プリのこそこそ日記。。。

裸足の猿は、よっぱらったら、きっとこんなたわごとを言うでしょう。

Chet Baker 「Almost blue」を聴いて

ジャズを聴いていると、音楽というのは空気を震わせる芸術だということがわかる。
楽器の音を聞き分けることはできないけれど、トランペットやサックスの音なんかは、「震え」がよくわかる。

ノルウェイの森を読んでいると、文学というのは心を震わせる芸術だということがよくわかる。
ノルウェイの森に出てくる緑という女の子は、僕にとっての永遠のヒロインです。

ノルウェイの森

久しぶりにノルウェイの森を読み返している。

何度読んでも完璧な小説だと思わされる。

ほかの小説とどこが違うのかと問われれば、陳腐な表現だとは思うけれど、生きることの素晴らしさを伝えてくれるところだと思う。人生には当たり前だけれど、悲しいこと、つらいこと、苦しいこと、切ないこと、ひとりぼっちの夜、くじけそうな場面、喪失感、虚無感、絶望感、そういった様々な負的側面がある。それでも人生には生きる価値があるのだと、あの物語は提示してくれる。これっぽっちも根拠はないかもしれない。でも根拠がなくても、直感的にそう感じさせてくれる。上質の物語にはそういった側面があるけれど、ノルウェイの森以上に、生きることの素晴らしさを感じさせてくれる小説を僕はしらない。

人間に生まれてきて、ちょっとは意味があったのかなと、つい思ってしまう。

村上春樹とチバユウスケは、いつまでもこれからも、僕のヒーローであり続けるだろう。

やらせろ、ばかやろう。

食欲。

睡眠欲。

性欲。

現代日本において、食欲と睡眠欲の満たされない人はあまり多くないのではないかと思う。

性欲はやっかいだ。

激しいのに曖昧だ。

正体がつかめない。

意志は存在しない。

理性も存在しない。

理性は幻想で、性欲はリアルだ。

ただただ、遺伝子による強迫的な要求のみが存在する。

まんこにチンコを挿入したい。

機械的に?

雨から始まる物語。

傘をさして君はやってくる。

青地に白の水玉の傘。

雨が降っていても

夏の真っ盛りじゃなくても

君の笑顔はまぶしい。

目と目が合った瞬間、

傘に跳ね返る雨粒とともに

僕の心も跳ね返る。

ただただ

ただただ

ひたすら

雨粒は

跳ね返る。

ハロー、マザーファッカー

酔っ払っても

どんなに酔っ払っても

きみに好きといえないぼくを

あざ笑ってくれ

ARABAKI 2017 2日目

今年のARABAKIは天気にめぐまれたのがすごく良かった。

ARABAKIの良さってなんだろうと改めて考えてみる。フェスは大きく分けると都市型と自然型に分かれる。あとは邦楽のみか洋楽ありかでも分かれる。ARABAKIは自然型で邦楽のみに分類される。都市型はサマソニしか行ったことないけど、天候にあまり左右されない快適さがあるんだと思う。会場やステージの見た目が派手なところに非日常感が出ている。ちなみにサマソニの良いところは、水着のグラビアアイドルが水をかけてくれるサービス(?)があるところだ。ゲートのスタッフの女の人もみんなきれいだ。本当に来てよかったとつくづく思える。

自然型のいいところは、ほのぼのできるところだ。フジもそうだけど、空気がおいしい。雨が降ってもそれはそれで楽しめるけど、んー、まあ、天気がいいことにこしたことはない。(雨がざーざー降ると、まわりの人たちは本当に音楽が好きなんだろうなーと感心する。)自然型のフェスは子供連れ、家族連れが多い。子供が楽しそうにしていると平和な気分になる。親はそれなりに大変なんだろうけど、サマソニに行くよりはだいぶ楽だと思う。

ARABAKIは小さいステージを含めると8個もある。タイムテーブルを見ながらどうまわるかを考えるのはとても楽しい作業だ。

2日目にみたのは、go!go!vanillas、ヤバイTシャツ屋さん(ちょっとだけ)、OLEDICKFOGGY、Casablanca、チャットモンチー、G-FREAK FACTORY(ちょっとだけ)、The ピーズ、東京スカパラダイスオーケストラ(ちょっとだけ)、Ego-wrappin'、浅井健一、COVERS2017(仲井戸麗市)である。11個みたのである。毎回のことだけど、基本的に休憩するのは好きではない。とにかくストイックに歩きまわってたくさん見る人間だ。でも、やせない。不思議だ。

ヤバTは、人が多くてぜんぜん見れなかった。そもそもヤバイTシャツ屋さんって、どんなTシャツ屋さんなんだろう。バンド名がよくできてるよなーと感心する。「ヤバT」って声に出していうだけで、なんとなく楽しい気分になる。

Casablancaはもうちょっと激しくてもいいかなーと思ったけど、聴き心地は良かった。

チャットモンチーはもういい加減、ドラムみつけてほしい。見ていてちょっとつらい。絶賛、迷走中な感じ。

The ピーズは10分くらい延長してた。1時間20分くらいやってた。MCでしゃべりすぎていて、後半はだいぶ巻き気味だった。すごく楽しそうにやってた。トータス松本が「クリアアサヒ!」って言ってて、バドワイザーしかARABAKIは扱っていないのでは・・・と不安になったが、自分でも気づいてたらしく、適当に弁解してた。ロックイベントだし、きっとだいじょうぶなんだろう。

