蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

服部真澄(読書関係)

クラウド・ナイン(服部真澄)3

クラウド・ナイン














服部真澄の『クラウド・ナイン』です。「ブラッド・ゼロ」と「クラウド・ナイン」の2編からなる作品で、ちょっと中途半端な感じがしたのですが、まあ面白かったです。

【オッド・アイ】という売上高が約400億ドルのIT企業で働く「木挽橋隆一(こびきばしりゅういち)」が主人公です。隆一は、オッド・アイの創始者にして、取締役会長兼社長のブルーノ・マーニーの娘の元婚約者なんでのですね。そこら辺の微妙な立場も絡みつつ、巻き起こる事件を解決していくんですね。

「ブラッド・ゼロ」・・・【オッド・アイ】のロサンゼルス本社の研究開発部門に籍を置きながら、ごくたまにしか出社せず、さしたる成果を上げることもなく、愛犬を連れての出社も大目に見てもらっていた「木挽橋隆一」は、ブルーノ・マーニーの娘、「アリシア」から一方的に婚約を破棄されて微妙な立場となっていたんですね。そんな時、上司のエヴァ・ハンドラーR&D統括本部長から、

「仕事よ、リック(隆一の事)。あなたは、我が社のエースたちがデータでは掴めなかったアメリカ代表チームの勝因を探り出して報告しなさい。期間は三週間。その結果が【オッド・アイ】にとって有益と判断されなければ、あなたの命運もこれまでよ」

と成果が上がらなければ解雇と宣告されたんですね。【オッド・アイ】では、社を挙げて、鳴り物入りのプロジェクトを立ち上げたんですね。ビックデータを駆使して今年のワールドカップの決勝トーナメントの勝敗を全試合、予測するというもので、四年前の前大会の時は、一回戦の勝者をすべて的中させていて、今年こそはと期待も高まった今回、準々決勝の第一戦の予想を外してしまったんですね。しかもその試合は、アメリカ合衆国代表絡みの試合で、【オッド・アイ】は、ベスト8止まりと予測したのですが、対アルゼンチン戦でロスタイムにエースストライカーの「パブロ・モス」がオーバーヘッドシュートを見事に決めて、ベスト4入りを果たしたんですね。そして、【オッド・アイ】の役員会の席で、社長のブルーノから、
 「ワールドカップの件で、【オッド・アイ】が世界じゅうの笑いものになったのは誰の責任でしたかね?」 と叱責されたのが、エヴァ・ハンドラーR&D統括本部長だったんですね。そして、その調査を命じられた隆一は、インターポールから研修に来ている人物を部下に付けてもらい調査を開始するのですが・・・・・・。簡単に言えば「人工血液」ビジネスに、このアメリカ代表の「パブロ・モス」が関わっていまして、現在の現実の世界(ロシアのドーピング問題)と、この作品を読んだタイミングが丁度良くて興味深く読む事が出来ました。事前の下準備的な話も魅力的で、深い話になってました。

「クラウド・ナイン」・・・【オッド・アイ】の取締役会長兼社長のブルーノ・マーニーが悪性の脳腫瘍を患ってしまったんですね。ブルーノが手術で入院している隙に、ブルーノが秘匿していた共同事業主が勝手な行動に出るんですね。それは、ブルーノと密かに開発していた「人工衛星」を許可なく打ち上げたんですね。元婚約者の「アリシア」からのヘルプが入り、隆一もこの事件に関わっていくのですが、この「人工衛星」の打ち上げの話からかなり壮大な話になっていきまして、少し感動しました。簡単に言うと、この人工衛星は、
 〇宇宙からの発電(太陽光発電衛星)
 〇宇宙からのハリケーンの制御(高周波ビームで台風の目を温める)
 〇宇宙からのエネルギー兵器(レーザービームでターゲットを破壊)

の実験に成功するんですね。この物語を読みながら、現実の世界でほんとに可能なのかとか、妄想にふける事が出来ました。ただ、この作品は、文章が組み立てが下手なのか、僕の理解力がないだけなのか分かりませんが、少し分かり難い流れとなってまして、しょっとストレスでした。


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天の方舟(服部真澄)3

110720_0026~01

服部真澄の『天の方舟』です。【途上国援助の闇を抉る傑作長編】との売り文句ですが、ごくごく普通な感じの作品でした。僕的には、服部真澄には、もっとレベル高いものを期待しているので、期待値からすると少しがっかりしました。(これが、楡周平が書いたのなら、「まあ、こんなもんか」と納得出来るのですが(●´ω`●))

