ドルフィンスイムはきつい!!
サボ島の周辺では、イルカの群れと遭遇することができます。
イルカたちが縄張りとしている絶好ポイントへボートで向かい、一緒に泳ぐことができるのです。
ただ、その方法が面白い!
イルカの群れが近づいたときに、ボートの横に垂らされたロープにつかまり、ボートに引きずられて、その間にイルカを水中で見る、というものです。
ものすごく“画期的”な方法をソロモンの人々は考え出します!
日本では絶対にありえない、単純でシンプルすぎる方法。
ただ、これがきつい!!
想像していただければわかりますが、水中で少し引っ張られるだけで、予想以上の水圧がかかるのです。
頭を水中に浸けても、ゴーグルやシュノーケルを持っていかれてしまいそうになるのです。
ドルフィンを追いかけるために、ボートがターンしたりするものなら、ボートの下に引きずり込まれそうになる、危険も少しはらんでいます。
そんな中、私と、同じ地方隊員のますい君は果敢にチャレンジ!!!
水圧に負けるな!と自分に言い聞かせながら、何度も何度もチャレンジ!
「なめてたな・・・」
これが、私たちの最初の感想でした。きつい・・・
そして、3回目くらいで、ついに・・・・ドルフィンが前を泳ぐ姿を見ることができました。
くねくねと水中を群れで豪快に進んでいくイルカの姿は、かわいい、というよりたくましく、強い存在に見えました。
人間は、つくづく陸上の生物であることを認識させられます。
ドルフィンスイムに満足し、一行は「ヌグ」という、サボから1時間ほどの島へ向かいました。
ここでは、波の落ち着いた内海が広がり、海岸から海へ突き出た木の上からの飛び込みが最高に気持ちいい。
意外に高いそのジャンプ台からは、男ども3人が次々に飛び込みました。
子どものころの川での飛び込みを思い出します。水に入るまでの一瞬のあの時間は、頭の中にある全てのものを忘れ去ってしまうような快感があります。
ヌグでは、デング熱やマラリアに侵される可能性が高いということで、ホニアラで生活されている、なっちゃんが完璧な防蚊対策を徹底してくれました。(ありがたい!)
それでも、夜は沢山の蚊が体にまとわりつく・・・
そんなことはお構いなしで、夜のカードゲームから、ギターの弾き語りを楽しみました。
なんと、今回集まった4人ともギターが弾けるという奇跡!!
「サボ、ヌグ、マラバギソング」が完成しました!!
この曲が、この地に来られた方々が口ずさめるよう、詞とコードを記録張に記しておきました!
ソロモンに感謝を伝えるという、ますい君の思いがふんだんに盛り込まれた曲だと思います。
☆最大の奇跡!!
二日目の朝、最後の島「マラバギ」へ向かう時、大雨がボートを襲いました。
「今日の海はあまりきれいじゃないかな・・・」
みんなの脳裏にそういった考えがあったように思います。
しかし、5分後・・・・
雲の隙間から差し込む太陽・・・
一時の豪雨は時間とともに遠くへ流されていくのが分かります。
その瞬間!!!!
『虹だ!!』
一切途切れない、完璧な虹が大海原に橋を架けたのです!
まさしく、
『パーフェクトレインボー』
これが、そのまま、作った曲のタイトルとなります。
あんな大きく、美しい虹を見たことはありませんでした。
おそらく一生見ることはできないかもしれないと思ったほどです。
「もっている!」みんなで叫びます!
マラバギの海で、大量の魚と戯れ、大いに海を楽しみました。
澄んだ海水に引き寄せられた魚は、人間に癒しを与えてくれます。
動物は、人間の心を浄化してくれます。
無償の愛。
一緒に旅をしてくれた、ベテランやまとさん、イケイケなっちゃん、文才あるますい君、本当にありがとうございました。
さあ、最後の学期を頑張ろう!!!
いつもクリック↓していただきありがとうございます!