楽しいだけじゃ楽しくない

よーへーです。 映画について何も知らないど素人で感受性もなく理解力に乏しい僕が、おこがましく感想を書いていく、退屈なブログです。

基本的に拙い文章ですので、
かなり読みづらいと思います…申し訳ありません。
どうか暖かい目で宜しくお願いいたします。
カテゴリーの「映画一覧表」からどうぞ。

映画81~90

映画85『アリス・イン・ワンダーランド』

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19歳に成長したアリスは、幼い日に地下世界を冒険したことを忘れていたが、ある日、洋服を着た白ウサギを目撃し、その後を追って再び地下世界へ。するとそこは独善的な赤の女王に支配されていて…。
タイトルロールに新人ミア・ワシコウスカ。共演にジョニー・デップ等。
ティム・バートン監督がルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を元にアリスの新たな冒険を描いたファンタジー大作。(エイガドットコム)


レンタルなので2Dです。

最初から最後までず~っと低空飛行だった印象です。かなり映画全体のテンションは低めでした。
ティムバートン監督特有の「毒」も中途半端、ディズニー映画特有の「キラキラ・幻想的な絵のタッチ」も中途半端で、とにかく全てが薄く感じてしまいました。

まずは視覚的な部分に関してですが、微妙でした。
序盤、暗い場所からようやく扉を開け、不思議の国に出た瞬間のシーン、物語で度々起こる身長の伸び縮みのシーンもあっけないし、「赤の女王の居る城」と「白の女王の居る城」の分かり易い対比メリハリなく変わり映えしないので退屈。
2Dでしか観てないので分かんないんですけど、3Dで観たらおそらく「動物に追いかけられるシーン」「ジャブジャブ鳥の襲撃シーン」とかは迫力があるんでしょうね。けど、とにかく逃げるシーンばっかりで飽きてしまうだろうし、そもそもこの映画に求められていた3D効果とは「迫力」だったのでしょうかね…

物語的にも原作の「支離滅裂さ」をアレンジして「アリスの成長」を本軸に話を進めるのは良いし主人公の設定(19歳という子供と大人の丁度中間)も良いんですけど、終盤のアリスの決断って「自分で切り開いた選択肢」というよりも「ただ周りの期待・運命を受け入れた」だけで、それははたして成長と呼べるのかな…と、それが引っかかってしまって、観終わった後もモヤモヤした気持ちが残りました。

見せ場である最後のジャバウォッキーとの戦いも特にハラハラせずに決着。

もちろん幅広い年齢層をターゲットにしてるんだろうし、それは良いと思うし結果的にそれが大ヒットに繋がった最大の要因なのは分かるんですけど…、
子供向きの要素も控えめ、大人向きの要素も控えめ、
そしてやはりティム・バートン監督独特の世界観も控えめ、ディズニーらしいファンタジー要素も控えめで、
全体としては色んな要素が上手く噛みあってなくて中途半端に終わってしまった映画だなあと感じましたね…。とにかく色々な面であやふやな映画でした。僕にはちょっと退屈でした…。偉そうにすいません…。

ただ、赤の女王の演技は素晴らしかったです。でも、あの終わり方は救いようがなさすぎる…本人の苦しみを理解し、手を差し伸べてあげられる人物が居てほしかったです。
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あとこの映画のこの曲、好きです。

映画86『おとうと』

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夫を亡くした吟子(吉永小百合)は、東京のある商店街にある薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春(蒼井優)を育て、義母の絹代(加藤治子)と3人で暮らしていた。やがて、小春の結婚が決まり、結婚式当日を迎えるが、吟子の弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)が紋付はかまで大阪から現われ、披露宴を酔っ払って台なしにしてしまう。(シネマトゥデイ)
山田洋次監督作品。


とにかくキャスト陣が素晴らしい。全員が役にハマっています。
小春の友人で大工の加瀬亮さん、吟子の営む薬局の常連で商店街で働く歯医者の森本レオさん、自転車屋の笹野高史さん。吟子と鉄郎の兄である小林稔侍さん。うるさい叔母の加藤治子さん。鉄朗の女で、大阪に住む厚化粧のキムラ緑子さん。更には少ない出番ですが、ホスピス(介護施設)で働く小日向文世さんと石田ゆり子さんまで、全ての登場人物が違和感なく完璧に役を演じていると思います。

物語の内容は、大きな裏切りはないものの、美しい起承転結で構成されており、心情とマッチさせる風景描写や音響効果などが素晴らしかったです。
ただ、ナレーションでの説明が長すぎたり、物語の結末は若干不満…。物足りなく感じる人も居るかもしれないです。


でも僕は充分楽しめたし、「これぞ正統派」といえる良質な映画だと思いました。

個人的に釣瓶さんの演技は大好きです。笑顔の裏に哀愁と共に黒い部分が見え隠れしてる感じが笑。

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