蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

真山仁(読書関係)

シンドローム(上・下)真山仁4

シンドローム上下
真山仁の『シンドローム(上・下)』です。5年ぶりのハゲタカシリーズということで、ずっと追い掛けてきている僕としましては面白かったです。上巻の帯が、この作品を上手く表現してます。

電力事業ほど儲かるビジネスはない──。
国から特別待遇を与えられ、「絶対に損をしない」
収益構造を持つ電力業界に狙いを定めた鷲津の前に
立ちはだかるのは、日本経済構造の暗部に蠢く権力。
それでも、総本山「首都電力」に
買収を仕掛けようとした矢先の2011年3月。
東北を未曾有の地震、津波、原発事故か襲う。
まさに国家存亡の危機。ハゲタカはどう動くか?


この「首都電力」とは勿論「東京電力」がモデルとなっておりまして、あの福島第一原発の事故を起こし、その後の巨額な賠償などで、倒産の危機に瀕している状態の「東京電力」を買収しようとするんだなと想像しながら読み進める訳ですが、真山仁のこのアイディアに参りましたと言う感じでした。真山仁は東日本大震災後の様子を描いた「そして、星の輝く夜がくる」「海は見えるか」なども出版しているだけありまして、そこら辺の描写も凄く濃密で、しかもこの作品を書くにあたって、実際に「福島第一原発」に取材まで行っているんですね。(https://diamond.jp/articles/-/80914)その「真山仁、福島第一原発を行く」の記事を抜粋させて頂きます。

科学技術は人を幸せにするために研さんを積み発展してきた。だが、あの日以来、科学技術の進化に大きな疑問符が付けられた。また、事故を起こした東電は、企業として瀕死の状態のまま現在に至っている。その現実を見据え、そして、そこから浮かび上がる科学文明を築いた人間のありさまを考えるときが来ている。
それを、『ハゲタカ』シリーズという世界を使って描こう──。
そう決心し、1Fを訪ねた私は、きっとそれが、未来の日本の指針になるのではと固く信じて時を刻むことにした。


そうなんです。ほんとに「ハゲタカ」シリーズという世界を使って上手く表現されていました。「首都電力」という「国策企業」の買収の世界を描き、しっかりとエンターテイメント性を持たせつつ、科学文明を築いた人間のありさまを真面目に考えさせらる内容となってるんですね。そして読み終えてみると、やっぱり、しっかりと「鷲津政彦」が主人公だったなぁと思える作品でした。(*´∇`*)

続きで、いつものやつを( ´∀`)つ


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バラ色の未来 (真山仁)2

バラ色の未来
真山仁の『バラ色の未来』です。この作品を3週間前に購入しまして、仕事に行く時も、休みの日に買い物に行く時も肌身離さず持っていたんですね。ある時それに気付いた娘が「その本はパパのバイブルか何か?」なんて質問してきたのですが、

あまり面白くないので、なかなか進まなかっただけです(・∀・)つ


これが図書館とかで借りた本なら直ぐ返却すれば良いのですが、少ない小遣いを遣り繰りして購入した本だったので、3週間かけて頑張って読みきりました。凄くツマラナいという訳では決してないのですが、肌身離さず持ってはいたけど、本を開く程の惹きはなかったです。帯は素晴らしいですね。

金儲けのためなら
何をやってもいいのか


総理大臣官邸にプラスチックのコインを投げつけていたホームレスは、IRを誘致し町おこしをと気炎を上げ、総理の指南役とまで呼ばれていた元名物町長・鈴木一郎だった。日本初のIRは、5年前、土壇場で総理大臣・松田勉のお膝元に持って行かれていた。彼を破滅に追いやった誘致失敗の裏に何があったのか⁉︎ 東西新聞社の編集局次長・結城洋子は、特別取材班を組み、IRやカジノの問題を徹底的に追及しようとするがー。

正しくこんな感じで話が流れていきます。IRとは【統合型リゾート】の事で、カジノや国際会議場や展示施設、ホテルや商業施設、アミューズメントエリアを集約した複合観光施設なんですが、青森県円山町の町長である鈴木一郎が円山町へのIR誘致に奮闘するんですね。総理大臣の松田勉に、IRの概念を指南したのが鈴木一郎で、松田総理が所属する民自党の地域活性化の戦略担当顧問にも任命されたので、誰もが、日本初のIRは円山町だと思っていたのですが、蓋を開けてみると、松田総理のお膝元の山口県関門市に決定したんです。
 この決定の裏に、何が起こったかを、東西新聞社の結城洋子が率いチームが様々な苦難を乗り越えて暴いていくというのがこの作品の筋となってます。

こうやって説明すると、なかなか良い作品に思えてくるのですが、IR誘致が決定する時代と、その後の5年後が無駄に沢山交互するし、そもそも鈴木一郎が、色々な逆転のカードを持っているのにも関わらず、勝手にホームレスまでに堕ちていったのが不可解というか、納得いかなかったですね。(まだまだチャンスがあったし、時間もあったし)


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海は見えるか(真山仁)3

海は見えるか














真山仁の『海は見えるか』です。「そして、星の輝く夜がくる」の続編という感じです。この作品は、前作の「そして、星の輝く夜がくる」
http://blog.livedoor.jp/yocching/archives/51437270.html)ありきの作品ですので、いきなりこの作品から読んでしまうとツマらないと感じてしまうかもしれません。この作品を読むのであれば、必ず前作から読んでください。

