蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

読書について色々

決戦!賤ケ岳3

決戦!賤ヶ岳
『決戦!賤ヶ岳』です。「決戦!」シリーズの第7弾です。今回は、

『槍よ、愚直なれ』(木下昌輝)
『糟屋助右衛門の武功』(簑輪諒)
『しつこい男』(吉川永青)
『器』(土橋章宏)
『ひとしずく』(矢野隆)
『権平の推理』(乾緑郎)
『孫六の刀』(天野純希)


からなる7人の作家の競作です。「本能寺の変」→「山崎の戦い」→「賤ヶ岳の戦い」という一連の流れでいきますと秀吉にとっては山場の戦いなのですが、小説にすると「ドラマチック」な物語は生まれ難い感じがするのですが、結構楽しめる作品に纏まってました。次郎的ランキングは下記の通りです。

1位『槍よ、愚直なれ』(木下昌輝)
2位『ひとしずく』(矢野隆)
3位『糟屋助右衛門の武功』(簑輪諒)
4位『権平の推理』(乾緑郎)
5位『孫六の刀』(天野純希)
6位『器』(土橋章宏)
7位『しつこい男』(吉川永青)


1位の『槍よ、愚直なれ』は、【加藤 清正】が主人公の物語。賤ヶ岳の戦いでは【山路将監】を打ち取り武功を挙げたのですが、この物語では、清正が恋した相手が嫁に行った先が山路将監という設定。そこから賤ヶ岳の戦いまでの物語は双方がカッコ良く描かれていて、歴史小説好きのドストライクな物語に仕上がっておりまして楽しめました。

2位の『ひとしずく』は、【福島正則】が主人公の物語。賤ヶ岳の戦いでは敵将・拝郷家嘉を討ち取る大功を立てて一番手柄となったのですが、この物語では晩年の福島正則が酒を飲みつつ当時を振り返るという設定です。晩年の福島正則は正しくこんな感じだったんだろうなぁ。なんて思いながら読む事が出来まして楽しめました。


読書日記 ブログランキングへ


決戦!大坂城3

決戦!大坂城
『決戦!大坂城』です。「決戦!」シリーズの第2弾です。今回は、

『鳳凰記』(葉室麟)
『日ノ本一の兵』(木下昌輝)
『十万両を食う』(富樫倫太郎)
『五霊戦鬼』(乾緑郎)
『忠直の檻』(天野純希)
『黄金児』(沖方丁)
『男が立たぬ』(伊東潤)


からなる7人の作家の競作です。決戦シリーズの題材的には、僕的に【大坂城】が一番惹きかありました。次郎的ランキングは下記の通りです。

1位『鳳凰記』(葉室麟)
2位『十万両を食う』(富樫倫太郎)
3位『男が立たぬ』(伊東潤)
4位『忠直の檻』(天野純希)
5位『五霊戦鬼』(乾緑郎)
6位『黄金児』(沖方丁)
7位『日ノ本一の兵』(木下昌輝)


1位の『鳳凰記』は奥深い作品に仕上がっていて楽しめました。慶長16年の1月、豊臣秀吉の正室で落飾して高台院と呼ばれている寧々が、新年の祝賀と称して大坂城に訪れた事から物語は始まります。後陽成天皇の言葉として、豊臣家に朝廷を守ってもらいたいという話しだったんですね。

「帝の思し召しはありがたく承りますが、されど、いまの豊臣に徳川と張り合うほどの力がありますかどうか」
寧々は頭を縦に振って言葉を添えた。
「そのことはわたくしも承知しています。されど、豊臣家のほかに朝廷をお守りすることができる者はおりますまい。それに徳川殿は既に七十歳になられておる。徳川殿か亡くなられた後、秀忠殿では大名はまとまりますまい。時が武器となりましょう。一日、一日と徳川殿のいのちを削いでゆけば、秀頼殿の天下となり、帝をお守りする盾となることもできるのではありますまいか」
一日、一日と家康のいのちを削ぐのだ、という寧々の言葉に茶々は大きく頭を縦に振った。


ここがこの作品の肝ですね。この視点は面白い。大坂の役を舞台に、女人としての茶々と家康の戦いが描かれていて面白かったです。

2位の『十万両を食う』は、大坂夏の陣を舞台にした、米商人の【近江屋伊三郎】が主人公の物語です。大坂冬の陣の前に、高騰した米価のおかげで大儲けをしたんですね。そして、伊三郎は【長い戦になる!】と予想して、まだまだ米価は高値をつけると踏んで、自分の金だけでなく、親戚や同業者からまで借金して金を掻き集めて米を買い付けたんですね。一年や二年は続くと伊三郎が見込んだ大坂冬の陣は、わずか二カ月足らずで終結し、大坂に集結していた諸大名が帰国を始めるや、米価は暴落したんですね。
四十年以上も続いてきた近江屋が破産の危機に立たされている時に、一発逆転の話が舞い込むんですね。商人の視点での大坂冬の陣の話だけでも十分面白いのに(よくある歴史ミステリーではあるのですが)しっかりと歴史小説的としてのエンタメ的な要素が織り込められていて楽しめました。詳細は省きますが、国松の脱出には、この手があったか!なんて思いましてランキング2位にしました。