Ego-wrappin'はすげーがんばって前につっこんだ。2曲目あたりでモッシュが起きて、負けずにジャンプし続けた。3列目くらいまで行けた。あんなにエゴが縦ノリだったなんて知らなかった。近くでみた中納さんはとてもきれいだった。なんか、化粧のせいなのか、以前よりきれいになったと思う。衣装もすごく似合ってて、熊の言葉を借りると「セクシー」だった。動きもキレがあって、かっこよかった。客席からとんできた帽子をかぶりながら即興で「帽子をかぶってなんちゃらー」みたいなことを歌ってた。やっぱり好きなものはできるだけ前で見るべきだなーっていつも通りのことを感じた。大満足!!!

次に何を見るか、熊とちょっとだけ意見が割れた。おれは10-FEET、熊はベンジー。事前にジャンケンをして、熊が勝ったのでベンジーを見に行くことになっていた。結論からいくと、ジャンケンに負けて良かったなーと思う。「今回のベンジーはいいらしいよ」って奥さんがいつだか言っていた。本当にその通りだった。ブランキー解散後のベンジーで最高の出来栄えだったと思う。二度とこのレベルのベンジーをみることはできないかもしれないなって、聴きながら思ってた。ちゃんとグルーブがあった。1曲目は演奏があっていなかった気もするけど、尻上がりに良くなっていった。

今年の大トリはチャボだった。最初にARABAKIの総責任者みたいな立場の人(たしか菅さんだったはず)が出てきてステージの趣旨を説明した。それがなんだかやけに涙ぐましかった。

でも終わってみると、不完全燃焼だった。今までで一番ビミョーな大トリだったと思う。反核とか反戦とかを前面に押し出されると少し引いてしまう。いいたいことがあれば大きい声で堂々といえばいいのだから、あれはあれで健全なのかもしれない。でも浅野忠信みたいに「とりあえず叫んどけばいいんだよ!!」くらいのスタンスのほうが気持ちよく体を動かすことができる。エネルギー問題とか原発の問題とかを持ち出されると、なんだか急に胡散臭くなってしまう。猿クンが間違っているのかもしれないけど、とりあえずその場ではそう感じた。

ヒロトと民生と中納のヨッチャンは、サイコーだった。

帰りの車でチャットモンチーの「さらば青春」と「恋愛スピリッツ」を聴いた。(熊にお願いするとたいがいのものをかけてくれる。i-phoneがすごいのか、熊がすごいのかはよくわからない。)すごくしみじみした。またこういう曲を作ってライブでやってくれないかなーと思う。チャットモンチーの良さだったり、いいところだったり、強みだったりするものが今のライブからは失われてしまっている感じがした。

ARABAKIに行ってから1週間以上たってから書いているので、生々しい感情がほとんど残っていないなか、こうやって書いてみた。あまりうまく書けた気がしないけど、それもまたよし、である。とてもとてもとても楽しい2日間だった。こうして書いてみると、楽しかったということは疑いようがない。2年たっても5年たっても20年たっても変わらないと思う。自分でこの日記を読み返すたびに、「楽しかったなー」という気持ちを蘇らすことができると思う。これを読んでいる人にもフェスの楽しさが伝わってくれたらうれしい。

ARABAKI 2017 1日目

ARABAKIに今年も行ってきた。

がんばって今年は記憶が風化しないうちにブログ書いてます。

写真とか映像とかで残しておく人間でもないので、せめて言葉でだけでも残しておけば、いつかまた振り返ることができるかなーと。

今までアラバキはシャトルバスで行ってたんだけど、今年初めて車で行きました。夕方くらいまでしかビールが飲めないっていうのが最大の難点だけど、それ以外は費用も安く済むし、バス待ちしなくていいし、結構入口近くに停められるし、いいことだらけでした。また来年行くことになったら、車でいこかなあと思います。


熊が東京から高速バスで来るっていうんで、朝5時過ぎに仙台駅までお迎え。いったん猿の自宅で荷物を降ろして、朝8時前にいざ出発。

これといった渋滞もなくスムーズに会場まで。

○ビッケブランカ

 良かった。事前にYOUTUBE予習しておいたんだけど、ハズレじゃなくてラッキーだった。ベース側の最前列で見たんだけど、ベースの人がオダギリジョーみたいでかっこよかった。熊くんはキーボードの女の人の足ばかりみていたらしい(猿研究所調べ)。迫力ある太ももだった。猿くんはほんの数回しか見ていない。

○夜の本気ダンス

 略すとなんて読むんだろう。よるほん、よるだん、よるのほんき、よるのだんす、いずれかになりそうだが、オススメはなんといっても、よるのほんき、である。ぜひフェス女(熊の造語。フェスにくる女子、および山ガールっぽいフェス特有の格好をした女子のこと。)に、「よるのほんきで踊りまくった」「よるのほんきで汗かいちゃった」「よるのほんきでつい腰が動いちゃった」とか言ってほしい。ということで、夜の本気ダンスの略称は「よるのほんき」に決定しました。
去年のジャパンジャムで初めてみたんだけど、たしかに踊りやすい曲だ。MCも京都弁(?)で聞いてて楽しい。
客の煽り方もお上手だ。残念ながら時間帯的に「昼の本気ダンス」になってしまった。夜のほうがみんな開放的に踊れるんだろうなーと思う。

