蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

貴志祐介(読書関係)

極悪鳥になる夢を見る(貴志祐介)2

貴志エッセイ集
貴志祐介の初のエッセイ集『極悪鳥になる夢を見る』です。好きな作家の思考回路を理解するには「エッセイ」が一番なのですが、このエッセイ集ではまだまだ満足いかなかったですね。まだ情報不足です。まあ文庫本だし、損は無かったですけど。文庫版のあとがきで、貴志は

ときおり差し挟まれる主張らしきものにも、首を傾げたくなる方はおられるだろうが、私見では、充分に首肯できるものばかりである。ギャグが上滑りしているのはエッセイに限ったことではないし、ところどころ小拙のようなネタを入れて凌いでいるのは、むしろサービス精神と、善意に解釈するのが正解だろう。
 文字数あたりの吟味した時間は小説より長いし、単行本のときは1800円もしたのでお買い得だと思ってくれる方には、きっと幸せが訪れると思う。


と言っております(笑)僕的には、ポテンヒット的な内容ばかりでもっと深みが欲しかったです。今回分かったのですが、貴志のエッセイを面白いモノにするには、こちらからお題を投げてあげると良いかと思います。(*´∇`*)
貴志が奥さんと旅した「大河エッセイ・四万十を行く」の項が一番興味深かったです。


雀蜂(貴志祐介)3

雀蜂









貴志祐介の『雀蜂』です。角川ホラー文庫という事で、「黒い家」並みの作品を期待したのですが、足元にも及ばなかったですね〜。。゜(´Д`)゜。
 帯には、
「クリムゾンの迷宮」「悪の教典」を超える恐怖!雪の山荘が舞台のサバイバルホラー。 

なんてありますが、恐怖的にも弱いです。ラストは無理矢理のこじ付けで、かなり無理がありましたが、それでもソレなりに楽しめました。( ´∀`)つ

主人公は、そこそこ売れている小説家の【安斎智哉】で、八ヶ岳の別荘で妻の夢子と過ごしていたのですが、ふと目覚めると夢子がいない。やがて、昆虫のハネが聞こえてきて・・・・・・。

なんて思わせぶりなのですが、部屋にスズメバチがいたんですね。安斎は3年前にスズメバチに刺されて重体になった事があり、次に刺されるとアナフィラキシー・ショックで死んでしまう恐れがある。11月の八ヶ岳にスズメバチはあり得ない事から、夢子の仕業だと分かるのですが、その後、何重ものトラップが安斎を待ち受けているんですね。スズメバチに刺される事なく、無事に脱出する事が出来るか的な作品です。先程書きましたが、ラストは無理矢理感がありまして、シンプルに終わってくれた方が余程スッキリしたと思いますが、それなりには楽しめました。

文庫で520円を考えれば、損はないです。( ´∀`)つ

次郎的貴志祐介作品ランキング


1位「新世界より」

2位「黒い家」

3位「悪の教典」

4位「天使の囀り」

5位「青の炎」

6位「ダークゾーン」

7位「硝子のハンマー」

8位「狐火の家」

9位「十三番目の人格 ISOLA」

10位「クリムゾンの迷宮」


 

こんな感じです。今の所「新世界より」が鉄板の1位ですね。この作品はかなりレベル高いです。3位と4位は悩んだ所ですが、どっちも差がない感じですね。今回の「ダークゾーン」は、6位が妥当な所だと思います。「鍵のかかった部屋」は、惜しくもランク外でした。次作に期待します。( ´∀`)つ

鍵のかかった部屋(貴志祐介)3

きし

貴志祐介の『鍵のかかった部屋』です。防犯探偵シリーズの「硝子のハンマー」、「狐火の家」ときて3作目の作品です。なかなか面白かったのですが、1,600円の価値があるかと言えば、少しもの足りない感じがしましまた。次郎的貴志祐介作品ランキング的には、ベスト10にランクインぜずという感じ。この作品は、

