青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

2016年06月

「人間趣味を持つことはいいことはあっても悪いことはない。趣味は人間に、現実からの逃避、好奇心、積極性、人間の触れ合い等々を与え、ひいてはストレス解消に役立つ。」(生きるのが上手い人苦手な人:斎藤茂太著)

 

「子どもが心から好き」

 

というのは、最近自己を分析して見て思うことで、教師になった一番の理由です。

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それに加え、

 

『部活動』がしたい。

 

これは、元々教師になる時の理由の一つでした。

 

今までの人生のほとんどを「野球」に捧げたと思っています。

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野球を通して成長させてもらったこと、野球の魅力に取りつかれたことで、これからも野球に携わり、今度は自分が子どもたちに野球を教えたいと単純に思ったのでした。

 

とことんやりぬいたからこそ味わうことができた「感動」は、何ものにもかえることができない、人間の求めるべきものだと思います。

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教員になってからも、部活指導は「趣味」と考えていました。

土曜日も日曜日も部活動に行くことが楽しくてしょうがありませんでした。

 

「休みの日も部活動で大変だね」

 

といった言葉をよく耳にしますが、部活動を心から楽しみ、情熱を持って指導されておられる先生方ばかりです。

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しかし、教育はそんな単純なものではありません。

「教育現場」に出てみて、野球と教育をリンクさせることの難しさを知りました。

逆に、教育的意義に欠け、野球だけを教えるのでは、自分が味わってきたような感動に触れられる子どもたちを育てることは一切できないことも分かりました。

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もっともっと経験し、精進していかなければなりません。

 

○ここソロモンでは「サッカー」を指導しています。

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「世に「立派な人間とはいかなる人をいうのか」という質問を受ければ、私は「自分の置かれている環境にうまく自分を適応させ得る人」と答えるだろう。」(生きるのが上手い人苦手な人:斎藤茂太著)

 

子どもが好きで、愛情を持って日々関わり、一生懸命育てていきたい、という思いがあれば、教育(部活動)に「競技」は関係ないことに少しだけ気づけてきたのかもしれません。

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自分が立ち上げた「スーパースター」というサッカーチームに関わる時だけでなく、小学生の大会などでも、積極的にレフリーを務めたい、と心から思います。

 

野球であろうと、サッカーであろうと、目の前で頑張ろうとする子どもたちを見ていると、いてもたってもいられなくなり、何か「関われないだろうか」と考え行動に移すようにしています。

 

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小学生のレフリーも女子サッカーのレフリーも率先して行います。

 

「自分が持っているものを、一生懸命この時の一瞬で出し切ろうとする」

その姿にいつも元気と勇気をもらいます。

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元気をもらいたいから子どもたちの目の前に立ちたいとも思います。

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おのずとジャッジや指導に力が入ります。

元気を「与えて」もらっているだけでは申し訳ない。

自分からも「与えなければ」と思います。

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自分が環境に適応し、子どもたちにとっての良い環境となれることを目指していきます。


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『チャレンジ』

 

何にチャレンジしてもいいと思います。

 

協力隊に来て、自由な感覚と視野の広さは少しずつ備わってきているような気もします。

 

チャレンジしても、結果が出なければもしかしたら批判されるのかもしれません。

 

チャレンジしている内容が社会に“うけ”なければ批判されるのかもしれません。

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チャレンジしている人が成功しなければただただ“かわいそうな人”だと思われるのかもしれません。

 

“馬鹿なこと”だと大多数の人から思われることをしている自分に耐え切れずに諦めていく人もいるかもしれません。

 

 

この地では、結果が出なくても、バカなことをしていても、どんな生き方をしていても、それを受け入れる“自然”があります。

 

世界には、確実に想像を絶する環境が存在します。

こんな恵まれたソロモンの環境に感謝するばかりです。
 

勝手なことばかりしてごめんなさい・・・・と思いながらもチャレンジします。

 

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☆サイエンスショー

 

今日は、会場となる首都ホニアラの学校へ訪問し、打ち合わせ。

 

しかし、校長も教頭もいない状況・・・・本間にできるの??

さあどうなる・・・・

 

「さあ、どうなる・・・・」

と言いますが、「どうにかなる」と思っているから、ブログにこの言葉を書きます。

 

どうにかして見せます!!!

 

『ソロモン初のサイエンスショー』

 

の実現に向けて!!!!!

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ソロモンの唯一の国立大学のSINU大学教授、ジョンケア先生を訪問し、協力を得ることができました。

100%のアルコールや試験管、炭酸水素ナトリウムを借りることができました!!

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そして、今日は一緒に、ジョン先生と実験の物品を購入しに町へ出かけました。

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ジョン先生は、当日は子どもさんを2人連れてこられるらしいです。

白衣を着て助手をしてくださることになっています!!

