青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

2016年01月

さらば首都ホニアラ!

と言うことで、先日ホニアラを発つ直前に、お世話になった人たちに対してお馴染みの折り鶴と手紙を渡し少しでも感謝の気持ちを伝えようと頑張りました。

 

まずは、展示場建設のための、1000枚以上の写真を激安の値段でカラープリントしてくださった、女性職員が働くプリントショップに対して、渡しました。

 

10分の1の値段まで引き下げるなど、日本であれば考えられないことかもしれません。

「奇跡」の人々と出会えたことに感謝を示さなくては、逆に後でつらくなりそうなくらいでした。

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そして、もう一人は、フランシスという、マルーのソフトボールが少しでき、野球普及活動の際に助っ人になってくれる人を紹介してくれた方です。

この方は、ホニアラにいながら活動に協力対したいと積極的に応援してくれる人です。本当に有難い!

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また、新聞社に勤めるジャーナリスト、お馴染みジョン・アタイへは、秘書を通じて手紙と折り鶴を渡していただくことにしました。

私のショーもない訴えにも答えてくれ、ショーもない取り組みを記事にしてくれる奇跡の人物です。

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ただ、絶対に渡しておきたかった、ジョン・ケア教授は急用で今遠くにいるそうなので渡せず大変残念。手紙と折り鶴は保管しておこう。

勢いだけで企画した、理科実験DVDはこの教授が居なければ絶対にできなかった奇跡の人物。有難し。

 

 

多くの人に助けてもらいながら、次は本拠地マルーへ向かいます。

 

前回書けなかった、やるべき行動目標を書き出します。

 

○継続すること

・地域通信「メッセージ」の発行。

・毎週月曜日のプレゼン(日本文化)。

・部活動(サッカー)。

・大会開催。

・毎日の他の先生の授業参観。

・プロジェクターを使った授業。

・ゴミ拾い。

・畑仕事。地域の畑も。

・養鶏場建設。

・毎週土曜の音楽活動。

・毎週日曜の教会への参加。

・小学校への出前授業。

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○新たな取り組み(“絶対”実行すること)

・展示場建設。生徒と一緒に。

・養鶏場のオープンセレモニー。地域の人による運営。

・対外試合。

・生徒、教員が書く「メッセージ」の発行。

・研究授業の導入。(まずは自分が見せる)。

・理科実験DVDを使った授業。(調査)

・教室のゴミ箱設置、分別啓発。

・リサイクルバンクの導入。(詳細は後日)。

・地域写真DVD、理科実験DVDの生徒による販売。利益は勉強道具へ。

・校舎、教室の壁の穴の補習。板を貼る。

・数学計算問題集の導入と調査。

・生徒へのアンケート。(授業、学校生活、友達関係、進路など)。

☆そして、野球を広める!(3月に本当に道具が来ます!)

・野球道具を送っていただいたことへの子どもたちの感謝レター作成。

 

○“チャンスが到来すれば”やってみようと思うこと。

・アカペラグループ・パイロン(日本のプロアカペラグループ)との連携による音楽活動。

・アウキの職業訓練校への社会見学。修学旅行。

・サッカー大会に日本人を呼ぶ。

・サッカー、スポーツDVDの作成。(サッカー協会、陸上協会との連携)

・体育祭・音楽祭イベントの開催。(スケジュールの確認が必要)

・アウキでの教員研修会での理科実験DVDの使い方などの勉強会。

・養鶏場で生徒が働く取り組み。

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これ以外にも書き忘れている目標がありそうですが、また思い出したら書きます。


 

そして、もちろん、これはあくまでも「計画」です。

ご存知のように、計画は“絶対”にその通りに行かないのが現実。

そして、何が起こるか分からない。事件発生は予想されます。

 

 

そして、全ての目的は『生き方を学ぶ』こと。

 

その為のいくつかの目標は、

 

☆「子どもたち」と、とにかく何でも『一緒に』やる。

☆地域の人とできるだけ「直接」かかわる。

 

 

帰ってきました。

 

2ラウンド開始だ!

