ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 







楡周平の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」です。この作品は、面白いには面白いのですが、ちょっと「そんなアホな(/--)/」と思える場面もありまして、大満足ではなかったです。僕的には、この作品は「昼ドラ小説」という感じの位置付けです。
 本を読んでいて、自分の期待する方向から逸れていったりすると段々興味がなくなり、文字を追うのも辛くなります。この現象を客観的に見て、面白くない作品だと判断します。この作品は、所々でこの現象に陥りかけるのですが、章が変わって、主役の視点が変わったりして(例えば、母親から見た視点が、章が変わって、息子から見た視点に変わる)、また持ち直して、面白くなったりを何度か繰り返して最後まで読めました。この作品の展開を受け入れらる人は、何の問題もなく「いい作品だった〜」と思うと思います。

かなり分かり難いかもしれませんが、僕が昼ドラ小説という位置付けだといったのは、昼ドラって、少しドロドロして、ネチネチしていて、またこの展開か〜と思ったり、1つの事柄にしつこく時間を割いたりして、イライラする時があります。そんな昼ドラを見て感じた感情が、この小説でも感じたので、「昼ドラ小説」と位置付けてみました。キャスト的にも、50もの病院をもつ、「有川会」の女理事長の有川三奈と東大出の財務省キャリアの息子の崇、代議士で政調会長の白井という男、そしてその娘。崇に捨てられて、復讐に燃える外銀の女ディーラー。キャストを見ただけでストーリーが想像できますよね?過去に有川三奈と白井に因縁があったり、政略結婚があったり、なんか「昼ドラ」にありそうですよね。

取り敢えず、決してつまらない作品ではないので読んで見てください。この作品の解説は僕にはちょっと無理なので、『続き』でネタばれ解説をするので、ネタがばれてもいいという人は、『続き』を見てください。これもかなり下手くそな解説に仕上がってますが。( ´∀`)つ





時は、「学生運動」の全盛の頃、とあるセクトの女性闘士として学生運動に参加していた、依田美佐子(偽名の為分かりやすくいうと、後の有川三奈)東大法学部の学生であった岡内眞一郎(後の白井眞一郎)は、恋人のような関係になる。しかし、反体制運動により社会を変えていこうとする、後の有川三奈と体制の中に入りその中で、力をつけて社会を変えていこうとする眞一郎は、安田講堂籠城事件を契機に別れてしまう。しかし、有川三奈のお腹には眞一郎の子供が身籠っていた。
その後すぐに、有川という大病院の息子と結婚して、その子供は、結婚した有川理の子供として育てられる。
20数年の時が流れて、有川三奈は、病院数50を越える大病院の「有川会」の理事長に、眞一郎は、民自党政調会長になっていた。有川三奈と眞一郎の子供である崇は、東大を卒業し、財務省理財局に入り、政界進出の野望の為に、眞一郎の娘の尚子と政略結婚の話が進む。その際、有川三奈と眞一郎の息子の崇は、10年付き合った恋人を捨てる。

集中力がなくなったので、簡単に書くと、捨てられた「たかし」の元恋人の執拗な復讐劇があったり、有川三奈と眞一郎が再会して、異父兄弟同士の結婚だと分かって、三奈がこの結婚を止めさせようと暗躍したりで、ドロドロ、ドタバタって感じのストーリーです。

これなら、大したネタばれでもないですね?そんな感じです。と言っても、あんまり昼ドラマ見た事ないですが。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