この作品は、時系列で物語がたんたんと進み(最初は別としても)、躍動感がなく、服部真澄作品でいつも感じる事が出来る充足感がなかった。ただ単に、コンサルタント会社に就職した女主人公の【黒谷七波】の半生記という感じでした。

この感じの作品を描くなら、僕の理想としては、

 主人公がライバル企業との競合で(勿論、違法な手段もあり)、ODA事業をどんどん受注していくような話がメインの、「ドラマチック」なものにするか、

主人公を「男」にして、(この作品ではさらっとしか出てこない)贈収賄の現場の様子や、女絡みの接待やら、どろどろとした内情をもっと深く抉って欲しかった。(服部真澄が扱うとは思いませんが)
 


ストーリー的には、先程にもチラッと書きましたが、コンサル会社に勤める、京大出身の【黒谷七波】が主人公の話。京大時代に、

コンサル業界は、金をいくらでも抜ける。国際支援の世界ってところでは、簡単に何億もの金が沸いてでるんだ。

との情報を得た【黒谷七波】は、自身の野望の為に、就職先をコンサル会社に絞り、大手のコンサル会社の専門職に就く事が出来たんですね。そして【七波】は、自らその手を汚し、あの手この手の裏技で、ODA事業の案件を次々に受注していき、やがて、取締役にまで出世します。しかし、ある事故をきっかけに、自身の進退を考えるようになる・・・・・・・・。

という感じで話は進んでいきます。後半に少しだけ「ヤマ場」のようなものがあるのですが、それも少し弱いです。主人公の【七波】自身も中途半端な人間で、イマイチ同調出来ないし、やっぱ、あまり大した事ない作品だと思います。この作品を読むと、ベトナムでのPCI社の汚職事件を想像しますが、この事件をドキュメントタッチで書いた方がまだましな作品に仕上がる気がします。でも、読んでみる価値はありですね。( -д-)ノ


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わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生 〈服部真澄〉3

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服部真澄の『わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生』です。「清談 佛々堂先生」の続編という感じになるのかな?この作品も面白かったです。この作品は、若い方でも全く問題なく楽しめるかと思います。何かじんわりと心温まる作品ですね。関西屈指の風流人で、諸芸全般に通じ、知る人ぞ知る数寄者の「佛々堂先生」が主人公の連作短編集という感じです。全部読み終わって、改めてこの作品のタイトルを読んでみると、かなりカッコ良く感じますね。まさにタイトル通りの作品です。とにかく、この「佛々堂先生」は、「粋」な男でカッコ良いですわ。この作品は、

 ・縁起春 門外不出
 ・縁起夏 極楽行き
 ・縁起秋 黄金波
 ・縁起冬 初夢  
 

の4編からなってます。特に良かった2編を紹介します(眠くなったので、全部無理そうなので)

「門外不出」・・・嗜好品や貴金属を扱っている会社に勤める「多恵」は、オーナー社長の漆原に、食事の席をアレンジしろとの課題を出される。

「素材は問わないが、贅沢の極みを味わいたい。これ以上のものはない、といわれるようなものを食べたい。費用は糸目をつけずに出す。いや、金では買えないものを味わってみたい・・・・。」

という難題である。困った「多恵」は、『知恩堂』に相談して、佛々堂先生のお出ましですわ。この難題を解決する為に、先生は、凄い角度から切り込んでいきます。何か料理マンガでこんな話見た事ありますが、全く別ものだと思って結構です。結果は詳しく言わない方良いので控えますが、面白かったです。

「極楽行き」・・・連れ合いに先立たれてしまった田辺は、定年退職も同時期にきてしまい、気が抜けたようになってしまった。家事もこなせなく、身辺も乱雑になり、尋常ではない位に痩せてしまっていた。そんな中、亡くなった田辺の妻「美保子」から頼まれごとをしていたという「佛々堂先生」が現れる。

「奥さんは、お友達などと連れだって旅行さた折、得もいわれぬ景色と出会った。それをぜひ、旦那はんに見せたい。そういわはりましてん」

という事である。それから、田辺と佛々堂先生の奇妙な旅が始まる。この旅がタイトルの「わらしべ長者」になる由縁なのですが(多分)、これが読んでいて、楽しくなっちゃいます。捻りが加えられていて奥深い作品です。

他の2編も面白かったです。オススメです。(・o・)ノ



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エクサバイト〈服部真澄〉2

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服部真澄の『エクサバイト』です。さすが服部真澄で発想はすごく面白いのですが、

「大幅加筆修正しないで出しちゃった?」

というのが率直な感想です。纏めきれてない中途半端な印象を受けました。中盤まではリズムも悪く、エンジンのかかりが遅かったです。よ〜く読んでみたので、著者の思いは伝わったのですが、何せ面白味はなかったです。そんなお薦めではないので、ストーリーは本からパクらせていただきます( -д-)ノ