3位の『男が立たぬ』(伊東潤)は、坂崎出羽守直盛の物語。千姫事件に【太閤の位牌】というアイテムを用いて奥深い作品に仕上げてました。


読書日記 ブログランキングへ



                      

戦国秘史〜歴史小説アンソロジー〜

戦国小説アンソロジー














『戦国秘史〜歴史小説アンソロジー 〜』です。新潟に帰省する際に持って行ったのがこちらの作品です。田舎に行く時は、歴史小説が一番だと思うんですね。この作品は、

『ルシファー・ストーン』(伊東 潤)
『戦国ぶっかけ飯』(風間真知雄)
『伏見燃ゆ 鳥居元忠伝』(武内 凉)
『神慮のまにまに』(中路啓太)
『武商諜人』(宮本昌孝)
『死地奔槍』(矢野 隆)
『春の夜の夢』(吉川永青)


からなる注目作家たちによる競作です。僕が戦国モノで好きなパターンは、心躍る様な小細工なしのベタな物語が好きなのですが、この作品では【どストライク】なものはなかったのですが、なかなか面白かったです。この作品での次郎的ランキングは、

1位『伏見燃ゆ 鳥居元忠伝』(武内 凉)
2位『武商諜人』(宮本昌孝)
3位『春の夜の夢』(吉川永青)
4位『神慮のまにまに』(中路啓太)
5位『戦国ぶっかけ飯』(風間真知雄)
6位『死地奔槍』(矢野 隆)
7位『ルシファー・ストーン』(伊東 潤)


という感じです。ベタで単純に面白いという僕の採点基準がこのランキングなんですね。

1位の『伏見燃ゆ 鳥居元忠伝』は、僕好みの典型的なベタな作品で良かったですね。伏見城を守る【鳥居元忠】の話です。以下は、この物語で印象に残った場面です。伏見城の西の丸で、元忠が妻と語り合う場面です。

「今の武士は、己の功名だけにとらわれ敵を憎み切る者が多い。昔の武士は敵でも立派な人をしかとみとめる、すがすがしさをもっていた・・・・・。わしは、根っからの武士ではない。親父は、元ワタリの武士。お袋は、木樵の娘よ。されど、もし武士になるなら、すがすがしき武士でありたい、斯様な思いでこの世界に入った。だが、実際、戦に出てみるとすがすがしい武士は少ないもの。三方ヶ原の戦いで、わしは久しぶりにすがすがしい武士を見た。馬場美濃守殿じゃ」

元忠の男らしさが伺える場面で、こういうベタな場面が好きなんですね。そして、こういう男の死に際は必ず潔いというのが、僕の好きな王道パターンです。

2位の『武商諜人』は、茶屋家初代の【茶屋 清延】が主人公の話。戦国時代の物語を書こうと思ったら鉄板の人物ですね。本能寺の変の後の【神君伊賀越】を助けた人物として有名ですが、この作品ではドラマチックな物語に仕上がってまして面白かったです。
以下、この作品で印象に残った場面です。明智光秀の不穏な動きを察知した四郎次郎は、信長に光秀の謀反を注進しようか迷うのですね。そんな中での父親と弟の会話です。

いま信長に明智勢の来襲を急報するのは、茶屋家にとって天下一の豪商への道を拓くことを意味する。そう言い切っても大げさではあるまい。
『四郎次郎。茶屋の当主はそなたじゃ。心をきめよ。そなたのきめたことに、父は従う』
『それがしも、兄上に従い申す』
仁右衛門も覚悟する。
『武家も商家も・・・・』
と徐に四郎次郎が口を開いた。
『最も大事なるは、利心ではなく、赤心』
利益を追求する心が利心。対して、赤心とは、嘘偽りのない心、すなわち真心とか誠意をさす。
『織田さまは利心のために赤心を疑うお人。天下のあるじに相応しいとは、それがしには思われぬ』
信長には注進しない、と四郎次郎は決した。


さっきも言いましたが、こういうベタな物語が好きなんです。^ ^

3位の『春の夜の夢』は、北条氏康が主人公で、【河東の乱】【河越城の戦い】を描いた作品。氏康を違った角度から魅力的に描ききってました。


読書日記 ブログランキングへ


くだらない話87(本関係)

春風伝 













 葉室 麟の『春風伝』を読み終わりました。高杉晋作を描いた歴史小説なんですが面白かったです。僕が今までに高杉晋作関連の本を読んできて、僕なりの【高杉晋作像】がある訳です。それに逸脱する事なく、更に魅力的に高杉晋作を描き切っていたので、凄く面白かったですね。僕は歴史小説を読んでいて、感動した場面や雑学の知識として覚え様と思う所は、そのページの角を少し折っておくんですね。その折り目が多ければ多い程、その作品は面白いという事なのですが、今回はかなりの【折り目】の数になりました。とにかくこちらの作品はおすすめです。( ´∀`)つ

