青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

2015年07月

首都ホニアラの交通状況はすごいです。

赤信号みんなで渡れば怖くない、と日本では言ったりするが、ここホニアラには信号がありません。

メインストリートには絶え間なく多くの車が走っています。
交通渋滞は頻繁に起こり、少し気を抜くと命を落とすのではないかた思います。
車の種類は日本からトヨタや日産などの中古車を輸入しています。
また、車のサイドに大きく日本語が書かれているものが多いです。その意味はおそらく理解されていないでしょう。海外でのあるあるですね。

そんな渋滞の道を横断するときが、集中力を一気に高めて命を守ろうとする瞬間です。

しかし、私が驚くのは、人が道を渡ろうと構えているのに気づくドライバーは、スピードを緩め、アイコンタクトでにっこり笑顔を返しながら、渡り終えるのをゆっくり待ってくれます。信号や、横断歩道などのルールがなくても、自然とつくりだされる人間の良心からくる、人の中でのルールがあることに気づきます。人>車という強弱の関係をしっかり理解し、強いものが気を使い優しく振る舞うような道理がつくりだされているように感じました。

P7100083

今週末はマルーへ船で向かいます。マルーとアウキの間は、舗装されていない道をひたすらトラックで5時間かけて移動します。

ホニアラにある中央市場です。

品ぞろえは豊富で、一つの種類の野菜だけでも大変ボリュームがあります。
売り手はどっかり椅子に座り、じっと客を待っている様子。強引な客引きや、華麗なアピールはしようとしません。

家族ぐるみ(ソロモンではワントークという)で小さい子供も一緒に野菜を売る姿があります。
目が合うと、にっこりとほほ笑みを返してくれます。「ごめん」、、と思いながら、その店を通り過ぎてもにっこりしたまま、心の中で「またきてね」と言っているように思わせてくれます。優しいな。


お芋を買うときに、その店主であると思われる、大きくお年を召された女性が私の言っていることが分からなく困っていました。
習いかけのピジン語を必死に話しても伝わらない。大きな声で話してみても伝わらない。そんなとき、隣の店の若いお姉さんが英語で話しかけてくれ、通訳してくれることによって、何とかその場をしのいだ。英語を話せる人もなかなかいない。
若い女性の店も同じ野菜を売っていたけど、おばあちゃんの代わりに必死に通訳し、私が払ったお金もおばあちゃんの懐に入れ、自分の店のアピールはしませんでした。普通なら、「私の店でも買っていってよ」と言いそうなものですが、控えめで謙虚で優しいソロモン人がそこにはいました。いい人たち。

20150714_135049


今日は、野菜スープを作るためにピーマンと玉ねぎと芋を買いました。

マルーでも野菜を作ろう!そう思い、8種類の野菜の種も購入しました。


今日は日曜日の休日。

海岸でご飯を食べていると、骨付きチキンをおねだりするように
犬たちがやってきました。
小柄で白黒のかわいいオスと、クリーム色の同じサイズのメス犬。
そして、それにつれてお父さん似の子犬たちもついてきました。

この犬たちは、さみしそうな目で私の食べるチキンを見ています。
これはいっちょ太っ腹なところを見せてこの犬たちにチキンをあげよう。
そうじゃなかったら、もしかしたら急にお父さん犬が怒って私のふくらはぎの
チキンより大きな肉にかぶりつくかもしれない。

そう思ったとき、海岸で遊んでいた子供たちが
大きな石を持って、その犬たちめがけて走ってきます。
その犬たちに石を当てる真似をしながら、私から犬たちを遠ざけてくれました。

本当にありがとう。優しい子供たち。
心から感謝したい。

サンキューサンキューと言いながら、アイコンタクト。
にこにこしながら何か嬉しそうに集まってくれた。

わっつゆあねーむ?みーねいむ ・・・。そろもんでは、
英語でなく、英語が崩れたピジン語を話す。

すんだ瞳。きれいな瞳。いきいきした瞳。
未来をこんな目で見つめている子供たち。
未来を背負っていく子供たち。

P7120069

この地で子どもたちと必死に関わっていこう!

↑このページのトップヘ