2019年07月05日

ノビル

 春先に芽を出し、大きくなったものは山菜として好まれます。
 ネギの仲間ですから湯がいて食べれば葉も球根もおいしいものです。
 
 野草ですから勝手に生えだしてきます。
 <大百科全書より>では、”古代に栽培されたものが野生化したものといわれる。”と言うことですからなかなかたくましい野草です。庭では根絶するのが難しい・・・です。

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 6月には花が咲き、実(ムカゴ)を付けます。
 野草のジャングルの中にひょっこりと首を出し、しっかり子孫を残す、これぞ野草の強さです。


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 ノビル  <大百科全書より>
〔野蒜〕 【学】Allium grayi Regel
(大図鑑 P285参照)
ユリ科の多年草。ネギの仲間である。地下に径1〜2センチの球形の鱗茎(りんけい)があり、晩秋から線形の根生葉を出して越冬する。花茎は高さ50〜80センチ、下半部に2〜4個の茎葉がある。葉の断面は三角状で、上面に浅い溝がある。5〜6月、茎頂に1個の散形花序を開く。包葉は膜質、卵形で先が長く伸び、若い花序を包む。花は淡紅紫色で、十数個ある。花柄は長さ1.5〜2センチ。花被(かひ)片は六枚、卵形で長さ4〜5ミリ。雄しべは6本、花糸は花被より長い。雌しべは1本、子房上位で、三室。果実は裂開し、各室に2個の黒色の種子がある。花は普通は大部分が発達せず、球形で無柄のむかごに変化している。日当りのよい道端や土手の草地に生え、日本全土、東アジアに広く分布する。鱗茎や若葉は食用になる。古代に栽培されたものが野生化したものといわれる。〈河野昭一〉
〔文化史〕縄文時代すでに食用にされ、東京都八王子市宮下遺跡の勝坂(かつさか)式深鉢形土器の中から、炭化したノビルの鱗茎(りんけい)が出土した。古代にも春先の重要な野草菜であったとみえ、『古事記』に応神(おうじん)天皇の歌として、「いざ子ども野びる摘みに、ひる摘みに……」が載る。『万葉集』には調味料の一つとして「醤酢(ひしほす)に蒜搗(ひるつ)き合(か)てて鯛願ふ我にな見えそ水葱(なぎ)の羹(あつもの)」(長忌寸意吉麻呂(ながのいみきおきまろ)、巻16)と詠まれる。〈湯浅浩史〉



Posted by nakamura at 15:55│Comments(0)