青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

カテゴリ: 動物・子犬

『体を張った授業』でインパクトを持たせ、印象に残る授業をすることもあります。

 

テストでは、フレミングの右手、左手の法則の使い方、説明を出題しました。

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電磁力の分野、モーターの原理について子どもたちに理解させるには、イメージを持たせることが重要と考えています。

そのイメージを持つためには、問題と沢山解いていれば自然と創造できるものかもしれませんが、それはあまりできない環境であるため工夫が必要です。

 

まずは、優れものICTにより、映像理解をします。そこから、実際の3次元の世界で紙に書いた矢印などを用いながら説明していきます。

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シャイな自分は、一人芝居は苦手なので、子どもたちを巻き添えにし、この授業の連帯責任として重要な役割を果たしてもらいます。(嫌な奴)

 

フレミングの右手も左手も子どもたちは写真を撮る時のポーズのように楽しんで理解してくれました。フレミングさんに感謝です。

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生徒の巻き添えと言えば、細胞分裂や発生の段階を一枚ずつに書いた紙を数名に持たせ、その順番どおりに、前で協力して並べ替えさせました。

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ICT
では、実際の染色体映像や、発生、細胞分裂映像は沢山あったので子どもたちは感動していました。

染色体になり切ったつもりで語り掛けたり、できる限りの“インパクト”を求める授業もあります。

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そして、「身の回りの教材」を「開発」していかなければならない、という考えから、この方にも登場していただきました。

 

『ラブ』(飼っている子犬)です!

ふざけてますかね。確かにたまに授業でふざけるのは否めません。

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ラブさんは、ダーウィンの進化論には欠かせなかったです。

人間が最終形態であり絶対の宗教の中で、動物を尊敬、尊重して研究していかなければならないのではないか、ということを考えさせました。(吠えまくるラブをなだめながら)

 

もちろん、指導要領にそんな内容はもちろんありませんが、人間の今までの発展は自然・動物からの「学び」であることは間違えありません。それを少し伝えたかった。

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その例として、「バイオミミクリー」の技術を紹介しました。

これは、動物の優れた才能からヒントを得て、科学技術に応用していくというもので、例えば、注射針がより良いものになるために、マラリアでみんなが嫌う“蚊”の針が大活躍していることや、災害でがれきに埋もれた被災者を救うために、ヘビを真似たロボットによって救い出すといったことがあります。また、カワセミの空気を切る口ばしから新幹線の先端が改良されたり、ラブのような犬が救助犬、盲導犬、警察犬として活躍したり、山中教授のIPSでは実際の“プラナリア”という再生生物の映像を見せ医学に応用された例を挙げました。医薬、薬学の分野では動物なしには研究は進まないことは明らかです。

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こういった話から、何が言いたかったかという目的は、宗教観による科学への固定概念を壊していきたかったとうことです。

子どもたちの様子を見ていると、自然と抵抗なく触れ合う姿は見ますが、謙虚な姿勢で自然から“学ぶ”という姿勢には欠けるのではないかと思っていました。それは、生まれたときからこの大自然に囲まれて生活することと、宗教から来る概念によって、当たり前の物として感じ過ぎているのかもしれません。

 

だから、ラブを教室に連れていき、かわいがる姿を見せるとだけで、少し感じるものがあるのではないかと思いました。(実際こんな深く考えていませんが・・・)

 

いずれにしても、授業を子どもたちと楽しんでいます!!

 

 

☆ここからは真面目な話

 

青年海外協力隊では、数か月ごとに、決められた内容の報告書を書くことになっており、第1号から第6号報告書まである第1号を先日提出していました。

 

その内容は、活動地域及び配属先の概要、ボランティアが所属する部局の概要、配属先のニーズ、活動計画準備計画状況、受入国の印象について、それぞれ500字程度で簡潔に書き、それに800字程度の要約を添えるというものです。

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先日その報告書についての返事が、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局・技術顧問・理・数科教育担当・橘先生から帰ってきました。

橘先生は、元中学校理科教師で校長や行政機関でお勤めになられた後、JICA技術顧問となられました。

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先生からの返事の要点を書きます。

・理科教育における「質の向上」とは、どのような結果が出た場合に向上したと言えるのかもっと考える必要がある。

・教科書や問題集がないなどの教材面を考慮しても、「復習」はできるのではないか。

・科学的思考力は、身近な事象や自然現象等々からそれらを解明したり説明したり探究したりする思考力である。その能力を身につけるためには学齢あるいは生活年齢等の「発達段階」に沿った学び方が大切である。

・器具がない中では「演示実験」が重要になる。そこで思考力を高めるためには「教師の発問」しかない。発問の重要性について。

・数字で悩ますのではなく、学齢に沿った理解を育てる方法がある。

・地域に即した教材開発は、地域の特色から今まである教育に工夫・改善でおさめておいたほうが良いこともある。

・どのような活動も、「目的」を持たせることには共感できた。

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最期の合唱指導!

