青年海外協力隊!ソロモン!教師!

青年海外協力隊平成27年度1次隊、理科教育でソロモンへ派遣されます、西山裕介です!理科教師として、ソロモンの中、高学校で働きます。ソロモンのマルーという田舎町ですが、人々との触れ合いを一番大切に考え、一生懸命頑張ります。

カテゴリ: 環境問題

「人間が抱く感情のうちで、おそらく嫉妬心とプライドくらいたちの悪いものはない。」(女のいない男たち:村上春樹著)

 

プライドが邪魔をすることがあります。

「くそみたいなプライド」なんか捨てるべきです。

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プライドを傷つけられるとは、「自分の弱点を言われたときのショック」を受けること。

弱点を克服しなければ次に進めないときに、指摘されたら傷ついたり自信を失うからと言って、そこに立ち止まっていたら、一向に物事は改善されません。

それこそ、「くそみたいなプライド」です。

 

うまくできるわけでもないのに、なぜか、指摘されると腹が立ったり、人を批判したい気持ちになる。

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まだまだ、未熟な証拠。

 

プライドをどのように使うかはその人次第です。

うまく自分のプライドをコントロールしなければ。

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話は変わります。

 

☆ゴミ箱設置

 

子どもたちと集めた段ボールで、新しいゴミ箱を作成。

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ゴミ箱に貼りつけるポスターは、今回、男子生徒が上手に書いてくれました。

 

環境問題は世界の問題。

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空気や水、空、海、地球が世界の人類が共有しているもの。

ならば、世界の人々が学ばないわけにはいきません。

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ゴミ問題を考えることが「きっかけ」となり、身の回りの環境に目を向け、世界の流れに興味を持つことができるのです。

 

「いつまで同じことをしているんだ」

 

と、怒られそうですが、すみません。今日は、これしかできませんでした。

 

ゴミ箱を作ることくらいしかできませんでした。

 

任期もわずかになり、もっとできるはずだ、何かすることがあるはずだと、必死に考えていますが、なぜか、箱を拾ってきてゴミ箱を作ることくらいしかできないのです・・・

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最後の最後まで、ショーもないことをしています・・・・・

 

 

☆些細な喜び・・・そして成長

 

理科の授業では、毎日宿題を出します!

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その宿題の提出率が何と・・・・・・・・・・・100%!!

 

密かに喜んでいる自分が気持ち悪い・・・・

 

なぜ、そんなことが達成できたのか。

 

「事前指導」

がうまくいったことが挙げられます。

 

ソロモンに長く生活したからこそ分かる、子どもたちの学校や家庭での実態に即して、指導をしていきました。

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・家に帰ってから“すぐに”することを徹底。(休み時間でもよい)

家に帰って、すぐに外に手伝いに行ったり遊びに行き、帰ってきて夕ご飯を食べると、もうそこは真っ暗闇です。

電気がない家庭環境では、夕ご飯以降に勉強ができるようなモチベーションにならないのです。

 

だから、帰ったらすぐやることを指導!!

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・宿題はできたところまでを評価する。

完璧にできていないと怒られるのではないかと怖がって、出さない生徒もいるため、途中でも、分からないところがあっても出させるようにしました。

家庭学習の習慣と、提出する習慣をつけさせることが目的ですから。

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・宿題を成績にしっかり反映させる。

宿題の提出率は成績に反映されることをしっかり伝えました。

正答率よりも、提出率に重きを置いていることも説明。

 

・宿題は教科書や問題集、参考書がない環境では大切な教材であること

 

日本のように、塾があったり、教材が溢れる環境であれば、宿題など出さずとも、家庭で余分に勉強することができます。

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しかし、ソロモンでは、教師が作った宿題意外に勉強をするすべがありません。

なので、私の作った宿題をしっかりこなし、それを何度も日々の勉強で使用してほしい。

それが唯一の勉強の方法かもしれない。

 

そのことを素直に、そして、真剣に伝えました。

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いつも楽観的にブログを書いていますが、日本と比べると、とんでもない学習環境。

2年近く伝えてきたつもりですが、日本の方々には伝わっているだろうか・・・・・

 

しかし、それを言い訳にしたくない。その思いで今までやってきました。

 

ここに来ての、宿題提出率100%は本当に嬉しい。大きな成長!!

 

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「大切なのは、その子に合った環境をつくってやることです。成長を促し、その子のニーズに耳を傾け、応えてやれるように。子どもたちのなかには、将来という種が眠っています。私たちが信じてあげれば、その子なりの興味が芽生えてくるのです。」(やり抜く力:アンジェラ・ダックワース著)

活動紹介ムービー↓

https://youtu.be/HcskVpwr0dM

 

Solomon教員イベントの情報がアップされています↓

https://www.facebook.com/yusuke.nishiyama.940?ref=bookmarks

 

JICAボランティアからテレコムへのCMがアップされています↓

https://www.youtube.com/watch?v=rSWtCKaOtyM
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『マーケット』

 

での、プレゼン!!

