2014年11月06日

「15th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2014 BEST ”一期一会” 〜無敵なハート〜 - 11/1(土) 大津市民会館」ライブ参加報告書

大津市民会館
ライブツアー2014 - 大津公演(1)
筆者は、11/1(土)に大津市民会館で行われた「15th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2014 BEST ”一期一会” 〜無敵なハート〜」の公演に参加した。

この日の遠征では、特にアクシデントもなく、当初の予定通りに行動出来た。このことについて、天に感謝する。

本報告書は、移動編/ライブ編の各編から構成されている。まだ今年のライブに未参加の方で、ライブ当日までライブの詳細について知りたくないという方は、ライブ編をお読みにならないことを強くお勧めする。


倉木麻衣のMai.K Diary : ☆live in 滋賀! - ライブドアブログ


  1. 移動編

    往路では定石通り東海道新幹線を還択し、復路では当日深夜発の夜行高速バス選択した。具体的な便名、列車名、車両、座席番号は以下の通りである。

    便名、列車名、車両、座席番号一覧表
    往復種別 便名、列車名 車両 座席番号 備考
    往路 新横浜(11:15発)→京都 こだま649号 700系 9号車9番D席 EXPRESS予約 こだま☆楽旅IC早得
    京都(14:51発)→大津 普通 - - -
    復路 大津(20:52発)→京都 普通 - - -
    京都駅八条口(23:48発)→横浜駅西口 フライングライナー号 独立3列シート スーパーハイデッカー 1号車5番A席 早売5

    大津遠征では、当初2つのプランが立てられていた。1つ目のプランは、ライブの後、現地に2泊して、翌日を丸一日観光に当てるプランである。この場合、3日の東海道新幹線で横浜市に帰還することになる。但し、筆者は、以前に京都近辺で行われた麻衣さんのライブに参加した時に、金閣寺銀閣寺清水寺という京都定番の観光スポットを既に観光しているので、今回是非とも観光したい場所があるわけではなかった。折角の3連休なので、すぐに横浜市に帰るのではなく、のんびり宿泊してもよいかなと考えていた程度である。もう1つのプランは、ライブの後、当日深夜発の夜行高速バスで直ちに横浜市に帰還するプランである。

    取り敢えず、筆者は前者のプランに対する宿泊先と東海道新幹線の予約、後者のプランに対する夜行高速バスの予約の両方を行っておいた。採用されなかったプランに対する予約は、キャンセルすればよいだけの話である。

    どちらのプランを採用するのか、中々決まらなかったが、この3運休は全国的に雨模様の天気になりそうだということが分かってきた。筆者は、わざわざ2泊分の宿泊費を投入してまで、雨の中を観光する気にはなれなかった。雨の中では、一眼レフカメラが使いにい。また、PLフィルターの効果が半減して、コントラストの弱い冴えない写真しか撮れないからである。

    そして、現地の2日の天気予報が確度Bで降水確率60%になったのを見て、観光を断念し、後者のプランを採用することに決めたのだった。この結果、2泊分の宿泊費と復路の交通費の差額(東海道新幹線と夜行高速バスの運賃差額)合わせて、2万円以上の経費が削減されることになった。

    まあ、当初予定に入っていなかった西条・高松両公演に参加したことで、出費が膨らんできているので、今回の大津公演では、遠征計画を縮小して経費削減を図るのが正しい考え方なのかもしれない。また、11月の京都は観光シーズンの真っ只中であり、観光スポットはいつも以上に観光客で混雑しており、周辺ホテルの宿泊料金も高目に設定されている。そのような時期に、わざわざ宿泊してまで観光するのは賢い消費者とは言えないので、後者のプランを選んで正解だったのかもしれない。

    往路

    エクスプレス予約こだま☆楽旅IC早得を利用した。こだま☆楽旅IC早得は、東海道新幹線開業50周年を記念して企画された来年3月末までの期間限定商品である。こだま号のグリーン車という条件付きで、割安な運賃が設定されている。こだま号の場合、のぞみ号で行くより少々時間が掛かってしまうが、ビジネスで京都に行くわけではないので、グリーン車で寛ぎながら、のんびり行けばよいのではないかと考えた。