○BANDーMAID

 最後の方、ちょっとだけみた。BABY METALが大人気な今の世の中、もしかしたら大物になっていくかもしれないし、メイドさんは決して嫌いではないので一目、拝んでおこうと思い、行ってみた。ゴスロリっぽい(?)メイド服のメンバーとひらひらっぽい(?)メイド服のメンバーがいた。猿くんは基本的にどノーマルな人間なので、やはり色白のお顔のひらひらっぽい服の人の方が好みだった。もうちょっと近くでかわいらしい顔を見たいなーとも思ったんだけど、いかんせん音のほうは全然好みじゃなくて、ただ近くで顔を見たいだけで近くにいくのも違和感があったので、ずっと遠くで眺めてた。メイド服を着た若い女の人がメタルっぽい音楽をしているっていうこと以外、目新しいものはなかったように思う。バンド名が「メイドBAND」じゃないのは、ちょっとしたプライドなのかなと思った。

○SODA!

 YOUTUBE予習で数曲聴いて、「あー、こういう音、大好きだなー」って思ってた。行ったら、浅野忠信がボーカルのバンドだった。知らなかった。浅野忠信のその場の空気の支配力が圧倒的だった。その場にいる人間すべての視線や感情や意識をコントロールし、一人の人間に集中させる。それが優れたアーチストの資質の一つだ。掌握する力という点では、去年のカウントダウンでみた水曜日のカンパネラと同じくらいの力だったと思う。人間は圧倒的なものをみたり、優れたものをみると同一化したいと思う。だからこそ、アーチストのコール&レスポンスに力強く答えることができる。猿くんも拳を振り上げて、「GET POWER!」って思いっきり叫ぶことができた。幸せだった。「女はセクシーに、男はダンディーに」「いい女をみかけたら、とりあえず口説くんだよ」とか言っていた。自分の持っている価値観をストレートに表明することは、アーチストの義務である。浅野忠信みたいな人間になりたい。まずは、やせるところから。うん。熊とアラバキの翌日、銭湯に行って体重測ったら、マズイことになってた。

○LITTLE CREATURES

  開演前にごはんを食べながら、格闘技ではなく、筋書き通りのショーであるみちのくプロレスをちょっと見た。開演5分か10分前に行ってみたら、びっくりするくらいガラガラだった。YOUTUBE予習ではかなり期待大だっただけに不安になる。
「まさか、大外れなのでは・・・・」
ちょっと端っこではあるが、最前列があいている。迷うことなく本日2度目の最前列へ。YOUTUBE予習といっても2曲くらいを1分ずつしか聴いていないが、自分の直感を信じるのみ。始まってみたら、サイコーだった。いい感じのグルーブだった。グルーブは本物だったと思う。最前列だと手すりがあるので、思いっきり首を振ってもよろけないから安心だ。人に迷惑をかけずに済む。ドラムの人のMC通りにノンストップの演奏だった。出す音も見た目もストイックな感じがした。大満足。

○矢野顕子✖上原ひろみ

 SCHRODER-HEADZをみおわったとき、熊が「ピアノもういっかい聴きたい」いうので、アラバキの「ザ・はじっこ」磐越ステージへ。最後の1曲になんとか間に合う。たぶん「ラーメン」という曲だったんだろう。曲の終わりのほうで上原ひろみさんが、「がしがし」ピアノを弾いていた。立ち上がって打楽器のように、「弾く」というより、「叩く」といった感じで演奏していた。あんな風にピアノを弾く人を見るのは初めてだった。「ピアノって、こんなふうにも弾けるもんなんだなー」って思った。「どれくらい練習すれば、あれくらい弾けるようになるんだろなー」と考えていた。何の世界でもそうだけど、本当に上手な人は、いともかんたんそうに、ものすごいことをやってみせる。「ぜんぜん難しくないよー。だれにでもできるよー。」といわんばかりに。(たいがいの場合、その気になってやってみるも、ほんのちょっともマネができないものだ)

○COCCO

 磐越ステージに残ってCOCCOを見る。せっかくだから、なるべく前でみようぜーということで中央前方へ。代表曲といっていいのかな、「強く儚い者たち」からスタート。なんだかあまりしっくり来ない。元気がないのか、声が出ていないのか、緊張しているのか。猿くんの耳がおかしいのか。でも曲が続いていくとそういった違和感もすっかり消え失せた。憎しみ、呪い、怒り、悲しみ、そういった負的な感情を説得力を持って歌い上げることに関して、COCCOはだれにも負けない。中島みゆきと椎名林檎は対等に渡り合えるかもしれない。ぱっと思いつく限り他にはいないような気がする。普段、私たちが目を背けて、蓋をしながら扱っている感情をむきだしのまま目の前に提示してくれる。スッキリするというか、一種のカタルシスがあるのだと思う。熊くんの2日間通してのベストアクトだったそう。熊くんは高齢で生命エネルギーが低下しているため、COCCOを見て感涙。ぶはははは。