 佇む男
 ・鍵のかかった部屋
 ・歪んだ箱
 ・密室劇場


の4編からなる短編集です。僕的には「鍵のかかった部屋」が一番面白かったです。次に「佇む男」で、残りの2つはあまり面白くなかったです。

「佇む男」・・・『新日本葬礼社』の顧問をしている司法書士の日下部雅友は、新日本葬礼社の社長【大石満寿男】社長と三日間も連絡がつかないのに胸騒ぎを覚え、社長が籠もっている奥多摩の山荘に専務の池端誠一と向かいます。そして、山荘の部屋の中で、大石社長の遺体を発見します。現場は密室であり、遺書もあることから警察も自殺と判断するのですが、大石社長から新しい遺言状を作りたいと依頼を受けていた日下部は、自殺でないと考える・・・・・。
 という感じで話は流れていきます。そして、日下部が頼ったのは、【密室事件】ばかり数多く扱っている刑事弁護士の青砥純子です。密室と言えば当然、榎本径です。このいつものコンビで、この事件の真相究明に乗り出します。少し強引なカラクリな気がしましたが、なかなか楽しめました。

「鍵のかかった部屋」・・・『サムターンの魔術師』の異名を持つプロの侵入盗の【会田愛一郎】は、引き籠もりの息子がいる事に気が付かずに留守宅と思って家に侵入してしまい、様々な不運が重なり、逮捕されてしまい5年間の刑務所暮らしとなった。そして、その懲役の間に、唯一の肉親で最愛の姉をも事故で亡くしまった。出所した愛一郎は、可愛がっていた姉の子供達に、五年間の不在の許しを請う為に義理の兄宅を訪れます。そこで待ち受けていたのは、可愛がっていた兄妹の兄の【大樹】の死だった・・・・・。
 という感じで話は流れていきます。大樹は、軽い引き籠もりで、愛一郎が訪れても部屋を出て来なかったのですが、大樹が心を許している妹の【美樹】が呼びかけても反応がない。心配した義兄と愛一郎は、鍵のかかった部屋をこじ開けて、中に入ってみると「練炭自殺」を図って死んでいる大樹を発見します。またもや密室での出来事なので、警察は自殺と判断するのですが、大樹は自殺ではないと考える、愛一郎は、同業者の榎本径に相談して、青砥純子弁護士に話が持ち込まれます。そして、愛一郎の義理の兄の【高澤芳男】と対決する事になります。愛一郎の義理の兄、【高澤芳男】は、姉の再婚相手で、(大樹と美樹は、前の夫の子供)中学校の理科の教師をしているのですが、何となく『悪の教典』蓮実聖司を彷彿させる人物で、悪役としての魅力を十分持っていて、しかも、この作品の密室のトリックが一番興味深く読めて、榎本径との対決も面白かったです。この『鍵のかかった部屋』はとても面白かったので、この作品を大幅加筆修正して、短編でなくて長編として文庫本で出して欲しいです。( ´∀`)つ

『歪んだ箱』・・・野球部の顧問をしている【杉崎俊二】は、新婚生活をおくる為のマイホームを建てたのですが、これがかなりの欠陥住宅だった。杉崎は、施工業者の「新愛工務店」の社長の竹本に文句を言うが、「これは、地震による毀損で、施工は問題なかった」と主張して責任を認めない。怒った杉崎は、事故に見せかけて、竹本社長を殺害する・・・・・。
 という感じで話は流れていきます。密室での事故死という形で、竹本社長の遺体が発見されたのですが、不審な点がいくつかあったので、杉崎は警察に疑いをかけられます。その疑いを晴らしたくて、杉崎は青砥純子弁護士に相談に行きます。正義感に燃える青砥純子は、警察にお灸を据える為に、杉崎の家に行くのですが、そこには、榎本径が警察のアドバイザーとして調査をしていました。今回は、犯人が「杉崎」と分かってるパターンでの榎本径との対決になります。こんな感じもいいのですが、今回のトリック自体が大した事なかったのが不満でした。

『密室劇場』・・・この作品は、前も言ったかもですが、苦手です。狙いすぎです。

ダークゾーン〈貴志祐介〉3

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貴志祐介の『ダークゾーン』です。なかなか面白かったです。ただ次郎的貴志祐介作品ランキングのベスト5には入らないです。ギリギリ6位という感じです。この作品は、貴志作品の中では、「クリムゾンの迷宮」に一番近くて、ゲーム的要素の強い作品です。僕が読書する時の頭の中は、通常は、8割はその時読んでいる作品に費やし、残りの2割で何となくその時の仕事の事とか別の事を考えているのですが、今回の作品はそんな事では、全然内容を把握出来ない(「新世界より」と同じ位集中力が必要です)全力で作品に集中しないとなかなか理解出来なくて、読み終わるのにかなり時間がかかりました。貴志祐介が創造した、キャラクターやゲームが展開されるので、その把握にかなり頭を使います。読み終わってみれば、満足感半分、不満感半分の微妙な読後感でした。