 で、本題です。この作品を読んだら、僕のブログで唯一リンク(勝手に)している【吉田松陰.com】(http://www.yoshida-shoin.com/)の幕末検定をやりたくなったんですね。結果は、100問中64問正解というエセ歴史好きなのですが、ハニー勝負や

成績
 

2015年度次郎的小説大賞

2015年度次郎的小説大賞




 2015年の『次郎的小説大賞』は、

陽だまりの天使たち













馳星周の『陽だまりの天使たち〜ソウルメイト供繊に決定しました。
 (http://blog.livedoor.jp/yocching/archives/cat_10024295.html
この作品は良かったですね。今年読んだ本の中で最も読後感がありました。(自称)ロマンチストの僕にとって、小説に求めるものは、その非現実的の世界に浸れる事なんですね。それが僕にとっての読後感という表現なのですが、そういう意味では、8編ある物語全てに入り込んでしまいました。( ´∀`)つ

このシリーズは【犬小説】と呼ばれていますが、色々な違うバージョンの物語が用意されていて、しかもそれがどれも良い作品で、犬好きではない方が読んでも満足出来る作品だと思います。

権威ある「2015年度次郎的小説大賞」を受賞したから、もう要らないと思いますが、直木賞いけます。(・∀・)つ
続きを読む

海の翼〜エルトゥールル号の奇蹟〜(秋月達郎)3

海の翼













秋月達郎の『海の翼〜エルトゥールル号の奇蹟〜』です。紹介して頂きまして読んでみました。数年前に、このエルトゥールル号の話がテレビで紹介されていたのを観た事があって、概要は知っていたのですが、なかなか楽しめました。プロの作家の方なら、この題材を与えられて小説を描いたら、まず外さないと思います。(*´∇`*)

■エルトゥールル号遭難事件
明治23年9月16日、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が、和歌山県の串本沖に浮かんでいる紀伊大島の東方海上の岩礁に衝突し、沈没した事件。(死者500名以上、生存者69名) この軍艦が日本を訪問してきたのは、明治20年、小松宮彰仁親王夫妻がオスマン帝国の皇帝のアブデュルハミト二世を表敬訪問した事による答礼として、オスマン・パシャ海軍少将を全権特使とする大使節団が送り出された。遭難事件はその答礼の為の訪問が終わり、オスマン帝国への帰途に起こった。

そして、この遭難事件で、樫野から大島にかけての村中の人が総出で、救助と生存者の介抱に当たったんですね。台風の影響で荒波の中での命がけの救助や、食糧の備蓄も少ない村が、サツマイモなど全ての食糧を供出して、トルコの人達を救護したんです。知らせを受けた明治天皇は、適切な治療を行う様に軍艦八重山の派遣を指示し、政府に対しても最大限の援助を行う様に指示したんです。更に、遭難事故の20日後に、日本海軍のコルベット艦、「比叡」と「金剛」に生存乗員を分乗させ、オスマン帝国に送り届けたのです。

この時の日本の対応や、その当時のトルコの敵国であったロシアを日露戦争で打ち破った事などでトルコの人々の中では日本人に対して良い印象があり、その後も順調に日本とトルコは良好な関係を築いてきたんですね。

そして月日が流れて、昭和60年3月17日の20時、イラン・イラク戦争の最中、イラク革命指導評議会の議長サダム・フセインが

「首都テヘランを含むイラン上空を飛ぶ全ての国の航空機は、3月19日20時半を期して無差別に撃墜する」

と宣言したんですね。このフセインの宣言で、テヘラン市内は恐慌状態に陥ったんですね。どこの航空会社の窓口も帰国用の航空券を買い求める人達で溢れかえったんです。在イランの日本大使館の人達などが不眠不休で航空券を手に入れる為に這いずり回ったのですが、エールフランスやルフトハンザなどイランに航空路線を持っている航空会社は何処も自国民に優先的に座席を与えている為、他国民が座席を予約する事は不可能な状態で、イラン在留の邦人の200人以上の席を確保する事は絶望的な状態だったんですね。この当時の日本は、イランへの航空路線を保有してなく、自衛隊の海外派遣が不可で、航空自衛隊機による救援も出来なくて(現在は、自衛隊法が改正され在外法人を輸送する事が可能)政府は日航と調整をして、日航機を飛ばす準備まで出来ていたのですが、日本航空の組合側の反対に遭い(これは事実かよく分かりません)日本側からの救出も絶望的になり、八方塞な状況となったんですね。
 そんな中、3月18日の夕方、トルコのビルセル大使から駐イラン野村大使に、「明日トルコ航空が2機来る。空席があるから日本人の搭乗希望者数を教えて欲しい」と電話があったんですね。駐イラン野村大使は、日頃からトルコのビルセル大使と家族ぐるみの付き合いをしていてビルセル大使にお願いしていたんですね。(トルコ国内でもトルコのオザル首相に直訴して日本人救援機派遣に尽力した日本人がいたんですね)そして、トルコ航空に日本人215人が分乗する事が出来て、この危機を脱出したのです。

