蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

白川道(読書関係)

竜の道〜昇龍篇〜 (白川道)4

昇龍篇















白川道の『竜の道〜昇龍篇〜』です。「竜の道〜飛翔篇〜」の続編です。白川のアニキが2015年4月16日に急逝した為、未完のままなのですが、楽しめました。文章を読んでいるだけで、アニキを感じる事が出来ましたね。
飛翔篇→(http://blog.livedoor.jp/yocching/archives/50837469.html
前作の僕のブログのコメント欄に書いたのですが、
■双子の出生の秘密に「二階堂急便」の一族等が関わってないで欲しい。
■美佐が竜一達の復讐劇を邪魔しないで欲しい。

なんて書いたのですが、今回読んで、竜一達の出生には、「二階堂急便」の一族等が関わっていなかったですね。あとは、美佐の件なんですが、そりゃあ物語の進行上、避けられないとは思いますが、この作品で、復讐までの道のりが7割方まで進んだ感じでしたが、美佐は関わってこなかったです。

この作品は、アニキの作品の中では僕的に一番難しい作品だったんですね。どういうスタンスでこの作品を読んでいけば良いか分からなかったんです。竜一と竜二の復讐劇という感じの作品なのですが、今までのアニキの作品とは少し違って、竜一と竜二が少し【悪過ぎる】んです。双子を奴隷のように扱ってきた、養父母への復讐がすぐに達成してしまった事から、二人の誓いは、「二階堂急便」への復讐へとシフトしたのですが、この竜一と竜二の二人のキャラは「俺ひとり〜 ひと足早い遺書」でアニキが言っていた、

  わたしが書くことと実際の自分はそのまま

というキャラではないんですね。この二人のキャラでは、今までのアニキの作品の主人公の様な魅力がないんですね。長々書きましたが、最初に戻ります。なので、今までの作品の様な【真直ぐな主人公】を応援する様なスタンスでは読めないんですね。馳作品の様な【ノワール】とも少し違うし、でも竜一と竜二の復讐劇も応援したい気もするし・・・・・。微妙なスタンスで読み進める訳ですよ。しかし、僕の心が竜一と竜二を応援しようと思っていた矢先に、白川のアニキのトラップか!!と思える様な見え見えの落とし穴が随所に仕掛けられているんですね。まだ読んでない方の為に具体的な内容は伏せておきますが、あんな慎重に慎重を重ねる様な二人がそんな事〜。的な行動をするんですね。違う意味でのハラハラドキドキを感じながら読み進めまして、とうとう竜一と竜二の転落人生が始まるか!!となった所で物語が終わりました。

その読後感たるや、妄想癖がある僕としましては、この土日は、夜の就寝前の布団の中までずっとその後の展開を妄想する程凄い読後感でした。全然この作品の中身を書いてないですが、この辺で( ´∀`)つ


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神様が降りてくる (白川道)2

神様が降りてくる















白川道の『神様が降りてくる』です。白川のアニキファンの僕が読んでも大した事なかったですね〜。しかも今回、2,100円(税別)したんですね。出来る事なら1,500円程、キャッシュバックして欲しいです。(*´∇`*) 

「父から何か、頼み事をされませんでしたか」
収監された過去を持つ無頼派の作家、
榊の前に突然現れた美しい女性は、
二十年前に刑務所で知り合った米兵の娘だった。

裏切りと嘘。殺人の死角。禁じられた愛
あの日の銃弾は、何のために放たれたのか?


哀切の美学が物語のうねりをまとって、眼前に押し寄せる!
大人にしか判らない、圧倒的大河ロマン!


という感じの帯なのですが、僕はまだ大人じゃないという事ですね。(チン毛にまで白髪が生えてきてしまってますが) 無頼派作家の【榊】の前に、その米兵の娘という【大城里奈】が現れるんですね。榊が収監中に知り合った里奈の父親の【フィル】が、里奈の母親へ宛てた手紙には、暗号で榊の本名が書かれていたんですね。里奈は、この手紙を母から受け取ってから父の事をもっと知りたくなり動き出すのですが、【フィル】が起こした事件の背景には、アメリカの統治時代の沖縄の暗い部分が見え隠れしていたんですね。何かかなり深い話になりそうな期待感とかで、前半はかなりハマったのですが、その後は結構だらだらと緊張感なく、恋愛モノとサスペンスが上手く融合出来てなくて、更にラストは取って付けた様な陳腐なラストで、落胆してしまいました。

まあ、アニキ語録的なモノがあったのだけは、収穫でした。( ´∀`)つ



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世界で最初の音(白川道)3

世界で最初の音













白川道の『世界で最初の音』です。白川道らしい作品でなかなか面白かったです。ホント前半少し読んだだけで、白川アニキのファンなら作品の展開が読めてしまうのですが、それでも作品中にどっぷりハマりながら最後まで読めました。( ´∀`)つ

今回の主人公は鎌倉でカフェ「瑠璃色」を経営している【桜井達也】です。裏の仕事から足を洗い、ひっそりと鎌倉で趣味の絵を描きながらカフェを営業していたのですが、用事で青山に訪れた際に、ひき逃げ事件に遭遇するんですね。被害に遭った女性を助けた達也は、それがきっかけとなって、警察に目をつけられる様になってしまう。徐々に警察に追い詰められていく達也は・・・・・。という感じで流れていきます。主人公の達也は、これまでの白川作品の主人公と同じタイプの「男気」のあるタイプで、それ故、物語の展開が読めてしまうのですが、それでも読み出したら止まらなかったです。ラストはちょっと期待外れだったけど、なかなか面白かったです。

