森でのできごと

横浜自然観察の森友の会です。
活動記録、観察の森で見たこと、聞いたことなどをお知らせします。
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2013年03月

はじめての ちいさなしぜんかんさつ会 実施したよー

3月24日,ちょっと寒い日でしたが,「はじめての ちいさなしぜんかんさつ会」を行いました.3才〜小学校低学年の親子が対象です.
目標は,大きな子はオタマジャクシを自分でとれるようになること,小さな子は手に乗せてみること,そして大人は,そんなこども達の感じたことをよく聞くことでした.天気予報が良くなかったためか,どちらの回も,ヘイケボタルの湿地は貸し切り状態.
こども行事1

午前は少し寒かったのですが,捕まえようとなんども試みて,こども達の手は冷たくなっていました.こども行事2

たくさん遊んでくれたオタマジャクシにお礼を言って,カエルになってから暮らす林の中に行ってみました(こどもたちは,「林」ってどういう場所なのか,知らないんですよ!).午後は,参加者の中に友の会カエル調査隊のメンバーの方がいたので,カエルについてお話しをお聞きすることができました.例年より早く開花したサクラや,タチツボスミレ,ナツボウズ,ツクシ,タイワンリスの巣や食べ跡のついた木,雨が少なくて乾いているモグラ塚などを見ながらセンターに戻りました.
 

今年は,「絵本づくり」をオプションとして行いました.こどもたちは,描いた後,絵を見せにきてくれて,何を描いたのか,どんな気持ちがしたのか,話してくれました.こどもが描いた絵と,大人がこどもから聞き取った,その時の「感じ」や「気持ち」を綴じて,手作り絵本は完成です.
こども行事3

女の子の絵には,オタマジャクシが.お腹のもようも描かれています.男の子が今描いてくれているのは,私なんですって.お家に帰って,お父さんに話してあげるんだそうです.

オタマジャクシはこれからもっと大きくなるよ.また,会いにきてね.

[ ふじた・かおる ]  
友の会事務局主催「はじめての ちいさなしぜんかんさつ会」担当

はじめてのちいさなしぜん観察会

今日は、「はじめてのちいさなしぜんかんさつ会」を行います。オタマジャクシもずいぶん大きくなってます。
午前中、小雨がパラつくかもしれません。折り畳み傘があった方が良いですね。
*この行事のお申込は締めきりました。
[ ふじた・かおる ]

3月の「自然と遊ぼう」

3月23日(土)
午后から薄曇りですが、春ぽかぽかの森です。

「おたまじゃくしを見にいこう」とヘイケボタルの湿地へ出かけました。
2月の始めと下旬に生まれた卵から、大きめのオタマと、ちっちゃいオタマが元気よく泳いでいます。

手ですくったり、網を使ったりして、みんな上手にオタマを捕まえました。

 
P3231030sP3231035


お腹の方からよく見ると、ちっちゃなお口や、ぐるぐる巻きの腸が、赤く見えるのは心臓でした。

たくさん遊んで仲良しになったオタマたちを「大きくなって、また卵を産みにきてね」と池に戻してバイバイ。

次回は
4月2日(土)
一回目 13:00から
二回目 14:00から
受付・集合 観察センター前(事前申し込み不要)

 どんな遊びをするの?
森をあるくと見つかる「なにコレ?」
みんなに見つけてもらうのを心待ちにしている宝物たちがいます。
どんな宝物が、いくつみつかるか、いっしょにさがしに行きましょう。

雨が降っていたら、雨に濡れないプログラムで遊びます。

          =むらじい=

にぎわいの森?を歩くバードウォッチング

3月10日はセンター主催の“にぎわいの森を歩くバードウォッチングの日です
冬鳥はまだいる時期ですが風が強いのでちょっと不安
センターの前で受け付けを済ませますセンター前で受け付け

野鳥の会のリーダーさんたちとレンジャーさんの説明、そして3グループに分かれて出発!

初心者グループはモンキチョウの広場で双眼鏡の使い方から
使い方がわかった時にノスリが現れ、停空飛翔(ホバリング)が何度も見られました

ミズキの道を歩いて行くとメジロのさえずりが聞こえます
でも姿は見えません
そういえばアオジの姿もまだ見ていません
ミズキの池にカワセミがいてくれることを祈りながら進みますが、、、
残念!
カワセミはいませんでした
クヌギの林に行くとやっとアオジ、そしてウソ
あいにくウソはオスがいませんでしたが桜の花芽を食べるのに夢中でじっくり見ることができました
ほかに何かいる? 
ホオジロです!しかもオスホオジロ


最近森ではホオジロがなかなか見られないのでラッキーです

その後はアキアカネの丘を通ってピクニック広場で昼食
その後も鳥を探しながらあるきましたが鳥がいません
センターに戻ってからは鳥合わせ なんとか17種になりました

全員揃ったところで子供参加者一人一人に参加証が手渡されました子供たちに参加証
バードウォッチングは楽しかったかな
ちょっと鳥の数は少なかったけどまた来てくれますように

参加者60名  鳥は3つのグループ合わせて23種(外来種含む)でした
来月はどうなるのかなあ


鳥のくらし発見隊  上原明子

うまく出来たかな?