○iki orchestra

かなり前から熊が、「これ見たい」って言ってた。熊くんとは、基本的に別行動をしない。二人で話し合って、何を見るか決める。2日目は、一回だけ意見が割れた(?)のでじゃんけんをした。iki orchestraの裏には、何の対抗馬もなかったので、猿くんも何の異論もなかった。ロカビリーっぽい音楽をやっていた。ドラムはブランキーの達也だった。うちの奥さんは達也のことを「ヤク中っぽい。」と評している。その言葉を何度も思い出しながら、苦笑いを連発した。タツヤが基本的にMCを担当している。何かを説明する気は達也にはまったくない。MCから次の曲に導いていこうという気もまったくない。自分の発言がその場にふさわしいかどうかもまったく考えていない。脳みそに浮かんだことを手当たり次第にしゃべってるんだろうなーという印象を受ける。残念ながらメンバーのだれも達也につっこんだりしない。つっこんでも意味がないと思っているのか、達也に遠慮しているのか。ふつう人は会話をしていてスベったり、はずしたりすると恥ずかしい思いをする。そういう感情が達也にはない。正直、演奏はほとんど印象に残っていない。息があまり合っていないような気がした。

○フラワーカンパニーズ

 人がいっぱいいた。元気そうなおじさんたちだった。以上。

○ACIDMAN

 すごく良かったと思う。大トリの空気がちゃんとそこにあった気がする。ACIDMANって、CDを1枚だけ持っていて、それ以外は全く聴いたことがない。以前アラバキでみたときも思ったのだが、大木さんはすごく心に響くMCをする人だ。クサイことを言ったりもするんだけど、ウソっぽくはない。本当にそう思っているんだろうなあと感じる。激しい曲も静かな曲もどっちも良かった。ゲストの斎藤和義もかっこよかった。出てきたとき、「あー、スターなんだなー」と思った。革ジャンがすごく似合っていた。熊は合唱がすごく良かったと言っていた。その通りだと思う。もっとほかにもいろんなことを感じたような気がするんだけど、覚えていない。夜空に浮かぶ三日月は真っ白だったことだけ覚えている。


 

マキロン



夜のドライブにおでかけ。

映画館で「海街diary」をみたあと。

今夜はアナログフィッシュのNightRiderを永遠リピート。

月が出ている。

雲がなければ、月はすっきりと見える。

雲がかかれば、少し紫がかる。

モスバーガーには、かわいい店員さん。

でも少しだけ、齢をとったようにも見える。

夜のドライブは、心地よくさびしい。

隣には、だれも座っていない。

どれだけ風景がきれいでも

どれだけ音楽がすてきに流れても

ひとりぼっちで味わうしかない。

あの娘が隣に座っていれば、完璧な夜だったのに。

目的地は人気のない路肩。

立ち小便をしたら、あとは家路に帰る。

立ち小便の音すら、あたりに響き渡るくらい静かな夜。

木々も、風も、犬も寝静まっている。

田んぼのカエルだけが、ゲコゲコしている。




どうやらぼくは失恋したようだ。




マキロンを心に塗ったら

少し

沁みた。





















心の洗濯@岡山

4月30日から5月5日まで岡山に行ってきた。能登くんという友達が岡山に移住したということで、かねがね行ってみたいと思っていたのだ。能登くんとは大学院の同じ研究室だった。そしてかつてのバンドメンバーでもある。猿くんが歌い、能登くんがドラムをたたいていた。

彼はNPOを運営している。過疎が進む地域で、若者を中心にコミュニティを作り、田んぼを耕したり、古民家を改修したり、カフェをやってみたり。

興味のある方は↓をクリックしてみてください。よくできたHPです。

http://sanson-share-house.com/


一日目。

朝7時半自宅出発。
朝8時半仙台空港着。
朝9時15分の飛行機で岡山に行く予定だったのだが、仙台空港の霧のため飛行機が欠航とアナウンスが流れる。いきなりのハプニング。お客からどよめき。何だかぜんぜん現実味がない。大勢の人が払い戻しのための列を作る。

猿クンは、とりあえずトイレでうんこをする。うまく考えがまとまらない。列はどんどん長くなっていく。何人並んでいるか、数えてみたら70人くらいいた。一人1分だとしても1時間、並ぶことになる。

本を読んだり、景色を眺めたり。この時点で岡山に行くのがちょっとめんどうになっていた。東京でジャパンジャムをやっているのを思い出し、そっちに行こうかとも思ったが、能登くんにわるいなーとも思う。

あごのとがっているきれいな(←ここ重要)航空会社のお姉さんから説明を受け、飛行機で行くのは無理だという結論に至る。

なんだかんだで、新幹線でいくことにした。岡山県の津山の到着は夜の8時半。
あんなに新幹線に乗ったのは初めてだったが、飛行機でびゅーんと行くよりも、遠いところにいくんだなーという実感は新幹線のほうが強いかもしれない。東京を越え、名古屋を越え、大阪を越え、岡山に着き、乗り換えて、津山へ。

西に来るにつれて、乗客が関西弁らしきものをしゃべりだす。異文化圏にいることを感じる。

能登くんが車で迎えに来てくれた。湯郷温泉へ。その間に「そもそもなぜ埼玉から岡山に移住したのか」という質問をぶつける。直接のきっかけは福島の放射能からの避難ということらしい。能天気な猿クンからすると、

