美術&音楽
2005年08月23日
わぁい☆
ずーーっと前から探してた楽譜を発見&ゲットしました!
ネット上に落ちてました。
無料です。
おそらく法律違反でしょう。
でも私的に使うんだからいいもん。
それは
フランクのヴァイオリンソナタをアルフレッド=コルトーがピアノ独奏用に編曲したものであります。
CDは持ってたんだけどいくら探しても楽譜がなかったので本当に嬉しいです。パソコンに保存しました。
フランクって本当にすばらしい作曲家だと思います。
その音楽の魅力っていうのを自分なりに説明してみよう。
それは二面性。
二つがあって一つの魅力になっているということです。
一つは「清楚さ」
もう一つは「悪魔的な響き」。
なんの穢れもないような、美しい旋律と和声をフランクはたくさん描いています。
しかしフランクのそんな1曲の中には衝撃的な「悪魔」の響きが聞こえます。
もうまさに「天使」と「悪魔」が存在してるんですよ。
悪魔がいるからこそ、天使は美しいし、また逆に悪魔も魅力的。
なんかここから「人間」というものも見えてくる気がする今日このごろ。
2005年07月07日
レオノール・フィニ展
Bunkamura ザ・ミュージアムにて、レオノール・フィニ展を見て来ました。
フィニは1907年に生まれた女性画家。
けっこう最近まで生きていたみたいですが、日本に作品がくるのは2回目で、知名度がないみたい。
私も全く知らずに行ったら、展覧会ガラガラだった(笑)。
展覧会自体は少し間延び(?)した印象だったけれども、フィニの絵画自体にはとても興味を持つことができました。
まず、作風がまったく違うこと。
ちょっとグロテスクな要素を取り入れた自画像をはじめとするシュルレアリズム的な絵画。
デカルコマニーの手法を用いて書いた鉱物的な絵。
ローランサンを思わせる色彩、クリムトを思わせる女性の姿。
ムンクの絵の手触り。
色んな世界を自分のなかに持っていた人だと思う。
自分の感情を絵に投影してる部分とかはフリーダ・カーロと重なる部分があるのかなぁ。
自分の中の「女性」部分をすごく意識していた画家だと感じました。
それにしても<植物学の授業>って作品は
「そんな、あからさまな…」
と思わず赤面してしまった(笑)
それからフィニの家を撮った映像があったのだけど、バックミュージックにラヴェルのピアノコンチェルトの2楽章が使われてたのね。
なんだか展覧会の雰囲気にそれがすごく似合っていて、感覚的にラヴェルってどことなくグロテスクな部分があるのだな、と感じました。
てかこの展覧会、博物館学実習のグループ発表(展覧会のリメイク)のために行ったんだよね。
なんだか心から美術館が楽しめない今日この頃です…。
2005年07月06日
プーランク
ふと気になって、フランシス・プーランクのお父さんが経営していた製薬会社、ローヌ・プーラン(ク)社を検索してみたら、すでにアベンティス・ファーマと合併してたのね。
なんとなくそんな(合併してる)気はしてたけどローヌ・プーランで働けたら幸せだなぁ、と思ったのでね。
就活って勉強になるなぁ(笑)。
最近ようやくまた、プーランクを聴きたい&弾きたくなりました。
「ようやくまた」というのは、プーランクは大好きな作曲家なのに関わらず、このところまったく遠ざかっていたのです。
むしろ聴きたくない〜、って思ってました。
理由はたぶん
私にとってプーランクのピアノ音楽は幸せの象徴だから。
上にも書いたとおり、プーランクは裕福な家の生まれなので、お金にはまったく困ってなかったはず。
人並み以上の生活をしてたはずなのね。
だからなんなのかなー、
プーランクのピアノ曲は憂いを含んだ、哀しい曲調のものもあるけれど、
どこか満ち足りてるんだよね。
しょせんぼんぼんの贅沢な悩みだよ、みたいなね。
だからねー、最近の精神状況から言ってなんとなく聴きたくなかったのよ。
まぁ、私の悩みもなんだかんだ言って贅沢な悩みかもね。
だけど、ウチはお金ないよ(笑)
2005年07月05日
Three Tales
今日は某氏と逢引きしてきました。
うそです。
単にCDの貸し借りをしてお茶をしただけです。
でも「逢引き」って言葉すきだわぁ。
しっとりしてるよね。
こういう言葉をさらっと言えるしっとりした女性になりたいな(笑)
貸したCDはデュオで弾くかもしれないプーランク。
借りたCDはスティーブ・ライヒの「スリー・テイルズ」。
カテゴリーとしてはオペラに入るのでDVD付き。
とはいえライヒのオペラは普通のオペラではありません。
ライヒの奥さんであるビデオアーティスト、ベリル・コロットの映像と合わせて見ます。(ビデオオペラっていうのかなぁ)
そしてこの作品はテクノロジーをテーマとしています。
第一部は<ヒンデンブルク>、第2部は<ビキニ環礁>、そして第3部はクローン羊の<ドリー>。
「現代アート」というと美術作品を想像するのが普通ですが、この作品は音楽のコンテンポラリーアートということができます。
現代の問題を作品に閉じ込めて私たちに提示する、という面ではまったく同じなのです。
と、エラそうに書きましたがまだDVDは見てません(笑)
CDを聞きながらこれを書いておりますが、すっごい見るのが楽しみになってきました。
ゼミで「人間にとってリズムとはなにか?」を研究している人がいますが、ライヒの音楽を聴いているとそれを考えずにはいられなくなります。
<リズム>と<ことば>のこと。
とはいえ、某氏も言ってましたがライヒの音楽を聴きながら何かをしている姿って他人から見ると「???」だよね。

