森でのできごと

横浜自然観察の森友の会です。
活動記録、観察の森で見たこと、聞いたことなどをお知らせします。
掲載の記事、写真等はすべて無断複写・転載を禁じます。

鳥のくらし発見隊

9月のみんなでバードウォッチング

今日10日はみんなでバードウォッチングの日です。

前日が涼しかったので、暑くなるのは嫌だなぁと思いつつ森に来ました。

長倉口から入ると、木の上で動き回る小鳥たち。

エナガとシジュウカラ
エナガやシジュウカラ、メジロでした。
思わずみんなできたら出てきてね、とお願いしました。


さて受付です。

9月10日の受付

9時開始なのですが既に待っている方も。
楽しみに来てくださったんですね、うれしいことです。



Bグループ
Bグループが早くそろったので出発。

Aグループ
続いてAグループも出発です。


Aグループはモンキチョウの広場で双眼鏡の使い方。
その後ミズキの池方面へ。

Bグループは関谷奥の見晴らし台目指して。
鷹の渡りを期待してのことです。


ミズキの道20番あたりでヤマガラが登場。
早速観察、と思いきや飛んで行ってしまいました。
仕方ありませんね、こっちは人数が多いですから。

クモの話をしたり、トビをちらっと見たり。


ミズキの池にはカワセミがいました。
カワセミ3メス
どうやらメスの若鳥のようです。
くちばしの下部が赤いのでメス。羽がまだきれいな色になりきっていないので若と判断しました。
でももうちょっと見やすいところだとなおよかったのにね。


長倉口まで行っても何もなし。
アキアカネ方面へ。


メジロの群れが出ました。
動きまわっているのでしっかり観察しようと頑張っていると、ん?
ちょっと違う鳥が混ざっているよ。
センダイムシクイ2
センダイムシクイの幼鳥です。
くちばしがまだ黄色でした。
この時期はメジロなどの群れや、いろいろな鳥の混群に混ざっていることが多いのです。


アキアカネの丘(上)で鉄塔に止まっているハシボソガラスを見つけました。
電線に移動してくれたので見やすくなりました。
ハシボソガラス1
暑いので口を開けていましたが、グワァグワァと体を上下に揺らすようにして鳴いています。


モンキチョウの広場に戻ったので鳥クイズをしました。
鳥クイズ
結構面白かったみたいです。


鳥合わせ前
さぁ鳥合わせ。
鷹の渡りは残念ながら見られなかったそうです。


参加者は11名
見聞きした鳥は14種。
外来種は2種  計16種でした。
9月としてはまぁまぁかな。

暑い中無事に終了してほっとしました。
来月はもう少しは涼しいことを期待しています。


見聞きした鳥
ヒメアマツバメ トビ カワセミ コゲラ アオゲラ ハシブトガラス ハシボソガラス ヤマガラ 
シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ センダイムシクイ メジロ イソヒヨドリ コジュケイ ガビチョウ

鳥のくらし発見隊   上原

8月のみんなでバードウォッチング

8月13日は鳥くらの探鳥会「みんなでバードウォッチング」の日でした。

台風7号の影響で朝から雨がざっと降ったり止んだり。
参加者の皆さんはどうするのかなぁ?
などと思いつつ森に来ました。


受け付けや朝のミーティングは念のため研修室で行いました。
朝の挨拶
外に出てみると何とか雨も上がり、A,Bグループともに挨拶、双眼鏡の使い方などをしました。
8月13日のAグループ
双眼鏡の使い方
双眼鏡って何気なく使い始めている方が案外多いんですよ。
使い方を説明して、個々に様子をうかがいながら説明して、何か目標物を見た途端,「うわ!きれいに見える!」と感動されます。
そんな声を聴くのはスタッフとしてもうれしいですね。
その調子で鳥もしっかり見ていただきたかったのですが、この日はほんとに鳥があまり出てくれず、
がっかりでした。


それでもめげずにAグループはカラスウリの花を見たり、木の中にハシブトガラスを見つけたり。

アキアカネの丘(上)ではキジバトが目の前を横切っていきました。


その先で見つけたのはクワカミキリ。
クワカミキリ観察
クワ カミキリは口元に紙を持っていくと噛みついて紙を切りました。
紙を切るクワカミキリ2
参加者の子供さんは怖くて触れず、でも興味津々。
まぁ、確かにカミキリは手ごわいですよね。

ミズキの池まで行って、途中で見つけたセミの抜け殻。
何ゼミの抜け殻なのか抜け殻の絵のプリントで照合してみました。
何ゼミの抜け殻かな2
アブラゼミだったようです。