「ふーーーーーーーーーーーーーーーーーん」

というのが感想だった。

温泉入って、うどん食べて、車の中でビールを飲み(猿くんだけ)、能登くんの家へ。能登くんの奥さんと娘さん二人は、奥さんの実家に帰省中とのこと。

予想をはるかにうわまわる田舎!人より鹿のほうが多いと能登くんが笑う。これが最後のコンビニで、これが最後の信号という説明を受け、えんえんと車は山の中へ。

「拉致られているのかもしれない」という疑念が浮かぶ。いちおう、「おれのこと拉致って、北朝鮮に売ろうとしてないよね?」と探りを入れる。能登くんは笑ってごまかす。

圧倒的な田舎だった。東北地方以外、住んだことのない猿クンでも驚くくらいの田舎。

携帯は、ソフトバンクだと電話もネットもつながらないらしい。能登くんはドコモなのでつながるとのこと。

家に着くと、犬が吠える。埼玉から連れてきたメス犬のトロ。

家をみたとき、自分が何を感じたのか、うまく言葉にできない。広い。雑然。開放。古風。非現代的。

二度目の「ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。」

就寝。

二日目。

朝、能登くんは音楽をかける。アルゼンチンの音楽だとか小沢健二だとか、耳ざわりの良い音楽だ。
朝ごはんの能登バージョンは1種類しかない。パンと目玉焼きとコーヒー。猿クンの朝ごはんバージョンは0種類。

その日の作業は翌日の田植えの準備ということらしい。田んぼに水をはったり、ぬいたり。田植え機の動作確認。田植えの道具の修理、作成など。そのほかにも何かしたと思うが、思い出せない。


作業終了後、時間があったので、鳥取砂丘へ。車で約1時間。ちょうど、夕暮れ。日本海に陽が沈む。1分ごとに太陽の色と水平線の色が変わる。どれほどきれいでも見事でもその美しさをとどめることはできない。あらわれては消えていくものをただ見届ける。

「太陽が動いているわけではなく、地球がまわってるんだよねー」と能登くんがいい、はっとする。

「一度くらい砂漠に行ってみたいねー」と能登くんと話す。

鳥取のすし屋「北海道」へ。鳥取なのに北海道。違和感。お店の開き直り、潔さを感じる。

最初のすしでびっくり。あぶった白身魚だったはず。口の中に一気に味が広がる。おいしいものは、速いのだ。

三日目。

田植えイベント。高校の農業部だとか、足袋会社の人だとか、いろいろな人といっしょに能登くんの家の前にある田んぼに苗を植える。農協に苗を取りにいくと、テレビ局の人が待機していた。その日は一日中、テレビ局が取材していた。どうやら、能登くんのNPOはテレビに取り上げられているらしい。すごい。嫉妬がめらめらと。さらにニュース0も取材に来る予定になっているそうだ。まだ5月6日の現時点では実現していないが、桐谷美玲も来るそうだ。

嫉妬。羨望。嫉妬。羨望。ぐるぐる。ぐるぐる。


みんなで田植えをしていく。
長靴をもっていったが、ふつうの長靴では田植えができないとのこと。たしかにずぶずぶで、歩くことができない。裸足で田植えをしていく。
等間隔に目印のついたひもを田んぼの端から端までひっぱり、そのひもの線上に苗を植えていく。じぶんがもたもたしていると、まわりの人たちの作業もストップしてしまうので、少し緊張する。田植えはチームプレイだ。

昼ごはんは、みんなでバーベキューをした。能登くんの家にあるトイレにいくついでに、隠れてちょっとだけビールを飲んだ。

田植えの後は、田んぼのまわりにケモノの侵入を防ぐ柵作りを行った。腰が痛かった。

田植えをしたあと、地元の人が言っていた。

「田んぼの周りの足跡をみて、そこに罠をしかけておく。翌日、罠につかまっているいのししをみつけたら、そこらへんの木でいのししの頭をたたき割り、ナイフでのどを切り裂き、血を抜き取る。解体業者に電話をかけ来てもらい、死体を解体して、肉を食べる。最高だ。」という内容をものすごい岡山弁でまくしたてていた。言葉を失う。笑うしかない。ブランキーとミッシェルの好きな剣道をやっていた若者だった。バイクも乗るらしい。合コンに一人くらいいると重宝するタイプだ。二人はいらない。












この映像をみてもらえると、雰囲気がよくわかってもらえると思う。棚田の目の前が能登くんの家だ。



映像に出ているが、今年から、山村アカデミーなるものを始めたらしい。簡単に言うと、住み込みの生徒を募集したとのこと。

「タンタン」は東京から来た若者だ。口ひげを生やしている。いつも「NewYork」と書かれたキャップをかぶっている。ヒップホップのMCみたいに一見見えるが、野球を長くやっていたらしい。体育会系の部活をやっている人はたいがい、礼儀正しい。人間関係における上下関係を常に適切に扱える。目上の人とも年下の人とも適切な距離を保って、コミュニケーションを図ることができる。年上にはうまく甘え、年下はうまくかわいがる。
こうしていつしか一流企業の営業は体育会系の人たちで占められる。どんな場所でどんな人たちに囲まれても、うまくやっていける。タンタンもそんな人だ。