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○サイエンスショーのメニューを少し公開します。

(理科関係の方しか想像ができない用語で申し訳ありません。)

 

・空気砲

 

・ブーメラン

 

・万能指示薬による色の変化

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・紙おむつの無限の吸収力

 

・紙の知恵の輪

 

・紙コップ圧力の実験

 

・ひらひら回転おもちゃ

 

・ストローの口笛

 

・コーラとラムネ爆発

 

・糸電話

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・熱湯ペットボトルへこみ実験

 

・紐を引くと登っていく実験

 

・テーブルクロス引き

 

・目の錯覚実験

 

・重曹と酸性洗浄剤で二酸化炭素発生実験【風船】

 

・二酸化炭素の水への吸収によるペットボトル破壊事件

 

・アルコール爆発(紙コップがぶっ飛ぶ)

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・ハンドパワーで風船爆発

 

・コップの水を逆さまにしても落ちない圧力実験

 

・スプーン曲げ

 

などなど

 

これに加え、サックス奏者のあの人が登場します!!


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学校が休みになり首都ホニアラへ、会議や報告会のために上がってきています。

任地マルーを離れ、首都での新たな挑戦をしようと考えています。

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『サイエンスショー』

 

米村でんじろう先生は、テレビにも沢山出演されているために、日本中の人々に知られているのではないでしょうか。

 

「エンターテイメント」としてのサイエンスショー。

 

目的は、

 

「科学実験をエンターテイメントとして行うことにより、科学のおもしろさを感じると共に、生徒の想像力を伸ばし、科学の持つ不思議を味わい、“科学の芽”を育てることです。」(米村でんじろう先生より一部引用)

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前回も書きましたが、

 

やってみないと分からないことは多いです。

その一つがこのサイエンスショーだと思います。

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これを実行するにあたってどんな困難があるのか。

どんな結果が待ち受けているのか。

途上国でこれをやる意義は本当にあるのか。

 

上に挙げて目的に向かって前へ進むしかありません。

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○最大の困難

 

・実験に使用する「物」がソロモンにあるだろうか。

 

というものです。

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ソロモンの中では物が溢れる首都ホニアラを昨日から歩き回っています。

 

まずは探す・・・足で稼ぐ・・・・

ここからしか自分はできないと思っています。

 

 

さあどうなる??

 

実験の内容は次回紹介します。

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でんじろう先生はテレビでも初回されているように、様々な困難を乗り越え、今に至ります。

 

でんじろう先生の原型となった空気砲や静電気ビリビリ実験など、楽しい実験を開発し、順風満帆の教師生活かと思いきや、先生には問題がありました。実験に没頭するあまり、授業の進度を無視し、生徒指導をしない先生は、生徒や教師からクレームを受けたのです。最終的には、教頭先生に「教師に向いていない」と宣告され、教壇を去る決意をしたのです。

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「独立するまでは、生徒の方を見ず、これが良いことだ、と勝手に思い込み、実験ばかり“好き勝手”する授業をしていたと振り返ります。求められることがあって、それに対して“好き”なことをするのが、本来の姿だと思います。」

 

「サイエンスプロデューサーとなり、会社を興し、スタッフを雇い、多くの方と関わりを持つようなり、実験以外の“やりたくない事”も引き受けなくてはならない立場になりました。全ては子どもたちに楽しい実験を経験させるという“やりたい事”のため。また、現実逃避していた日々や教師経験も今の仕事に活きていて決して無駄ではなかったと思います。」

(米村でんじろう先生より)

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ソロモン、マライタ島の北部で“大人”の大会が行われました。

 

この大会は、フィジーの南太平洋大学(the university of south pacific)を卒業したソロモンの若者たちが有志で企画した大会です。

いわゆる、ソロモンのエリートと言われる若手の力により立ち上げられた大会です。

 

学校が休みに入るまでの最後の大会なので是非「関わりたい」と考えました。

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しかし、この大会は“大人”の大会です。

私の住むマルーの“大人”チームも参加することになっています。

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そこで、考えたのが、マルーの子どもたちの教育のために、セカンダリーの「学生」もその大人メンバーに入って試合に参加させてもらえないかということです。

 

大人チームを率いる監督のハーマンという人物とは以前からつながりがあり、彼と話をする中で、

 

「是非とも学生の良い選手を大人に混ぜて経験させてやろう!」

 

ということにしていただきました。

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話をしてみるものです。

可能性が低いと思っていても、話してみる価値はあります。

 

「スーパースター」のメンバーから、5名、2日前からの大会に参加させていただくことができています。

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日本でも、国、県、地域の選抜チームに良い選手が引き抜かれ、高いレベルの環境の中でプレーすることで、日ごろのチームでは学べないことを学ぶ機会が与えられることがあります。

 