上記の様な実話を元に、この作品は感動的な話に仕上がっておりまして、読み出したら面白くて止まらなくなりまして徹夜して読んでしまいました。この日本とトルコの良好な関係は、その後の日本からトルコへの開発援助など、様々な形で続いておりまして、この一連の流れを知らなかった方にはおススメです。( ´∀`)つ

続きで、この作品で印象に残った場面を(・∀・)つ



続きを読む

小説集 竹中半兵衛(末國善己編)3

竹中半兵衛














『小説集 竹中半兵衛』です。竹中半兵衛を題材にした歴史小説を集めたものです。

 ■海音寺潮五郎の「竹中半兵衛」
 ■津本陽の「鬼骨の人」
 ■八尋舜右の「竹中半兵衛 生涯一軍師にて候」
 ■谷口純の「わかれ 半兵衛と秀吉」
 ■火坂雅志の「幻の軍師」
 ■柴田錬三郎の「竹中半兵衛」
 ■山田風太郎の「踏絵の軍師」


以上の7作品で構成されてます。歴史小説は、ある程度の史料が骨組みとなって、それに作家のその人物に対する【想い】で作り上げていくものなので、この様に「竹中半兵衛」についての作品を一度に沢山読むのも面白いですね。稲葉山城の奪取の場面とか、それぞれが違った描き方で面白かったです。

僕的には、思いっきり主人公の内面に迫っていく歴史小説が好きなので、谷口純の「わかれ 半兵衛と秀吉」が一番良かったです。荒木村重の謀反から黒田官兵衛の息子の松寿丸の殺害命令後の秀吉と半兵衛のやり取りと、半兵衛の最期に際しての秀吉とのやり取りには、どっぷりハマってしまいました。



 

 

2014年度次郎的小説大賞

雨の狩人













 2014年度次郎的小説大賞は、大沢在昌の「雨の狩人」に決定しました。このシリーズは元々好きなのですが、今回も主人公の「佐江」の魅力がたっぷりで、ストーリー展開も凄く良くて、2014年に読んだ本の中では、この「雨の狩人」が1番でした。この作品を読んでいる時は、どっぷりと作中にはまり込んでまして、読み終わった時の読後感も少しの時間引きずりました。この感覚に出会える事って、滅多にないんですね。今後、大沢在昌は、人気シリーズだけを購入していこうかと思っていたのですが、この受賞に敬意を表しまして、新刊は全部購入していく事にします。( ´∀`)つ

 次点は、黒川博行の「破門」ですね。今回も凄く面白かったのですが、「雨の狩人」の方が面白すぎたという感じです。(この「破門」がBSか何かでドラマ化されると友人から聞いたのですが、ちょっと興味あります)

 

 

 続きを読む

2013年度次郎的小説大賞

2013年は、仕事が忙しくて読書量が減ってしまい、今年は去年の半分の40冊くらいしか本を読めませんでした。
そんな読書量でおこがましいのですが、毎年の事なので、いつもの小説大賞を決定したいと思います。



落英


2013年度次郎的小説大賞は、黒川博行の『落英』に決定しました。コンビモノの警察小説ですが、全く飽きる事ない展開で、手に汗握る展開あり、笑いありでホントに面白かったです。これに出てくる【上坂勤】ちゃんは愛すべきキャラクターで、また登場して欲しいですね。

次点は、柴田哲孝の『国境の雪』です。手に汗握る展開で、リアリティがあってホント面白かったです。柴田哲孝には、私立探偵・神山健介シリーズは完結して頂きまして、『国境の雪』の様な作品を描いて頂きたいですね。

今年読んだ作品で、今後追いかけてみようと思ったのは、濱嘉之ですかね〜。【警視庁公安部 青山望】シリーズを先輩に借りて読んだのですが、ストーリー展開とか、まだまだな所があるのですが、マニアックな所が興味を惹かれました。「王将フードサービス」の大東隆行前社長の射殺事件なんかは、解決したとしても、核心部分は分からないで終結しそうな感じがします。濱嘉之には、この事件を扱ってもらいたいですね。

2012年次郎的小説大賞

 2012年は、仕事の忙しさの影響で読書量が落ちてしまい、多分80冊弱だったと思います。しかも(毎度書いてる事なのですが)、読書関係のブログをアップするのに、こんな駄文でも2時間位かかってしまうので、(まあ殆ど、パソコン画面を見ながらフリーズしている時間の方が長いのですが)読んだ本のアップもなかなか出来なかったです。   

 そんな中でも一応は、今年の次郎的小説大賞を決めようか思います。( -д-)ノ

へや

 (スマホとかだと最初から画像が出てしまうので、この画像はダミーです)





































 BlogPaint

 山田宗樹の『百年法』に決定しましたもしかすると、もう一度読んでみると、そんなに大した事ない作品なのかな?と思えたりもするのですが、読後感的には、今年ナンバー1でしたね。医療技術の発達等で、人間の寿命が伸びたとしても、介護の問題とか様々な問題が発生している状況で、なんとかしたい問題は、「不老」だと思うんですよね。完璧な「不老」でなくても、伸びた寿命に対するそれなりの「不老」も必要な訳で・・・・・。そこ等辺の事を何となく考えた事があった僕としては、この作品は衝撃を受けました。もしも【HAVI】の様な技術が確立されたら、この作品の様な【生存制限法】の様な法案が出来るのは必然の様な気もしますし・・・・・。とにかく、妄想癖がある僕としては、色々考えさせらた作品でした。