桜林を過ぎるとハンミョウ、ダイミョウセセリが見られました。
ハンミョウ ボケちゃった
ダイミョウセセリ1
Bグループではハンミョウを双眼鏡で見たそうです。
残念ながらAグループは思いつかず、確かに双眼鏡で見るのはきれいだし、距離感を勉強するにはもってこいだったなと、こちらも勉強させられました。


鳥以外の生き物観察で無事終了?(雨は降らなかったので。)


研修室で鳥合わせをしました。
見聞きした鳥は9種
   外来種 2種   計11種
最近珍しい数の少なさでした。


雨が降ったり止んだりの中、参加してくださったのは10名でした。
子供さんたちは楽しかったといってくださったのでスタッフ一同感謝です。
ほんとにありがとうございます。


まだまだこれから暑い日が続きます。
熱中症などにはくれぐれも気を付けて、そして今ハチがあちらこちらにいますので注意して森を楽しんでください。


見聞きした鳥
キジバト アオゲラ ハシブトガラス ハシボソガラス シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ   
メジロ コジュケイ ガビチョウ


鳥のくらし発見隊  上原
   




ミズキの池にはトンボばかり。 


桜林を過ぎたところでハンミョウ、ダイミョウセセリ、

9月の鳥くらのご案内

9月の鳥くら定例探鳥会についてのご案内です。


本日より受付が始まっています。
下記チラシの要領に従ってご応募ください。


  みんなでBW9月チラシ

なお、本日の鳥くら探鳥会の様子は後ほどブログに掲載いたします。

鳥のくらし発見隊  上原


観察の森 鳥だより 45

森にセミたちの声が響きます。子育ての季節、鳥たちは茂る葉の向こうから見ています。そんな7月の森の様子です。

DSCN7508-t2lc_1
キビタキの雄。夏鳥として東南アジアから渡来し日本で繁殖、秋には帰って行きます。雄の体上面は黒く、眉斑、腰、腹は黄色、喉は鮮やかな橙黄色、翼には白い斑。絶妙な配色です。

そのキビタキの幼鳥に出会った上原さんからのレポートです。

7/11 ベンチで休んでいるとトレイルの上に何かいます。最初は分からなかったけど、2度目に鳥と分かり、3度目でキビタキの幼鳥だと確認できました。路面にべったりと座っている姿、初めてです。暑い日なのに日向ぼっこ?と不思議です。

幼鳥は頭から背に薄茶色の斑があり、翼には薄茶色の帯状の模様(翼帯)があります。同じ種類の鳥でも成鳥、幼鳥の識別ができるとまた楽しみが広がります。

鳥のくらし発見隊  上原 久門

7月のみんなでバードウォッチング

不安定な天候で晴れ間が出たと思えばぱらつく雨。なんと3ヶ月連続で雨に見舞われた「みんなでバードウォッチング」です。

①DSCN7704-tl_1
Bグループ。ウグイスの囀りの聞こえる中、双眼鏡の使い方も確認し、さあ森の中へ。晴れていた森もスタートする頃にはポツポツと小雨が混じります。

②DSCN7643-t_1
アキアカネの丘、メジロたちが木々の間を動き回っています。小さくて愛くるしい白い目、みんなでじっくり観察できました。

③DSCN7706-tdc_1
ミズキの谷の池、姿の見えないカワセミ。諦めの空気が広がる中 「カワセミ、いた~!」の声。対岸奥の枯葉の集まった下の所にとまっています。下嘴が黒色なのでオス、全体にくすんだ羽色で胸も黒っぽいので幼鳥ですね。スコープに入れて細部まで確認できました。

④DSCN7568-tdc_1
長倉口から引き返し観察小屋に戻ってくると、ふたつに分かれた木の股の所でガビチョウが囀っています。尾を引いて流れるような目の白いリング、外来種です。

⑤DSCN7640-tlc
桜林ではメジロに混じってヤマガラの幼鳥に出会いました。喉から胸の黒帯の色が薄く、全体的に黒、白、茶色がすすけた感じです。

小雨も少し強くなって来たので、センター内の研修室に入り全員で鳥合わせを行いました。

⑥DSCN7014-tdc
ミヤコグサ、春から秋にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせます。群生し地面一杯に咲く姿は見事です。

見聞きした鳥
キジバト トビ カワセミ コゲラ アオゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ センダイムシクイ メジロ スズメ カワラヒワ コジュケイ ガビチョウ

17種  外来種 2種  計 19種

鳥のくらし発見隊  久門

8月の鳥くらについて

8月の 「みんなでバードウォッチング」 開催のお知らせです。本日より募集を開始します。以下ご参照いただき、ご応募ください。7月の「みんなでバードウォッチング」は本日無事終了しました。別途このブログでお知らせ致します。

