「人間が抱く感情のうちで、おそらく嫉妬心とプライドくらいたちの悪いものはない。」(女のいない男たち:村上春樹著)
プライドが邪魔をすることがあります。
「くそみたいなプライド」なんか捨てるべきです。
プライドを傷つけられるとは、「自分の弱点を言われたときのショック」を受けること。
弱点を克服しなければ次に進めないときに、指摘されたら傷ついたり自信を失うからと言って、そこに立ち止まっていたら、一向に物事は改善されません。
それこそ、「くそみたいなプライド」です。
うまくできるわけでもないのに、なぜか、指摘されると腹が立ったり、人を批判したい気持ちになる。
まだまだ、未熟な証拠。
プライドをどのように使うかはその人次第です。
うまく自分のプライドをコントロールしなければ。
話は変わります。
☆ゴミ箱設置
子どもたちと集めた段ボールで、新しいゴミ箱を作成。
ゴミ箱に貼りつけるポスターは、今回、男子生徒が上手に書いてくれました。
環境問題は世界の問題。
空気や水、空、海、地球が世界の人類が共有しているもの。
ならば、世界の人々が学ばないわけにはいきません。
ゴミ問題を考えることが「きっかけ」となり、身の回りの環境に目を向け、世界の流れに興味を持つことができるのです。
「いつまで同じことをしているんだ」
と、怒られそうですが、すみません。今日は、これしかできませんでした。
ゴミ箱を作ることくらいしかできませんでした。
任期もわずかになり、もっとできるはずだ、何かすることがあるはずだと、必死に考えていますが、なぜか、箱を拾ってきてゴミ箱を作ることくらいしかできないのです・・・
最後の最後まで、ショーもないことをしています・・・・・
☆些細な喜び・・・そして成長
理科の授業では、毎日宿題を出します!
その宿題の提出率が何と・・・・・・・・・・・100%!!
密かに喜んでいる自分が気持ち悪い・・・・
なぜ、そんなことが達成できたのか。
「事前指導」
がうまくいったことが挙げられます。
ソロモンに長く生活したからこそ分かる、子どもたちの学校や家庭での実態に即して、指導をしていきました。
・家に帰ってから“すぐに”することを徹底。(休み時間でもよい)
家に帰って、すぐに外に手伝いに行ったり遊びに行き、帰ってきて夕ご飯を食べると、もうそこは真っ暗闇です。
電気がない家庭環境では、夕ご飯以降に勉強ができるようなモチベーションにならないのです。
だから、帰ったらすぐやることを指導!!
・宿題はできたところまでを評価する。
完璧にできていないと怒られるのではないかと怖がって、出さない生徒もいるため、途中でも、分からないところがあっても出させるようにしました。
家庭学習の習慣と、提出する習慣をつけさせることが目的ですから。
・宿題を成績にしっかり反映させる。
宿題の提出率は成績に反映されることをしっかり伝えました。
正答率よりも、提出率に重きを置いていることも説明。
・宿題は教科書や問題集、参考書がない環境では大切な教材であること
日本のように、塾があったり、教材が溢れる環境であれば、宿題など出さずとも、家庭で余分に勉強することができます。
しかし、ソロモンでは、教師が作った宿題意外に勉強をするすべがありません。
なので、私の作った宿題をしっかりこなし、それを何度も日々の勉強で使用してほしい。
それが唯一の勉強の方法かもしれない。
そのことを素直に、そして、真剣に伝えました。
いつも楽観的にブログを書いていますが、日本と比べると、とんでもない学習環境。
2年近く伝えてきたつもりですが、日本の方々には伝わっているだろうか・・・・・
しかし、それを言い訳にしたくない。その思いで今までやってきました。
ここに来ての、宿題提出率100%は本当に嬉しい。大きな成長!!
「大切なのは、その子に合った環境をつくってやることです。成長を促し、その子のニーズに耳を傾け、応えてやれるように。子どもたちのなかには、将来という種が眠っています。私たちが信じてあげれば、その子なりの興味が芽生えてくるのです。」(やり抜く力:アンジェラ・ダックワース著)
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