入れるので、スタンドから見下ろせるブルペンの様子もわかりました。
IMG_5840

 今回はホームベース付近に「神社」をつくり「初詣」をできるようにするイベントですが、年末から開催しているため大晦日は大変空いている状況で、グラウンドのフェンス周囲のアンツーカー部分だけですが、降りることができました。

 ベンチに腰を下ろすこともできました。
IMG_5877

 天然芝はもちろん、人工芝も触っちゃダメという指導でちょっと残念でしたが、グラウンドレベルから見上げるスタンドや天井、あるいは大きな窓は他の球場とは違う「建築作品」という感じです。
IMG_5870

 春・夏の試合のある日だけでなく、試合のない日にももう一度行ってみたい気がします。
 ホテルやサウナの利用や、球場で作っているビールを飲んだり、今回観られなかったショップに立ち寄ったり、野球以外の楽しみもありそうです。

 何年後かにJRの新駅ができると、電車の利便性もよくなると思われ、北海道への旅行や出張の楽しみが増えるはずです。個人的には。