青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

カテゴリ: 旅行

バヌアツの旅!

 

どこへ行っても、自然は心を癒してくれます。

 

そして、地球と言えば青。

白色光の中の、青の波長の光を地球は選んだのです。

 

青の光を美しいと感じる脳を完成させられた人間。

地球は“~~色だった(青以外の色)”ならば、人間は地球に魅了されたでしょうか。

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〇ブルーホール

 

火山島である、タンナの見どころは沢山あります。

バヌアツへ行くのならば、是非、タンナへも足を運ぶべきです。

 

タンナには、ブルーホールという、青をまた一つ違った角度から感じられる場所があります。

 

☆海中トンネル

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海に少しだけ隠れた洞窟の入り口が、海中トンネルをつくっています。

 

その海中トンネルを抜けた先は・・・・・・

 

“雪だった”・・・・・ではありません。

 

海中トンネルを抜けた先は・・・・「青」だったのです。

 

洞窟の中に、どうして青が広がるのか??

 

なんと、洞窟のてっぺんに、直径3メートルほどの地上へ抜ける穴が開いており、そこから、太陽光が差し込み、その光によって、青の光が目に届くように設定されているのです。

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ブルーホールの中は、現地の子どもたちの遊び場にもなっており、楽しみ方を教えてもらうことができました。

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〇文化体験

 

ブルーホールのツアーには、面白い体験が隠れています。

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昔から、洞窟(ブルーホールとは違う洞窟)で暮らしている部族の歓迎儀式を見ることができます。

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真っ暗闇の洞窟の中に案内されます。

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明らかに、中に誰かが居る気配があるのですが、真っ暗で何も見えません。

怖い・・・・・・

 

いきなり草に火がはなたれ、一気に洞窟の中が明るくなります。

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その瞬間、多くの人々が、槍や武器をもって威嚇をしてくるのです。

怖い・・・・・・

 

しかし、迫力ある演技が終わり、洞窟を案内され、明るい場所へはい出たときには、目の前で頑張って観光客をおもてなす子どもたちの姿があり、安心できました。

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〇面白魚釣り

 

いきなり、餌を取り付けた竹竿が渡され、魚釣りをさせられるのです。

 

現地の人々と楽しく魚釣り。ソロモンを思い出しました。

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その場で釣った魚を、現地のおばちゃんに料理してもらって食べる。

カスタムダンスを学びながら食べる。

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〇馬!

 

首都のポートビラで乗馬が体験できます。

 

馬の温かさ、そして、しなやかさが何とも言えない。

 

しかしながら、馬は楽しいことばかりではありません。

 

馬の乗り方の説明はなんと1分。

手綱の持ち方と曲がり方以外は全く伝えられず・・・・

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何名かのツアー客と列を組んでジャングルを進んでいきます。

 

しかし、先頭のツアーガイドの馬が、何も言わずに駆け足で走り出す。

すると、後ろについている全ての馬も走り出すようになっているのです。

 

何も教えられていない私たちは、振り落とされそうになるのです。

 

そして、一緒にツアーへ参加した、日本の友達が、馬との相性が悪く、跳ね落とされるというハプニングも。一歩間違ったら大けがになっていました。

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さらに、馬はたまに人間を噛むのです。

その跳ね落とされた友達は、隣にいた違う観光客の馬にガブリされました・・・・。歯形がつくありさま。

 

そんなこんなのハプニングを乗り越えながら乗馬体験は、一生の思い出。

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名物は、馬に乗りながら、海へ入る。

海にまたがっていれば、海でも怖くない。

頼れる存在、、、、馬。時に厳しい、、、、、馬。

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バヌアツでお世話になった沢山の隊員の方々に、心から感謝を伝えます。

年越しにパーティを開いてくださったり、ツアーに一緒についてきていただき、案内してくださったり。任地を案内してくださり、現地の人々と触れ合う機会を与えてくださったり。

 

感謝感謝。。。。


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バヌアツ旅、パート2

 

〇ヤスール火山

 

バヌアツの首都ポートビラがある島から、飛行機で1時間ちょっと行ったところに、タンナ島という島があります。

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そこは、火山島であり、島の南東にある、ヤスール火山は、噴火を間近に見ることができるのです。

 

イギリスの海軍船、レゾリューション号を率いたジェームズクックが17748月にタンナ島に到達し、発見しました。(ウィキペディアより)

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近年、火山景観や伝統文化に見せられる観光客が増加し、観光業の重要性が増してきています。

 

そこで地球の口から吹き上げられる火山灰は、山の周りに降り注ぎ、風下側では草木にどっさりと積もっています。

 

山の近くを車の荷台に乗って走っていると、大きな火山灰が顔にたたきつけられ、目を開けることはもちろんのこと、顔が痛くて耐えられなくなります。

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遠くからも激しい噴火の様子が見られ、夜になると、花火のように噴き出す溶岩で赤く染まる空が幻想的でした。

 

 

〇滝

 

