ココラコ(鶏)が最初に泣き始める時間(午前5時頃)はまだ辺りは真っ暗で、動物たちも我が先に朝の始まりを告げて良いものか控えめに迷っているような感じがします。
ソロモンに来て、2つ目の月が終わろうとしています。
時が経つのは本当に早い。
生き急ぐ必要はないと思うけど、その気持ちと、早く過ぎ去る日々を切なく思う気持ちとが葛藤を起こすと、やはり、自分が決めたことや、今しかできないことを優先したくなります。
月曜日はエキストラクラスでの「プレゼンテーション」の日。
そして、週一回のマルーへ向けた「MESSAGE」発行の日です。
第2号MESSAGEが出来上がりました。
朝は、電気が学校に来ていなかったのでプリントは遅れましたが・・・(電気が来なかったり、水が来ないことは頻繁にあります。こういうときは、まず笑って楽しむ。)
A4の用紙に2つの写真(2つの内容)とそれにメッセージを書きます。
日本で書く学級通信に比べれば文章量も内容も格段に少ないですが、続けることを第1の目標にして、このペースで変化を持たせながら発行したいと思います。
今回は先週まで来ていた、数名の教育実習生について書かせていただきました。
人懐っこくて、授業を見てもお兄ちゃんお姉ちゃんって感じで、授業も崩壊気味だけど、楽しそう。
首都ホニアラの国立大学の教育学部に通っているために、マルーの人々より、パソコンや、最近の音楽、世界のテクノロジー、世界の情勢について少し詳しくて、日本から来たよそ者に対して食いつき方が強烈なイメージ。
しかし、限られた者しか唯一の国立大学に行くことはできないこのソロモンでは、エリート中のエリートたち。
ぴちぴちの若さをたっぷりいただきました。(クレイジーさでは負けていなかったような)
しかし、感動したのが、4名ほどの教育実習生は、数年前まで、このマルーのアーノンアトメア中高校に通っており、ほとんどの先生が知っていたということです。
この地で誕生し、一生懸命愛情をかけて、手間暇かけて、ゆっくりじっくり丁寧に温かく育てた我が子が、立派になり故郷に帰って来てくれること。
世界中どの国へ行っても、自分の教え子が再び訪れてくれることほど嬉しいことはありませんね。
まだまだ、新米教師ですが、見返りを求めず、嫌われても、罵声を浴びせられても、どうしようもない悪ガキでも、その子に奇跡的に出会い、将来に1ミリでも影響を与えた存在として、気になって仕方ありません。
違和感なく、良い感じで緊張感がなく、先輩先生と家族のように接し、実習生も堂々と自信を持って教えている感じがします。
日本の教育大学であれば、附属の学校で教育実習を行ったり、他の大学でも母校でない学校で行うことも多い気がします。
母校で行う意味はアットホームな空間以外にももっと意味はありそうです。
もう一つは我がクラスフォーム4について書いてみました。
興味津々で私がどんな変なことを書いているのかと覗き込んでくれます。
(今回は本当に大したことは書いていない!!ごめん!!徐々にいこう!!)
理科で波長について力説した後、50回のうちの第2回目のプレゼンテーションを行いました。
①日本の幼稚園、小学校、中学校、高校などの学校の種類についての概要(3分)
③クラムスクール(塾)について(3分)
④日本の学校の手作りムービー+説明(20分)
ムービーに関しては、最後の学年の卒業に向けて作ったムービーを上映しました。
自分も久しぶりで、少し胸の奥がくすぐったく、また、こみ上げてくる熱いものを感じました。(去年の3年生には申し訳ない、見せちゃいました!)
マルーの子たちはもちろん映像に吸い込まれていました。
所々笑いもあり、好感を持っていてくれそう。(よかった)
出来れば実際に交流できたりしたら面白いかな。
大丈夫!日本の子どもたちも、みんながそうであるように、みんなのことが好きになろう、友達になろうとしてくれるよ!
そして、自分も、改めて今目の前にいる子たちに全力で愛情を注いていきたいと決意できました。