    指定券発売日当日、シートマップから好みの座席位置を指名買いしようとしたが、グリーン車は既に半数近い座席が埋まっていた。こだま☆楽旅IC早得を利用しようとする人が多いのか、3連休で関西方面に出かけようとする人が多いのか、あるいは旅行会社が先行予約しているのかもしれなかった。筆者は、「進行方向に向かって右側の窓側の原則」「線路から伝わる振動が低減される車両の中央部」を満たす座席位置を何とか確保することが出来たが、「ゆったりと寛げる広い客室」を確保することは出来なかった。尚、こだま649号は700系で運転されるが、700系には長窓が使用されていないため、「長窓の後方の原則」は該当しない。

    当日は3連休初日ということもあり、新横浜駅の新幹線下りホームは混雑していた。こだま649号のグリーン車は満席ではなく、筆者の隣の座席に人が座ることは一度もなかった。そのため、筆者は車内で快適に過ごすことが出来た。予報通り、この日の関東、東海、近畿地方は雨模様の天気で、沿線は断続的に雨が降っていた。富士山は裾野が見えるだけであり、山頂を視認することは出来なかった。

    後続列車を先に通すため、こだま号は道中の各駅で5〜6分間停車する。3連休ということで、この日は臨時列車が増発されていたようであり、1つの駅で2本の列車に抜かれる場面もあった。文字通りごぼう抜きされたのである。正確に数えていたわけではないが、京都に到着するまでに、20本近い列車に抜かれたような気がする。割安運賃のこだま☆楽旅IC早得を利用しているので、覚悟していたこととは言え、流石に1つの駅で2本の列車に抜かれると、「何だかな〜」と思うこともあった。それでも、こだま649号はダイヤ通りに運転され、定刻の14時44分に京都に到着した。

    京都から在来線に乗り換え、大津を目指した。大津には、15時頃に到着した。曇天で暗かったが、この時点で雨は降っていなかった。会館に向かう前に、昼食を頂くべく、会館近くのロイヤルホストに向かった。ここは、昨年のライブツアー2013の大津公演のときにも入った店である。ちょうど入り待ちが終了したと思われる時間帯だったため、店内はライブ参加予定者で混雑しているかと思っていたが、それ程でもなかった。

    復路

    京都駅八条口から、近鉄バス東北急行バスが共同運行するフライングライナー号を利用した。筆者は、京都・大阪方面への遠征の復路では、江ノ電バス南海バスが共同運行する藤沢・鎌倉・大船・戸塚行きの夜行高速バスを利用してきたが、フライングライナー号の早割り運賃で予約することが出来たため、今回はこちらを利用することにした。

    フライングライナー号には、早割り運賃が設定されている他、クレジット決済が可能なため、決済すると同時にすぐに座席位置が分かる。また、筆者がいつも利用していた藤沢・鎌倉・大船・戸塚行きの夜行高速バスより、横浜市により早く到着し、座席はレッグレスト付きでレベルが高い。このように、フライングライナー号の方が、筆者がいつも利用していた藤沢・鎌倉・大船・戸塚行きの夜行高速バスより優れていると考える。

    京都→横浜方面の夜行高速バス比較表
    運行会社 運賃 クレジット決済 横浜市到着時刻 座席仕様
    近鉄バス・東北急行バス 5,880円(早割り運賃) 横浜駅西口6時01分 レッグレスト有り
    江ノ電バス・南海バス 8,020円(早割り運賃未設定) 不可 戸塚駅東口7時58分 南海バスは、レッグレスト無し

    特に、運賃の差額が2千円以上もあるのでは、いくら自宅により近い駅に停車する路線とは言え、今後は藤沢・鎌倉・大船・戸塚行きの夜行高速バスを利用する気がしない。藤沢・鎌倉・大船・戸塚行きの夜行高速バスは、空席が目立つことが多かったが、その原因が分かったような気がする。