 この「百年法」の記事も僕の2012年のアクセスランキングのベスト10に入る程だったので、話題になったのだと思いますが、まだ読んでない方は是非(*・ω・)ノ

続きを読む

次郎的読んだ?【鬼子】新堂冬樹

鬼子

新堂冬樹の『鬼子』です。折に触れて書いてきたのですが、次郎的気分が悪くなった作品ランキング1位の作品です。繊細なタイプじゃないのですが、この作品の理不尽な展開に、当時の僕は、一旦本を綴じました。しかし、その後の展開が凄く気になって、読まずにはいられなくて最後まで読みました。読み終えてみれば、【暗黒小説】としては、最高峰の作品と言えるのではないかと思います。最近の作品は全然読んでないのですが、以前はずっと追いかけてました。ある時から、僕的には「ぽてんヒット」的なレベルに感じる作品が続きまして、それでいて、出てくるペースが早くて、2005年の「聖殺人者」を最後に追いかけきれずに諦めました。(「傷だらけの果実」は気になって読んでみたいですが) 

今回「次郎的読んだ?」の新カテゴリを作成しようと思いまして、記念すべき1作目の作品を何にしようかと考えた時に、この「鬼子」が頭に浮かびました。大した理由はないのですが、まず頭に浮かんだのが、この作品だったので、「鬼子」にしました。今回、ここで紹介する為に、チラッと読み直してみましたが、10年前に読んでからだいぶ鍛えられたのか、そんなまではなかったです。( -д-)ノ まだ読んでない方はぜひ読んでみてください。

 恋愛小説家の【風間令也】こと袴田勇二は、男に弄ばれ捨てられた女の復讐劇を描いた「黒い花」で、25歳の時に念願の文壇デビューを果たした。しかし、その後の21作品全てが初刷り止まり。作家だけでは生活していけない袴田はマンションの管理人として働き、袴田の妻「君江」はパートに出て家計を支える。それでも家庭は円満だった。常に朗らかな笑顔を絶やさない気立てのいい「君江」、素直で純朴な高校生の息子の「浩」と中学生の娘の「詩織」。そして優しい祖母。絵に描いたような家族団欒。ただしそれは、4か月前までの事・・・・・・・・・。
 
 (浩)「親父、買い出しに行ってこいよ。缶ビール10本とつまみ、それを煙草だ。煙草は、マールボロ2箱とマイルドセブンのエクストラライトを3箱。それから、ビデオ屋でエロビデオもな。若月麗美の、『潮吹き姫』ってやつだからな。」
 (袴田)「浩、怒らないで聞いてほしいんだが、私はいま、締切りに追われているだよ。お前、いや、君も、協力してくれないかな?」
 (浩)「ざっけんじゃねえっ。そんなくそみてえな小説なんてどうだっていいから、さっさと買ってこいっ!」
 (袴田)「浩」
 押し殺した声を腹の底から絞り出した袴田は、眼球にぐっと力を込めて浩を見据えた。眼を逸らしたい誘惑を、懸命に振り払った。
 (浩)「なんだよ、その眼はよう?なんか、文句があんのかよっ!?」
 片方の眉を下げ、唇を半開きにした浩が顔を近づけ凄んだ。
 後退しそうになる足を踏ん張り、気息奄々の勇気に鞭を入れた。両の拳を握り締めた。腹式呼吸をし、息を整えた。自分は、浩の父親だ。使い走りのまねなど、できはしない。
 (袴田)「浩・・・・・・。もう一度、ビデオのタイトルと女優の名前を教えてくれないか?」


 袴田家は、袴田の恋愛小説は売れなくとも、幸せな家庭を築いていたのですが、ある時を堺に高校生の息子の「浩」がグレ出した。それは、浩を可愛がっていた祖母が亡くなった時期と一致するが・・・・・・・。

 という感じで流れていきます。これに、袴田を担当する編集者の「芝野」が加わって、袴田は、地獄へイッキに転げ落ちていきます。ラストは賛否が分かれると思いますが、ぜひ読んでみてください。



あんぽん 孫正義伝(佐野眞一)3

あんぽん

 『あんぽん 孫正義伝』です。なかなか面白かったです。この作品は、作者の佐野氏曰く、

 御用ライターが描く孫正義伝とは、一味違う!