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今日は強引に沢山の生徒を教室に入れ、強引に練習!テストが終わり気分は絶好調でした!

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後は、リハーサルの2日にかけるしかない!さあ、どうなる。いつもクリック↓していただきありがとうございます!




『世界一大きな生物』を生で見たことはあるでしょうか?

動物園じゃなくて“野生にいる”生物ですよ!?

 

ここソロモンで、「世界一大きなチョウ」を見ることができました。

それはこれだ!!

 

○トリバネアゲハです!

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「ん?子どもたちが低く飛ぶ“鳥”を追いかけている!行ってみよう!」

「ん?鳥じゃない!チョウだ!」

 

子どもたちは、生物を捕まえてよく遊びます。

そのチョウの足にひもをくくりつけて、飛ばして遊んでいます!

 

日本のテレビ局や新聞局はこの地に来るべきだと思います!

一週間住むと毎日特ダネが手に入るようんな気がします。

 

動物界、節足動物門、昆虫綱、チョウ目、アゲハチョウ科、ジャコウアゲハ族、トリバネアゲハ属

 

インドネシアとニューギニアが主産地で、特にニューギニアは美麗種の宝庫である。またごく一部がオーストラリア北部の熱帯気に産する。

種間で容易に交雑し、野生下でも種間雑種を産する。

 

どの種も例外なく大型のチョウであり、世界最大とされる「アレキサンドラトリバネアゲハ」になると胴長が最大76㎜、開翅長(はねの長さ)は280㎜にもなる。

性的二形の性格が特に強く、どの種もメスがオスより開翅長で15倍程度大きい。色はオスが原色をちりばめた派手な翅をもつのに対して、メスの翅は喪服に身をやつした西洋人のような黒と白のモノトーンでひどく地味であり、あまりの落差から雄雌別種とされた時期もある。

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成虫のエサは林冠に咲く花やランタナなどの地生花の蜜で、これらの植物にとってこのチョウは重要な花粉媒介者でもある。強力な飛翔力を有しており、常に太陽光の当たる場所を求めて飛び回っているため、成虫を見る機会は少なく、わずかに森縁部で見かけることができる程度である。

 

幼虫は強烈で、ちょっとした数が群がると、食草は丸坊主にされる。幼虫の過密が原因で、共食いになることも多々ある。

 

あまりの大きさに、昔の人々は、鳥と間違えて、散弾銃をチョウに向け乱射していたそうである。おもしろい・・・!

 

『デカいチョウに感化されて、デカい“企画”とまではいきませんが、頑張って進めよう!』

 

養鶏場は順調です!

デクラレーション(宣言書)も作成して、鶏の注文準備も整いました。(詳しくは次回)

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数学の計算問題集の準備が整いました。表紙もこんな感じ。

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問題選択は、日本の知識を入れないと意味がないと思うので、私がやりました。

 

同僚の先生たちとやっていくこと。

・一緒に用紙を綴じていく。

・回答をつくっていく。(そこで、生徒の躓きそうな問題などを話しながら)

・表紙に子どもたちへメッセージを書いてもらう。(遊び心)

☆今後、この冊子の使い方について一緒に考える。

(案)計算検定や、級を取り入れたりして、モチベーションをあげるとか。日本の朝読書のように、毎日10分ほど全員で取り組むとか。(できるかな)

 

このタームの終わりに「音楽祭」をやってみます!(自分も参加します!)

目的は、地域を巻き込むこと。リーダーを育成すること。

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そして、今日、見つけてしまいました!「これだ!」

どこかの国が政策で作った建物が空き家になって、寂しそうにしていました。

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ここに「エクシビション(展示場)」を作れないかな?