 

卒業式が終わり、マルーでの打ち上げも盛り上がり、今年のマルーでの活動に一段落という感じ。

 

もちろん、仕事に関しては、日本の社会に比べれば、格段に甘い・・・・

甘いのが分かるから、「何かしなければ・・・」という感情が強くなる・・・

 

 

☆ソロモン、第二の都市でのプレゼン開催!!

 

ソロモンの首都ホニアラに次ぐ都市と言われる、マライタ島のアウキには、大きなマーケットがあります。

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そのコンクリートで頑丈に建てられたマーケットは、日本の資金援助によって建てられたものです。

 

アウキマーケットには、多くの人々が集い、野菜や果物、魚、お土産物を売り、マライタの商業の中心を担っているのです。

 

その、マーケットで今日、一般市民に対して、思いを伝えさせていただきました。

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〇困難

 

今回もプロジェクターを使ったプレゼンということで、電気をとるために、延長コードが必要でした。

 

アウキでアドバイザーとして働く、同じ協力隊員、坂本さんに助けていただきました。

延長コードを事務所から借り、何とか場所を確保。

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しかし、紙の手作りスクリーンを張り付ける場所が見当たりません。

 

マーケット内を歩き回り、ようやく適切な場所を発見・・・・

 

スクリーンの設置には多くのソロモンの人々が協力してくれます。

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いつも、助けられてばかりなのは自分です。

最後まで、ソロモンで支えられて生きていくのでしょう・・・・

 

自分たち以上に、準備から片付けまで、全てにおいて協力的なのです。

 

「日本人が何かやるぞ・・・」

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という気配を感じ、多くの人々が集まってきました。

 

「こんな人が多い中でのプレゼンは初めてだ・・・」

 

 

☆プレゼン内容

 

・日本の地理

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国歌独唱から始まり、日本の四季、学校を紹介。

 

集まるマーケットの人々は、知っているようで知らない、日本の街並みに関心を示します。

日本の大都市を歩く人々の多さに、驚きを隠せない表情。

 

・家族紹介

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ソロモンのどこへ行っても、人の親や兄弟、家族、親戚の情報を知りたがる。

だからこそ、初対面でも、このネタを絶対に提供します。

 

兄や親父が、アウキに先月来たことを伝えると、大変喜んでいました。

 

・津波

 

先日、ソロモンで大きな地震が発生し、現在も余震が続いています。

また、小規模の津波でありますが、島に到達しています。

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新しい情報によると、震源地の近くの島では、家々が崩壊しているようです。

そんな状況では、地震や津波の話題がストレートに入ってきます。

 

東日本の大震災の津波の映像を軸に、避難する意識を持っておくことを訴えかけました。

 

・薬物乱用

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マルーとは違い、お酒やたばこが乱売されているアウキでは、絶対に必要な内容だと思いました。

 

ソロモンの人々の体質はアルコールに非常に弱いということ、ソロモンには年齢制限がないということ、子どもたちにとっての害、アルコールが原因となる、思い病気のことについて、興味を持っている様子でした。

 

・環境教育

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きれいなソロモンの写真を序盤に見せていきます。きれいな環境でしか生息しない生物が沢山存在していることを知らせます。

自分の国ソロモンに誇りを持つ人々の自尊感情を高めます。

 

しかし、徐々に、ゴミで溢れ、きれいとは言えない景観に目を向けさせるのです。

すると、見る見るうちに表情が曇っていくのが分かります。

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マルーでも、アウキでも、どこへ行っても反応が大きい導入だと思いました。

 

分解年数について説明すると、マーケットのゴミ処理で実践されている人々が、大きく頷いていました。

 

プレゼン後にも、ゴミ処理担当の職員が、プレゼン内容で共感したことを伝えに来てくれ、大変嬉しくなりました。

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淡々とした内容になり申し訳ありません。

ホニアラへ向かいます!!

 

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今見ている満月は、日本からでも同じように見えているのでしょう。

 

しかし、同じ月でも、その国の性格、その土地の環境、その人の捉え方、によって見え方は全く違ってくるかもしれません。

 

こんなに、近くて大きな月を見たことがありません。

こんなに、月を眩しいと感じたこともありません。

 

日本の忙しい毎日では、立ち止まって、月をゆっくり眺めることもなかったように思います。

街の街灯に埋もれてしまう月に気付くこともなかったかもしれません。

また、月などに思いを巡らす意味自体を失っていたかもしれません。

 

日本でも見られる同じ月をソロモンで見ている・・・

たまに、日本のことを懐かしく思います。

そろそろ寒くなってきている頃でしょう。

日本の四季の移り変わりを求める日本人としての本能がうずく時があります。

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話がころころ変わります。

 