もうちょっと詳しく説明すると、達也は少年院時代からの親友の【矢田京一】と競馬のノミ屋をやっていたのですが、ある程度の大金を手にした2人は、資産を分け合って会社を整理したんですね。そして達也は、先出の様に、鎌倉でカフェをやり、京一は、女にやらせている飲み屋で飲み潰れるという生活を送っていたのですが、たまたま遭遇したひき逃げ事件の被害者を助けたのを機に、物語は動き出すんですね。達也と矢田のノミ屋に関わっていたヤクザの【落合肇】が行方不明になっていて、別件で【落合肇】を追っていた、麻布署の「ゴリ押し」の【押田】は、落合の失踪には、達也と矢田が絡んでいると踏んで2人を追います。それと同時進行で、そのひき逃げ事件の被害者の【広末衣公子】と達也は惹かれあっていくんですね。達也と衣公子の恋愛の行方、達也と矢田の2人のやり取り、【ごり押しの押田】と達也のやり取りに、どっぷりハマってしまいました。ラストの矢田の動きに少し怒りが沸いてしまったりしたのですが面白かったです。押田の魅力を上手く描いた事が作品を良いモノにしてましたね。( ´∀`)つ



 

そして奔流へ〜新病葉流れて〜(白川道)3

そして奔流へ















白川道の 『そして奔流へ〜新病葉流れて〜』です。シリーズ7作目の作品です。もうここまで読んでくると面白いとかそういうモンではなくて、読まずにはいられないという感じですね。僕みたく人生のアニキを求めている方には、このシリーズは間違いなくおススメです。( ´∀`)つ

ベティが留学の準備で渡米してしまい、心の空洞が大きくなっていった梨田に、更に追い打ちをかける様にして(梨田も絡んでいる)社内での不正が発覚してしまいます。梨田はこれを機に会社を辞めて、株の世界に入っていくんですね。今回は、前作で知り合った「了」に興味を持ち【株】の世界に入っていくまでが描かれてます。(一番面白そうな梨田が株の世界にどっぷりハマっている辺りは次作になりますね)その他、水穂との関係の終わりや、会社を辞めてすぐに、旅打ちに出掛けたり、麻雀の勝負が脇を固めていて面白かったです。

次作はかなり期待出来ますね。続きで今回も「次郎的じ〜んときた梨田語録」を        (・∀・)つ




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漂えど沈まず〜新・病葉流れて〜(白川道)4

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白川道の『漂えど沈まず〜新・病葉流れて〜』です。
シリーズ6作目の作品です。今回は、適度なギャンブルの熱さと、これまでの梨田語録の総括の様なカッコいいいセリフのオンパレードで、ダブルで面白かったですね〜。
あまりにも面白くて、1日で読み切ってしまいました。( ´ ▽ ` )ノ

今回は、ギャンブル的には、【銀座のお竜】から麻雀の対戦を挑まれた梨田が姫子ママと坂本を誘って、梨田の上司の有村部長や伊東の寿司屋の【鈴丸】の親爺を交えて、千点5千円の麻雀をやるのですが、なかなか熱かったですね〜。
あとは、水穂とベティとの恋愛が進展してく中での、梨田語録が良かったです。通勤電車で読んでいたのですが、またもやニヤニヤしてしまいましたわ。やっぱカッコいいわ〜。

僕的に付箋を付けたくなった梨田語録を紹介します。
ベティとの会話です。

「そんなにギャンブルが好きなの?」
「ああ、好きだね。人生はギャンブルだ、みたいなありきたりの言葉を使うつもりないけど、先が見えない世界にドップリ浸っていると、なぜか落ち着くんだ」
「やめよう、とおもったことはないの?」
「ないね。俺は、この世の中にあるのは、すべて肯定する主義なんだ。だって、不必要なものは自然と消滅していくんだし、残っているということは、なにがしかの意味があるとおもっている。立派とか、立派でない、とかいう意見は、俺には不用だから、俺を諭そうとしたって、それは無理だよ」


こんなの言ってみたいですね〜。このセリフの後に、ベティは、「分かってる」って言うのですけど、僕がこれ言っても駄目だろうな〜。(≧∇≦)

これもベティとの会話です。

「困っちゃった。梨田クンのことが、どんどん好きになっちゃった」
「それはありがとう。でも、冷めないお茶はないよ」
「なに、それ?色男ぶっちゃって」
ベティが私の額を指先で弾くと〜


このセリフが自然と出るようになると一人前ですね〜。冷めないお茶はないよって、場の空気を崩しそうで、僕は言えないですね〜(≧∇≦)

水穂と会話で姫子の話題になった時の梨田のセリフです。

「マー君とは、いつごろからの知り合い?」
「学生時代からだよ」
「お店のママとお客さん、という関係?」
私は足を止め、水穂の絡める腕を解いた。
「なんだい。まるで尋問だな」
「なによ。怒って。だって、気になるんだもの」
水穂が悲しそうな表情を浮かべた。
「たしかに世の中は、男を女で成り立っている。でも、男と女の仲を、すべて一眼的な目で見るのはやめたほうがいい」


このセリフで、水穂を説得してしまうんですよね。実際には、水穂の言う通りなのに、ペロっとウソついてる所もカッコイイんですね〜。僕なら、『逆ギレかよ!』って、言われちゃうだろうな〜f^_^;

まだまだあるのですが、このへんで。オススメです。( ´ ▽ ` )ノ

浮かぶ瀬もあれ(新・病葉流れて) 白川道3

浮かぶ瀬もあれ

白川道の『浮かぶ瀬もあれ〜新・病葉流れて』です。(自伝的ギャンブル小説と言われる)シリーズ5作目の作品です。今回も前作同様、ギャンブル系の「熱さ」はなく、梨田の恋愛的な話が中心に描かれています。もっとギャンブル系の話を欲しい気もしましたが、ここまでずっと読んできていると、特に不満に思う事もなく楽しめました。