2025年。記録媒体の小型化が飛躍的に進み、人々はみな超小型記録メディア「ユニット」を身につけている。これにより、人間は一生のうちに見聞きする全ての情報を記録できるようになっていた。時流に乗り、このユニットを使用した番組制作で大成功を収めた映像プロデューサー・ナカジにも転機が訪れる。『エクサバイト商會』のローレン・リナ・バーグ会長から事業提携を持ちかけられたのだ。彼女は、人々が装着していたユニットを死後に回収し、そのデータを大量に集めて再構成することで、動画の「世界史事典」制作を目論んでいるという。まさに「記録」を巡る壮大なビジネスだ。ナカジが依頼されたのは、人脈を生かし、世界史の軸となる有名人たちのユニットを回収ことだった。だが、このビッグ・プロジェクトは順調に滑り出した途端、ユニットの独占メーカーである米「グラフィコム」社から待ったがかかってしまう・・・・・・・。

長ったらしくてかなり分かりずらいけど、こんな感じです。もう少し分かり易く、リズムよくなればもっと面白くなると思うのですが・・・・。


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KATANA〜カタナ〜 〈服部真澄〉4

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服部真澄の『KATANA(カタナ)』です。さすがと言いますか、面白かったですね。前にも書きましたが、服部真澄作品は「知ったかぶり次郎」のネタの仕入先でもあるだけあって、いつも勉強になりますね。今回はネタ的には、あまり仕入れる事が出来ませんでしたが(そんな目新しいものはなかった)純粋に面白かったです。

この作品のタイトルの「KATANA」は、豊臣秀吉の行った「刀狩」を意味しています。

アメリカ国内では、銃を用いた殺人が、いまなお年に三万の死者を出している。数字の上では、その数は戦争が、年間三十か国で起こっているに等しい。犠牲者は兵士ではなく、老人、子ども、女性を含む一般の市民であり、殺人者も兵士ではない。この問題に、アッカーマン大統領は、現在の銃を規制して、非殺傷タイプの銃に交換するという『KATANA・プロジェクト』を始動させる!!

この作品を真面目に語ると、大筋は多分こんな感じだと思います。しかし 作品の内容や展開は全く堅苦しくない。歴史が苦手な生徒に「マンガ」にして分かり易くするように、人参の嫌いな子供に、すり潰してハンバーグに混ぜるように(この例え意味不明かな)エンターテイメント性をふんだんに織り込んで、とても楽しい作品に仕上っています。ここが服部真澄の上手い所ですね。楡周平の『ゼフィラム』も服部真澄が大幅加筆修正すれば、かなり面白い作品になるはずです。( -д-)ノ

とにかく、オススメです。( ´∀`)つ


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清談 佛々堂先生〈服部真澄〉4

佛






服部真澄の「清談 佛々堂先生」です。この作品は、少し地味な所があるので、好みが別れる所だと思いますが、僕的にはすごく良かったです。雑学王の好奇心を擽る場面も多々ありましたし。(*´∇`*) 服部真澄の引き出しの多さに感心させられます。この作品は、

・「八百比丘尼」
・「雛辻占」
・「遠あかり」
・「寝釈迦」


の4編からなる連作短編集です。僕的には、「最勝王」の後にこの作品を読んだのですが、タイトルからして、「最勝王」と同タイプのストーリーを連想してしまい、少し躊躇してしまったのですが、読んでみると、全然そんな風ではなく、心を和ませてくれる作品で、年配の方なんかには、受けが良さそうな作品です。
 タイトルの初めにくる『清談』は、単純に「清い話」なんだとうなぁ。と思ったのですが、普段の僕なら適当に知ったかぶりをして終りなのですが、ブログの場合、文章に残ってしまうので検索して調べてみました。『ウィキペディア』によると、『清談』とは、

「中国思想史において、儒教思想全盛の漢代から、魏の時代になり、知識人たちは常識的な儒教道徳を超えて、主に老荘思想を題材とする幽玄な哲学的議論を交わしていた。清談とは、世俗を離れた清らかな談話、という意味である。いわゆる竹林の七賢の清談はこの代表例である。ただし、竹林の七賢の逸話にもうかがえるように、世俗を離れた老荘的談話を展開した背景には、後漢から魏、魏から晋へと興亡相次いだ乱世にあって、儒教に忠実であること、世俗に関与することが政治的な身の危険に繋がったという事情も存在する。
 なお、当時において知識人とはすなわち貴族であり政治家であった。その知識人がもっぱら世俗を離れた清談に終始していたことは、西晋の滅亡の大きな要因となったといわれる。」