 

さあ、どうなる!


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さあ、来週から学校が始まります!!

日本の夏休みのような少し長い休みをいただき、大変,も体もリフレッシュ!

そして、首都隊員さん、大使館の方々、大先輩、旅行先で出会う人々に沢山のことを学ばせていただくことができました。

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知識太り、有言“不”実行では終わりたくない。

 

行動、実行、実践!そんな学期にしていきたい。

 

 

明日、マルーへ帰るトラックが来るためにそれに乗ります。

その前に、マライタ州の州都であるアウキに一泊。ここには前回紹介させいただいたように、数名の協力隊員が活動しています。

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その一人の平松さん。

APSDという職業訓練校で働かれ、経理や学校の活動の一環として行われている、生徒が働くレストランの運営も仕切っておられます。

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その現場を覗かせていただくと、平松さんが生徒と一緒に開発中の、チリソースやいもけんぴが店前に並び、試食などを行いながら、お客さんを集め繁盛している様子が見れました。

 

小学校、中学校、高校から、日本のように「大学」という道よりも、「働く」「社会へ出る」という道に進むソロモンの人が多い中で、レストラン経営、販売などを経験させる実践は、将来が用意に展望でき“子どもたちの目が輝く”一つの要因になっていくと思います。素晴らしい実践だと思います。

 

自分も負けてられない。

 

明日マルーへ行く前にアウキである人達に会っておきました。

 

それは、前回も紹介しましたが、エディーと言う、マライタ州でサッカー協会の会長を務め、全てのスポーツ振興に携わる方と、レジンという藤山さん(オリンピック委員会)から紹介していただいた陸上協会の方と3人で食事をすることになりました。

 

アウキのマーケット前にある、小さなレストランに誘いました。

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2人とも大変社交的で、まだ何のために会うのかなど説明していないにも関わらず、私の誘いにのって来てくれたのです。有難い。

 

今回、この二人と会おうと思った目的は、一つは、マライタ州のスポーツを活性化させる取り組みを少しでも一緒にやっていきたいと思ったからです。

 

例えば、私もサッカー部をつくり、マルーで活動しているために、サッカーの大会があれば子どもたちも大変喜びます。

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サッカーに限らず、スポーツ振興活動は、社会参画、人々の健康促進にもつながっていく大切な分野であると認識しているからです。

 

その「ツール」として、私は、DVDをこの分野でもどんどん使っていこうと考えています。「理科実験DVD」に引き続き、スポーツを活性化する目的のDVDを作成し、人々がスポーツの面白さ楽しさを理解し、興味関心が持てるようにしていきたいと考えています。

 

この3人で話す中で、2人から前向きな良い意見が出てきました。

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スポーツを“大人”に広めるのではなく、絶対に“子ども”に広めていくべきだということ。

また、サッカーに限らず、“子どもたち”が“多くのスポーツ”に触れられるように、ルールや初心者向けの練習方法や、どのように動くかを解説したDVDにすれば、選択肢が自然と増えていくのではないか。

 

例えば、今度、水泳を広めるイベントを開催するそうですが、そこに私が行き、ビデオを回しソロモン人が解説をすることで、”その場にいなくとも”それを見た子どもたちも水泳がしてみたいと思うかもしれません。

また、全く知らない分野のスポーツを紹介することでソロモンの得意分野が発掘できるかもしれません。

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得意のパソコンで理科のDVDを見せながら話を進めると、ソロモン人(ジョン教授)がDVDに出演していることに感激し、とても積極的で活発な議論へと発展していったことに驚きました。

 

話を進めるときの意識

・心からソロモンの子どもたちのためだ、と熱意を持って伝えること。

100%自分の利益はいらないということを“雰囲気”で感じてもらうこと。

・ソロモンの組織を動かす人の協力が絶対に必要だということを伝えること。

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なぜ、ここまでDVDにこだわるのか。

正直、DVDでもワークショップでも公演でもプレゼンでも何でもいいと思っています。

 

これはあくまでも、活動のきっかけ、前に進めるための「ツール」であって、目的ではありません。

 