砂押がこの世を去り、梨田は、彼の勤める広告代理店で、自分1人の力でのし上がっていきます。そして、水穂との関係も続きつつ、同期のベティと少しずつ親密な仲になっていく・・・・・。

という感じで流れていきます。梨田に感情移入してしまっているので、梨田のモテモテぶりにも嫌味がなく、今後の展開に期待しながら最後まで読めました。そこに、「株」とか「海外での投資話」的な今後の展開を匂わせる話もまぶされていて、次か次の次辺りは、熱いんだろうな。なんて想像してます。

ホント今回は、これ以上特筆する事もないので、僕的に印象に残った場面を紹介します。

「俺に、こんなことを言ったやつがいた。人間には、星空を見て、ふしぎにおもうやつと、きれいにおもうやつの、二通りがいる、って」
 「それって、どういう意味?」
 「星空を見て、きれいだな、とおもうやつは、人生でほどほどの幸せを得ることができる。たぶん、失敗らしい失敗もあまりしない、と言うんだな。もうひとつの、星空を見て、ふしぎにおもうやつは、人生で最大の幸せ得るか、最低の人生を送るかの、どちらかだ、と言うんだ」
 「どうしてよ?」


この水穂の様に、「どうしてよ?」と思った方は、ぜひ購入して読んでください。       ( ´∀`)つ

ついでにもう一丁!

「プランは、この上なくすてきだよ。でも俺は、道徳家には程遠い、不良を自認する男だぜ。それに、理性を抑える蝶番い(ちょうつがい)だって、錆びついている」

まだ男女の関係でない、同期のベティとの会話の一部で、ベティに旅行に誘われた際の梨田の言葉です。このセリフがあまりにもカッコが良かったので、近くにいた奥さんに、これカッコいいだろう?と言ったら、

「こんなセリフが似合うのは、スギちゃん位だよ」

なんてぬかしやがりました。まぁ、それはさておき、僕もこんなセリフをはける場面になりたいっす。(・∀・)つ

身を捨ててこそ 新・病葉流れて(白川道)3

アニキ

白川道の『身を捨ててこそ 新・病葉流れて』です。シリーズ4作目の作品という感じです。次郎的白川道作品ランキングをいじる程ではなかったですが、面白かったです。ゆっくりじっくり読もうと思っていたのですが、ついついイッキに読んでしまいました。今回は、麻雀などのギャンブルとか壮絶な人生という意味での「熱さ」はかなり控えめなのですが、梨田の人生のターニングポイントとなる、ある人物との出会いが中心に描かれていて、シリーズを読んできた方なら楽しめると思います。

先物の相場会社との壮絶な戦いの後、梨田は相場会社に雇われたやくざ者に襲われ、1ヶ月の入院を余儀なくされていたのですが、その際、暇潰しに入った雀荘で「砂押」という男に出会います。砂押に気に入られた梨田は、東京の白金にある砂押の家で世話になる事になります。そして、広告会社を紹介してもらい、そこで働くようになり、新たな生活が始まる・・・・・・。

という感じで話が流れていきます。実は資産家で、「先生」と呼ばれる砂押は、梨田を秘密の麻雀クラブに連れて行ってくれたり、将来の梨田の為に大物を紹介してくれたりします。そんな砂押を梨田は、父親の様な存在に感じるようになって・・・・・。まあ派手さはないですが、その辺りの一連の話は面白かったですね。その他、梨田に新しい恋人が出来たり、広告会社での話も良かったです。

感覚的に、この作品の後の梨田の人生は、凄い事になりそうな予感がしますね。早く次が読みたいです。( ´∀`)つ

冬の童話 (白川道)3

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白川道の『冬の童話』です。帯に、

 「著者渾身の書き下ろし純愛小説」 

と書いてあったので、(純愛だか恋愛だか分かりませんが)そのてのジャンルが好きじゃない僕は、購入を躊躇ってしまったのですが、白川のアニキのものだったら読んでみるしかないと思って読んでみました。読み終わった感想はと言うと、まぁ普通ですね。いくら尊敬する白川のアニキが書いたって、純愛小説?には変わりないですからね。僕の嫌いなコーヒーに例えるなら、

友人「お前は本物のコーヒーを飲んだ事ないから、そんな事言ってるんだ!この俺様が特別に煎れたコーヒーを飲んでみろ!」

なんて言われて、最高級と言われるコーヒーを飲んでみましたが、(ひと味違うのは分かるんですが)やっぱりコーヒーなんで駄目なんですよね。

なので、これは僕には判断不能と言えば不能ですね。「純愛小説」も読みます!という方には、

ぜひ読んでみてください! 

とは言える作品ではあります。ただこの作品を読んで、

今までの純愛小説の概念が変わりました!僕間違ってました!

とは思いませんね。そこはブレる事がない男ですね。僕って奴わ。まぁでも、昨日も書いた通り、気持ちは一時高ぶった時もありました。しかし、やっぱり苦手なジャンルなので、徐々に気持ちは尻つぼみでした。

何度「愛してる」って言葉が出てきただろう?

