2009年08月15日

追悼 終戦記念日

 戦後64年です。
 時は、嘘をつきません。
 
 誰もが、時に逆らうことはできないのです。
 古代から皇帝や王が、不老長寿の薬を求めてきたのですが、果たせていません。
 
 医学の発達した現代においても、100歳が限界・・・、それ以上生きる人は、本人の持つ命、運、イキザマがうまく行ったもので、普通の人はかないません。
 
 限界のある人生を見た時、人は何を考え、何をすべきでしょうか。いや、すべきという表現はおかしい、人の生き方に「べき」が入るのはある種強制的で、妙な匂いがしてきます。
 
 それぞれの個人は、人生において何を考え、何をしていくのだろうか・・・。
 
 自分の人生には自分で責任を負う、当然のことのようですが、戦争時代を生き抜いてきた人たちに誰が面と向かって言えるのか。
 
 原爆症認定が前進したそうです(選挙対応のにおいもしますが・・)。
 被爆者は自分で責任を負えるほど甘いことではないものでした。また、すべての国民が似たような苦しい状況を体験してきたのです。
 
 誰が責任を負ってくれるのか・・・ただ、権利を主張していることではないのです。国家とは、国民のためにあるはずなのに、国民を犠牲にします。何とも理不尽な行動をいとも簡単にとってしまう、これが国家です。
 
 終戦にいたる国家の中枢(軍)は、国民を守る発想など微塵もありません。組織(軍)を守ることが先に来るのです。国民を置き去りにするし、楯にしてしまうのです。
 
 何のための組織(軍)か、本来の目的や使命などは忘れ去られています。
 これこそが、国家と軍が持つ本質であり、本能です。
 
 終戦記念日の今日、国家と軍が国民に示した姿を想起して欲しいのです。
 
 現代におけるゲリラも正規軍も、国民・市民を犠牲にし、楯にすることなどざらにあります。そして、理由はいくらでも出てきます・・・、正義あり、経済あり、相手の攻撃と不正義ありと、無限にあげられます。お互いが同じ主張をし、攻撃をする・・・その結果は、力の勝負となるわけです。
 
 国家権力の中枢に入ったことがないので推測の域をでませんが、国家というのは、別の発想と思考回路を持っているように見えます。われわれ一般市民とは異なる価値観といえます。そうでなければ、国民を楯にするなどできません。
 
 国を守ると言うことは国民を守ること、といいながら国家という別人格を守ることにすり替わります。 これは、国の違いを問いませんし、国家が持つ本質的な機能、本能ではないかと感ずるのです
 
 権力というものは、持てば変質していくものでしょう。権力が覇権に結びついていく過程は、自然な成り行きなのか・・・組織の本能は、生き延びることと拡大することでしょうか。国家も、その延長線上にあります。
 
 
 靖国神社参拝の政治家が覇権国家を目指しているとは言いませんが、今年は参拝者が少ないとか・・・、なぜか。
 はっきりしているのは、選挙直前だからです。
 それも、真夏の終戦記念日。主義を貫くなら、堂々と参拝すればよいのに、こそこそとしてしまう体たらくです。靖国記念館を見てください! 紛れもなく軍人を祀っている神社です。
 
 こういう政治家を排除していくことこそ、非戦日本のとるべき選択です。権力に魅力を感ずるのが政治、それは当然ですが、違う国家のあり方があるはずです。日本の特質をしっかり打ち出した平和国家もあって良いのではないか。
 
 国家は、われわれ国民の主権による・・・といいながら、実態は違います。選挙による主権行使が唯一の権力実行の時です。むかしのような大規模なデモを起こすエネルギーはなくとも、選挙による権力行使は誰にでもできます。おかしい政権は続かない・・・という日本国の特質を作りたいものです。
 
 「おかしければ替える」、これだけで政党と政権は変わるはずです。この国民の姿勢が継続して行けば、日本国も良くなるものと信じたい・・・夏の空。
 
 終戦のときも今日のような暑い暑い真夏の空だったそうです・・・。

夕日

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Posted by nakamura at 12:10│Comments(12)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ブログ閲覧に感謝です!
ローアングルの写真は得意中の得意です。
コンデジはビデオカメラのようにフリーアングル
液晶モニーターなんです。つまりカメラの液晶画
面を上からも見えるんです。

終戦の日は国民学校の一年生で疎開先の岐阜高山
におりました、快晴の暑い日でした。
Posted by アコード at 2009年08月15日 14:44
nakamuraさま、こんにちは。