以前から、子どもたちの学習成果を発表する場がなかなかないことに引っかかっていました。せめて、子どもたちの作文や、写真などを展示する場所をつくってやりたい。

 

中学校で唯一の掲示板はこんな感じ。

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小学校もこんな感じ。

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これは、これで直していこうとは思っていますが、もっと、しっかりとした、しかも、子どもたちが喜び”夢が溢れる”ものを作ってみたい。

 

この地の子どもたちは、大人を見て育っています。

ならば、大人も子どものことをもっと見てほしい。

地域の人々が自由に見ることができる「展示場」。憩いの場として、子どもたちのこと、地域のことをもっともっとお互い知り、意欲を高めたいです。(やり方は強引で賢くはないです)

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完成はこんな感じ。(村長に話をしてみよう)

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素敵な村の写真が溢れる展示場。子どもたちの頑張りが見える展示場。また、夢(案)ができました。


最近朝早く起こしてくれるのは、「クークー」(外に出たいよ~)って、高い声で訴えかけてくる、ラブ(飼っている子犬)さんです。

 

ちょうど、外が明るくなりかけてくるくらいに、動物の同じ感性からか、鶏の鳴き声と“はもる”かのように鳴き始めます。

 

よしよし!ってドアを開け、外に出してやるところから一日が始まります。元気いっぱい朝から大自然を駆け回っております。

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もちろん寝る時以外は完全放し飼いで、家にいるときはドアを開けているので、お腹が減ったり、何かをねだる時は、階段を一生懸命登って帰ってきます。

 

そんなラブさんも、先々週辺りは、病気で完全にダウンしておりました。

原因は、おそらく、子どもたちと、水のたまった桶の中に引きずり込まれて一緒に長いこと遊んでいたために、体が思いっきり冷えてしまったせいでしょう。

 

それから2日ほどご飯を全く食べず、クークー言いながらへなへなになっていました。

きつい症状としては、下痢と嘔吐を1日に数回繰り返します。

この二つが同時に起こった場合、重症の可能性があります。

ワクチンも何も打っていない、全くのワイルドアニマルですから、病気にかかったら死ぬ可能性は高いです。

 

「うわ~どうしよう・・・・自分のせいで・・・かわいそう・・・・自分は最悪なやつだ・・・・ごめんよ~・・・」

 

この2日間は寝たか寝てないか分からないくらいの浅い眠りでつきっきりで看病です。

看病と言っても、寒いのだと思って自分の服を着せるくらい。

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大好物の芋にも反応せず、海の海藻くらいの脱力感にはもう駄目だと思いました。

 

しかし奇跡が起こります。

ジェニファーのアドバイスを受け、“自分が噛み砕いた”芋をあげてみると、なんと・・・・復活!!愛の力ってすごいと思いました!“もののけ姫”で“あしたか”が“さん”に動物的本能で行う同じようなシーンを思い出しました。

 

実際は、症状として、下痢に血が混じっていなかったこと、嘔吐の色が茶色や黒っぽい色をしていなかったことが重症でないことを意味していたようです。

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そんなラブさんに、ついに・・・・友達ができました!

 

近所の小さな子どもたちが、別の子犬を連れてきたのです!ご対面!

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「社交的になれよ!うまいこと自然社会で生きていくためには動物関係が大事や!自分の力で友達をつくってみなさい!」

って親目線で見てしまいます。

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同じくらいの年齢だと思うその子の子犬は、精神年齢が完全に上回っているようで貫禄を感じます。

友達初経験のラブさんは、関わり方がいまいち分からないようで、アグレッシブに相手を嗅ぎまわり、不器用にあいさつをします。相手はつーんとしています。

 

「あかんわラブさん。礼儀がなってへんわ。って育てた自分の責任や。しまった・・・」

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いずれにしても、ラブがいるおかげで、寂しさも吹き飛びます。

悪さをした時に、子どもたちに思いっきり追いかけられているラブを見ていると微笑ましいです。心の支えになっているぞ!