「もう一度、言ってくれ」
「聖人、愛してる。何度でも言うわ。聖人、愛してる」
「俺も愛してるよ、そら。この世の中で愛しているのは、たったひとり、おまえだけだ」
「もう一度、言って」
「そら、愛してる。何度でも言う。そら、愛してる。この世の中で愛しているのは、たったひとり、おまえだけだ」


431ページから拾わせていただきました。やはり、いくら白川アニキでも、こんな感じのは感情移入は出来ないですね。( -д-)ノ

ストーリーは、いたって単純です。出版社の社長の40代の男と、音楽の才能を持った20代の女性との愛の軌跡です。二人の生い立ちから出会いまで、そして・・・。何処かで観た事ある気もしちゃいます。

時間があれば、この作品とこのジャンルをもっと掘り下げて語りたいのですが・・・・。 とにかく、この作品は、僕では判断できません(・◇・)ゞ

祈る時はいつもひとり (白川道)4

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白川道の「祈る時はいつもひとり」です。この作品は、10年以上前の「小説すばる」に掲載されたものを大幅に加筆・修正したものだそうです。ラストだけは、少し陳腐なものに感じてしまいましたが、それ以外は凄く面白かったです。前にも書きましたが、リズムの良いストーリー展開で、それでいて白川道語録に登録出来るようなカッコイイ会話もふんだんに盛り込まれていて、大満足でした。この作品は、かなりオススメです。

仕手集団「風」の一員として活躍していた主人公の『茂木』。ある日、「風」のリーダーの『尾形』が謎の死を遂げ、そして更に、同じ「風」のメンバーで、茂木の大学時代からの友人の瀬口も失踪してしまう。・・・・それから5年、再び「風」が動き出したとの噂が流れ、尾形の命日に、失踪した瀬口に金を持ち逃げされたヤクザや、瀬口の妹の『純子』が茂木の前に現れ、新たな瀬口の捜索が始まる・・・・・。

という感じで、ストーリーが流れていきます。『光電業』という会社を挟んで、香港マフィアの暗躍あり、右翼の大物の暗躍ありで、様々な思惑が交差して、緊張感たっぷりに展開していき、とても面白かったです。この作品の下巻の中盤位で、この作品が終わってもいいような位に、ほとんどのパズルがはまっていったのですが、残りのページを見ると、まだ半分位ある。これは、ずるずるした展開かなと思ったのですが、そんな事もなく、少しドキドキさせられたり、とある人物と「友情」が深まる辺りは、しんみりさせられたり、ほんとラスト以外は、大変良かったです。

ただ、僕的には、上巻の最初の「章」はいらなかったな。なければ、もっとドキドキ出来た気がします。



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次郎的「白川道」作品ランキング

 1位「朽ちた花びら」
 2位「崩れる日なにおもう」
 3位「天国への階段」
 4位「病葉流れて」
 5位「カットグラス」
 

 こんな感じかな?「病葉流れて」のシリーズは鉄板ですね。麻雀好きの僕としては、このシリーズは、痺れます。麻雀以外の事も面白いし、外せないです。他は、どの作品から白川道を読み始めたかによると思います。(この言い回しは意味分かる人は分かると思います)今読んだら分からないのですが、読んだ後の読後感は、「天国への階段」が1番凄かったです。「カットグラス」は、この短編集の中の「アメリカンルーレット」が僕的には、何だか良くて、5位にランクインしました。

 「俺ひとり〜 ひと足早い遺書」の所でも言いましたが、白川道は、

 「わたしが書くことと実際の自分はそのまま」

 と言っているのですから、今後の作品も「ブレる」事がない内容だと思いますが、読んでない方には、ぜひ読んで欲しいですね。特に僕みたいに、心のどこかで「人生の兄貴」を求めている方は必読です。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

俺ひとり〜ひと足早い遺書〜(白川道)4

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白川道の「俺ひとり〜 ひと足早い遺書〜」です。この作品は、「夕刊フジ」に2006年6月17日から連載されているものに大幅な加筆修正を施し再構成したものだそうです。(おでんさん情報ですと、金曜日の夕刊フジだそうです)この『俺ひとり〜』は、なかなか良かったです。白川道のエッセイのようなものは初めてなので、白川道の思考回路が分かって、かなり楽しめました。(これを読むまで『病葉流れて』のイメージしか想像出来なかった)ファンなら必読の作品です。(特に、『最も遠い銀河』をけなした友人には、ぜひ読んでもらいたい。う〜んと唸ってしまった所に線を引っ張っておいたよ!)

この作品の始めは、連載にあたっての挨拶みたいなもので『こんな人生、君にできるかね?』というタイトルなのですが、その中で、

「いささかおもはゆいのだが、時々若いファンから、わたしの人生に憧れる、と言われることがある。どうやらわたしは、彼らの目には、好き勝手に生きて、この上なく楽しい人生を送っている男と映るらしい。
だが、ドッコイ、ちょっと待ちなさい、である。他人様の目にどう映ろうが、もう一度人生をやり直せるなら、わたしはわたしがたどった人生はもう願い下げである。
結婚に失敗して女房を亡くし、迷惑のかけどおしで親兄弟とはほぼ絶縁状態、父親失格のために子供との交流は薄くなり、女を裏切っては恨みを買い、博打で作った借金が今なお数千万。こんな生活が、君にはできるかね?
俺ひとり。それが今のわたしの偽らざる実感なのである」
 

とある。それから、白川道が自分の事や様々な思いを語っていくのですが、とにかく良かった。この作品を読み終えて、ますますファンになってしまった。女から見る「カッコいい男」と男からみる「カッコいい男」は、違うと思いますが、僕から見ると白川道は、カッコいいです。(・◇・)ゞ  このエッセイの内容をメチャクチャ詳しく紹介したいのですが、これから読む人もいるので、少しだけ紹介しておきます。

「物書きの地位?」という項で、白川道は、こんな風に語っています。

わたしが身を置く物書きの世界でも同じことが言える。豪放磊落な小説を書く作家がじつは大変な小心者だったり、教育論を得意げに語る者が無頼の女好きだったり、人生に恬淡としていそうな作風なのに、ほんとうは限りない俗物であったりもする。
他人のことには辛辣だが、じゃおまえはどうなんだ、との声が聞こえそうだが、わたしは書くことと実際の自分はそのままだとおもっている。今さら気取ったところで先が長いものでもないし、この仕事を最後の仕事とおもってはいるが、特に執着してるわけでもないからだ。