もちろん、こういった機会が与えられるのは、元々力のある選手です。

そういった選手がさらに技術を向上させ、後々、国の選抜メンバーに選ばれるくらいまで成長してほしいと考えています。

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その大会はマルーの周りの地域も含め、16チームが参加しました。

 

学校同士の対外試合とは全く雰囲気が違います。

経験を積んできた大人が主役なのです。開会式もしっかりあります。レフリーも経験者が呼ばれています。

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そんな中で、5名の学生スーパースターのメンバーはのびのびとプレーしていたのに感動。

校長先生の息子で、毎週魚料理を一緒に作って食べているデイクリスも途中出場したため、ベンチでは自然と熱くなり声が出ます。

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素直に嬉しいです。

自分の関わった生徒を応援したくなります。

大人相手に活躍してほしいと願います。

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全く見劣りすることなく堂々とプレーする子どもたちは、本当に図太いと感じます。

毎日のトレーニングで、相当に自信をつけているのが分かります。子どもたちは大きく成長しています・・・・・

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一日目の一回戦は10で勝利!

二日目の二回戦も21で勝利!

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今日も準決勝の試合が行われているのですが、ホニアラへ移動するために見ることはできませんでした。

 

勝ったら連絡するように言っています。連絡を楽しみにしよう・・・

 

サッカーは次の学期も力を入れ、活動の軸になっていきそうです。

 

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話は変わりますがここで、

☆成長する習慣

・人気店に入り、人気の理由を観察する。

・プレゼントをして驚かせる。

・やらずに後悔していることを今日から始める。

・サービスとして夢を語る。

・人を応援する。

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・毎日何かに感謝する。

・困っているときに、困っている人を助ける。

・自分で自分ができる仕事をする。

・自分の持ち物で本当に必要な物だけ残し、必要なものは捨てる。などなど

(ユダヤ人大富豪の教えより)

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今週で学校が終わり、来週は会議やプレゼンのためにホニアラへ上がる予定です。

 

長期休みまでに、少しでも子どもたちと育ちたい。

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そんな思いで、テスト明けからみっちりとサッカーに打ち込んでいます。

 

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教師であっても、自分の育って来た環境から受ける価値観が自分の中に入り込んでいます。

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小さい頃から、家を飛び出して、兄弟や地域のお兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に暗くなるまで遊んでいました。

 

野球をしたり、夏は川で遊んだり、野原を駆け回っていたのを思い出します。

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だから、自分の中には、子どもは自由に自然の中を駆け回る、というイメージがあります。

“やりたいこと”に真っすぐ、とことん打ち込むことが大切だ、という考えがあります。

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大人はその、やりたいことを引き出しながら、それらを教育の“ツール”として利用していくのだと思います。

やる気が出ないことにしっかり取り組ますことも時には必要です。

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中学、高校と発達段階に応じて考え方が変わってきます。

「習慣」も変わってきます。

 

中学、高校であれば、「目標」をしっかり見据えた習慣が必要になってくるのです。

だんだんと大人になる中で、自分の欲求に気づき、自己実現をすることで達成感や満足感を得て成長していきます。

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『スーパースター』

 

サッカーのメンバーは、セカンダリー(中高生)という思春期真っただ中の一番多感な時期です。

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だからこそ、“化ける”と言われるくらいに一気に成長する時期があり、見ていて楽しいです。

 

最近は、地域の大人チームとの練習試合を頻繁に行っています。

 

この新しい企画によって、子どもたちのモチベーションはテスト明けから絶好調!

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ただし、指導の軸、信念は変えないよう自分に言い聞かせています。

意識しないと“ぶれぶれ”の指導になってしまう未熟者・・・・

 

大人チームと対戦すると、その中で、地域の大人が技術面は指導してくれます。

 

私のメインは、技術面以外の指導。

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環境整備。

道具の管理。

感謝。

忍耐力。

コミュニケーション。

部活動のシステム。

良い習慣、等々。

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ここで、

☆人が伸びるためのいくつかの習慣。

 

・募金する。

・人の欲を先取りする。

・トイレをピカピカにする。

・靴を磨く。

・一日何かをやめてみる。

・決めたことを続けられる環境をつくる。

・毎朝全身を鏡で見る。

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・自分が一番得意なことを人に聞く。

・自分の苦手なことを人に聞く。

・夢を楽しく想像する。

・運がいい、と口に出して言う。

・ただでもらう。

・明日の準備をする。

・身近にいる一番大事な人を喜ばせる。

・誰か一人の良い所みつけて褒める。

・人の長所を盗む。

・お参りに行く、などなど。

(ユダヤ人大富豪の教えより)

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こんな習慣の中から、1年くらい意識して徹底して続けられたら人は変わっていくのだろうと思います。

 

子どもたちの毎日の習慣に目を向け、技術面に加え、将来生きていく力になることを一つでも体に染み込ませたい。

 

まずは、自分からだ・・・


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