 との事で、その通りに比較的公平な立場で『孫正義』を描いています。僕が感じるには、徹底的な周辺取材で、『孫正義』の外濠が埋められていて、感心させられるのですが、肝心の【本丸】の『孫正義』への取材が不足していると感じました。

 僕みたいな一般人が『孫正義』に対して、どのような興味を持っているかというと、

 孫正義の成功までの軌跡

 です。在日として生まれた『孫正義』が、どのような環境で育ち、アメリカで何を学び、何が取っ掛かりで起業し、どの様なポイントで次々と会社を大きくしていき、現在の地位を手に入れたかなんですね。

 その点で言うとこの作品は、『孫正義』の生い立ちと【孫一族】の紹介的な事柄にウェイトが置かれているので、「どんな環境で育ったか?」という事については、かなり満足させられるのですが、それ以降の「成功までの軌跡」という点については、そんな詳しい訳ではない感じでしたね。『孫正義』の詳細なサクセスストーリーを知らない僕には、

 読む順番が違った。

 感じがします。今の僕には【御用ライター】が書いた様な作品の方が楽しめた気がします。(*^o^*)
既に、様々な『孫正義』を描いた作品を読んできた方には、いいじゃないかと思います。

 因みに、僕的には、この作品を読んで、孫正義より、正義の父の「三憲」に興味を持ちました。( ´∀`)つ続きを読む

次郎的「こんな本はいかが?」

 ブログで本を紹介する事は、ある意味「自己満足」の世界なので楽です。読みたいと思った本を読んで自分なりの評価を書けばよいだけです。でも、実際の社会では、結構苦労します。僕は「読書好き」を謳っているので、友人とかに、「何かおススメの本貸して」と言われる事が多いです。その場合、その人の

 ・好きな作家
 ・好きなジャンル
 ・趣味嗜好


 等はあまり考慮しないで本を貸します。僕が良いと思ったのを適当に貸します。そして返ってきた際は、その感想を聞く訳です。感想などを根掘り葉掘り聞くのが好きなのです。そうやって感想を聞いてみると、その人をどんぴしゃでその作品に嵌めてしまう事がほとんどない。僕が期待している答えは、

 「これはめちゃくちゃ面白かった

 「この作家の別の作品貸して

 という発言を期待しているので、「まあまあだった」(「地下鉄に乗って」がですよ)、「俺には合わない」(馳作品がですよ)、揚句の果てには、僕的に1番泣ける『沈まぬ太陽』でさえ、「泣けはしなかった」という方もいる。まぁこれは感性の問題だから、感想は千差万別なのは分かりますが、少しブルーになりますね。(ノд・。) グスン

 なので最近、「次郎のセレクションは悪い」という評判が立ち、「東野圭吾の〇〇ない?」とか指定されてしまってます。(;´Д`) 指定されない場合は、なるべく無難な作品を貸すようになってしまっています。

 で、かなり前フリが長かったのですが【次郎的「こんな本はいかが?」】では、僕のブログでは、新刊とか、カテゴリしている作家の作品を載せていくのが精一杯で(それでさえ、全然出来てないですが)、このままでは、ブログ載せる事はまずなく、友人の評価を気にして、友人達に貸す事はない・・・・。けれども、なかなか面白い作品だと思う本を紹介していこうと思います。(企画倒れで終わりそうな気がしますが・・・) 第1回目に紹介するのは、

小池

 団鬼六の「真剣師 小池重明」です。真剣師とは、賭け将棋で渡世する将棋のギャンブラーの事を言うのですが、この「小池重明」の生涯を描いた作品です。僕は、将棋は殆ど分からないのですが、この作品は将棋が分からない方でも十分に楽しめます。この作品の紹介には、


 就いた職業は無数、人妻との駆け落ちは三回。寸借詐欺騒動を起こし、新聞沙汰にもなった。逃亡と流浪を繰り返したが、将棋だけには破格の才能を持っていた男・小池重明。プロ棋士を次々となぎ倒し、【新宿の殺し屋】と呼ばれた伝説の将棋ギャンブラーが、闇の世界で繰り広げた戦いと破滅の軌跡を描く傑作長編。

 とありますが、これだけではなく、破滅型の天才にありがちな「魅力」みたいなのがあって、読み進めると、小池の「魅力」にのめり込んでしまいます。ブックオフかなんかに行けば、100円コーナーでよく売っているので、ぜひ読んでみてください。

小池

 小池重明が描かれている作品です。左は短編で、他の作品も面白いです。右は少しマニアックです。

 




 

次回予告です。

梶原

 そう言えば、真樹日佐夫は、先月にお亡くなりになりましたね。。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 


2011年度次郎的小説大賞

 2011年度次郎的小説大賞は・・・・・・、
























 110217_0010~01

 110220_2056~01

 花村萬月の『百万遍 流転旋転』です。今年読んだ本の中で、一番印象に残っている作品がこの作品です。楡周平の「介護退職」の所で僕の年収を書いたら、それを見た友人に、「あの年収で、ランチにラーメンとか本買ったりしたら駄目だろう」なんて言われたのですが、ホントその通りで、いつもカツカツな生活をしてまして、家族なんて八千代の「トライアル」の22円の豆腐を主食としている程です。    (ノд・。) グスン (そんな負い目から、家では奥さんのイエスマンです)色々な大変な思いをして本を購入しているので、基本的に辛口路線で、満足度のハードルが普通の方より高いかと思うのですが、今年購入した本の中で、この作品と大沢在昌の『絆回廊 新宿鮫勝だけは、高級な腕時計を購入した時の様な充実感を感じました。(*´∇`*)