    乗車券発売日当日、筆者は早割り運賃でフライングライナー号を予約した。クレジット決済で表示された座席位置は5番A席であり、乗車券発売日当日に購入したにしては、やや後方寄りの座席位置であった。早割り運賃の座席位置は、後方に集まっているのかもしれない。

    需要が多かったのか、この日の上りのフライングライナー号は、2台体制で運行された。筆者は1号車の方だったが、ドタキャンが発生したのか、満席ではなかったようである。乗客には、お茶が無料配布された。車両は東北急行バスの車両であり、独立3列シートを搭載したスーパーハイデッカー車両。座席にはフットレストとレッグレストが付いており、隣の座席との間に仕切りカーテンも付いていた。

    フライングライナー号は順調に走行し、定刻より早い午前5時35分頃に横浜駅西口に到着した。筆者は、横浜到着の車内アナウンスがあるまで寝ていた。夜行高速バスにしては、よく眠れた方ではないかと思う。横浜からJR線で帰宅した。自宅の最寄の駅のマックで朝食を頂いていたため、自宅に戻ったのは午前8時20分頃だった。

  2. ライブ編
    ライブ会場

    ライブツアー2014 - 大津公演(2)大津市民会館には、昨年のライブツアー2013の大津公演で入場したことがある。会館は、JR大津駅から徒歩約10分、京阪島ノ関駅から徒歩約5分の場所にある。会館のすぐ目の前には琵琶湖が広がっており、恵まれたロケーションと言える。

    例によって、会場のロビー内には、グッズ売り場CD予約コーナーMAI KURAKI JCB CARD申し込みコーナーガチャガチャコーナ一等が所狭しと設けられていた。麻衣さんのデビュー15周年という節目の年に、商品の売り上げを出来るだけ伸ばしておこうという意図があるのか、今回のホールツアーでは、この類のコーナーがやたらと多いように思う。そのため、タダでさえ狭いロビーがより狭く感じられ、ロビー内は移動するのもままならない程に観客でごった返していた。

    この会場は、座席の列番号が前列から後方に向かって降順に配置されており、チケット表記の1列が最後方の座席位置となる。また、ステージ先端と最前列の座席の間隔が狭く、最前列の観客は、手を伸ばせばステージ内に楽に手を入れることが出来る。前回のライブ参加報告書において、一般的な会場では6列目付近までがフラット、7列目付近から段差が付き始めると書いたが、この会場で段差が付き始めるのは、11列目(チケット表記24列)からのようである。よって、下手に前方の中途半端な座席位置を取得してしまうと、前の人の頭が邪魔になって、ステージへの視界が確保出来ない可能性がある。


    座席位置

    今回の座席位置は、「文句無し」とは言えないが、それに近い超良席だった。ステージに対する角度は申し分なく、ステージへの視界も良好だった。実は、この座席位置を取得するまでの道のりは長かった。大津公演は、今回のホールツアーの中で、超良席の取得に最も苦労した公演かもしれない。

    但し、昨年のライブツアー2013の大津公演の座席位置(2列目中央)よりは、後方になってしまった。残りの公演もあと僅かになったので、この際はっきり言ってしまうが、今回のホールツアーでは、昨年までのライブツアーで一度や二度は必ず取得出来ていた2列目中央という文句無しの超良席を一度も取得することが出来なかった。

    先ず、武蔵村山公演久喜公演友の会先行発売では、2列目中央の座席位置を一枚も売っていなかった。このときは、この2会場だけの特別な話なのかと思っていたが、どうやら会場枠を持つ全ての会場で、2列目中央は会場枠になっていなかったようである。そう考える根拠を以下に示す。

    筆者が調査した限りでは、オークションの2列目の超良席案件の中で、センターと明示されていた案件は1つもなかった。サブセンターよりセンターの方が高い金額で売却出来るため、もしセンターの座席位置であれば、出品者はその旨を明示する筈である。それをしていないということは、端の方の座席位置であることを自ら白状しているようなものである。よって、出品されていた2列目の超良席案件は、全て端の方の座席位置であったと判断する。

