2006年03月12日

卒団生へ贈る言葉

卒団生へ贈る言葉

 

6年生の皆さん卒団おめでとうございます。

今日のような日を迎えることを担当した当初は全く思いつきもしませんでした。

しかし、時日は経つのが早いもので、とうとうこの日を迎えてしまいました。

「だいち」、「いお」、「たかつ」、「りゅうじ」、「かんた」、「きいち」、「てつ」、「つよし」、

「しゅんくん」、「おおば」、「あっきー」、「くま」、「そうすけ」、「おおこ」、「たじー」、「しん」、「わた」、「こに」

こうやって呼ぶことももう無くなってしまうのですね。

 

今までたくさんのことを君たちから教えてもらい、サッカーってなんて素晴らしいものだろうと何度も感じることができました。

本当に感謝しています。

 

君たちには君たちに与えられた道があります。どんな道かわかりませんが、他の人には歩めないし、自分だけでしか歩めません。そして二度と引き戻すことができないかけがえのない道です。広い時もあれば狭い時もあります。上りもあれば下りもあります。自分の歩いている道が果たして良いものかどうか迷うこともあるでしょう。慰めを求めることもあるでしょう。しかし、それは自分だけの道なのだから、自分の道を休まず歩むことです。他人の道に心を奪われていても、新しい道は開けてきません。道を開いていくためには、歩み続けることです。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿から必ず新たな道が開けてきます。

ですから、これからの自分の道をしっかりと一歩一歩踏みしめながら立ち止まることなく歩んでいって欲しいと思います。

 

それでは、松下幸之助氏の「若鳥よ」という言葉を紹介させていただいて最後の贈る言葉として代えさせていただきたいと思います。

 

若き羽根を力の限りにひろげて、未知の世界へのまろびつころびつの旅立ち。

巣の外には、青空につづく果てしなき自由というものがあるのだ。

そこでたとえきびしい風に吹きさらされようと、降り止まぬ雨にしとどぬれようと、巣の

外の自由の中でこそ、みずから鍛えられ、育っていくと若鳥は信じる。覚悟する。

しかし、住み慣れた親の巣のぬくもりから飛び出ようとする一抹の頼りなさ、心細さが今更に身にせまる。

だからみずからの非力のもどかしさに、チイチイと精一杯の声を張り上げる。

親鳥はそんな若鳥にハラハラしつつも、自分が巣立っていった、かつてのあの日を思い出す。そして無量の思いのなかで、わが若鳥に祝福を与える。

鳥も人間も、いつかは巣立ちのときがくる。ひとりだちのときがくる。

そのひとりだちの積み重ねが、新しい時代を次々と生み出していくのである。

若鳥よ。烈風に身をかがめるな。はばたけ。まろびつころびつ限りなくはばたけ。

 

今までたくさんの思い出ありがとう。君たちのおかげで本当に指導者をして良かったと思うことができました。将来、きみたちの成長する姿を楽しみに陰ながら応援していますので、頑張ってください。