 (「百万遍」シリーズ全体に言えるのですが)この『百万遍 流転旋転』の良さは惟朔の【人間観察眼】【内面描写】ですね。僕は大学の4年間を「シェイクスピア」の研究をしてきたのですが(研究は大袈裟で「シェクスピア研究」を専攻していただけです( -д-)ノ)、「内面描写」では英文学史上、最も優れた作家と言われる「シェイクスピア」より花村萬月の方が圧倒的に優れてますね。(僕的にはね)それに加えて、花村萬月が描く「匂い」の描写も素晴らしく、(前に書きましたが)作品により一層の深みを与えてくれるんですね。

 女性の方にはお薦めしませんが、男性の方にはお薦めです!

2010年度次郎的小説大賞

 2010年度次郎的小説大賞は・・・・・・、



















 


BlogPaint

 ヤンソギルの「めぐりくる春」です。とくに劇的な何かを挿入する事もなく、たんたんとですが、強烈な印象を与えながら物語が進んでいきます。興味のなかったテーマでしたが、衝撃を受けました。この作品は特に読み手を選ばないので、沢山の方に読んでもらいたいですね。良かったです。次点は、馳星周の「エウスカディ」ですね。この作品で、

 「馳は、当分大丈夫だろう」

 と安心しました。(来年の2月に出る作品はあまり期待してないけど)馳作品が苦手な方でも全然いける作品だと思います。

 来年は、まだ読んだ事ない作家にチャレンジしてみます。(・∀・)つ

 

 

チェック

 僕は、戦国時代で言えば、大将になる器ではないので、立派な家臣を目指すタイプです。で、現代に住む僕の今の感覚は、

 「良き主を求めている」

 感じです。好きな分野のそれぞれの「主」を求めている。例えば、「蕎麦」の分野では、僕の父をはるか越える蕎麦の知識を持っていて、全国の本当に美味い蕎麦屋さんを知っている方と、知り合いになりたいな〜と思ってます。そして、その方についていき、日本全国の美味しい蕎麦を食べ歩きたいな〜。なんて思ってます。

 あとは、「読書」の分野でも「主」を求めてます。例えば、「神保町」を角から角まで知っている方で、ついでに、神保町の隠れた、「飯屋」さんなんかも知っている方です。当然、本についての知識は、歩く図書館並みの知識を持っていて、物語の登場人物のフルネームも全て言えて、歴史モノの話なんてすると、何年の何月何日という単位で話せる人(この歴史に限っては、何人かに出合った事がある)

 今は、そんな人に出会えないので、妄想を抱いてるだけでは駄目なので、こんなサイトを見て、神保町を制覇しようかななんて考えてます。

 http://jimbou.info/

 今の僕の現状といえば、近所の「古本屋」さんと「ブックオフ」を巡って、面白そうな古い本を探しています。今日も、仕事が休みだったので、1番下の娘を連れて、散歩がてらに周ってみました。


新麻雀放浪記







 阿佐田哲也の「新麻雀放浪記」を購入しました。あの名作の「麻雀放浪記」の続編という感じですが、少し違った感じの物語でした。(まだ読み途中ですが)

 「かつて、坊や哲などと恐れられ、バクチ稼業に明け暮れていた私もすっかり中年男になって、ハラはふくれ、頭も禿げ上り、誰も昔の雄姿を信じてくれぬ。そんな私がふとしたはずみで入った留置場でバクチ好きの学生に出合ったのがきっかけとなり、麻雀にバカラに往年の闘志が久しぶりに甦ったのだが・・・・・。」

 という説明になってます。なかなか面白いです。(もう1度言いますが、まだ途中です)

沖縄シュガーローフの戦い

シュガーローフの戦い







 「沖縄シュガーローフの戦い」です。だいぶ以前に、「太平洋戦争」のDVDを買ったという話をブログでしましたが(僕のブログのカテゴリの「趣味の話」に出てます。)あのDVDは、とてもよく出来ていたのですが、終戦間際のあたりは、結構、簡略化されてしまってます。沖縄戦あたりは、ほんの少ししか触れてません。この「沖縄シュガーローフの戦い」は、この1つの戦いの事が詳しく書かれていて、この戦いの生き残りの米兵100名以上のインタビューをして再現された作品で、興味がある人には、なかなかいい作品だと思います。僕の本棚には、買ったり貰ったりしたまま読んでない本がたくさんあって、何かのきっかけがないと読む気がしないで、そのままになってます。この本も、後輩から貰ったのですが、そのままになっていたのですが、この前、馳星周の「弥勒世(みるくゆー)」をアップした時に、沖縄の物語なので、この本を思い出し読んでみました。

 一応、知らない人の為に簡単に説明すると、沖縄戦でのもっとも激しい戦いの1つの事です。高さが15メートル位しかない丘の事を、アメリカ側は、「シュガーローフ」と呼んで、日本側は、「安里52高地」と呼んだ。この地で、1945年5月12日からの1週間、アメリカ側、精鋭の米第6海兵師団と、日本側、独立混成第44旅団配下の部隊が激突した戦いの事。この戦いで、アメリカ側は、2662名の死者を出した。