    筆者は、自分が参加したホールツアーの各公演で、2列目中央にどのような観客が座っているのか観察した。その結果、全ての会場で言えることは、2列目中央の観客は女性の比率が高く、大人しい観客が多いということだった。また、どこの会場でも見かける常連客、オークションで落札相場を無視して金に糸目を付けずに超良席を片っ端から落札していく熱狂者を、2列目中央で一度も見かけたことがなかった。そのような観客は、同じ2列目でも端の方の座席位置にいたことが確認されている。

    以上のことから考えて、2列目中央は会場枠になっていなかったと考える。そして、会場枠でないとすれば、FC枠になっていたと考えるしかないのである。

    以前から述べているように、筆者は、今回のホールツアーでFCチケットを一枚も申し込んでいない。これは、FC枠の当てにならない抽選結果に期待するより、自力で会場枠の2列目中央の座席位置を狙う方が確実と考えたためであるが、今回のホールツアーに限って2列目中央の座席位置は、FC枠に持って行かれてしまったようである。Mai-K.netは、どこまでも筆者の邪魔をするようである。Mai-K.net、許すまじ!!

    ライブ内容

    客席は超満員ではなく、空席が散見された。筆者の周辺では、FC枠と見られる3列目、5列目中央に空席があった。ライブの盛り上がり度という点でも、先日の武蔵村山公演には及ばなかった。これは、何もこの日のライブが盛り上がらなかったという意味ではなく、今回のホールツアーの中では、盛り上がった部類に入る。先日の武蔵村山公演の盛り上がリ方が、それだけ異常だったということである。

    この日の麻衣さんは、"FUTURE KISS""Stand Up"の振り付けを一部間違える等、ステージ上のパフォーマンスにやや雑な面が見られた。ホールツアーもいよいよ胸突き八丁に差し掛かって来ている。ライブの他にもテレビ番組への出演等もあり、最近の麻衣さんは激務に追われているようだ。頑張り屋の麻衣さんのことだから、たとえ疲れていても決して表情には出さないが、肉体的には相当疲労がたまっているのではなかろうか?デビュー15周年という節目の年で、いつもより多忙なのは致し方ないが、たまには休養も必要である。このままでは、12月6日のプレミアムライブまで果たして体が持つのか少々心配である。

    日替わりコーナーでは、"Baby I Like"が歌われた。曲名を明かす前、麻衣さんは「私の原点になる曲です」と言った。大賀氏は「滋賀の人は、超ラッキーだと思いますよ」と言っていた。麻衣さんの原点になる曲と言えば"Love, Day After Tomorrow"だが、この楽曲はアンコールで歌われる予定なので、このコーナーで歌われる筈がない。筆者には、何の曲か判らなかった。麻衣さんは「判った人は手を挙げて下さい」と言ったが、手を挙げたのは数名だけだったようだ。この後、麻衣さんが、海外でのデビュー曲というヒントを出したので、ようやく曲名が判った。

    R&B独特のリズム感を生かしたままのアコースティック風のアレンジだった。この楽曲は、イントロ部分が"Love, Day After Tomorrow"と似ていると改めて思った。ボーカルとバックバンド共に演奏の完成度が高く、これまでの日替わりコーナーで歌われた楽曲の中では、"冷たい海"と双璧だったように思う。

    アンコール後の最後の挨拶では、12月6日に日本武道館で行われるプレミアムライブについて、初めて言及していた。どうやらサプライズも用意されているらしい。尚、実況中継では「まさか引退発表じゃないよね」と書いたが、あれはブラックジョークである。もし本当に引退発表を行うつもりならば、事前にサプライズがあると言ったりはしないだろう。

    サプライズとして考えられる事は、スペシャルゲストの登場が妥当な線であろう。あるいは、会場が日本武道館ということで、オーケストラの登場もあるかもしれない。しかしながら、個人的な希望としては、サプライズとして和服で"夜桜お七"を歌うことを強く希望する(笑)。


Posted by yno2001 at 21:51 Comments(0)TrackBack(0)

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