先日お伝えした、Android 5.0アップデート後のNexus 5で発生している電池の減りが異常に早いという問題。
当時、このバッテリー異常消費は私の端末では全く症状がでておらず、むしろ、Android 4.4と比較して電池持ちが良くなったという印象すら受けていました。
ところが!さらに電池持ちを良くしようと、WiFi設定などを色々と弄ったら急にバッテリー消費が激しくなるという現象に見舞われました。
これが噂のNexus5+Android5のバッテリードレイン問題か、と他人事じゃなくなり色々と設定を試したところ、一つの改善策と仮定?に達しました。
それは、Android 5.0搭載のNexus 5ではWiFiの設定と位置情報の設定になんらかの不整合が発生しており、これがバッテリー消費の原因になっているのでは、というもの。
電池の極端な減りがある場合、まず疑われるのはWiFiと位置情報。
ただ、どちらか単体でこの設定を見直すのが普通で、あまり両者の「組み合わせ」を見直すことはないですよね。
しかし、どうやらAndroid 5.0ではこの2つの設定の「組み合わせ」によってバッテリーの持ちが大きく変わるようです。(少なくとも私の端末では)
長くなるので、結論だけにすると:
どうやら、Android 5.0+Neus 5では、「スキャンを常に実行をオフ」にした状態で、位置情報のモードを「高精度」、あるいは「バッテリー節約モード」にしているとバッテリーを異常に喰うようです。
あくまで推測ですが、これはWiFiスキャンが出来ない設定になっているのにも関わらず、位置情報サービスが無理やりWiFiから位置情報を得ようとするという、一種の矛盾した状態となり、これが余計なプロセスを行わせているのではないかと思います。
よって、私は以下の設定の組み合わせでバッテリーもちが劇的に改善しました。
WIFI設定: 「設定」→「WiFi」→「縦の・・・」→「詳細設定」→「スキャンを常に実行する」をオフ、「ネットワークの通知」もオフ(←念のため)
+
位置情報設定: 「設定」→「位置情報」→「モード」→「端末のみ」を選択

もちろん、位置情報自体をオフにすることでも同じ効果が得られると思いますが、私は結構必要なケースが多いので、これはオフにはしませんでした。
また、ひょっとすると「スキャンを常に実行する」オン+「高精度」もしくは「バッテリー節約」でも設定の不整合がないという意味では、効果があるかもしれませんが、これについては私は試していません。
ちなみに、この設定は理屈に基づいたものではなく、トライアル&エラーの経験則による一つの結論であって、全てのAndroid 5.0搭載ネクサス5で効果があるという保証はありませんので、その辺はあしからず。
ただ、色々試して手詰まり状態になっている方は、一度試してみる価値はあると思います。