例えば、サッカーDVDをつくるために、サッカートレーナーを集め、「研修と並行して」行うことができるかもしれません。

 

研修の中に、DVDに自分が出演できるという“わくわくする”「仕掛け」があれば、もしかしたらモチベーションが上がり、もっともっと学ぶ意欲へとつながるかもしれません。ジョン教授のように。

 

 

DVDで稼ごうとか、DVDで日本のスポーツを広めてやろうとか、そんなことは思っておらず、あくまでも、ソロモンの人々が意欲を高く持ちながら、スポーツ促進に向けた取り組みを積極的に進めていこうとする“起爆剤”としての役割を果たしてほしいと思っています。

 

そして、最後のショッピング。
チャイニーズショップでのこぎり、かなづち、釘、ペンキ、はけ、ボンドなどを購入。
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”趣味の展示場”です。
えっ?本間にやりますよ!
楽しみだ。
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さあ、子どもたちが待っている!そろそろ帰ろう!


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ソロモンの首都、ホニアラを後にし、任地であるマライタ州、マルーへ移動しています。

 

 

ホニアラにいる間にやり切った最後の実践を紹介します。

 

この長い休み期間に企画をした、『理科実験DVD』第一弾がついに完成しました。

DVDへの書き込みや、ディスクの容量の問題があり、少し時間がかかってしまいました。

 

DVD作成は、自分のパソコンの「ムービーメーカー」というお馴染みのソフトを使用し、そのソフトで、できる限りの編集技術を駆使し、“できる限り”分かりやすく作りあげようと努力しました。

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例えば、今回の実験ではジョン教授と2人だけで取り組み、ビデオを回す役と、実験をする役に分かれたため、どうしても説明が足りなかったり、実験に時間がかかったり、映像がぶれることがありました。

 

そして、最大の欠点が、“音が小さい”(説明の声が小さい)ということです。

 

だから、そのままの状態でDVDに焼いてしまっては、見ている方も理解しにくいものになってしまうことは明らかです。

 

編集の手順としては、まず、分野別(物理・化学など)に画像を並べ、「タイトル」をつけていきます。

 

次に、動画を見ながら、いらない部分(時間がかかった部分・間延びした部分)をカットし、それらをつなげていきます。

 

そして、映像に矢印などの記号を入れながら、文章で説明を加えていきます。

例えば、ビーカーに入った水溶液が何なのか分かるように、「↗塩酸)」といった説明や、実験の初めに準備物などを文字で書いていきます。

 

特に実験の手順は、今何のために何をしているのか分かるように、詳しく解説を加えていきます。

最後に、その実験で何が分かったのか(化学式などを用いながら)、というまとめを加えていきます。

 

解説の文章を映像に加えるだけで、説明の声が小さくて聞き取れなくても、納得できるようなものになりました。

 

今回は、付録として、オーストラリアのケアンズで体験した、気球のガスバーナーで熱気を入れ、浮き上がる様子を付け加えたりして、興味を惹けるように工夫しました。

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完成DVDの時間は2時間18分。

容量は、圧縮しなかえれば約4.8GB

 

DVDは完成したので次のステップへ進みます。

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次のステップは、そのDVDをやき、簡単なこのプロジェクトの経緯と解説、宣伝ポスターをA4用紙に4枚ほどでまとめ、それらを持って「教育省」と「新聞社」(ソロモンスター)を訪れるということでした。

 

前回、ジョン教授にアポをとり、一緒に回ろうと思っていたのですが、急用で教授が来れなくなったので、一人で行くことに。

 

まず、お邪魔したのがソロモン教育省。

教育省の中でも“カリキュラム・教員養成”に携わる部門で働かれている、ギディという男性にお会いすることができました。

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ギディは最初、怪訝そうな表情を浮かべていましたが、目的と経緯、今後の目標などを説明していくうちに、DVDに興味をもっていただけました。

 

そうなったら、パソコンを持ち込み、その場でDVDを見せながら説明するという得意な方法で攻めることにしました。

 