 
沢山興味深い「項」がありますが、僕がこのエッセイを読んで、1番印象に残ったのは、この文章です。

「わたしが書くことと実際の自分はそのまま」

だと言ってる訳ですよ。書かかれたものがそのままの白川道だからこそ、作品の中身が被るわけです。これを読んで、白川道作品を全部読んできた僕は合点がいった。それなら、『竜の道』の今後の展開も分かってしまった。でもそれでもいいです。それが白川道なのだから。この事さえ、はっきりしておいてくれたら、もう満足です。

「どこまでも付いていきます (●´ω`●)」

という感じです。まだまだ書き足りませんが、眠くなったので、この辺で( -д-)ノ  あとは、『「恥は感情の頂点』、『韓流ドラマにおもい入れ』、『頭悩ませる主人公の名』、『おもい入れが届くか・・・・が小説』、『自分を見つめるもうひとつの目』、『隠せない小説の匂い』、『読者振り向かせた「1Q84」』、『初心に還った「最も遠い銀河」』等、僕的には、興味深いものばかりだった。ぜひ、読んでみてください。

竜の道 飛翔篇〈白川道〉4

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白川道の「竜の道 飛翔篇」です。前作の「最も遠い銀河」は賛否両論ありましたが、今回の作品は自信を持ってお薦め出来ます。白川道ファンの僕としては、何の迷いもなく今回の作品を購入したのですが、僕の推薦で好きなって、最近の作品で少し熱が冷めてきた友人達は、僕のブログを見て決めるみたいな事を言っていたので、お知らせしますが、強く購入をお薦めします。(*・ω・)ノ

今回の「竜の道 飛翔篇」は、「飛翔篇」というだけあって完結ではないです。ただし、今回の「飛翔篇」を読んでみて、次回作は、確実にこの「飛翔篇」の面白さを越えていくだろうな。と簡単に想像出来ます。想像しただけで、次回作に様々な思いを馳せる事が出来ます。(小説現代ではもう掲載されたのかな?)妄想癖のある僕としては、次回作は僕の想像の中では、だいたい出来上がっていますが、とにかく次回作が愉しみです。ストーリー的には、今回の帯は素晴らしいと思いますので、それを使わせていただきます。

養父母をはじめとした世間から虐げられてきた双子の兄弟、竜一と竜二。クソのような人生とオサラバするために嵐の夜、完全犯罪を決行する。胸に秘めた復讐を果たすべく、弟はエリート官僚の道を選び、兄は裏社会の力を味方につけた、双頭の竜が修羅の幕を開ける!
 

という感じです。(詳しい内容はこのタイトルで検索すると、すでにブログで紹介されている方がたくさんいて、素晴らしい文章で、詳しい内容で紹介していたので、そちらで見てください)

この作品の方向性は、この双子の兄弟の復讐劇です。竜一と竜二は、捨て子で、養父母の家の前に捨てられていたんですね。養父母はこの双子を育てるのですが、奴隷のように扱われて育ちました。世間も双子を見下していた。そして、双子の復讐劇が始まる・・・・・・・・。この双子は3つの事を掲げるんですね。

 1、双子を奴隷のように扱ってきた、養父母への復讐。
 2、双子を見下してきた世間への復讐。
 3、唯一、双子に優しく接してくれた人が、「二階堂急便」に嵌められて、自殺してしまったので、その「二階堂急便」への復讐。
 
 

この3つを命題に掲げるのですが、「1」は、あっさり復讐を完全犯罪で成し遂げるんです。あとは、世間への復讐と「二階堂急便」への復讐なのですが、僕みたいな小物だったら、もうこの作品の中の半分もしない辺りで十分「復讐」を遂げたと勘違い?して満足してしまうのですが、この双子の兄弟の野望はとてつもなくデカイ。(この兄弟は虐げられてきたのですが、頭脳明晰、容姿端麗という、違う角度で見れば、最も幸せな形で生まれてきたという初期設定が僕的には、ジレンマでもあり、この作品の魅力なのですが)どんどんスケールが大きくなっていきます。まぁ、あまり深く考えずに読んでください。(株の世界の話は、白川道の得意とする所なので、その点でも非常に面白いので)続きを読む

最も遠い銀河〈白川道〉3


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白川道の「最も遠い銀河」です。昨日のブログで書いた通り、僕の周りの評価は悪いです。しかし、僕的にはなかなか良かったと思ってます。前作の「終着駅」の所でも書いたと思うのですが、白川道を全く読んだ事のない方が読めば、白川ワールドに感動すると思います。ただ、白川道を読んできた方には、友人が言うように新鮮味がないストーリー展開に、多分、10人中9人が予想したであろうクライマックス。面白くなかったという人がいるのも理解出来ます。

以前の作品に類似している点もたしかにあります。主人公の精神構造も似ている点もあります。しかし、白川作品を読む心構えとしては、そんな事を思って読んではいけないのです。白川道作品を読むコツは、

脳の中の記憶をリセットして、ピュアな心で読む

そうして読めば、それはそれは素晴らしい作品です。僕は、何度か涙しました。「クサイ」だの「その設定はないだろ?」なんて、僕には考える余地はなかったです。純粋に作品を楽しみました。

この本の帯には、

晩秋の小樽の海で、一隻の漁船の網が女性の変死体を引き揚げた。その死体の首には、なぜか銀製のテッポウユリのペンダントが残っていた。懸命の捜査も虚しく、事件は迷宮入り状態と化した。
 一方、東京の地で、新進気鋭の建築家として名を馳せている桐生晴之。誰もが振り向く程の容貌、権力に媚を売らない孤高の姿、友への熱い友情。周囲から一目も二目も置かれる晴之だが、その過去はベールに包まれていた。そして、彼の首にもテッポウユリのペンダントが吊るされている事を誰も知らない。人知れぬ純愛とたぎる怒りを抱え、建築家としての成功を目指す晴之。彼と小樽の死体遺棄事件との間には、一体何があったのだろうか?