Steve Reich, Beryl Korot: Three Tales [includes DVD]
2005年05月21日
こだわり演奏会
「こだわりのあるピアノ弾きとその仲間たちによる大演奏会」
に行ってきました。
とはいえ友達&先輩ペアがでる第3部のみ。
(最初から聴くと12時半〜19時過ぎまで、というすごい演奏会だった)
社会人の人が中心の演奏会なのですが、みなさん本当にいつ練習してるんですか?っていうくらいすばらしかった。
一人一人、やっぱり「こだわり」の曲を選んで、そして自分にしかできない「こだわり」の演奏をしているな、って。
演奏会が終わってから後ろの人(たぶん出演者)が言ってたけど、
「まだまだ自分は修行が足りないな」
って、そんな気分。
みなさんのピアノへの愛情とこだわりがこもった演奏のパワーを吸収して帰ってくることができました。
来年からこの仲間に入れてもらう予定ですがね…。
最近はグラナドスとラフマニノフが弾きたいなぁ。
思い切りロマンティックでドラマティックなのが弾きたいのね。
2005年05月15日
板橋区立美術館 「江戸狩野派ってなに?」
日本画に対していまいち興味を深められなかった私。
この展覧会に行って目覚めました。
この展覧会、まずびっくりしたのが写真撮影OKなところ。
それからもっとびっくりするのが、
絵のタイトル。
どういうことかというと、日本画のタイトルって
「ナントカカントカ図」みたいなよく分からない漢字のタイトルがほとんど。
それを《ドデカ大黒》、《日本美・3点セット》、《秋風にそよそよ》のような私たちが普段使っている言葉のタイトルに変えて展示してあるのです。もちろん、もとのタイトルも掲示してあります。
それから、解説文も分かりやすい言葉で、大きな文字で書いてあるので、楽しく読めてしまう。
また、畳の上にあがって、ショーケースに入ってない屏風を座って見ることができるスペースがあるのです。
生のままの姿で、本来の屏風の楽しみ方を経験することができて、自分の中にある「和の心」をもっと大切にしよう、と思いました。
鑑賞者のことを考えてる、そんな展覧会で、近づきがたかった狩野派の作品を身近に感じることができました。
狩野派の作品って意外にモダンなんだなぁ。