目的は、実験器具がなかったり、教員が実験できるような状況ではない学校でこのDVDを使用し、“少しでも”子どもたちが実験を見て“興味”を持てるようにすることです。

 

この「実験器具や実験室がない」という状況には大変共感していただき、パソコンを持っている教師が率先してDVDを使いながら授業を進める方向性に関心を示していただけました。

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ギディさんもかつて、小学校や中学校で実験がしたかったけど、どうしてもできなかった現実にがっかりしていたのを思い出すとおっしゃっていました。

 

ギディさんとの約束

・教員研修をした際にはこのDVDを紹介してくださる。

・次の学期にアウキ(マライタ州)で教員向けのワークショップを開催するので、そこで、プレゼンの時間を取っていただけるということ。

・今後も協力体制をとるために、いつでも連絡をとってよいこと。

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大変ありがたい。

 

そして、次に向かったのが、新聞社、ソロモンスターです。

 

この新聞社は、何回か私のプロジェクトを載せていただき、ジョン・アタイという友達のジャーナリストも働いているお得意さんです。

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しかし、今日はジョンが居なかったために、新人らしき若い記者にお願いして、このプロジェクトについて、教育省と同じように熱心にアピールさせていただきました。

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まず、SINU国立大学のジョン教授が協力してくれたことに心から感謝していることを、その若い記者に伝えました。ソロモンの先生が出演した初めての理科実験DVDのことを是非ともソロモンの人々に知ってもらいたい。

新聞で紹介していただくことができれば、興味を持ってくださる人が増えていくはずです。

 

 

今回、載せてもらえるかどうかは分かりませんが、今回が無理なら次また売り込みに行けばいい。

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正直、“見られる”DVDだと思います。何をしているかは分かります。

視覚的に感動する実験(爆発、火花、色の変化、泡、ライト)を沢山入れることができたので、子どもたちの興味を惹くことはできます。

一つの実験が10分ほどなので、2時間に詰め込まれた沢山の実験を見ていただくことができると思います。

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そして、何といっても『頑張っている理科の先生!』の姿を見せることはできたと思います。

 

ジョン先生とのソロモンの子どもたちへのメッセージは、果たして届くでしょうか。


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さあ、ソロモンに帰ってきました。

 

いよいよ来週からソロモンの首都ホニアラを発ち、任地マルーへ帰ります。

 

日本でも、夏休みの最後の週になると、学校が始まる焦りと不安でものすごく憂鬱な気分になったのを思い出します。

まさに、今はその状態!!

 

憂鬱になればなるほど、がむしゃらに「行動」して、気分を紛らわすしかない。

 

 

次の学期に向け、大先輩と会い貴重なアドバイスをいただいたり、いくつかのプロジェクトの準備を進めてきました。

 

準備の中の一つである「理科実験DVD」の完成が近づいています。

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思えば先月のクリスマスに、SINU国立大学のジョン教授に理科室を開けてもらい、共同で「理科実験DVD」の作成に取り掛かりました。

 

その映像を見やすいように編集しています。

言葉が聞き取れないところに、字幕で分かりやすくしたり、いらない部分をカットしたり、見出しをつけたりとなかなか時間のかかる作業です。

 

しかし、幸運なことに、思ったよりもカットやトリミングの必要がないほど一つの動画にまとまりがあり、理解できるものになっており、少し編集しやすいことにびっくり。

 

ほぼほぼ完成に近づいています。

何と何と、2時間10分、データ量4.6GBの大作になりそうです!!

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この先、大切になるのがDVDの重要性に対する理解を呼びかけること、そして、宣伝し広めていくということです。

DVDを作ったのは良い取り組みだとしても、目標であるソロモンの理科教育向上に到達するためには次のステップが重要になります。

 

今後のプランとしては、DVDの広告と、DVD解説書、そして、DVDを使いながら、それに沿った授業ができるように“指導案”や準備物、手順を冊子にし、内容の濃いものに仕上げたいと考えています。

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それを持って、JICA、ソロモン教育省、新聞社に乗り込んでいこうと思います。

マルーに今週末帰る予定なので、それまでにこれだけはやっておきたい!