アッシュ(灰)によってどんより曇ったヤスール火山のふもとに、アッシュをはねのけるかのような水しぶきを上げてそびえ立つ滝が存在します。

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車の荷台に乗っていると、アッシュまみれ・・・。

一緒に来てくれた現地の子どもたちが守ってくれます。

 

息をしていても、灰が入って苦しくなるほどの状況で、車と徒歩で、1時間ほどかけて到着できました。

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灰を洗い流すように冷たい滝に打たれ、身を清めさせていただきました。

 

 

〇温泉

 

日本のように、温度が調整され、人間がゆっくり湯船に浸かれるようにはなっていません。

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流れる、自然のままの温かい地下水を肌で感じ、自分に合った温度の場所を探し歩くのです。

 

そして、湯船などありませんから、全身が水に浸かるためには、寝ころぶしかないのです。

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現地の子どもたちが入り方を教えてくれます。

寝ころんで空を見上げ、火山の噴火音を子守歌にし、すやすやと眠り、旅の疲れを癒すことができました。

 

 

〇文化体験

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火山があるタンナ島には、バヌアツの古い文化が残っています。

 

ブラックマジック(黒魔術)と呼ばれる、昔ながらの文化を体験しました。

要は、村で信じられている呪文や超能力を利用して、体の病気を治したり、人に呪いをかけたり、村の天災を食い止めたりします。

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民族衣装に身をまとい、歓迎から、文化説明、体験まで丁寧な企画で感動しました。

村の中の英語を話せる若者が詳しく説明する島の文化。

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ソロモンの文化と、少し共通する点があるのも、同じ大洋州であり、メラネシアンの人種だからなのでしょう。

 

子どもたちも、観光客を少しでも喜ばせようと、頑張って、魔術の演技をしているのが、可愛く思えました。

 

最後は、村人から歌のプレゼント。

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それに応え、一緒に旅をしてくれたソロモン隊員のタイガ君と、ピジン語でつくった歌を、こちらからもプレゼントしました。

 

島生活から、また一つ、新しい体験ができました。

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バヌアツの旅。

 

目的は、バヌアツで活躍する隊員に会うことと、ソロモンと違う国で、新しい体験を積み重ねること。

 

バヌアツは、ソロモンから飛行機で一時間ほど南東へ行ったところにある島国です。

 

元々英仏共同統治であったこの国は、英語とフランス語がつかわれる機会が多い。

フランス語の方が多く使われているようです。

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ソロモンと同じように、国の公用語としてビスラマ語もありますが、昔の部族から発達した、現地語も数多く今も存在しています。

 

人口は24万人ほどと小さいですが、フランス領の名残もあるのか、特に首都はきれいに整備され、食事や観光が楽しめる環境がつくられています。

 

人種はメラネシアン系で、ソロモンと同じ。

見た目では、どちらの国の方か区別できないです。

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通貨はバツで、日本の100円が大体96バツくらい。

ほぼ日本と同じ感覚でお金が使えます。

 

そんなバヌアツでの経験。

 

〇水中ポスト

 

首都のポートビラから少し外れたところに、ハイダウェイという孤島が存在します。

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その島の近くの海の中に、ポストが作られているのです。

 

観光スポットとして注目されるこの水中ポストは、本当の郵便機能があります。

 

防水のポストカードが売られており、鉛筆で宛名を書き、水中のポストへ投函すると、定期的にはがきが回収され、その住所へ運ばれていくのです。

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満潮時と干潮時では潜る深度が違ってきますが、私が行った時には干潮であり、2メートルくらい潜った印象がありました。

 

手紙が届くか楽しみです。

 

 

〇カヴァ(kava

 

カヴァは植物の名前です。

コショウ科の植物で、その根っこを乾燥させて粉末にして水に混ぜて飲みます。

 

色は灰色。

ドロドロした印象を持ちます。

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想像されるように、根っこの粉末からくる味なので、初めて飲む人は、にがくて、おいしいものではないと思います。

 

私はフィジーでも経験しましたが、バヌアツの方が濃いイメージがあります。

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お酒のようなハイになるのではなく、気分が落ち込み、“ドローン”とした状態になっていきます。

鎮静効果が働き、暗い中で口数少なくぼそぼそと話をするのが病みつきになってしまうみたいです。

 

バヌアツの隊員さんに紹介していただき、一緒に“沈みに”行ってきました。

普段はハイな方の自分が、久々に落ち着いていました。

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〇ファイアーダンス!