「かっしー」は色白のかわいい女の子だ。笑顔に屈託がない。いい人なのかなーということと、しっかりしてるなーということを感じる。同世代の男の子の90%くらいのストライクゾーンに入りそうだ。鹿に興味があるらしい。鹿の角をお風呂で洗っているというはなしをきいて、まったくその意図を理解できなかったのだが、もっとはなしをきいておけばよかったなーと後悔している。

「やっすん」は年配の女性だ。文学部の史学科だったそうだ。動きにそつがない。まわりのみんなが気付かないところに気付いて、うまく物事をすすめている気がする。岡山に住むということに対して、いろいろと勇気のいる決断をしたのだろうから、やっすんの描いているビジョンがもっとクリアになり、ひとつずつ現実化していってくれることを願う。
やっすんは若いころ、きれいな人だっただろうねーと能登くんと合意した。

「ホルヘ(ジョージ)」はコスタリカ人だ。恥ずかしながら、どこにある国かわからなかった。中米らしい。コスタリカのことをいろいろと質問してみた。食べ物、気候、人種、歴史、スポーツ、観光、物価などのことについて、英語で説明してくれた。日本に初めて来たそうで、新宿駅の人の多さにびっくりしたといっていた。
ホルヘは建築に興味があるらしい。農作業のときは、粘り強く何事も投げ出さずに作業していた。能登くんいわく、「あんなまじめなラテン人はみたことがない」らしい。


田植えの後は、能登くんのいきつけの焼肉屋に行った。二人でおなかいっぱい食べた。会計をするときにご主人が能登くんと長話を始めた。ご主人なりのこれからの農業の展望を語り始めた。「六次産業」という言葉が印象的だった。農作物の生産、加工、流通、販売をすべて自分たちで行うという意味らしい。1次産業、2次産業、3次産業をかけあわせるということで、「1×2×3=6」で、六次産業。

能登くんの強みは、人脈が豊富なことだ。多くのまわりの人がアドバイスをしたり、手伝ったりしている。

四日目。

昨日、やりきれなかった作業工程の続きを行う。雨が降ってきたところで、ちょうど作業がフィニッシュ。

山村シェアハウスに移動。若者が10人弱くらいで共同生活している。あいのりとかテラスハウスのノリに近い、たぶん。詳しくはしらない。

田舎の大きい一軒家でハチを飼ったり、キムチを作ったり、家庭菜園をしている。

ツバメがたくさん巣を作っていた。ツバメが二度、猿クンの顔のすぐ近くを飛んでいった。

バドミントンしたり、キャッチボールしたりした。今、ふと思ったが、60年代とか70年代とかの学生や若者の雰囲気や人との距離感って、あんな感じだったのかもしれない。

NPOのコンセプトに「人おこし」というのがあるらしい。町おこしや村おこしのように人もおこしちゃおうぜということのようだ。引きこもりやニートをコミュニティや人々の輪の中に入れていく試み。「人おこし」という言葉には威力がある。直感的に意味を把握しやすい。そしてまったく新しい概念とネーミング。社会に広く浸透していく要素をもっていると思う。シェアハウスは人おこしの最先端の現場だ。

GW期間にカフェを開いたらしい。古民家を改修した建物。「桝屋」というらしい。地下がすごい。階段を降りていくと、非日常的な空間が広がっていた。滝沢達史さんというアーチストが作った地下らしい。合わせ鏡の間が圧倒的だった。これまでに見たことのない異様な空間だった。薄気味が悪くなるくらいトリップ感がある。

時間があったのと、豪勢な夕食を求めて、鳥取市へ車で行った。砂の美術館へ行く。撮影可なので、スマホでカシャカシャしまくった。その後、民芸をやっている店で和食を食べた。能登くんとすべてのものをシェアした。猿クンはグルメではないので、細かいことは覚えていないが、魚、肉、貝、刺身、塩辛すべてのものがおいしかった。お吸い物もごはんもおいしかった。能登クンは運転手かつお酒が飲めないので、猿くんが毎晩毎晩、お酒担当である。申し訳ないとも思うが、「自分が楽しければ、相手も楽しい」というのは真実なので、たくさんお酒を飲んだ。

翌日も含めて、あんなに毎日、おいしいものを食べ続けたのは初めての経験だった。「奥さんにわるいなー」とか「奥さんにうらやましがられちゃうなー」と能登くんはいっていた。

いつか大金持ちになったら、「散財シェアハウス」を作りたい。

真夜中、家に着くと、田んぼに鹿がたくさんいた。車のハイビームで照らすと、目がぎらぎら光る。10匹以上。車を降りて近づくと、山の方に逃げて行った。苗は食べられていない。2mくらいの柵は飛び越えるらしい。

五日目。

朝から雨。庭園を造るワークショップが中止。完全な1日オフ。やらなければいけないことがひとつもない。

倉敷の大原美術館へ。シャガールの絵は、幻想的だ。青が美しい。

瀬戸大橋をわたって、香川県へ。村上春樹のエッセイを読んで以来、香川でうどんを食べるのが長年の夢だった。でも瀬戸大橋を渡りながら、ネットで調べたら、本当の人気店は朝から並ばなければ食べられないらしく、午後に行くのでは遅すぎるらしい。売り切れ次第、その日の営業は終了とのこと。