 
という事でした。やはり、早い話が「清い話」だという事です。関西きっての粋人で、知る人ぞ知る数奇者である「佛々堂先生」がおりなす心温まる話とでも言うのでしょうか。低次元の言葉しか出てきませんが、そんな感じの話が4編あります。4編どれも面白いですが、「雛辻占」は1番良かったです。とにかくお薦めです。

時間がある時、個別の解説を編集しようかと思います。


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鷲の驕り〈服部真澄〉5

鷲の驕り







服部真澄の「鷲の驕り」です。この作品は「次郎的服部真澄作品ランキング」第2位の作品です。前回の「ディール・メーカー」の所でも書きましたが、この作品も雑学の知識が身に付きます。「特許」、「ダイヤモンドの市場」、「コンピューター犯罪」、「コンピューター・セキュリティ」等の知識を身に付ける事が出来ます。今では、真新しいものではないのも多々あると思いますが、「ダイヤモンドの市場」については、今でも新鮮な気分で読める人がかなりいるのではないのかな?と思います。(この作品の中の、ダイヤモンド市場というのは、1つの企業によって、コントロールされているというのは、本当です)「特許」や「コンピューター犯罪」等の知識は、その他の様々な文献で、結構深い知識があると思っているのですが、「ダイヤモンド市場」については、この作品とテレビ番組の「世界丸見え〜」の特集でやっていたものを見た、2つの少ない知識だけで、大いに語らせてもらってます(笑) だいぶ前の作品なので、ブックオフで100円で売っているので、ぜひ読んで見てください。

エジソンの再来と言われいる【エリス・クレイトン】の特許を巡って、アメリカの国防総省、CIA、マフィア、日本の通産省の意向を受けたチーム等が入り乱れての争奪戦が展開されます。クレイトンの特許技術のイニシアチブを何処が取るかで、今後の産業界の勢力が決まると言っていい程の事なので、すごくスリリングな展開が繰り広げられます。

この作品もおススメです。( ´∀`)つ


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ディール・メーカー〈服部真澄〉4

ディール・メーカー






服部真澄の「ディール・メーカー」です。この作品は「次郎的服部真澄作品ランキング」1位の作品です。僕は自称ですが、「雑学の次郎」と謳っています。かなり薄っぺらいのですが、広く色々な事を知っていると勝手に思っています。( -д-)ノ その知識の情報源の大半が読書によるものです。楡周平の「陪審法廷」の所でも言いましたが、「裁判員制度」の事を「陪審法廷」からの情報のみで、大いに語るような男なのです。そんな僕には、この「ディール・メーカー」は、かなりの数の薄っぺらな知識を身に付ける事が出来た作品ですM&A、不正取引、人工授精、著作権、ストック・オプション等かなりの知識を身に付けました。この作品を1冊読めば、昔に話題となった「村上ファンド」「ライブドア」の件やNHK職員によるインサイダー取引の内幕など、かなりの事が説明出来てしまいます。(レベル高そうな人には、禁物です)そして、肝心の話の中身も凄く面白いんですね。そういうのを色々考えてみると、服部真澄作品では、1番だと思うのです。

この作品は、高校からの同級生でいて、ライバル同士でもある男達の会社買収劇の攻防を描いた作品です。「クマのデニー」の巨大企業の『ハリス・ブラザーズ』のCOOのノックス・ブレガー対巨大ハイテク企業を率いる『マジコム』のビル・ブロックの攻防を『ハリス・ブラザーズ』の上級役員のハサウェイとその恋人の反を中心にして描いています。レベルの高い「コン・ゲーム」が繰り広げられて、最後まで面白かったです。

今読んでも全然楽しめます。( ´∀`)つ


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バカラ〈服部真澄〉3

バカラ






服部真澄の「バカラ」です。この作品は、なかなか面白かったです。題名が「バカラ」なので、ギャンブル小説かというと違います。バカラのルールさえ出てきません。この「バカラ」の帯には、

 「希代の詐欺師か傑物か 日本の命運はその男の手の中に」

となっていますが、少しずれてる気がします。出版の世界は全然分からないのですが、帯は誰が考えてるのでしょうか?担当編集者なのか?別に専門の人がいるのか分かりませんが、まさしく素晴らしい!というのになかなか出会った事がない気がします。

一介の企業経営者から数百の企業を率いる総帥となった日継をはさんで、カジノ合法化をめぐる暗躍を、「週間エキスプレス」の記者の志貴大希が暴いていく感じのストーリーです。