という感じになっております。なかなか興味をそそられる帯の書き方だと思います。もそっと詳しく書きたい気もしますが、みなさんには、ぜひこの作品を読んでもらって、感想を聞きたい所です。

「続き」で、ネタばれの話を少しだけします。

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単騎、千里を走る。〈白川道〉4

単騎、千里を走る。






白川道の『単騎、千里を走る。』です。これは、映画の「単騎、千里を走る。」をもとに創作を加え、小説化したものです。僕は映画見てないです。(宣伝とかだけは見ましたが)この本を読んでみて、この主人公の配役は【高倉健】しかいないなと思えます。逆に見ても、この映画を小説化するなら、主人公のタイプからして白川道が小説化するのがピッタリだと思いますね。まあとにかく良い作品でした。

内容的には、父と子の心の物語といいますか、タイトルからすると、父の変わらない信念の方が訴えたいのかな?それにプラスして中国での現地の人達のやさしさにも感動しますね。主人公の高田が、李加民に会う為に、中国の役人と交渉する場面があるのですが、僕はつい、この本の物語にどっぷり入り込んでしまって、早く、金を掴ませろよ!と心で思ってしまったのですが、この物語では、そう言った汚い世界がないです。誠意と情熱みたいな、ピュアな世界しかない。そういう所が良い所でした。

ちなみに、僕は、三国志が大好きなので、このタイトルにはかなり意識して読みました。高田の一途な性格を現地の人が、「現代の関羽」と言った所があるのですが、ここがキーポイントだと思います。違うかもですが。(*・ω・)ノ

全然作品紹介になってないですが、いい作品なので、読んでみてください。

終着駅〈白川道〉3

執着駅







白川道の「終着駅」です。単純に読めば、まぁ面白かったです。前にも書きましたが、僕のススメで白川道をイッキに読んでしまった友人は、主人公のタイプが、どの本も似ていて飽きてしまったそうです。この「終着駅」の主人公も、影があって、何かを抱えていて、死を怖れず、どこか一本筋の通った主人公です。こんな主人公を書くのが白川道の魅力でもあるのだけど、連続読みするとダメかもしれません。僕的には、白川道が好きなので、かなり好意的な意見しかないですが・・・・・。また話が逸れますが、僕が白川作品の中で1番好きなのは「天国への階段」ですが、この作品が直木賞候補か何かの審査の時に、審査員から結構酷評されてました。しかし、ドラマ化されたりして人気が出た時は、審査員の感性より僕の感性の方が優れてる!と思いました。( ´∀`)つ 審査員には、文学的に採点出来るプロの作家と読者代表みたいな人の2タイプをいれないと駄目だなと思います。僕の好きな作家の浅田次郎も、福井晴敏の作品をそんなに誉めてない。(浅田次郎は、自衛隊出身という事から、福井の作品を読まなければならないらしく、食傷気味らしい) しかし、エンターテイメントとしては、かなり支持されています。プロとは見方が違うのでしょうね。(浅田次郎も審査される側の時は、結構言われてたし)

自らが運転するバイクの事故で、恋人の真澄を死なせてしまった主人公の岡部は、生に対して無頓着な人間になってしまいます。そして、ヤクザの世界に入り、幹部にまで登りつめます。そんなある時、盲導犬に導かれながら歩いている「かほり」に出会う。「かほり」は、かつての恋人であった真澄にそっくりな娘だった。岡部は、「かほり」に惹かれるようになる。そして・・・・・・・。

まぁ、かなり省きすぎてるけど、こんな感じです。様々な因縁が絡み合ってます。読んだら、ぜひ感想ください!

海は涸いていた〈白川道〉3

海は渇いていた






白川道の「海は涸いていた」です。【かわいていた】と読みます。白川道の2作目の作品です。これもなかなか面白いです。僕的に、白川道の作品では「天国への階段」が1番好きな作品ですが、この「海は涸いていた」は「天国への階段」の原型だと思ってます。僕が何かの賞の審査員だとして、白川道がこの「海は涸いていた」を出品してきたら、僕は白川道に、「いい作品だ。しかし、もっと頑張れば、もっといい作品が出来る。もう少し工夫して、この様な本を書いてみな」なんて言って、次の回に持ってきたのが「天国の階段」という勝手な考えです。(流れ的なもの説明してみただけで他意はないです)そのように思える程、何か通じるものがあります。(僕だけかも)

ではまず、帯からいってみましょう。

「ヴァイオリニストとして名声をはせつつある妹を魔の手から救う為、四半世紀の時を経て「絆」が復活した。究極のウルトラCを胸に秘めて東海道を疾風のごとく移動する奇抜な連携プレー。渡るべき海は開いてくれるのか。マイナスのカードを一挙にプラスに転ずる事は果たして可能なのか」 

う〜ん。この帯も不満ですね。絆が復活したという言葉が気にいらない。この本の軸になる所は、この絆のメンバーである、千佳子が哲郎を見て、「てっちゃん」と呼んでしまう事が地獄の始まりな訳で、絆が復活したのではく、追い詰められて、そうなったというますか。まあ、自分で巧いのを書ける訳ではないので、文句ばかり言ってもしょうがないですが、またしても商業的なものを抜いて、自分的に書くとすれば、

 「大好きな母親を死に追い詰め、更に仲の良い兄妹を引き離した、憎むべき父親を殺害した哲郎は、憎むべき父親の血が半分流れている自分を呪い、ただ流されるままに生きてきた。今の哲郎は、里親の元に引き取られ、立派なヴァイオリニストになった薫の成長だけが生きがいといえた。しかし、同じ施設で育った千佳子と会ったのがきっかけで、哲郎の運命が・・・・・」 

という感じです。これを書いている時に途中で行き詰って、無理矢理終わらせてしまいました。とにかくこの作品は、千佳子の一言がキーポイントになります。佐古と哲郎、佐古と西地圭介とのやりとりが僕的には1番面白かったです。まず読んでみてください。