 

ビーチバーという海沿いにあるバーで火を使ったダンスショーを見ることができます。

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上半身裸で火を扱います。

火花が熱くないのかと心配になります。

ひやひやしながらも、火の光が描く軌道に魅了されてしまいます。

 

 

〇ジップライン

 

山の渓谷にまたがってワイヤーロープがひかれ、そこを体一つで、渡っていくアクティビティー。

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体に取り付けた安全器具をワイヤーに取り付け、ターザンのように自然の中を移動していきます。

 

深い谷間を渡っていく恐怖と、海が見えるきれいな景色が入り混じり変な気分。

渡り切った時のとてつもない満足感が襲い掛かります。

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初めての経験に脳が刺激されます。

 

 

バヌアツの多くの隊員さんに案内していただいたり、食事を一緒にしたり、お世話になりっぱなし。

親切に関わっていただきありがとうございます。

 

 
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アナボンのウミガメによって満喫した旅ができました。

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泳いでいるウミガメを、レンジャーがボートから飛び込んで、素手で甲羅をつかみ、捕獲してしまう・・・・

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頭から飛び込んだ瞬間に、目の前にいるカメを捕まえ、水面に持ち上げるのです!

 

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こんな非現実的で夢のような光景はなかなか見ることができません。

 

 

そして、ウミガメと一緒に泳ぐ体験は一生に残ります。

 

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ウミガメは重い・・・・・

 

あんな小さかった赤ちゃんが、こんなに大きくなるのです。

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ウミガメを乱暴に扱っているように見えたら、ごめんなさい。

しっかり、レンジャーの指示に従っております。

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遊んだあとは、ウミガメには名札が付けられ、生息地域や移動場所などを調査するための対象となります。

 

何と、そのタグには、好きな名前が付けられます。

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今回、一緒に遊んでくれたウミガメには、「ユウスケ」という名前を付けさせていただきました。

 

今日も、大海のどこかで、ユウスケはすいすいと泳ぎ、懸命に生きているのでしょう!

 

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ウミガメの記事は終わります。

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今日から、他国へ旅に出かけます。

2週間ちょっと、ブログはお休みいたします。良いお年を。

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『ウミガメの産卵』

 

一生のうちで、見られるものは限られています。

 

話を聞いたり、映像や本で見ることは簡単にできても、「実際に」見る経験は、こちらの行動と、運なしにはできないことも多いと感じます。

 

運よく、ウミガメのふ化が見られました。

 

そして、運よく、ウミガメの産卵が目の前で見られるか!

 

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「産卵しているかどうか、チェックしに行くけど、一緒に来るか?」

 

9時ごろに、レンジャーが呼びに来てくれました。

 

今日がアナボン最後の夜。

 

今日見られなかったら、少し心残りだ・・・

 

祈るような思いで、夜の砂浜の海岸をトーチだけで歩いていきます。

 

すると突然・・・

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「静かに!!!トーチを消せ!!!!」

 

慌ててレンジャーが発しました。

 

「前にウミガメがいる!!!」

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真っ暗な中、恐る恐るレンジャーについていくと、そこには大きな一匹のウミガメがいました。

こんな大きなカメに、もしも一人で遭遇していたら、恐怖も感じるでしょう。大きい。小さな赤ちゃんからは想像できないサイズ。

 

しかし、その時見たウミガメは、卵を産み終えたばかりで、産卵の最中を見ることはできませんでした・・・・・・

 

「あー、もしかしたら、見られないかも・・・・」

 

また、少し歩きます・・・・

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「トーチを消せ!!」

 

またレンジャーが叫びます!

 

真っ暗な海岸線に、「ガサガサ!!!」という、巨大な物体が草木をかき分ける音が響きます。暗闇に響く動物の動く音は物騒に聞こえる・・・

 

さて、見られるか・・・・

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「このウミガメは、今、卵を産む場所を探している。適切な場所を見つけたら、そこに穴を掘って産み始める。それを見るためには、2時間ほど待たなければならない。」

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このために来たのだから、どれだけ待ってでも見たい!!!

6人の意見は一致し、ブラックホールのように全ての物を吸い込みそうな真っ暗な海を見ながら、砂浜に座り、しりとりや雑談をしながら、ひたすら待ちました。

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海に光る夜光虫は、私のたちの存在に気づき、クリスマス前のイルミネーションを演出してくれました。

それに加え、砂浜に寝ころんで見る星空にも囲まれ、ルミナリエにも負けない世界を彷彿させてくれました。

 

二時間後・・・・・

 

「産んでる!!来て見てみろ!!」

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現場へ向かいます・・・

 

産んでる~~~~!!!

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すごい!すごい!本当に産んでいる!

 

砂まみれになりながら、後ろ足で器用に地面を掘り、うまく掘った穴に産み落とせる体勢で、“ポコポコ”と23個ずつくらい産んでいるのです!

 

夢中でカメラを向けます。

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泣いている!

涙を流しながら、懸命に産む姿に感動します。

 

痛みを伴いながらも、生命を残そうと頑張る姿には、同じ生命として、共感せずにはいられません。女性ならもっと思うかもしれません。

 

子孫を残す営み。

地球ができてから、自然が選択してきた方法。

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カメを見て、

 

「自分ももっと懸命に生きなければ」

 

と、自分の奥底にある本能を大いに刺激さたのです。

 

 

日本でも教材として、是非使っていきたい映像を撮ることができました!
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