この作品の「ダークゾーン」とは、長崎市の沖合いにある、遺棄された海底炭坑の島の「端島」が異次元空間にぽっかりと浮んでいる、地球上にはない地帯の事であり、とある若者が制作したゲームの名前でもあります。この作品の始まりは、「クリムゾンの迷宮」にに似ています。

 俺は、いつから、ここにいるのだろう。
 なぜ、ここにいるのか。
 わからない。記憶に靄がかかたように、何も思い出すことができなかった。
 ただ1つの声だけが、記憶の奥底から湧き上がってくる。
 戦え。戦い続けろ。 
 意識の中で執拗に反響する声に、塚田は混乱した。
 ・・・・・・俺はいったい誰なんだ。
 ようやく、答えらしきものが浮き上がってきた。奇妙な事に、二種類の異なった答えが。
 俺の名前は、塚田裕史。二十歳だ。将棋のプロの予備軍である新進騎士奨励会の三段で、同時に、神宮大学情報科学部の三回生でもある。
 俺は、赤の王将だ。 
 もう一つの内なる声は、圧倒的に大きく、それ以外のすべての思考をかき消してしまう。
 赤の王将。赤の王将。赤の王将・・・・・。
 


最初のページからの抜粋です。これを読んでいただくと、何となくわかると思いますが、奨励会三段の塚田は気がつくと、異次元空間の「端島」にいた。そして、十八体のメンバーを率いる「赤の王将」という事になっていて、「青の王将」チームと戦い、どちらかの「王将」を殺害した方が勝ちで、7番勝負を行うという。この戦いに勝たなければ、存在自体が消滅してしまう。否が応でも存在を賭けた戦いが始まる・・・・・・。

という感じで物語が進みます。将棋を想像していただくと分かり易いのですが、将棋の駒が、人間が変態した獣のような創造物で、

 赤チーム

 一つ眼(キュクロプス)【昇格すると】→千の眼(アーガス)
 火蜥蜴(サラマンドラ)→火龍(ファイアドレイク)
 鬼土偶(ゴーレム)→不可殺爾 (ブルガリ)
 皮翼猿(レムール)→夜の翼(ナイトウィング)
 死の手(リーサル・タッチ)→黒水母(メデューサ)
 歩兵1(ポーン)→金狼(ライカン)
 歩兵2(ポーン)→金狼(ライカン)
 歩兵3(ポーン)→金狼(ライカン)
 歩兵4(ポーン)→金狼(ライカン)
 歩兵5(ポーン)→金狼(ライカン)
 歩兵6(ポーン)→金狼(ライカン)
 DF1(ディフェンダー)昇格なし
 DF2(ディフェンダー)昇格なし
 DF3(ディフェンダー)昇格なし
 DF4(ディフェンダー)昇格なし
 DF5(ディフェンダー)昇格なし
 DF6(ディフェンダー)昇格なし
 
 
 青チーム
 
 聖幼女(ラルヴァ)→太歳(ジュピター)
 毒蜥蜴(バジリスク)→毒鶏(コカトリス)
 青銅人(ターロス)→青銅魔人(コロツサス)
 始祖鳥(アーキー)→妖鳥(ハルピユイア)
 蛇女(ラミア)→大水蛇(ヒュドラ)
 歩兵1(ポーン)
 歩兵2(ポーン)
 歩兵3(ポーン)
 歩兵4(ポーン)
 歩兵5(ポーン)
 歩兵6(ポーン)
 DF1(ディフェンダー)
 DF2(ディフェンダー)
 DF3(ディフェンダー)
 DF4(ディフェンダー)
 DF5(ディフェンダー)
 DF6(ディフェンダー)


という陣容で戦います。それぞれ、特性があるのですが、それは読んでいただければと思います。それぞれの駒のメンバーは、現世では知り合い同士になっていて、色々な因縁が絡んでいます。そして、この「端島」での戦いと現世での出来事が「章」毎に切り替わっていき、ラストを迎えます。スケールが大きいと思いきや、読み終えてしまうと、少し落胆する結末でした。興味が出た方はぜどうぞ( -д-)ノ