瀬戸大橋を渡り、最初のインターで車を降り、一番近いうどん屋で昼食。初の四国はものの30分くらいで終了。うどんを食べて、岡山市の後楽園へ行く。日本の三大庭園をすべて見たことになる。大名の道楽に付き合う。

後楽園の中を歩いている途中で和服を着た若い女性がいて、心をもっていかれた。ピンクの和服で、髪はアップでまとめられていて、神々しかった。いっしょにいた男性に嫉妬する。あんなに外見だけで女性に魅かれたのは久しぶりかもしれない。後楽園という場所に、あの女性は似合いすぎていた。文脈というのは大事なものだ。

歩き疲れたので川沿いのカフェへ。本がたくさん並んでいる風通しのよいオシャレな場所だった。能登くんはむかし常連だったようで、きれいな女性の店員と話していた。日焼けした能登くんをみて「男前ですねー」といっていたのを猿くんは聞き逃さなかった。

嫉妬で爆発しないように用心した。煙は一筋くらい出ていたかもしれない。

地ビールをあつかっている居酒屋は予約で満席とのことで、イタリアンのお店へ。最後の晩餐。ピザは店の真ん中にある釜で焼いてつくっているらしい。ピザとサラダとパスタと豚肉とビールと赤ワイン。最後の最後までおいしいものだらけだった。能登くんはおいしいものが出てくるお店をたくさん知っている。

猿くんの友達が仙台に来て、毎日あれだけおいしいものを食べに連れて行けるかといったら、難しいかもしれない。

毎晩毎晩、車の中で、能登くんの家の中で、温泉で、お店の中で、観光地でたくさん会話した。ずいぶんと多くの言葉を費やした。

奥さんのこと、子供のこと、家庭のこと、性的なこと、仕事のこと、人生のこと、むかしの思い出。

能登くんは「コミュニティはとても大事だ」と言っていた。人にどうコミットしたり、関係を築いていくかが、人生の中心となる命題だという意味のことを語っていた。素直に率直にそう言い切れる能登くんはたくましい人だなあと思う。猿くんは幼稚なので、そこらへんのことをごまかしながら生きている。自分さえよければ、あとのたいがいのことはどうでもいいなーというのが実感だ。

車の中で、むかし聴いていた音楽、今よく聴いている音楽を教えあった。むかしに比べれば(15年くらいむかしのことだ)能登くんの好きな音楽を素直に受け入れることができた。

かつて、猿くんの友人はこう言った。

「良い音楽は、一歩つっこんだ音楽か、一歩ひいた音楽だ」と。

能登くんの好きな音楽はむかしから、どちらかというと一歩ひいた音楽が多かった。
そういう音楽を受け入れる土壌が自分の中に出来上がったのかもしれない。猿くんもだいぶ丸くなったのだろう。
邦楽で何が好きかという話になり、能登くんは「ナンバーガール」と「フィッシュマンズ」を挙げた。フィッシュマンズは、ほとんど聴いたことがないので、今度聴いてみようと思う。

猿くんはチャットモンチーとエゴラッピンとシーガルとくるりをごり押しした。

ある晩、真夜中に家に到着すると能登くんがアコギで弾き語りを始めた。ずいぶんと説得力のあるパフォーマンスだった。自分で作った曲やかつてぼくたちが聴いていた曲。古民家のど真ん中でライトに照らし出されて、能登くんが歌い続ける。非日常的感覚。

能登くんがむかしやっていたバンド、「HUDSON」のダイアンって曲が印象的だった。やはり自分で作詞作曲した曲には魂が宿りやすいのかもしれない。

六日目。最終日。

前日、雨で流れた庭園造りに参加する。スコップやつるはしで土を掘ると、埋もれていた敷石が見つかる。

「人が歩きたくなるような庭を造る」というのを目標に縁側から敷石で導線を作っていく。着物の人が歩けるくらいの歩幅に合わせて石を配置していく。たしかに導線があらわれてくると歩きたくなってくるのだ。おもしろいものだなあと感じる。

午後1時半くらいの電車だったので、みなさんにお別れを告げて、大原駅へ。

能登くんが見送ってくれた。



かつて僕たちは毎日のように会っていた。今ではそれぞれの場所でそれぞれの生活をしている。能登くんを含め、古い友人に会うことはめったにない。数年に一度会えるかどうかくらいのものだ。音信不通になっていくケースも多い。

みんなそこそこ幸せに過ごしていれば、それで十分だ。それ以外に何があるだろう。

「今日の夜、何をするの?」とホームで能登くんに質問する。

「車の掃除とか、部屋の掃除とか、洗濯とかかなー。」と能登くんは答えた。
次の日の夜、何をするのかは聞かなかった。その次の日の朝に何を食べるのかも聞かなかった。1週間後の晩に何を食べるのかも聞かなかった。
猿くんにできるのは、夜に洗濯をしているであろう能登くんの姿をイメージすることだけだ。その先のことは、何もわからない。