みんなでBW8月チラシ

スタッフ一同、皆さまとご一緒できるのを楽しみにしています。

鳥のくらし発見隊  久門

観察の森 鳥だより 44

6/21は夏至。いよいよ夏本番を迎えますが、早朝の森はひんやりした空気が漂います。そんな6月の森の様子です。

①DSCN7064-tlc
6/4 遠くから聞こえる鳴き声、耳で追うと遠くの木の一番高い所で囀っていました。センダイムシクイです。

②DSCN7370-tlc
6/17 コゲラ。両足と尾羽の三点確保で、木を上り下りします。下りる時も頭を上にしたまま下りて行きます。

③DSCN7468-tlc

④DSCN7470-tlc
6/21早朝。メジロが仲良く羽繕いし合っています。自分では届きにくい頭や首の後ろ、とっても気持ちよさそうです。

⑤DSCN7492-t2dc_1
6/21 カルガモ、漢字では軽鴨。マガモとほぼ同じ大きさですが体重は軽く、名前の由来になったとの説があります。

緑あふれる森、木陰に入れば涼しい風が身も心も和ませてくれます。腰をおろし、森の香り一杯の風を楽しみましょう。

見聞きした鳥 (6/21)
カルガモ ホトトギス ヒメアマツバメ ミサゴ トビ カワセミ アオゲラ ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ キビタキ スズメ カワラヒワ コジュケイ ガビチョウ

20種  外来種 2種  計 22種

鳥のくらし発見隊  久門

6月のみんなでバードウォッチング

6/8梅雨入りした関東地方。梅雨前線と台風3号の湿った空気の影響で今日も朝から雨でしたが、予定通り開催しました。

①IMG_5517-t_1
いつもと違い、観察センター内の研修室でスタートです。双眼鏡の使い方に始まり、「野鳥のあれこれ」の質疑応答を交えバードウォッチング談義を楽しみます。

②IMG_5520-t_1
10時40分、雨は途切れませんがみんなで外に出ます。いつもの半分程の時間、今日は2グループに分かれ鳥を探します。写真は雨具に身を固めたAグループ、桜林へと下ります。

③DSCN7296-t2dc_1
まず現れたのはガビチョウ、何かついばんでいます。何度も藪に隠れるのですが直ぐに出て来て地面を物色しています。

④DSCN7069-t2l_1
少し行くとカワラヒワが5羽、道でお食事中。風切り羽の鮮やかな黄色、天気が良ければもっと綺麗に見えるのに!

ミズキの池、湖面に突き出たイロハモミジ。赤い翼果のついた葉の中をメジロが動き回っています。各所で聞こえるウグイスの囀り「ホーホケキョ」、谷渡りと呼ばれる警戒時の鳴き方「キキキキ ケキョケキョケキョケキョ」も確認しました。

⑤DSCN7168-t2_1
アキアカネの丘に回ると地面を歩くハシボソガラス。森で普通に見かけるのは嘴の太い森林性のハシブトガラスの方です。

⑥DSCN7017-tlc_1
道に出ると高い木にヒヨドリ。全身、灰褐色で雨空の下では目立ちません。同じ木にいたキジバトもスコープで観察します。

雨の中、見られた鳥は少なかったですが何とかバードウォッチングを終えセンターへ戻り鳥合わせを行いました。

⑦DSCN7166_1
雨に濡れ、水滴をためたチガヤの白い穂。天気の良い日に見てみてください。広く群生した一面の白い穂が風になびき涼しさを感じます。ふわふわで気持ち良い手触り、見た目はとっても美味しそうな綿菓子です。

みんなでバードウォッチング、先月は雨で中止、今月も雨の中での実施と2ヶ月続いての雨となってしまいました。来月は良い天候であることを祈ります。

見聞きした鳥
キジバト ホトトギス トビ カワセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ スズメ カワラヒワ コジュケイ ガビチョウ

15種  外来種 2種  計 17種

鳥のくらし発見隊  久門

7月の鳥くらについて

7月の「みんなでバードウォッチング」開催のお知らせです。
本日より募集を開始します。以下ご参照いただき、ご応募ください。6月の「みんなでバードウォッチング」は本日無事終了しました。別途このブログでお知らせ致します。

みんなでBW7月チラシ

スタッフ一同、皆さまとご一緒できるのを楽しみにしています。

鳥のくらし発見隊  久門

みんなでバードウォッチング参加予定の皆様へ

 明日(6月11日)は朝から雨の予報が出ています。
募集のお知らせでは「小雨決行」になっています。

お出でになられる方は雨でも野外に出られる準備をお願いします。(雨の中でも両手が使える雨具が便利です)

雨の様子によっては室内での活動になる場合もあります。

不参加の連絡は不要です。
受付時間(9時:00~9:20)内においでにならない方は、欠席と判断させていただきます。

よろしくお願いいたします。

鳥のくらし発見隊    中里
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