 

これからの方向性はまだまだ未定でどうなるか分かりませんが、とにかく走り続けます!

 

質が上がれば、ユーチューブやフェイスブックといったネットを利用して、世界中へ発信していけるかもしれません。ご期待ください!

 

 

そして、準備の中のもう一つは「環境問題」に対する取り組みです。

 

これは、“コツコツ”をテーマに来学期も続けていきます。

ゴミ拾いから、次は掲示物による啓発活動、リサイクル運動を進めていきます。

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掲示物は前学期子どもたちが作成した、リサイクルポスターをラミネートして張り出すのと、私が自分で作ったものも使用したいと思っています。

 

人々にどう訴えかけるのが良いのか。

よくあるのが、「ポイ捨てをするな!」と言うよりも「いつもきれいに使っていただきありがとうございます。」と感謝を述べるような訴え方の方が効果があるということです。

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自分が選択した言葉はいたってシンプルで、

「私は、美しいマルーが好きです!」

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「私は、きれいなマルーが好きです!」

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「あなたはきれいなマルーが好きですか。汚いマルーが好きですか。」

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こんな感じでいきます!

マルーの人々の目につきやすい場所に掲示していきます。

 

 

来学期は、もうマルーの人々からは“よそ者”とは思われないかもしれません。

自分の力が本当に試される期間になるかもしれません。

たぶん、しんどいぞ!

 

展示場、養鶏場、環境教育、プレゼン、DVD,通信、部活動、大会、理科教育・・・

 

明日、やることを一気に書き出し、有言実行を目指します!


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オーストラリアでも「出愛」が沢山ありました。

 

オーストラリアで広告の見た目から面白そうな、学生が参加する安いツアーに参加してみました。

 

このツアーは、朝10時頃に、町の中心にあるバス停に集合し、一台の観光バスに初めて会う人たちと乗って、“どこか知らない場所”へ行き、そこでバーベキューをしたり、その途中にある町によって散策したり、美しい滝を見たりするものです。

 

バス停で待っている、ぞろぞろと若いヨーロッパ人だと思われる人たちがやってきます。

アジア人は周りを見渡しても誰一人と存在しません。

 

留学時代を思い出します。

毎日のように、スペイン、フランス、ドイツ、イギリス、韓国、その他の国々から来た学生たちと一緒に、パーティーへ行ったり、クラブへ行ったり、旅をしたりしながら交流していていた無敵だった時代。

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何となく、日本以外の人の方が私はコミュニケーションがとりやすいのかもしれないと思うくらいで、何のためらいもなく、物怖じもせずに仲良くなることができます。

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最初の出会いは肝心です。

ポイントは、

「こちらから絡む」ということ、

「興味を示す」ということ、

「気にしない」ということ、

「笑顔」だと、自分では思っています。

 

もちろん、これは“初対面”の話です。

 

長く人と付き合うことで、もちろん人間は理解し合え、どんな人か分かってきます。

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12年一緒にいるのであれば、うまくやっていくために、最終的に必要なのは、日本でもどこでも変わらない、

「人間力」「人間性」

だと思っています。

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その人の「生き方」が見えてきた時に、人は信頼でき、同じ空間に長く居れるのだと思います。

自分はというと、いつも自分勝手な部分が出てきてしまう・・・・駄目だ・・・・

 

そうなってくると、最初の“インパクト”も“面白い出会い”も“いい人ぶった態度”も通用しないと思います。

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「長く付き合ってどんな人間」かが見えてくる。

私は人のことをあまり考えていないとよく言われます・・・・駄目だ・・・・

 

だから結局、一番自分のことを知っているのは、まず、家族であり、同僚、同級生、親友になってくるのではないでしょうか。

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しかし、『短い・儚い出会い』にも魅力があります。

その、先が目の前に見えている限られた時間で、その人とどこまで付き合えるか、どこまで楽しい時間を過ごせるか、どこまで信頼し合えるか、どこまで一緒に時間を過ごせたことに感謝できるか。

 

オーストラリアに来てから、隣に誰か座ったり、たまたま一緒になった人がいたら、こういったことを少しだけ意識しています。

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このツアーでは、たまたまバスで隣の席になったドイツの女の子と、たまたま後ろの席になったフィンランド、スウェーデンの男の子達と仲良くなりました。

この国出身の人達とは、学生時代一緒にスキーに行ったり、論文を書いたりした経験があるので、共通の話題をつかみやすかったです。

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そして、バーベキュー場に着くと、一緒にご飯を食べながら、お腹が満たされて会話が弾みます。そこで出会ったのはスイス人!