2月16・17日に焼いた炭はこんな感じでした。
P1080296
窯口から覗くと、随分減った感じがしますね。
P1080298
窯の中から取り出す際はこう言った重装備です。灰を吸わないようにしないといけないですから。PM2.5対策ではないです。
P1080311

取り出した炭。材が長期乾燥したトウネズミモチですから、クヌギ・ナラ製の炭のような重厚感には欠けます。白い部分は灰になった部分です。中央右寄りの分割した材の炭は中々良く出来ているようです。投入した材から炭になった重量比、収炭率は15%でした。随分灰になった印象がありましたが、平均的でした。今冬一番の寒い中を頑張った甲斐がありました。
 ぜっとえふしぃ せきね

ルーペで観察

ひな祭りの日(3/3)の「季節の森を歩こう」では、子供インタープリターがデビューし、いつもと違うコースの森をたくさんの参加者といっしょに観察しました。
観察センターの近くでは、木の周りに集まり、みんなカメムシの気持ちになって「卵を産むならどこかなあ?」と良さそうな場所を探します。誰かがふと木のネームプレートを裏返すと...
「あっ!!」びっくりしたような声に、みんなが覗き込みます。
photo1
カメムシの卵がびっしりと並んでいます。
卵をルーペで見ると呼吸管のような管がついているのが見えました。
冬の風物詩の1つであるクヌギカメムシの卵を見た後は、ヘイケの湿地に向かいます。新しく産んだばかりの卵もありますが、小さくて黒いものがチョロチョロ。
「すくってごらん」
始めは片手でそっと池に手を入れていた子供も、両手でガバッとすくって、まだまだ小さいオタマジャクシをじっくり見ることができました。
アオキが生い茂る森の中で、所々シロダモの幼樹が伸びてきています。そのシロダモの葉をみると、何やらブツブツが。
photo2
百聞は一見にしかずということで、1つの突起を割ってみると、中に部屋(空洞)があり、黄色いものが。
手にのせて「何かいる? 何だろう?」
ルーペで拡大すると、「えっ! 幼虫ー」
普段気付かないところに、びっくりする生き物が隠れているのですね。
この日は他にもアオキの実やクズの蔓にできた”虫こぶ”を観察し、虫と植物の関係を体感した観察会となりました。
  ハンミョウ いけだひろし

すごいよ、スギ花粉

スギ20130307
2013年3月7日、気温が上がりました。風が吹くとスギの花粉がザーッとこぼれ飛ぶこの日、事務局内調査グループはモニ1000植物相調査を実施しました。メンバー4人とも花粉アレルギーでマスクをして調査している姿を活動の様子として写真に撮られてしまいました。読んでいるだけでくしゃみが出そうでしょ。篠原

春ですね!

3月5日 森に来ました
いつものように長倉口から入ると早速アオジとカワラヒワのお出迎え
嬉しくなって上を見たけど何も無し
最近よく木の上にノスリの姿が見られたのですが、今日は空振り

しばらく行くとミズキの池の手前でウグイスのさえずり
森で聞く今シーズン初です

あちこち見ながら歩いていると足元にふきのとうがありました
春の訪れを感じさせてくれますね

トンボの池に向かうと途中にヤマネコノメソウが小さな花をつけています
ヤマネコノメソウ1

池にはヤマアカガエルの卵塊がいっぱい!20個はありそう
ヘイケの湿地に行ってみるともうおたまじゃくしがいました
固まっていたり、一匹でチョロチョロ泳ぎまわったり
でもこの子たちを狙っていろいろな生き物が現れるでしょう

霊園口の階段にはタチツボスミレの花が咲いていますよ
タチツボスミレ1

3月10日はにぎわいの森を歩くバードウォッチングの日です
センター前に9時集合です

鳥のくらし発見隊 上原明子

ミズキを伐りました

雑木林(クヌギ林)の日当たり改善と、安定な斜面確保のため大きくなったきたミズキを伐りました。
IMG_3365
昨年春に伐ることになっていた予定が、諸般の事情で延び延びに。
斜面で危険も伴うので、伐木計画をセンター・行政と調整の上、計画書通りに実施しました。
IMG_3369
ご覧のようにチェーンソーが胸の高さになるので、防具を含め細心の注意が求められます。
思惑通りに倒すことができ、他の樹にも殆ど損傷を与えることなく終了。
IMG_3376
倒した樹の年輪を数えてみると、35年前後のようです。
年輪の幅が1センチ程度のものもあり、年に直径で2センチ太くなったわけで、ミズキの成長の早さが実感されます。
言い換えると、それだけ樹の重量が増しているわけで、ここのように斜面が必ずしも安定していない場所では地滑りの危険度が高まっていることになります。
樹には可哀想ですが、人と自然の共存には必要なことなのです。

ぜっとえふしぃ せきね 

 
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