悪の教典〈貴志祐介〉4

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貴志祐介の『悪の教典』です。「新世界より」を読み終えてから次の新作が出るのを待ちわびていました。期待通りの面白さで、上下巻合わせて約900ページもあるのに、全く飽きる事なく読めました。欲を言いますと、もっと緻密に計算された犯罪の方向へ行ってほしかったのですが(最初の主人公の印象から)、途中から少し短絡的な犯罪方向にいってしまったのは残念でした。しかし、手に汗握る展開が続き、読み手の淡い期待をあっさり裏切る圧倒的な主人公のパワーで、ここまで徹底的にやってくれると逆にストレスが貯まりませんでした。次郎的「貴志祐介作品ランキング」は、

1位「新世界より」
2位「黒い家」
3位「悪の教典」
4位「天使の囀り」

 
という感じになりました。(今日の気分ではですが)この作品の帯は、変なイメージを植え付けられる事もなく、簡潔で良いのでパクらせていただくと(。・ω・)ノ゙

学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は、高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。
 
という感じです。晨光学院町田高校の英語教師の「蓮実聖司」は、真面目で教育熱心で、生徒の人気投票1位の教師なのですが、これは表向きの顔で、真の姿は「サイコパス」であったのです。物語の流れ的には、上巻の後半辺りに分岐点がありまして、スマートな完全犯罪な話でいくのか、短絡的な感じの犯罪で進んでいくのかという所があったのですが、先程述べた様に、僕の期待は「スマートな完全犯罪」の方を期待していたのですが、1つの事件をきっかけに、短絡的な犯罪方向へと滑り転がるように急速な展開になっていきます。感覚的には、「クリムゾンの迷宮」を彷彿させます。とにかく、後半は凄い展開になります。これは、映画化されそうな作品です。

ネタバレを続きで( ´_ゝ`)ノ





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硝子のハンマー 〈貴志祐介〉3

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志祐介の「硝子のハンマー」です。前にも書きましたが、僕は定期的に「ブックオフ」の100円コーナーの本を適当に買って読んでいます。仕事で各地をまわるので、そこに「ブックオフ」があると寄ってみるのですが、結構、掘り出し物の本があります。(普通なら100円コーナーにないだろ?みたいな本がある時があります)貴志祐介が「新刊出たらすぐ買う作家リスト」に書き加えられる事となったきっかけは、100円コーナーにあった、この「硝子のハンマー」を購入して読んだのがきっかけです。この作品も発売されて半年位しかたってないのに100円コーナーにありました。100円なら損もないので、買って読んでみたら面白くて、イッキにファンになりました。(イッキにかは、やっぱり、覚えてません)

その後に僕が読んだ、「黒い家」や「天使の囀り」(刊行順ではなくて、あくまでも僕が読んだ順番です。)が、僕的にはかなり印象が強く面白かったので、現在のこの作品の評価は、普通なのですが、この作品を読み終えたばかりの時の評価は、高かったと思います。

この作品は、「狐火の家」の所でもかきましたが、防犯ショップの店長の「榎本径」と弁護士の「青砥純子」が主人公の物語。ベイリーフ社の社長が何者かによって殺されるという事件が起きたのですが、容疑者として逮捕、勾留されている久永専務の弁護団の1人の青砥純子が、久永の疑いをはらす為、防犯コンサルタントの榎本径にアドバイザーになってもらい密室殺人のトリックを暴く!って感じのストーリーです。500ページもあるのですが、250ページで十分なものを無理矢理500ページにした感じもありますが、なかなか面白かったです。

この作品も2冊持っているので、1冊あげます。(。・ω・)ノ゙

青の炎 〈貴志祐介〉4

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貴志祐介の「青の炎」です。前回紹介した「新世界より」の所で書こうと思って忘れていたのですが、貴志祐介は「学園」モノと言われるジャンルを書いていけば、もっと人気でるのでは?と思います。この「青の炎」と「新世界より」で、そっち方面の才能を感じましたね。この作品に出てくる現代の高校生を書くにあたって、実際に高校の先生や現役高校生に話を聞いたと言ってましたが、巧いっすね。その路線でも良い作品をたくさん書けると思います。(偉そう?) しかし僕は、「天使の囀り」や「黒い家」のような作品を期待してますが(笑)

