年末年始は 寂しいと、よく思っていました。
そう言う人はよく居るような気がします。

まず、いよいよ冬本番に入ってきて、温もりが欲しくなるというのもあるでしょうが、

クリスマス、忘年会シーズン、お正月と
年末年始は、家族やごく親しい人達と
祝い喜ぶ時というイメージがあるから？

祝い喜ぶ時に、なぜ 寂しい？ (ﾉ_･｡)?

それは、
普段より皆が、ハイテンションになって楽しむ時に、
自分も一緒に楽しもうとしながらも

もうひとりの自分が

心から楽しんでない、心から幸せとは感じていない自分を見つめていて

その寂しさが際立ってしまう
と いう 感じがしていたからです。


依存症者なら、ちょっと心の中を覗いてみて下さい。

依存症者って、年末年始じゃなくても

『ごく普通の日々でも』

例えばアルコール依存症者なら、飲んでる時
たとえ楽しんで飲んでるつもりでも

いつも 陰に、
本当は「心から楽しめない、心から幸せと感じられない」
もうひとりの寂しい自分が
自分を見つめている感じって、ありませんでしょうか？

そして、それを打ち消すように必死に
アルコールなどの依存物質や、依存行動に
のめり込むのではないでしょうか？


心に隠れた
「心から楽しめない、心から幸せと感じていない」
もうひとりの自分が、居ないでしょうか？


私は、「寂しさ」というものを感じる時、同時に存在するその
「心から楽しめない、心から幸せと感じていない」
もうひとりの自分と いうものが


自責や自罰の思考、自己否定の思考をする自分であると
気が付いたのです。


言葉というのは、便利なようで不便なものです。

ある感情や状態を、
例えば「寂しさ」という言葉に
置き換えたとたんに

思考停止する と いうか

本当はその心の状態が
どういうものなのか、いったい どこから来ているのかなど、

本当の意味を感じ取ることを
投げ出してしまっている場合もあると思うのです。


だから、「寂しさ」という感覚を
「寂しい」という言葉にして終わってしまうのでさなく、
ばらばらに解体して？覗き込んで見る
みたいなことを、してみたんです。

そうすると、
「心から楽しんでない、心から幸せと思えない感じ」
を覗き込んでいったら


「私は弱くてダメな人間だ」とか
「私なんて好かれない」とか、思っている


『自責や自罰する自分』が、そこに居たんです。


「寂しさ」というのは、自責や自罰の念があってこそ、生まれてくるのだと思うのです。

それは、自分の頭の中に
「自分を責める人」と
「責められて、しょげて悲しくなっている、寂しい人」が
２人同時に居る感覚でもあります。

この頭の中の「自分を責める人」が、
インナーペアレンツと言われるものでしょう？
トラウマと言ってもいいのかもしれません？
わかりにくいけど、居るんですよ。「責める人」。
よかったら探してみて下さい。


「怒り」というのも、自責や自罰の念から、生まれてくる場合があります。

それは、自分の頭の中に、たえず「自分を責める人」と「責められることに怒っている人」が居るから、

「自分を責める人」を他者に投影して

自分の「頭の中の、自分を責める人」の役割を他者に背負わせて、
怒りをぶつけている場合があるのです。

「寂しさ」と似ている感情に、同じく依存症者にとって危険である
「自己憐憫」という 感情？ 状態 がありますが、

これも、頭の中にたえず「自分を責める人」が居てこそ、
たえず「可哀相な自分」という感覚が生まれてくるように思えます。


私は一度、徹底的に
「自責、自罰、自己否定しているもうひとりの自分」を探してみることが、
「寂しさ」の軽減に繋がったと感じています。


この歳になると、
自分を責めていても、責めてなくても
「皆 平等に人生は短いんだよなぁ～、アッッというまに終わっちまうよぉ～？」って
感じ始めていますから（笑）


今年、最後の更新になりました。

２度目の、お酒なし年末年始を越えられますのも、
読んで下さった皆様方のおかげでございます。

本当にありがとうございました。<（__）>

皆様、どうか良いお年をお迎え下さいませ。