狩野派決定版
2005年05月01日
神奈川県立近代美術館 葉山

三浦半島方面へ初めての一人旅。
目的をいくつか決めて、あとは自由にふらふらする、という旅であります。
その目的の一つがここ、神奈川県立近代美術館の新しくできた葉山館。
逗子駅からバスで20分かからないくらい。「三ヶ丘」下車。
バスに入ってくる潮風が気持ちよい。
催されていたのは「片岡球子展」
現代日本画の巨星の100歳を記念した展覧会。
この人の絵を見るのは初めてでした。
でもその絵から溢れ出るエネルギーに圧倒されっぱなしでした。
それを特に感じたのは火山・浅間山の風景を描いたもの。
噴火している絵ではないのですが、噴火にむけてエネルギーを蓄えている山の、はちきれんばかりの姿と、そのふもとののどかな村の風景が描かれています。
また、興味深かったのは画家がライフワークとして取り組んでいたという
<面構>というシリーズ。
足利尊氏、写楽、葛飾北斎、雪舟など歴史上の・有名人・文化人などの顔を画家なりの解釈で描いたもので、その人の性格までもが絵の中に込められている、そんなシリーズでした。
この人の絵は被写体のもつエネルギーをそのまま絵に塗りこめてる、そんな印象を持ちました。新たな出会いです。
色彩もとっても鮮やかで(派手?)言うならば「日本のポップアート」。
それにしても葉山はほんっとうにいいところ。
町並みが昔風で、ポストが全部昔の丸い円筒形のものでした。
風が気持ちよくて、海のにおいがして、おばあちゃんの田舎を思い出す風景がそのままで。
美術館のテラスから見た海は本当にすばらしかった。
海はとても優しかった。
またここに来たい!
(湘南新宿ラインを使えば1時間くらいで来れるけどね…)
2005年04月26日
Coccoマイブーム
再来中。
「ブーゲンビリア」と「クムイウタ」のアルバム2枚が好きだったんだけど、なぜか「ラプンツェル」から聞いてなかったのね。
んで最近「雲路の果て」が突然頭の中に降ってきて、
聞いてみよかな〜、と思ったわけです。
Coccoの歌詞は、私が隠したがってる感情をさらけ出してる。
「歌うと痛い」ってCoccoは言うけれど、聞いてても痛くて張り裂けそうになる。
だけどアルバムの最後の方の曲はいつも、すべてを許して解放される感情をとても美しい言葉で歌い、包み込んでくれる。
そろそろゴールデンウィークだなぁ。
就活もちょっとお休み。
葉山にバカンスに行ってきます。

ラプンツェル
2005年04月16日
東京国立博物館 アジア館

初です。
美術館にはよく行ったけど博物館はあまり行ってなかったなぁ。
150円て安いよねぇ。
今回見たのは門を入って右側にあるアジア館。
まず、パキスタンやアフガニスタン、中国の石仏像を見てから、
エジプト→西アジア→東南アジア→中国→朝鮮
の順にアジアの小旅行が体験できます。
いやはや、食わず嫌いはよくないね。
博物館嫌いってわけじゃないんだけど、どうしても美術館の方が気になってあまり興味を持ってなかったのね。
でも初めてミイラを見たり、教科書で見た「死者の書」の一部を見たり、パキスタンの石仏の訴えかけるような目を見たり、、、
っていう経験はとても新鮮だったし、今まで見てこなかったことを本当に後悔した。
朝鮮の「青磁象款」(←実は漢字違います。読み方はあってるはずなんだけどでてこなくて…また調べて後日訂正します)という種類の磁器の存在を知ったのが本日の一番の収穫。
中国の青磁より若干青なりが灰色っぽくて、なんともいえない色なんです。
ちなみに日本館にもちょこっと行って、かの有名な岸田劉生『麗子像』も見て来ました☆
アジア館はすいてたし、日本館にある膨大なコレクションを見て回って150円は安い!
まぁ1日じゃ見きれないからまた行かなきゃ。
あと時期によって、展示される名品も違ってくるので何度でも行かなくては!
2005年02月22日
最近経験したもの
といってもふたつ。
●フォションの香り紅茶酒 アップルブランデー&ハーブ(写真)
舌が鈍感な人ならアップルティーだといっても通用するくらい軽い。
アルコールというよりも香りのよさに酔ってしまう、ちょっと幸せなお酒。
軽い夜食と一緒に飲みたいなー。
缶もおしゃれでかわいらしくて、疲れて帰ってきた日なんか気分よくなりそう♪量もちょっと飲みたいときにちょうどいい300ミリリットル。
●エッシェンバッハ指揮のラヴェル管弦楽曲のCD
注目すべきは「夜のガスパール」の管弦楽版。
3曲それぞれ演奏される前にラヴェルにインスピレーションを与えたベルトランの詩が朗読されています。
個人的にはピアノ版の方が好きです。
オンディーヌについては可も不可もないんだけど、「水」を表現するにはやっぱりピアノが一番適してるのかな。
絞首台はピアノ版で持続して鳴らされるBの音は鐘を使ってました。
3曲の中では一番オケに向いてるかな?
重くて不気味な雰囲気がピアノより出るような。
さて、スカルボ。
これは絶対ピアノで弾く曲ですよ。
オケだとどっかで聞いたようなホラー映画音楽みたいになっちゃってます。
確かスカルボってちっちゃい悪魔で、ピアノ版で想像してたちょこちょこ動き回る、そんな(かわいい?)たくさんの悪魔の姿が、オケ版だとでっかい威厳のある感じになってるのよ。
もともと「夜のガスパール」はピアノの超絶技巧のために作られた曲なのでまぁナンセンスとはいえるけれど、聞く分にはなかなかおもしろいです。