この作品を読んだ当時の記憶が曖昧なのですが、何か切ない感じの読後感を味わった気がします。まぁ、とにかく犯罪自体は、感心するような高度なものじゃなかったけど、全体的な話としては、なかなか良かったです。

ストーリー的には、主人公の高校生である「櫛森秀一」は、母と妹と3人で、平和な日々を過ごしていた。そんな中、離婚した、酒乱で暴力的な父親の(秀一にとっては、義理の父)曾根隆司が突然現れ、住み着いてしまう。秀一は、平和だった頃を取り戻す為、そして、母と妹を守る為、このこの曾根隆司を完全犯罪で殺す計画を立てる・・・・・・・。

という感じで話が流れていきます。先程も述べたように、全体的な話としては、良かったです。


新世界より〈貴志祐介〉4

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貴志祐介の「新世界より」です。なかなか面白かったです。貴志作品では、1、2番を争う位の作品だと思います。この作品は、貴志祐介が創造した未来の日本が描かれています。何から何まで創り込まないといけないので、大変な労力を要しただろうなと感心しました。ストーリー的にも僕の心をがっちり掴んだ内容で、全く飽きる事なく読めました。ただ、創造された世界なので、文章を読んだだけでは、イメージする事が出来ない生き物や景色などもあって、少し分かり難い所もありました。アニメにすれば、もっと面白くなる作品のはずだと思います。

ストーリーを説明するのは簡単そうで、かなり難しいです。一度書いてみたのですが、長くなって分かり難い文章になってしまったので、書き直したり、なんなりしたのですが、頭が爆発してしまって削除してしまった。(この作品は、たくさんの方が紹介してるので、僕のブログを見て興味をもったら、他の方のを見てください)このしょうもない文章を書くのにかなりの時間を要しました。


なので、ホント簡単に、僕なりに書きますと・・・、

この作品は、1000年後の日本を描いている作品です。現代のような、科学の文明が終り、特殊な「呪力」と呼ばれる能力を持っている人間が支配する世界になる。

その「呪力」を持った人間の世界で起こった出来事を、主人公の「渡辺早季」が手記書くという形で公開していく感じです。

その「世界」は、以前の科学の文明を否定し、独自の文明を築きあげています。「呪力」で、火をつけたり出来るので、電気もなく、携帯もない世界です。料理も「呪力」で、加熱したりして作ります。「呪力」で、モノを破壊したり出来るので、「呪力」をもった人間の1人が核兵器の様なものなので、幼い頃から、徹底した教育がなされます。少しでも危険分子と判断されたら、秘密裏に処分されてしまう世界です。そんな社会で育った「渡辺早季」の、小学生の頃から、やがて大人になり、大事件が起きて終息するまでの物語です。そこには、「クリムゾンの迷宮」のような、ハラハラする「追いかけっこ」的な要素もあり(これがこの作品の1番の魅力だと思います)、「天使の囀り」の様な要素もあり、これまでの作品の集大成と言えると思います。

こんな感じかな?全く、紹介出来てませんが。( -д-)ノ



クリムゾンの迷宮〈貴志祐介〉2

kisi






 貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」です。この作品は、世代によって評価が分かれそうな作品です。作品の内容は、昭和48年生まれの僕的には懐かしい「アドベンチャーブック」の事が書かれていて、少年時代を思い出してしまいましたが、ストーリー的には、ゲームチックで、若い人向けという感じの作品です。

 主人公の藤木は、気がつくと、知らない場所に連れていかれていて、その間の記憶がない。藤木が倒れていた横に、「携帯ゲーム機」があり、その電源を入れてみると、その場所から抜け出せるヒントがこのゲームに参加にする事だと悟る。藤木と同じ様な境遇の人が他にもいて、その人達がゲームに参加し、1番先にゴールしたものだけが、そこから脱出でき、賞金をもらえるという事が分かり、命をかけたサバイバルゲームが始まる・・・・・・・。

 という感じです。僕の頭では、文章を読んで、頭の中で映像化しずらい作品でした。少し、色々な矛盾を感じてしまい、僕には合わなかったです。

 でも、飽きる事なくイッキに読めてしまうので、悪くはないと思います。他の人の評価も結構良かったので、損はないと思います。( ´∀`)つ

天使の囀り〈貴志祐介〉5

天使の囀り






貴志祐介の「天使の囀り(さえずり)」です。この作品も10年位前のものですが、今読んも面白いと思います。

アマゾン探検に向かったメンバーが、帰国後、次々と異常な方法で自殺してしまったり、行方不明になってしまった。このメンバーは、アマゾンで、ウアカリという種類の猿を食べていた事が共通している事だった・・・・・・・・。 