日が落ちる頃、ほんの数十メートル先にある近くの家まで、一緒に遊んでいた友達を送ってあげる子どもたちの優しさに感動させられます。

 

マンゴーをいくつか持って、ニコニコして歩いてくる子どもたちが、「はいっ」といって、一つくれるのです。

一緒にマンゴーを頬張りながら、思いっきり抱きしめて褒めてやります。心から嬉しくて、喜んでいるから、それを全身で伝えます。

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優しい。親切。

優しさ・親切心は、ソロモンが世界一です。

他の国のことを知りませんが、おそらく世界一です。

 

優しさ・親切心こそ、人間に身につける最も重要な道徳心の一つ。

学ばせてもらっています。驚いている自分が情けないです。なぜなら、そういった心が今まで生きてきた環境では備わっていないからです・・・・

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話はころころ変わります。

 

こんな素敵な人々が住むソロモンのマルーの環境を整えたい。

 

人々は、知識を身につけ理解することができないと動くことができません。

村中の雰囲気に後押しされると、動きやすい性格を持っています。

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汚くしようと思ってゴミをそこら中に捨てているわけではありません。

 

ゴミ箱がないこと。

ゴミに対する危険性を知らいないこと。

景観の捉え方が違うこと。

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しかしながら、環境問題は世界の問題。

その国の独自の文化で押し通せるものではありません。

世界基準で考えていきたい。

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だから、ゴミの処理方法については赴任当初から教育しています。

ゴミを正しい場所に捨てること、そこらへんに捨てないこと。

毎朝のゴミ拾いで実践して見せます。

 

大分子どもたちに染みついてきました。

部活動でも並行して教育しているため、体に大分習慣として備わってきました。

 

ココナッツとナイロン袋や缶の違いを理解すること。

いつもゴミを拾いながら、自然にかえりやすい物とそうでない物を区別させています。

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☆環境ポスターの掲示

 

啓発用ポスターは、村のあちこちに貼らせていただいています。

 

第一弾の掲示は、前学期に行いましたが、

第二弾を行うことで、さらに村人へ意識づけることができるのです。

 

警察署では、警察官が自らポスター掲示を手伝ってくれました。

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「きれいな町では犯罪が起こりにくい。割れ窓理論について話をすると、大いに理解を示してくれました。」

 

マーケットでは、沢山の村人がポスターを見て褒めてくれました。

自分たちもきれいな村を創っていきたい、と生き込んでいました。

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ある女性は、

「うちのお店にも貼りたいから、一枚ちょーだい。」

と言って、次の日にしっかり貼り出しくれていたのです。

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ある男性は、

「うちの家の前は、人がよく通るから貼らせてくれないか?」

と言って、一枚持って帰ってくれました。

 

次の日しっかり貼られているのです。

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少しずつ、少しずつ、じわじわと広がっていく“雰囲気”。

村を巻き込んだ環境教育は、任期の最後まで継続していきたい取り組みです。

 

あと残り数か月・・・・

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犯罪や学校の荒れを考えるときに、

 

「割れ窓理論」

 

は欠かせない考え方だと思います。

 

それは、どこかの国だけ、先進国だけ、という話ではなく全世界共通で使用することができる理論であると思います。

 

もちろんここソロモンでも、実践していきます。

 

一つは、ゴミを拾い、草を刈り、花を植え、学校の景観を美しくしていくことです。

 

毎朝のゴミ拾いは、子どもたちがいつも一緒に拾ってくれます。

サッカーをする時は必ずゴミ拾いから始めます。

野球体験が終わったら、必ず近くに落ちているゴミを拾ってから片づけます。

 

大人に入らなくても、子どもたちには必ず入る。

そう信じて生きるのが教師だと思うから・・・

 

そして、もう一つは、教室や学校の建造物の修繕です。

 

前回も紹介しましたが、これには、

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「お金」

 

がかかります。

 

教科書も不十分で、色のチョークも切らしているような予算状況でなかなかお金は出ません。

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政府からの資金など微々たるもの。

後は、授業料を子どもたちから少しずつ余分に集め、やりくりします。

たまに行うバザーで学校のお小遣いを手に入れます。

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いずれにしても、建物の修繕に使う費用を出すためには、どうしても固い財布のひもをほどくのに苦労するのです。

 

しかし、ゴミ拾いを毎日続け、教室にゴミ箱を設置し、掲示物を整え、教室の環境を少しずつ自分なりに変化させてきました。

 

お金の運用を行う、校長、教頭、事務員と粘り強く話を進めていました。

 

話をしたといっても、

 