 

しかし、スイス人と会ったのは初めてで、少し戸惑いましたが、初めてだけに興味が持てる内容が沢山あり楽しかったです。

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スイスは、フランス、ドイツ、イタリア語をそれぞれ話す地域に分かれており、同じ国の中でも、その地域の言語を学ぶ必要があるという興味深い話がありました。

だからこそ、共通の言語として英語が重要になってくるのだと思います。

 

とにかく、自分よりも若い学生も多く、自分に興味を持ってくれる子が沢山いて嬉しく感じるばかり。

 

 

最終日は、また、インターナショナルなカヤッキングへ参加!

メキシコ、スペイン、スイス、ドイツ人が多く参加する面白いツアー。

 

まず驚いたのが、海の最悪なコンディションにも関わらず思い切ってツアーを推し進めようとする雰囲気です。

 

日本人なら、安全に気を付けて「やめておこう」「無理しないでおこう」と諦めるところを、大しけの海を目の前にして「いけるよな、みんな!」「オー」と言う感じで、いっちゃうんですよ!

 

私は正直怖かったのですが、ここまで来て引き返すこともできないので、一緒に行きましたよ!

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サーフィンも難しいような大きな波にまず、二人乗りのカヤックに乗り込み突入!

10組中5組は最初の波に跳ね返され転覆!!本間大丈夫か??

 

私はオーストラリアで教師をしている女性を一緒に乗船!

 

何とかインストラクターの助けを借りて、一気に沖へ出ることができました。

その後も、大きな波が目の前に立ちはだかり、かなりの神経を使うことになります。

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私の心配も知らず、前のオーストラリア人女性教師は平気そうで、本当に楽しそう。まじか。

波に対してボートを縦に向ける必要があるのに、その女性は何も気にすることなく、自分の進みたい方向へぐいぐい進んでいこうとします!危ないって!こら!

 

イルカが見えるというポイントを最初に目指したのですが、早く帰りたいという気持ちから、イルカなんかどうでもよくなっていました。

 

挙句の果てに、その女性は二日酔いだったらしく、海に吐き始めるというハプニング。おい!それからは、前の女性は気分が悪いようで一切パドルを漕ぐことなく、私一人で操作することになるのです。

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もう、野球で鍛えた背筋も上腕二頭筋も全てもっていかれましたね。42キロを走るマラソンよりもしんどかった・・・・・もう嫌だ。

 

ようやく岸に近づいて終わりだと思ってほっとしていたら、なんと、一番難しく怖いのが岸に上陸する時でした。

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想像してください。サーフィンと同じ要領で、大きな波に二人乗りカヤックで乗って、岸まで波の力で上陸しろと言うのです。サーフィンでも難しいことをカヤックの、しかも二人のコンビでできるわけないやろ!

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案の定、一組ずつ上陸を試みるのですが、最終的に波にもまれて、溺れそうになりながら自力で砂浜の海岸へ這うようにたどり着いていました。

私も最後は泳いで岸にたどり着こうと心に決め、波に突入!

序盤から波にもみくちゃになりながら、ボートもパドルもほったらかしで岸に命がけでたどり着きました。

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もう、二度とあんな激しい海へは入っていきません。

 

最後の記念写真も、みんな足ががくがく震えながら苦し紛れの笑顔だったように思います。

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アー怖かった・・・・・

苦しい境遇を一緒に潜り抜けたからこそ体験できる、素敵な『出愛』をありがとう・・・

 

 

ソロモンへ帰ろう


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