今、酒も入っているので、少し話を逸脱だせていただきます。前にも僕が白川道を好きな理由を書きましたが、白川道は、何か影がある、魅力的な主人公を書くのが巧い。という事を書いたと思います。僕が、本好きな友人に白川道を読ませて(ほとんどの作品を読ませた)その感想を聞いた時、友人は、「海は涸いていた」でなかなか面白いと思い、「天国への階段」で感動して、「終着駅」で、またかと飽き飽きしてしまったとの事でした。僕的には、飽き飽きしないけど、友人みたく連続で読んでしまうとそうかもしれません。僕も次の作品もこの3つの主人公のような性格というか、ストーリーのもっていき方だと飽きるかもしれません。なので、白川道を読む時は、間に別の作家を挟んで読む事をお薦めします。

カットグラス〈白川道〉4

カットグラス






白川道の「カットグラス」です。これもなかなか面白いです。この「カットグラス」は、

 1、アメリカンルーレット
 2、イブの贈り物
 3、カットグラス
 4、浜のリリー
 5、星が降る


の5編からなる短編小説です。どの編も何か切なくなるような物語です。


「アメリカンルーレット」は、少し白川道の実体験なんでは?と思えるような物語です。色々な経験をして作家になった、榊俊彦の元に、かつての恋人の水穂より、「アメリカンルーレット」方式の麻雀をやらないかという誘いを受ける。メンバーは全員、バブルが弾けて、懐が大変で、毎日地獄のような日々を送っているので、みんなでお金を持ち寄って、麻雀に勝ったものがそのお金を独り占めにしようという事だった。水穂は、榊が捨てるような形で別れた女であったので、榊は、何となく受けざるえなくなり、麻雀の誘いを受ける事にする・・・・・。
という感じの物語です。何だか切なくなる物語です。

「イブの贈り物」は、かつて、1人娘を急性肺炎で失った戸部の元に、失った娘を思わせるような女性の「恵子」が現れる。自分の娘のような気持ちで恵子と食事をしたりして仲良くなっていったある日に、戸部と恵子は、恵子が恋人が出来るまで、クリスマスイブを「バー河津」で一緒に過ごす約束をする。そして、3回目のイブの夜に恵子は、バー河津に現れなかった。そして、その後、恵子から1通の手紙が届く。
ここからは、書かない方がいいと思いますのでこれだけの情報で読んでみてください。読む前に色々想像してみるのも面白いかもです。

b>「カットグラス」は、読んだ当時は感動したけど、今読むと少しくさいかも。まぁ読んでみてください。

「浜のリリー」は、良かった。読んで損なし。

「星が降る」は、前にも言ったけど、「THE白川道」という感じの物語です。僕はこれが1番好きです。

ぜひ読んでみてください。このブログを読んだ友人あたりは、

「お前、後半、集中力きれたろ?」 

と言ってきそうですが、その通りです。後日編集するかもです。( ´∀`)つ

捲り眩られ降り振られ〈白川道〉3

捲り眩られ降り振られ






 
白川道の「捲り眩られ降り振られ」です。これも、なかなか面白いです。大の競輪ファンの白川道の元に、日本自転車振興会から競輪に絡めた博打哲学を日本自転車振興会の発行する月刊誌に書いてくれないかと依頼がきて、それを引き受けて書いたものをまとめた本です。白川道曰く、「愛する競輪に絡めて、これまでに、私が経験した人生のあれこれを書いてみよう。」と思った事が、連載を引き受けた最大の動機だったらしいです。

この本の構成は、毎回ゲストを呼んで、一緒に競輪場に行く。そこで、白川が競輪が何たるかを講義して、実際に投票してもらう。そしてゲストにその競輪の観戦記を短く書いて貰うという構成になっています。ゲストは、全部で22人。このゲストがめちゃくちゃ豪華。最初のゲストは、僕の大好きな作家の『浅田次郎』。この後、黒川博行、藤原伊織、楡周平、大沢在昌、佐々木譲、鎌田敏夫等、豪華ゲストが登場する。最終回には、『北方謙三』が登場する。白川道は、北方謙三の「檻」をよんで、その面白さに圧倒され、自分も1度でいいから、こんな面白い小説を書いてみたいと思ったのがきっかけで小説家になったと述べています。

1つ1つは、内容が薄く、もっと詳しく知りたいとの欲求不満にかられますが、全体的には、とても面白いので、白川ファンなら必読の本です。

崩れる日なにおもう〈白川道〉4

崩れる日なにおもう






白川道の「崩れる日なにおもう」です。サブタイトルは、「病葉流れて掘廚箸覆辰討泙后そうです。白川道の自伝的小説の「病葉流れて」のシリーズです。パート1が面白いと、続編というのは、だんだん面白さが弱くなっていくものですが、このシリーズの場合、全然そんな事なく面白いです。「崩れる日なにおもう」は、梨田が奇跡的に大手の電機メーカーに就職が決まり、大阪へ向かう所から、大手電機メーカーを辞めて商品先物取引の会社に入り、それも辞めるまでの物語です。

今回の面白さは、今までの最高レートでの麻雀のやり取りに、読んでいて痺れます。何千万の金のやり取りにまで発展する。ヤクザ、アルサロの社長、パチンコ屋の社長などとの麻雀のやり取りは、最高に面白いです。これが自伝的な小説なので、背景とかを考えると更に面白く思えてしまうんですね。そして梨田は、麻雀で300万の借金ができてしまい、商品先物取引の会社で働かされるようになるのですが、そこでの梨田の活躍もすごく興奮します。更に、永田との再会もあったり、ホント、中弛みなく面白いです。

