大使館事業の学びを終え、そのままこの島で唯一お金をおろすことができる、アウキという一番大きな町に行かせていただきました。
この町は、車も走っており、中国系の店が数十件並んでいて、生活用品は手に入ります。
また、宿泊施設もいくつかあり、そこに泊まることができました。(1日だけ別世界です!)
私の宿泊した「BHファミリーイン」には沢山のソロモンの人々が滞在していました。
個人部屋はなく今回は雑魚寝です。楽しい!
他国へ行ったときにホステルなどでは部屋をシェアするスタイルが多いです。そういった環境では、少し浅い繋がりですが、色々な人との出会いを楽しむことができます。
「ハローマイフレンド!」(お~こんにちは!調子はどうだい!)
いきなりこんな感じで握手にハグに親密な関係になるのも珍しくはありません。
普段ならば貴重品などは肌身離さず持っておいたり、カバンを常に持ち運ぶなど、盗難防止には気を付けますが、今回はそんなのはいりませんでした!
なぜか!?みんな先生だったからです!(奇跡!)
ソロモンはどこも同じ時期に休みになるため、その休みの間にアウキで、日本で言う「教員研修」が行われていたのです。
初任者にはまだ研修はありませんが、一般職員に対してはこのようにして研修制度があることを直接話す中で知ることができました。
今回の研修では、1週間の合宿形式で「学校のリーダーシップ」について学んでいました。ものすごく興味深い!
☆学びの共有
①ソロモンの多様な民族が一緒に暮らす環境の中では生徒にも教員にも一人一人の「アイデンティティー」(個性)を尊重することが最も大切なリーダーの素質。その個性を“生かす”とか“引き出す”というよりは“受け入れる”“大切にする”という姿勢が必要である。
②教員、生徒に対して、平等の意識、一人ひとりを信じていくこと、平等に“生活の質を向上”させていくこと。道徳的なリーダー性が必要とされる。
※簡単に書いているので、実際はもっと細かく深い内容を議論しているようです。
※その研修会には飛びこむ時間がなかったのが悔やまれます。
今回の先生たちはインタビューにはなかなか答えてくれません。
なぜか・・・。そんなことより、日本について知りたいのです!
「では今から二つの授業をします!」
そういって、運よく持って来ていたパソコンを使っての模擬授業を先生たちの前で行います。
今日のこの時間しかこの先生たちに伝えることができない。そう考えたときに、今手元にあるデータで、インパクトがあり、海外の人が誤解している内容を二つとりあげよう!
☆地震と津波に関して。特に東日本大震災。(先生たちから要望があったため。)
☆日本のライフスタイルと、寺・神社・宗教・侍などについての伝統文化。(生徒向けのプレゼンデータがあったため。)
沢山の先生たちと、このホテルのオーナーも来てくれました。
先生たちは熱心に聞きます。
自分の国に「興味を持ってくれる」ことは素直に嬉しいことです。
自然とプレゼンに力が入り、時間も長くなります。
例えば、海外に行って違う国の出身の人が二人並ぶと、どうしても話の内容がどちらかの国に偏ったりすることもあります。そのときに、自分の国にも質問が一つや二つあると嬉しいものです。
色々な資料(モラルに反しない程度)をデータで提供しました。
アメリカでは、フリーラーニング(ネットで無料講義が受けられるボランティアサイト)が普及し、誰でも質の高い教育が受けられるために動いたりしています。
このように、途上国にもパソコンが学校に一台はあるような時代に、もっともっとデーター提供も並行して行っても面白いと思いました。
ところで、隣町(コロフェ)にハワイからの薬草などについて調査に来ている若者を発見!久々の西洋人に会話が弾みます!
そして、マルーに向かう病院のジープを発見!(ついてるぞ!)
そろそろマルーに帰ろう。
「使える部下がいないという勘違い」
リーダーは忘れてはいけません。才能のある部下がいないのではなく、部下の才能を引き出せる人物が、まだこの場にいないだけだということを。(覚悟の磨き方:吉田松陰)
速報!
JICA月刊誌「mundi」の10月号にマルーの写真に思いを書き添えたものが載ることになっています!
是非ご覧になってください!
URL: http://www.jica.go.jp/
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