吹きっさらしのホームで別れを告げる。

「じゃあね。」

「うん、またね。」

握手をした。

電車に乗る。

ドアが閉まる。

電車は確実に岡山から遠ざかっていく。電車だけではなく、空間も時間も感情も記憶も岡山から離れていく。目的地は「終わりなき日常」、別名、仙台である。

電車で関西国際空港まで来た。早く着いたので、お店でビールを2杯飲んだ。村上春樹の「女のいない男たち」を読み終わる。

飛行機だと仙台はあっという間だ。新幹線に比べると、うそくさいほどの速さだ。

会社の人と待ち合わせて、お酒を飲みに行った。
居酒屋のあと、ガールズバーに行って、おみやげを渡した。猿くんのお気に入りの女の子だ。大事なことは繰り返しておかなければいけない。猿くんのお気に入りの女の子だ。

今日は、ずーーーーっとだらだら一日を過ごし、のびのびになっていた車のタイヤ交換をし、今に至る。

ずいぶんと長い時間、この文章を書いている。

今から、ちょこっと職場へ行き、明日からの仕事に備える。

「ぼくたちにできるのは、いつだって、前を向いて走り続けることだけだ。」

この言葉を紹介するのは二度目だが、いつ思い返してもしっくりくる。
ロッキンオンの山崎さんの言葉だ。

能登くんの洗濯は終わっただろうか。



















そういえば、今日はフジロック最終日

先週末、東京に遊びに行ってきた。

一泊二日。

宿はお決まりの熊邸@東京某所O塚。

夏に遠出するのは、楽しい。わくわくする。他の季節よりもテンションが上がる。

東京に着いて、まずしたこと。

そう、それは耳かき。この季節、うっかりすると耳アカがたまりやすい。エチケットは大事!!

ここはひとつ、プロの耳掃除屋さんにきれいにしてもらおうということで、池袋に行ってきた。そこのお店では若い女の人が膝枕で耳アカをとってくれる。前々から、一度は行ってみたいと思っていた。長年の夢を叶えるべく、いざ池袋へ!!

熊の意地悪い妨害(都電に乗って遠回り作戦!!)にも負けず、目的のお店に着くも、同じようなことを考えている人は多かったらしく、なんと2時間待ち。猿クンは即決で2時間待ちに耐えることにした。熊の意見は聞かなかった。スマヌ熊よ。。。

猿クンのところへ来たのはとってもかわいらしい女の人だった。ちなみに30分で3000円。毎日通うと高いが、死ぬまでに一度行く程度であれば、まあそこそこリーズナブルかと。

「あれ?うつぶせにならなくていいの?」

とか、

「もっと大きく息を吸い込んでいいですか?」

とかいいたいのをガマンしてジェントルなお客さんを心がけた。修行である。茨の道である。

耳かきをしてもらったことは、まだ奥さんに言っていない。やましいわけではない。

いいそびれただけだ。ついいいそびれてしまった。ついついいいそびry




翌日は、WAHAHA本舗を見に行く。東京で演劇を観たいという希望が叶った。

会場は浅草のゆめまち劇場というところ。こじんまりとして、雰囲気のいいところだった。




劇が始まる前に4人の女装おいらんさんたちが客席を盛り上げる。おひねりを作って、舞台に投げ入れた。(作らされた?w)

プロって大したもんだなーと感心。


画像みにくくてすんまへん。

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劇が始まると、90分があっという間だった。歌と踊りがあり、笑いがあり、ちょっと涙もあり。

主人公のねずみ小僧がめぐまれない子供をなんとか幸せにしてあげたいっていう場面を見ながら、やっぱり演劇とか芸術は弱者の側に立つべきものだよなーと改めて感じた。

村上春樹が言っていたのだけど、「強固な壁とそれにぶつけられる卵があるとしたら、ぼくは絶対に卵の側に立ちたい」ってな感じの言葉を思い出した。

演劇を観終わった後は、「たこせん」を立ち食いし、ザ・バースデーのライブ@ZEPP東京へと向かう。










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ZEPP東京は中に入るのは初めてだった。やたら手すりの多い会場だった。モッシュやダイブをしにくいようになっているのかもしれない。

今回のアルバムは初めて聴いたときは全然ピンとこなかったけど、車の中でずいぶん繰り返し聴いていたので、耳にはなじんできていたところだった。

実際にライブをみてみると、人肌のぬくもりみたいなものが生々しく伝わってきた。ミッシェルのアルバム、「ロデオタンデムビートスペクター」の冷たさとは対極にある感じ。

良くも悪くも、チバも成熟してきたのかなーと思った。ミッシェルの音は、手の届かないところから鳴っている感じがしたけど、バースデーの音は、もっと身近なところで鳴っている感じがする。地に足がついているとでもいおうか。

チバの声も調子良さそうだった。ベンジーに比べると、チバはまだまだ声が出ている。

そういえば熊が、ミッシェルのときのチバの声とバースデーのチバの声では全然違うといっていた。そんな風に思ったことはなかったので、気が向いたら比べてみようと思う。ほんと、気が向いたら。



ライブ終了後のZEPP東京周辺。













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東京って、行くたびに元気になれる。

世界は広いなーって思う。

東京に住んでなくてよかったのかもしれない。

東京が日常になってしまったら、またひとつ、トリップできる場所が減ってしまう。





















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