子犬をいただいたスモールマイケルの家には、今日感謝の気持ちを込めて手紙を書き、渡しました。またなんかお礼をしていこう!
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よく、少年院などで“人間的感性”を取り戻すために、「生物を育てる」という取り組みが行われます。自分の手で自分以外のものが生きていく、自分以外のもののために生きているという感覚。時間の経過と共に、常に変化していく生命の血の流れに神秘を感じるのだと思います。我慢して辛抱して努力してゆっくり育っていくことへ責任と重み、そして、成長が見られた時の達成感に幸せを感じるのだと思います。

 

日本人は特に「限りある」命を基準に物事を考えていくようです。自然から取り入れた独特の考え方があります。物事には終わりがあり、「永遠」という考え方は感覚として西洋より薄いように思います。エジプトのピラミッドと万里の長城とパルテノン神殿と伊勢神宮の中で、数十年に一回つくり替えられているのは伊勢神宮。だから、日本人は自然消滅してくいつかの「終わり」を感じながら一生懸命に一日一日を生き、常に変化をしていく生物なのでしょう。(教育根:石川洋著)

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ラブさん!学ばせていただきます!

「子犬はタロイモが大好物なんどや!」

「僕にラブ(犬)を貸してみて!ミルクの飲ませ方を教えるから!」

「ちょっと、本物のお母さんのお乳がほしいみたいだね。飲ませてくるから待ってて。」と言って、ラブを抱えて里親のところまで連れていきうまいこと飲ませます。

 

「この赤い実は食べられるんだよ!ほら、すごく甘いだろ!」

「この木はナリナッツのきだ!また実がなったら教えてあげる!」

 

あなたたちは生物博士です!うん、間違いない!

ソロモン諸島の生物についてガイドになれば、食っていけるよ!うん、間違いない!

 

フォーム2(中学2年生)の授業内容は生物です。

「このマライタ島にはポイズンスネイク(毒蛇)がいるんだよ!」

「このカエルはもともとこの地域にはいないのになぜいるのでしょう?」

 

「え~毒蛇!!」

「え~そのカエルも毒持ってるの?」

(そういえば、そのカエルをこの前小さい子供が私に思いっきりぶつけてきた!危うく死ぬとこだった。)

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「ヘビは沢山いるの?」

「うん!いるよ!」

「学校の周りにもいる?」

「いるよ!!ほら!」

っと突然棒切れを見せて脅かしてくるから、こっちもマジで驚く!

 

「生物」の授業では、子どもたちには叶いません。

もともと、生物に関して自分の知識不足な面は否めませんが、自分が教えているのがばからしくなってくるようなそんな感じ。

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よし!ピンチはチャンス!

こうなったら、博士たちから、逆に生物について学ぼうじゃないか!

真剣に、毒蛇について興味があるし、毒カエルについても日本ではそんなの見たことない。

 

☆目的:身の回りの生物について説明できる。(関心意欲)(無理矢理です!)

①毒蛇について絵や図や言葉を使いながら、説明する。


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②毒ガエルが、もともとこの地域にいなかったはずが、なぜ今、沢山繁殖しているのかを、英語で文章にし説明する。

③自分が知っているヘビ、カエル以外の生物で、5つ挙げ、それらの生物について次の項目について説明する。(少し科学的な思考を入れる)

・生活場所。(海の中、土の中、木の上、など。)

・増え方。(卵で増えるのかそうでないか。また、一回に産む個体の数など。)

・呼吸の仕方。

・寿命。

・体温。(何度くらいか?変化するかなど。)

 

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ってな感じで、むちゃくちゃな授業になってしまってます。

完全に遊んでるじゃないか。自分でももっとしっかりやらなければと終わってからいつも反省です。(すぐ楽しい方向へ流れてしまう悪い癖。)

 

(ヘビとカエルの話は後日!興味深いです!)

 

トーク&チョークの授業が少し敬遠されがちなのはよく聞かれます。一方で、丁寧な板書や子どもたちを惹きつけるトークテクニックは絶対に大切だと思います。

授業の「個別化、共同化、プロジェクト化」などが叫ばれ、話し合いの授業を沢山取り入れたり、調べ学習からのICTによるプレゼンの授業などもどんどん導入するべきだと言われています。

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この流れに、ここマルーでも乗っかることができるのだろうか。


先進国に比べれば「ないないづくし」で、何か「ハンデ」があるように思われがちですが、「教育」という大きく自由なくくりの中では、決して遅れてはいないと思います。

購入した最新実験器具による実験なのか、身の回りの自然やあるものに目を向け実験するのかは一概にどちらが良いと言えないと思います。Good point bad point 両方あると思います。


「質の高い教育に教室は必要ない。」松下幸之助は言っています。

 

ってわけで、この地だから、この子達だからできることを考えよう!