かなり大雑把に言うと、こんな感じで物語が進んでいきます。この作品の良い所は、この作品の中で、大きな山場が3つもあるという事です。「天使の囀り」は、3冊の本を読んだ事と同じように楽しめます。お得感があるんですね。最初の山場が終わったても、まだまだページが残っていたので、一瞬、短編集かと思ってしまった。この作品を読んだ時は、その年のベスト3に入る作品だったと思います。読んで損はないと思います。( ´∀`)つ




黒い家〈貴志祐介〉4

黒い家 






貴志祐介の「黒い家」です。この作品は、10年近く前の作品なのですが、今読んでも楽しめると思います。

生命保険会社の昭和生命の京都支社に勤める「若槻慎二」は、ある時、顧客の菰田重徳から名指しで、菰田の家に来てくれとの連絡を受ける。集金に来る外務員の態度が悪いとのクレームだった。若槻は、菰田の家に行く事によって、菰田の息子の和也の首吊り死体の第一発見者となってしまった。若槻は、菰田の態度から、これは自殺ではなく他殺だと確信する。しかし、警察も自殺か他殺の態度を決めかねているうちに、菰田から、菰田和也の死亡保険金の請求書が届けられた・・・・・。 

という感じで、物語は進んでいきます。その後の若槻と菰田夫婦の絡みは凄く面白いです。ちょっとした、どんでん返しあり、ハラハラありで、楽しめます。とくに最後の場面は、僕の時々みる夢の内容に少し似ていて、手に汗握りました。

貴志祐介は、生命保険会社に勤めていただけあって、生保についての描写も興味深く、ストーリーとは別に楽しめました。

狐火の家〈貴志祐介〉3

狐火の家






 貴志祐介の「狐火の家」です。貴志祐介は、「硝子のハンマー」を読んで好きになりました。今回の「狐火の家」は、「硝子のハンマー」のシリーズです。防犯ショップの店長の榎本径(けい)と弁護士の青砥純子が主人公の本格ミステリー?です。この「狐火の家」は、


 ・狐火の家
 ・黒い牙
 ・盤端の迷宮
 ・犬のみぞ知る


 の4編からなる短編集です。この4編全部が、密室殺人を扱ったミステリーです。こういう「密室殺人」みたいなベタな謎解きものは、色々なジャンルの本を読んできた後だと、また何か懐かしいような逆に新鮮な感じがしていいものです。

 『狐火の家』は、西野家の家族みんなで親戚の家に泊まりに行ってたのですが、長女の愛実だけが部活の朝練があるという事で、1人朝一番の電車で家に帰った。西野が家に帰ってみると、愛実が死んでいた。玄関は中から鍵がしまっていて、密室殺人のように思われた。そこで、青砥純子は、同じ弁護士より助けを求められて、事件に係っていき、青砥も榎本を呼んで、謎解きが始まる・・・・・。という感じのストーリーです。これは、まあまあでした。少し無理がある気がする。

 『黒の牙』は、面白かったです。和菓子屋の御曹司が、蒐集しているタランチュラに咬まれて死んでしまった。当初は、餌をあげる時に運悪く咬まれてしまった事故かと思われたが、これがまた密室殺人だった・・・・。という感じで進んでいきます。当たり前ですが、また青砥と榎本が活躍するのですが、この密室殺人は、感心させらる結末でした。

 『盤端の迷宮』も面白かったです。プロの棋士がホテルで殺されるのですが、棋士が殺された部屋には、ドアチェーンがかかっていた。このホテルの密室はよくあるのですが、この将棋の世界の事をうまく絡めて面白みのある作品に仕上げている。今までのは、青砥が1番の主役だったのですが、こちらでは、榎本視点でのストーリーで、また違う感じがして良かったです。

 『犬のみぞ知る』は、たいして面白くなかったです。少し変に軽すぎるタッチなストーリーで、貴志祐介的には、笑いを誘う風に書いているつもりかもしれないが、面白くないんですね。笑いのセンスはないと思うので、止めた方がいいと思います。( ´∀`)つ 

 なかなか面白いのでお薦めです。
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