志貴は、自ら「カジノ」の中毒になっている記者で、カジノで莫大な借金を背負っていて、その志貴の状況を描きながら、現在の表と裏のカジノ事情を説明している感じです。しかし、ノンフィクション系の本も好きな僕にとっては、この作品は少し刺激が足りないですね。しかもストーリーの方向性が少しあやふやで、「日継」を少しカッコよく書きすぎている気もします。

カジノの合法化の話は、この本が出た以前から話がありますが、2009年の現在でも実現されてません。この本にあるように、笹川の様な巨大な力を持った人物が出ないと、日本でもカジノは実現しないと思う。パチンコ業界も黙ってないだろうし、公営ギャンブルの監督省庁も黙ってないだろうし、横ヤリが入りまくると思います。

まあでも、今読んでも楽しめると思います。( ´∀`)つ


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最勝王〈服部真澄〉2

最勝王







服部真澄の「最勝王」です。この本は、友人に貰いました。

友人 「次郎は、歴史モノが好きで、しかも服部真澄も読むよね?」

次郎 「読むよ。バカラ以来読んでないけど。好きな作家だよ」

友人 「じゃあ、この「最勝王」をあげるよ。これ買ったのだけど、俺には合わなくて、途中で読むの止めたよ。空海の話だけど、つまんなかったよ。でも、服部真澄自身は、この作品が1番好きなんだって」

次郎 「おいおい、面白そうな本じゃん。お前は、宮部みゆきは好きだけど、宮部みゆきの「時代小説」は、読まないタイプだろ?駄目だな〜。ちゃんと読めば面白いんだよ。しかも、服部真澄自身が1番好きな作品なんだろ?もっと歴史を知らないと・・・・」

という経緯で頂いた本です。それでは、早速と読み始めたら・・・・・・これがツライ。(/TДT)/ 歴史は好きだけど、仏教関係は苦手です。大学受験の時も、予備校の歴史の先生がすごく魅力的な授業をする人で、とても楽しかったのですが、仏教史だけは、この先生をもってしても、楽しいとは思えなかったです。僕もさっさと、途中で読むのを止めようかと思いましたが、友人に対して、上から目線で言ってしまった手前、意地で全部読みました。しかし、作品は良く書かれていると思うので、興味がある人は読んでみてください。(これは、僕の単なる感です)

讃岐国から出てきて、立派になるまでの空海の話(すげ〜いい加減な説明)。友人に聞いていたのに、途中まで、どいつが空海か分からなかった。まぁでも、奈良、平安の宗教の位置づけや、東大寺などの由来など、勉強にはなった。・・・・・と思います。(●´ω`●)


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ポジ・スパイラル〈服部真澄〉4

ポジ・スパイラル






服部真澄の「ポジ・スパイラル」です。この作品は、夢がある作品で、ストーリーも面白く、しかも勉強にもなりました。ストーリー的には、人類のサクセスストーリーと言いますか、現代の環境破壊の影響で問題になっている事案の解決策が考え出され「ポジティブ・スパイラル」という作品名のように、次々とプラスの効果を生み出す事になるという話。(ただ、石油産油国にとっていい話ではない)現実になれば凄い事だなぁと思いながら読みました。この作品の良さは、現実的には、各省庁とか、地元民、企業とかの利権が絡み、スムーズに行く訳ないじゃんと思いながら読む僕に対して、現実的な対処をしていき、清濁合わせもった案で、周りの人々を満足させて、周りの人みんなが折り合えるものになっているという事に感心してしまいましたね。勿論この分野は素人なので、プロの方から見れば、この作品もまだまだ甘いのかもしれないですが・・・・・。環境問題、エネルギー問題、食料問題をも解決出来るようになるというストーリーは、現実的ではないとしても夢がある作品でした。

この作品では、諌早湾の問題にも触れていて、僕は、テレビの特集でこの問題を取り上げていたのを見た事があったので、特に興味を惹きました。裁判では、排水門を常時開くようにという判決が出ましたが、この作品のように、行政側にも多大なメリットがあるようにすれば、単純に話は纏まった気もします。とにかく為にもなるのでお薦めです。( ´∀`)つ

余談ですが、この作品は、素人の僕から見ると完璧で、このような話を詐欺師が僕の所に持ってきて、1口のってくださいと言われたら、完全に騙されるなと思いますね。円天や振込め詐欺には騙されない自信はあるけど、このプランを事業計画書として持ってきたら、僕だけでなく、かなりの人が出資するのではないかと思う。まぁ、とにかくこの作品を読む事によって、僕のインチキ雑学知識が増えたので、酒の席で披露する日も近いと思います(笑)


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