(案1)ソロモンマルーの生物図鑑を作ろう!(ひらめいただけです。)

(案2)あっまだ考えてなかった・・・・

 

ソロモンの生物についてしっかり説明でき、ガイドできるようになれば、ひょっとすると将来この地の発展(産業)につながる可能性はあります。この地の生きる力って何だろう。

うちの子犬「ラブ」さんは、なかなかの運動能力があります。

生後2週間で引き取り、まだ歩けない段階からミルクをやりながら育てました。

現在、生後一カ月!



日本のペットショップに売られているパピーたちは、大体生後2か月くらいの子たちが多いように思います。



その愛くるしい表情からは想像できないような豪快な食べっぷりで、

曙(相撲)を上回るほどのヘビー級チャンピオンに成長しそうです。

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この逸材「ラブ」さんをトレーニングすることで、

マルーのサッカークラブチームで、フィールドを縦横無尽に駆け回る期待のプレーヤーにすることを夢見ています。(人間より嗅覚を生かし、ボールを追う能力は格段優れている)

マルーに必ず貢献してくれることを思い描いております。



子犬の育て方についても紹介していきます。



☆生後2週間から4週間

①里親の母乳で育っていて、歯がないために、ミルクで育てる。(1日2回か3回)

・市販のミルクをぬるま湯に少し濃い目に溶かす。

・芋とご飯の練りつぶしたものを少し混ぜておく。

・量にしてだいたい30㏄程度。(体のサイズによる。ラブは体調25cmほどだった)

・調味料容器に使われるような、チューブに入れて口にミルクを少しつけてやると飲み始めます。

②直射日光や明るすぎるところを嫌うために、ベッドの下や、段ボールなどで暗い場所を与えてやる。(自然とその場所を探し当てておさまります)

③温度変化に弱いために、少し暖かい毛布などを寝床に用意し、35度~40度くらいに保ってやる。

④ほとんど寝ているので、あまり刺激を与えすぎず、そのまま寝かしてやる。

⑤トイレをするために這って寝床から出てくるので、しっかり処理してやる。(寝る場所などに排泄を嫌うため)
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4週間頃から

①歩き始めるために自由に歩ける場所を提供してやる。

・ストレスをためさせないことが一番大切です。そうでないと、色々なものにそのストレスを発散しようとします。例えば、物を壊したり、噛んだり、飼い主に逆らったり。そのためには、自由に歩き回る空間が必要で、部屋を全て開けて、自分に探索できるようにしています。すると夜も良く寝ますよ!留守番も寂しくない。

②トイレの躾、食事の躾をしていく。

・歯がこのころから生え始めるので、離乳食を用意してやる。(お皿にミルクを写し、そこにご飯と芋をつぶしたものを混ぜて自分で舐めながら食べられるようにする。だんだん噛むことを覚えます。1週間くらいしたら、ご飯や芋だけにしても大丈夫です。)

・うちの場合は、家の中で行動できる範囲が広いので、なかなかトイレの躾が大変です。まだ完全にはできていません。(小走りになったり、そわそわするとトイレのサインなので、指定の場所に移してやって、そこで排泄したら褒めたり餌をあげる、など)

③散歩を始めても大丈夫です。

・ソロモンでは首輪をつけずに放し飼いです!畑仕事や、外へ出かけるときに一緒に歩きます。このころには勝手に人間についてくるようになっています。このころの子犬にとって、自然から感じるあらゆる刺激は感性を育てます。いっぱい遊ばせましょう。

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☆このころからトレーニング(英才教育!)

○学校のグラウンドや、庭のある程度広い場所で、脚力と瞬発力を鍛えるトレーニングをします。(これは、飼い主の将来の子犬に対する期待によって違います)

10メートルダッシュ10本。


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5分間のレスト(休憩)

・隠れんぼ。(飼い主や子供を嗅覚で必死に探します)

5分間のレスト(休憩)

・子どもたちに囲まれて、追いかけごっこ。
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・もう無理!って木陰に入って寝ようとします!(限界!)



(これはあくまで、子犬に状態を臨機応変に把握して行ってください。)





今日もくたくたになって寝てます!サッカー選手になる日も近い!

さあ、仕事しようかな。


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