今日は、終戦記念日です。
終戦の日は、生まれておりませんでした。
先ほどからじっくりと読ませていただきました。
nakamuraさまの思いが伝わってまいります。

この日には思い出すことがあります。
学生の頃乗継の関係で、早朝広島駅に降り立ち、平和公園へ向かいました。
そこには、「二度と過ちは繰り返しません」と刻まれた慰霊碑の前で、
83歳とおっしゃっておりましたロマンスグレーの被ばくされた老人がお掃除をしておりました。
毎日されるのが日課のようです。お昼までご一緒したのですが、
私だったので多くを語らなかったのか、
重すぎて短時間では語れなかったのかよく分かりませんが、
その間その空気は感じました。
今、ランキング19位です。ポチ!! 気温も上がっておりますがランキングも順調に。。。
Posted by モカ at 2009年08月15日 16:49
こんにちは。

「あなたは、政治と経済が、分からない人だから・・」と、夫に言われるのです。

分からないということは、知識はもとより、
それらを動かす背後には人間的なものがあることを、
分かっていないということのようです。
(うまく表現できてませんけど・・)

そんな私にとって、今度の選挙はとても大変!
どう選ぶか、新聞が頼りですが、論調は各社いろいろ・・、ここはじっくりと考えなくてはなりません。
主権が国民にあることを、自覚して。
Posted by hanasakuoka at 2009年08月15日 17:28
組織は、本質的に拡大を目指します。それを本能と呼べばよべましょうね
ブログを拝読し、ちっとも違和感を感じませんですから、きっと考え方が似ているのでしょう
終戦(敗戦)の翌年に小学校へ入りまして、それからずーっと民主主義といわれるもので(を)教育され、大人になりました
それでもまだ民主主義を実践する生き方ができていません。主権在民の立場で、ね 今度の総選挙を総括したい、と独りで思っております
Posted by こんの at 2009年08月15日 18:04
こんばんは。

毎度変わらぬ姿勢と、辛口に嬉しくなって
しまいます。選挙前ということで気になる
のは、靖国問題でそれに変わる宗教性のな
い、慰霊のための国家施設をと野党系の方々
は言っています。それも良いですが、
反戦・反核のもっと具体的アクションを政
策に盛り込んだ上で言って欲しいですねぇ。
期待はして居るんですが..。


Posted by 地理佐渡.. at 2009年08月15日 20:08
そろそろ、年金の計算とか、そんなことも勉強しておりますが、
国民一人一人が、国に守ってもらうのではなく、国から自分を守るために戦ったり、うまく立ち回ったり、ごまかされないように気を配ったり、そんなことをしなければならないなんて、ひどい話です。

Posted by ディック at 2009年08月15日 20:31
アコードさん、こんばんは。

あれあれ、意外に楽な姿勢で撮影されていますか・・・(笑い)。

なお、敗戦の日、岐阜高山ですか、疎開に楽はないのですが、良いところに行かれていましたね。
私は、疎開の記憶がありません。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:13
モカさん、こんばんは。

>重すぎて短時間では語れなかったのかよく分かりませんが、
その間その空気は感じました。

その場の雰囲気がよく分かります。この年代の方々は、寡黙です。語り出すと止まりませんし、感情が抑えきれなかったのだろうと思います。
とても、よい話ですね・・・。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:17
hanasakuokaさん、こんばんは。

いえいえ、ブログを見させていただいていますから、ご主人のお話には異論があります(笑い)。
人間の基本は、ごくごく近いコミュニティーから始まります。
社会や国家というものも、そうしたコミュニティーの集積と結果だと思います。

今の政治家(経済人も)の駄目さ加減は、自分のことを最優先している人たちだからです。高い志はどこかに捨ててきたようです。そういう人たちはhanasakuokaさんが山に連れて行くのはいかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:23
こんのさん、こんばんは。

おそらく、親や先生、大人たちの思想転換、価値観大転換を目の当たりにされた世代であろうと思います。ですから、民主主義??妖しい押しつけだけれど、しゃあ〜ないか・・・と。
墨で消された教科書など、いかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:29
かんりにんさん、こんばんは。

>靖国問題でそれに変わる宗教性のな
い、慰霊のための国家施設をと野党系の方々
は言っています。

失礼ながら、アホな話ですね。彼らも同じ発想ではないかと感じます。本質を考えようとしていません。なにせ、旧自民党小沢・鳩山派ですから・・・期待はしない方が・・(笑い)。
それでも、変わらなければ何も始まりませんので替えましょう。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:35
ディックさん、またこんばんは。

>そんなことをしなければならないなんて、ひどい話です。

ははは・・・、ディックさんらしい怒りの言葉ですね。
スウェーデンなどは個人貯蓄がほとんどないそうですね。国を信用し、信頼しているからのようです。日本は、その真反対、また国が下り坂になると問題が噴出してくるようです。大変な借金も、いずれ、どこかで国民が負担することになりませんでしょうか。そのやり方は、ディックさんがお詳しいのではないかと思います。
コメントありがとうございます。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 21:41