 

推理作家になりたくて(マイベストミステリー)影

マイベストミステリー第二巻







 昨日も書いたと思うけど、最近、「本」の紹介は、なかなか考えがまとまらず、パソコンの前で僕は、フリーズしてしまい、「下書き」のまま、更新できていない。しかし、唯一、「これだけは、大した説明いらないな。」と思って、更新してみた。これは、まだ僕が、就職していなくて、しかも、今月の40万位の含み損もかかえてなくて、20万近くのプラスだった7月頃に、本をまとめて、大人買いした中の1冊です。(5年位前に出た本らしい)


 これは、人気作家が、それぞれ最も思い入れのある自作短編と、影響を受けた作家の短編を収録。そして、さらにその2編にまつわる書き下ろしエッセイを添えた、アンソロジー第2弾です(すみません。この説明は、本の帯をあます事なくパクリました。(*´∇`*) )



 全6巻あるのですが、その中でもこの第2巻は、



 逢坂 剛
 大沢 在昌
 北方 謙三
 黒川 博行
 真保 裕一

 北方謙三以外は、全員好きな作家なので、迷う事なく、この第2巻の「影」を買いました。ちなみに、北方謙三が好きでないのは、僕がまだ高校生で、マニュアルボーイだった頃、ファッションといえば、メンズノンノとかブーンとかを読んでパクっていた頃、毎月読んでいる雑誌に(最近物覚えが悪くて、雑誌の名前忘れた。ブーンだったけか?あんなに毎回読んでいた雑誌だったのに!)悩み相談みたいな事をやっていて、すごくいきがっていて、何かあるとすぐ、「ソープへ行け!」ばかり言っていたので、嫌いになった。(唯一、北方謙三の「三国志」は、全巻読んだ)



 逢坂剛

 「ドゥルティを殺した男」(逢坂剛が最も思い入れがある自作)
 「憎しみの罠」(平井和正)(影響を受けた作家の短編)
 「その才をねたむ」(逢坂剛の書き下ろしエッセイ)



 大沢在昌

 「湯の町オプ」(思い入れのある自作)
 「チャイナタウン・ブルース」(生島治郎)(影響を受けた短編)
 「乾いたナイフ」(書き下ろしエッセイ)



 北方謙三

 「鳩」
 「鳥獣虫魚」(吉行淳之介)
 「行間」



 黒川博行

 「カウント・プラン」
 「雪が降る」(藤原伊織)
 「計算症のリアリティー」



 真保裕一

 「遺影」
 「かわうそ」(向田邦子)
 「瓢箪から駒」




 という構成です。これは、すごく面白かった。好きな作家が出来ると、その作家の事を知りたくなるので、こういう本は、すごく参考になる。真保裕一が向田邦子ファンというのも初めて知ったし、黒川博行が「計算症」だったという事も知った。それぞれの作家の影響の受けた、作家を知る事ができたり、しかもその作品も載せてあるというのは、すごく親切だ。これは、今頃読んだので、すでに読んだ人がたくさんいると思いますが、まだ読んでない人は、ぜひ読んでください。

 他の5巻は、古本で買おうと思います。

新堂冬樹

 新堂冬樹は、新品買う作家の中では、僕の中では、下の方なのでが、すげ〜面白かった作品があって、それが忘れられずに、ついつい新品を買ってしまう作家です。僕の中では、「鬼子」がすごく面白くて、読後感もかなり浸った。でも読んでる途中で作品のストーリーの内容に気分が悪くなって、1日中断した事もあった。(こういう気分は、馳星周作品でも何冊か体験した)でも、面白い。次は、「無間地獄」が面白い。残念ながら、この作品の2作品とも探したけど出てこない。誰かに貸したままだと思う。新堂冬樹は、恋愛系も書くが(よく白新堂と言われてる)こちらは、たしか3作品位あったが、「忘れ雪」は、結構良かった。後は、普通。



忘れ雪ある愛の詩








溝鼠銀行籠城








炎と氷悪の華








カリスマアサシン








とりあえず、「鬼子」はぜひ読んでもらって感想聞きたい。ノワール系を読んでから、「カリスマ」→「白新堂系」を読むといいと思う。「カリスマ」は、オウムを連想する作品で、内容はまぁまぁ面白いけど、少し遊びすぎで、もう少ししっかり書けたと思う。
Categories
記事検索
プロフィール

次郎

LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
ギャラリー
  • 帰去来(大沢在昌)
  • そば上人(台東区駒形)
  • そば上人(台東区駒形)
  • そば上人(台東区駒形)
  • そば上人(台東区駒形)
  • そば上人(台東区駒形)
NAVERまとめ
「NAVERまとめ」ブログパーツは、サービスを終了しました。
ブログトピックス
本ブログパーツは終了しました
livedoor 天気
Profile

次郎

LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
J-CASTニュース
ブログトピックス
本ブログパーツは終了しました
カテゴリ別アーカイブ
プロフィール

次郎

  • ライブドアブログ