ソロモン、マルーでの生活も残すところ、2週間ほど・・・
終わりが見えてきてはいますが、いまいち、日本に帰国する実感がわきません。
イメージできないからこそ、大きな不安があるのも事実。
大丈夫だろうか・・・。働けるだろうか・・・。
日本を意識してきてはいますが、今「生きている場所」はソロモンのマルー。
地域の人々も私の帰国を意識しているようで、最近、沢山のコミュニティーから食事に誘われ、帰国前に御礼の言葉をいただいています。
そのたびに胸が締め付けられます。
お世話になったのはこちら。
何かを与えようと日本から来てみたものの、彼らに勝るほどの親切心を与えることは不可能でした。
だから、お礼を言いたいのは、こちら。
「食事に誘われて、のうのうとご飯を食べて、満足している場合ではない・・・」
☆村人への感謝のプレゼンテーション
ビレッジに足を運ぶと、まだまだ、日本の話をしたり、写真を見せたことがない人々がいます。
得意のプロジェクターを用いて、写真や映像を見せながら、日本の文化や家族紹介をします。
そして、最後に、マルーの映像を見せ、お世話になったことへ感謝の気持ちを伝えていきます。
これくらいしかできなくて申し訳ない・・・
〇家族
何度もブログで書いていますが、現地の人々は、私の家族の話を聞くのが大好き。写真を見せながら説明すると大喜び。
兄も父も私の任地へ足を運んでくれました。
その話を知っているものですから、親近感が湧くのでしょう。
マルーに来てくれたことが本当に嬉しかったのだと思います。
人の家族にあれだけ興味を持つということから分かることは、自分たちの家族についてもすごく関心があるということです。
家族が中心の生き方。
家族同士のつながりを大切にした社会が見えてきます。
資本主義、貨幣主義経済が流れ込みつつあるソロモンで一番大切にしてほしい、変えないでほしいポイント。
ソロモンはラッキーです。
他の国から学ぶことができます。
経済発展の先に何が待っているのか。
お金が欲しくなるでしょう。
物が欲しくなるでしょう。
良い家に住み、良い車に乗りたくなるでしょう。
ソロモンにはまだ、学ぶ時間はあります。
歴史から学ぶ時間があります。
経済発展が悪いと言っているのではなく、「相対化」していってほしい。
先進国が唯一の絶対的な目標ではない。
ソロモン独自に創り上げていく国の形があります。
すでに内側の生活は大変「幸せ」なのです。
幸せを感じている生活を変える必要はないと思います。
他と比較しても、自分たちは自分たちの「生き方」を貫いていこう、と思ってほしい。
「東西冷戦が終わって平和な時代になるかと思いきや、世界の警察官(アメリカ)が「警察官をやめる」と内向きになったのを見計らい、かつての大国が「栄光よ再び」とばかりに、新しい形の帝国主義的な動きを見せています。日本は今後、世界とどう向き合っていくのか。」(知らないと恥をかく世界の大問題:池上彰著)
世界のトップが変わり、世界はまた動きます。
「大きな戦争」の匂いがするのは気のせいでしょうか。ソロモンにいてもその匂いはします。
歴史は繰り返します。今、世界に生きている新しい世代が学ばなければ。
何に学び、どう考えるのか。
途上国にもそのヒントがありそうです。
活動紹介ムービー↓
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JICAボランティアからテレコムへのCMがアップされています↓
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