中山七転八倒

中山七里の「中山七転八倒」です。エッセイです。後半飽きてしまうのですが、中山七里ファンとしては面白かったです。この作品の内容紹介です。

雑誌連載が10本に減り大いに危機感を抱き、プロットが浮かばずブランデーをがぶ飲み。原稿の締め切り直前、設定していたトリックが使えないことが判明。栄養ドリンクの三種混合を一気飲みし、徹夜で考え抜く。どんでん返しの帝王がプロットの立て方や原稿の進め方、編集者とのやりとりを赤裸々に告白。本音炸裂、非難囂々の爆笑エッセイ!

という感じです。このエッセイは、日記形式を取っているので、原稿に追われる人気作家の日常は代わり映えしないので後半は飽きるのですが楽しめました。続編が出ましたら【文庫本】なら間違いなく買います。印象の残った所を1つ。

日頃から思っているのだが、映画にしろ小説にしろ、どうして彼らは嬉々として感想をブログやツイッターやアマゾンに載せるのだろうか。ものを語ることは、つまり自分を語ることに他ならない。下手な感想はその人間の経験や知識までも白日の下に晒してしまう。語り口で、過去にどんな本を読みどんな映画を観てきたかが分かってしまう。友人同士で馬鹿話するのならいざ知らず、それが全世界に向けて発信され、しかも記録に残ってしまうのだぞ。そんな真似、仕事で依頼されない限り僕には怖くてとてもできない。
以前ネットがなかった頃、こうした映画やら小説の感想は仲間同士で言い合い、その過程で自分と相手の教養やものの見方、知的レベルをおっかなびっくりで探り合っていた。だから言わずもがなのことは口を噤み、他者から観賞方法を習得していったはずだ。ところがネットの場合はほとんど一方通行なので、自分の無知蒙昧さを暴露して、しかも審美眼は一向に洗練されない。洗練されないままトンチンカンな印象批評に頼るから更に言葉足らずになる。こうなってくると、もう悪循環である。


この正論過ぎる正論読んだ時には、なんか自分が凄く恥ずかしいと言うか、ため息が出ると言うか、複雑な感情になったのですが、届くことは無いだろうけど中山七里に教えてあげたい。自分の知識や経験の無さを白日の下晒してもブログにアップするのは、僕の場合は、損をする人を無くしたいと思ったからなんですね。
 僕みたいな月3万円の小遣いで生活する貧乏人が、ランチや飲み代を削って、やっとの思いで購入した本がハズレだった時の切なさは相当なものなんです。なら図書館で借りて本を読めとは、作家なら言えないはすです。

ですので、「僕と好きな作家が同じ・読書傾向が同じ」という方が、本を購入するに当たり、僕のブログを読んで少しでも参考にして頂き、少しでも切ない気分陥らない様にとの思いもあってのブログアップなんです。(*´∀`*)

僕の知識や経験の無さが晒されてしまうのも、匿名性のあるブログなら、良しとしよう!という事なんです。(●´ω`●)


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