「謙虚に」

「控えめに」

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話をする中で、“ちらっ”と教室の壊れた壁の話を出すとか、“ちらっ”と子どもたちの環境を整えることで子どもたちの行動が変わるはずだ、という話をしてきました。

 

たまに、

「こんな汚い場所で勉強ができるか!」

 

と、子どもたち自身へ怒鳴ってみたり。

(子どもたちが汚した場面を目撃し)

 

『雰囲気』を出していくこと。

それは、自分が心の中で強く思っていれば醸し出されるのだと今は思います。

 

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お金が動き、教室の壁が今学期から修復され、きれいな環境で勉強できるようになりました。

職員室の間取りも変わり、広いスペースを確保しゆったりとした空間が実現されています。

 

何より、村の大工が学校を修復する姿を子どもたちが見ています。

子どもたちのために、良い環境を創ろうとする大人の熱意が感じられるに違いありません。

 

地域の雰囲気。

学校を重要視する雰囲気。

子どもに関心を持つ心。

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「包まれている感覚」

というのもよく耳にする言葉です。

 

マルーの人たちは、金を稼ぐためだけで学校を直していません。

雇われて面倒だと思って仕事をしていません。

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仕事を見に来る子どもたちに優しく声をかけながら、

 

「もうちょっとまっとけよ。いい教室になるからな。」

 

と、伝えているように見えます。

 

 

明日は、ミニサイエンスショー第2回。

そして、対外試合(サッカー)が開催されます!
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気合を入れていこう。

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道徳について多くのことが議論されています。

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「道徳なんて、ほんの少し時代が変わるだけであっさり変わってしまうものだ」

 

というような意見もあります。

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道徳とは、人間の心に迫り、生き方を学ぶ教育であるために、考える範囲が壮大で、形として見えにくいこともあり人それぞれ考えも大分違ってきます。

 

それだからこそ、多くの先生方が魅力を感じ、研究されているのではないでしょうか。

 

私は道徳に関しては大の苦手科目です。

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いつも思うのは、

 

「道徳を教えられるほどの人間じゃない」

 

というものです。

 

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だから、初任者からの3年は、道徳の授業時間わざわざとってもらって、本当に申し訳ないと思いながら教壇に立っていました。

 

道徳教科に限らず、他教科や学校生活の中での全ての活動を通して育まれていくものでもあります。

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まだまだ勉強不足ではありますが、少なくとも

 

「生き方について考えさせる」

 

ということが大切であることは分かります。

 

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その考えさせる“きっかけ”ツールとなるものは何でもいいのだと感じます。

 

そのきっかけが、授業なのか、部活動なのか、または清掃活動、地域の奉仕活動なのかは様々です。

 

国の方針で、その考えさせる時間を授業で週1時間とっていただけるなら、その時間を有効活用しないわけにはいかないのだと思います。

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☆話は少しそれるかもしれませんが、環境教育も生き方を考えさせる上で大切なツールだと思っています。

 

子どもたちと一緒に作ったゴミ箱は、中高校、小学校の全ての教室に設置されました。

子どもたちと一緒にゴミ拾いを継続し、美化に努める意義を感じとってもらおうと努力しています。

 

今学期も大詰めを迎え、みんなで学校の周りをきれいにして休みに入ろうとしています。

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この辺りは、日本でも、ソロモンでも大体考えることは同じです。

 

生命が地球に誕生し、人間が創られ、集団で生き延びていくために、自然発生的に秩序が生まれてきたのです。

 

集団で生活するために、一緒に快適に生活するために、最低限必要なことはどの国でも道徳として根付いているものです。

それは、人間の「本能的なニーズ」に近づけば近づくほど、同じような価値観になっていることが分かります。

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身の回りの環境というのは、生命にも関わることであるために、どこに住む人もきれいにしようとか、住みやすいようにしたい、と本能的に思っています。

 

ただ、そのやり方が分からなかったり、間違っていたりすることで、国によって差が出ているのです。

 

 

道徳観。

この先、人間が地球上で、「国」という小さな単位のまま生活していくのであれば、その土地独特の道徳観を継続していけばいいと思います。

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しかし、「国」から「世界」規模の大きな集団となったり、どの集団に属しているか分からない人間が出てくるのであれば、国だけの道徳観にこだわっていたのでは生きる力としては不十分な気がします。

 

小さい頃に教え込まれた道徳心などすぐに打ち砕かれ変化していく。

 

そんな世の中で生きていくために、もっと大きな、大きな視野で道徳を考える時代なのだと感じます。

 

(いい加減なことを好きなように書いています)

 

「道徳は便宜の異名である。左側通行と似たものである。道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。道徳の与える損害は完全なる良心の麻痺である。良心は道徳をつくるかもしれぬ。しかし道徳は未だ嘗て、良心の良の字もつくったことはない。」(芥川龍之介侏儒の言葉:新しい道徳 北野武著より)

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