この3シリーズは、ホントにお薦めです。奥さんに頭が上がらない様な旦那にお薦めです。( ´∀`)つ



朽ちた花びら〈白川道〉4

朽ちた花びら





白川道の「朽ちた花びら」です。次郎的白川道作品ランキング堂々1位の作品です。この作品は、前回紹介した「病葉流れて」の続編です。「病葉流れて」では、主人公の梨田が大学に入学してからの半年間の出来事です。この「朽ちた花びら」は、その続きから梨田が大学を卒業するまでの物語です。

この「朽ちた花びら」もめちゃくちゃ面白いです。前回の「病葉流れて」は、比重的には麻雀を中心にした、ギャンブル小説という感じなのですが、今回は、麻雀もあるけど、どちらかというと「青春小説」という感じの強い作品です。永田との別れ、レフテイーとの因縁、恋人との別れ、就職、そして、麻雀。最初から最後まで中弛みなく面白いです。読み終えてしばらくは、切ないような、何とも説明しずらいけど、複雑な読後感に浸れる作品です。


病葉流れて〈白川道〉4

病葉流れて






白川道の「病葉流れて」です。【わくらば】と読みます。次郎的白川道作品ランキング4位の作品です。この「病葉流れて」は、白川道の自伝的小説です。白川道曰く、

「小説なので、多少の脚色とかはしてますが、私の生き方としては、この物語の主人公の梨田雅之の生き方そのものです」 

みたいな事を言っていました。この「病葉流れて」は、僕的にはめちゃくちゃ面白かったです。これを読んだ当時、通勤で読んでいて、帰りの電車をこの本が読みたくて、終点まで行って往復した記憶があります。(家に帰ると読めないので)しかし、この「病葉流れて」は(花村萬月作品の様に)読み手が限定されます。まず、女性向けでは全然ない。主人公は刹那的であり、破滅的あり、あまり女性ウケしないと思います。それと内容が麻雀や競輪の事なので、それらを知らないと面白さが半減してしまいます。

難関を突破して国立大学に入学した梨田雅之は、大学で寮生活を始めます。麻雀も女も知らない男だったのですが、同じ大学の先輩で、四浪二留の「雀ゴロ」の永田と出合って、麻雀の世界にのめり込むようになっていきます。そして、学生麻雀の域を超えて、1回の勝負で何十万という金が乱れ飛ぶ博打の世界にのめり込んでいく・・・・・。 

簡単に言ってしまうと、こんな感じのストーリーです。梨田が女も麻雀も覚え、どんどん成長していく過程は、興奮を覚えますね。僕もこんな風に生きていきたかったので、梨田の進んでいく道に憧れみたいなものも感じます。阿佐田哲也の「麻雀放浪記」に匹敵する面白さで、すごく面白いので、ぜひお薦めです。(男性で麻雀が出来る人なら必読です)( ´∀`)つ

十二月のひまわり〈白川道〉3

十二月のひまわり






白川道の「十二月のひまわり」です。 白川道作品の魅力は、何というか上司にはしたくないけどを感じる主人公がいつも登場するのが魅力ですね。福井晴敏の書く主人公とまた違った、魅力のある人物を書くのが上手い。この「十二月のひまわり」は、5編からなる短編集です。文庫の解説は藤原伊織が書いているので、単行本と文庫本両方持っています。


「十二月のひまわり」 これは、「THE白川道」という感じの作品です。僕的には真似出来ないカッコいい主人公です。これだけの情報で読んでみてください。

「切り札」 この作品は、少し現実離れしているけど、ストーリー展開は、面白いです。

「淡水魚」 これは、「天国の階段」の変形版という感じかな?何となく天国の階段を彷彿させます。これで2度目だけど、この作品も「THE白川道」って感じです。

「車券師」 白川道の趣味の競輪の世界を書いた作品です。この作品が1番好きかもしれない。

「達也」 3度目となると、またかよ!と思う人がいると思いますが、この作品も「THE白川道」という感じの作品です。この作品も天国の階段を彷彿させます。だから、ストーリーは読めてしまいましたが、面白かったです。

集中力が切れて全然紹介になってないけど、とにかくこの作品も、福井晴敏の「6ステイン」と同じ様に、白川道の入門編です。好みが別れそうですが、これを気に入ったら他も読んでみる価値あります。

白川道

 まだ、ヤン・ソギルの作品紹介してないのですが、白川道を知らないと、言われたので、紹介しようと思います。この白川道の作品で、ドラマ化されたのがあるので、これを言えば、知ってる人もいると思いますが、「天国への階段」の作者です。いい作品の定義は?と、友人のゆうぞうちゃんに聞いたら、「読後感にひたれる作品」という事です。その定義で言うと、僕は、この「天国への階段」を読んで、2、3日は、この作品にどっかり浸かってしまって、天国への階段の世界に入ってしまっていたので、この作品は、非常に素晴らしい作品だと思います。それに、この白川道の他の作品もすごく面白いのでお薦めです。


カットグラス海は渇いていた








天国への階段(上)天国へに階段(下)









病葉流れて崩れる日なにおもう









流星たちの宴執着駅









単騎、千里を走る。捲り眩られ降り振られ









朽ちた花びら十二月のひまわり








 こちらも2作品位、紛失中です。「天国への階段」も今は、「ブックオフ」で100円で売ってます。この作品も泣いた記憶がある。これを読んで、面白かったら、「流星たちの宴」を読むといいかもです。白川道作品との出会いは、またまた浅田次郎なのですが、浅田次郎作品の「あとがき」を白川道が書いてあったのです。その「あとがき」を読んで、興味を覚えて、読んだらハマッりました。投資顧問会社をやってたらしく、インサイダーやらなんやらで、実刑判決を受けた事もあるらしく、相場モノの「流星たちの宴」は、株をやってる僕には、かなり手に汗握る作品だった。面白いからぜひ読んでもらいたいです。。
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