この作品は、あの東日本大震災から2年が経過した遠間第一小学校が舞台の連作の短編集となっております。主人公は勿論【小野寺徹平】先生です。この地に来て最初に担任となった6年生も卒業し、新たな6年生を担当します。震災から2年を経過すると、それはそれで新たな問題が発生してくるんですね。そんな問題も含めた小野田先生の小さいな日常が綴られています。短編の概略は帯が完璧ですね。(下記画像をクリックすると鮮明に見えます)

帯

という感じです。最初にも言いましたが、この作品を読むなら前作からです。図書館で借りてください。続きで、一番印象に残った所を。( ´∀`)つ


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次郎的「真山仁」作品ランキング

1位『レッドゾーン』
2位『ベイジン』
3位『グリード』
4位『プライド』
5位『ハゲタカ 供
6位『そして、星の輝く夜がくる』
7位『黙示』
8位『マグマ』
9位『売国』
10位『雨に泣いてる』


 こんな感じです。真山仁作品は、「ハゲタカ」から入ったので、このシリーズは、どうしても鉄板になってしまいますね。2位の「ベイジン」は、ラストまではずっと昂揚感を持ちながら読めまして面白かったです。4位の「プライド」は、そのタイトル通りに【プライド】を持てというメッセージが織り込まれていて内容の濃い短編集です。

当確師(真山仁)2

当確師













真山仁の『当確師』です。真山仁の作品という期待値からすると、大きく期待値を下回った作品でした。それなりには楽しめるのですが、ライトな仕上がりで、緊迫感が無かったです。真山仁が【選挙】を題材したなら、もっとドロドロとした深みある内容が欲しかったです。この作品の帯は完璧です。

莫大な報酬と引き換えに、当選率99パーセントを約束する敏腕選挙コンサルタント、聖達磨がこのたび引き受けたのは、最近、大災害時に備えた首都機能補完都市に指定された政令指定都市・高天(たかあま)市長選挙で、現職市長を打倒するというミッション。金、権力、検察、洗脳、服従、プロパガンダ。あらゆる手段を講じてのし上がり、今の地位を築いた現職の鏑木次郎の三選阻止のため、聖は、意外な人物を候補に擁立し、鉄板の市長の牙城に挑むが------。圧倒的な現職有利の中、身内をも分析し、裏切りに裏切りを重ねて壮絶化する高天市市長選挙。果して時期市長に選ばれるのは?そして日本の民主主義の未来は

帯が素晴らし過ぎて、かなり期待値を上げてしまったのですが、まあ、(予想以上にライトに仕上がってますが)内容はこの通りと言えばこの通りです。主人公は、自称【当確師】の「聖達磨」です。今回依頼されたのは、政令指定都市の高天市の市長選挙で現職の「鏑木次郎市長」の三選阻止。高天市長の独裁政治を面白く思っていないグループからの依頼なのですが、現職の鏑木は、それなりに実績もあって、人脈・財力もあって、盤石な基盤があって、再選確実なんですね。そんな状況の中、【当確師・聖達磨】がいかにして、鏑木の再選を阻止するかを楽しむ作品という感じですね。読み終えてみると、再選阻止までの流れが出来レースの様な内容に感じてしまいました。
 反対派の依頼人が最初から描いた絵図に聖が乗っかっただけじゃん
的な感想でした。( -д-)ノ


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ハゲタカ外伝 スパイラル(真山仁)2

ハゲタカ外伝















真山仁の『ハゲタカ外伝 スパイラル』です。僕の好きな「ハゲタカシリーズ」という事で期待値のハードルを上げ過ぎた所為か、ちょっと期待外れな作品でした。躍動感もなくて、こじんまりと小さく纏まった感じでしたね。帯は素晴らしいですね。

2007年9月、東大阪の中小メーカーマジテック創業者にして天才発明家の藤村登喜男が急逝する。通称“博士”の彼こそ、芝野健夫に事業再生家として歩むきっかけを与えた恩人だった。芝野はマジテックを救うべく、大手電機メーカー・曙電機から転じて奮闘する。しかし、後継者問題やクライアントからの締め付けなど、ものづくりニッポンを下支えする町工場に降りかかる難題と、自己の利益を優先する金融機関の論理に翻弄され、苦境の渦に飲み込まれていく。再生浮上のきっかけをつかんだと思った矢先、リーマンショックが発生。想定外の余波に襲われ、絶対絶命のピンチに陥る。捨て身の最終戦を前にして、鷲津をも巻き込んで、芝野は決死の反撃を決断する。

ほんとこれ以上説明いらないくらいです。こんな感じの物語です。( ´∀`)つ 
芝野健夫にとっての恩人とも言える「マジテック」の藤村登喜男が亡くなったんですね。その時は丁度、曙電機でCRO(最高事業再構築責任者)兼専務としての役割が一段落したと思っていたので、曙電機を辞めて、恩人の会社の窮状を救うべく「マジテック」の専務となって奮闘するんですね。マジテックの後継者の問題や売上の低迷等、問題が山積みだったのですが、芝野の奮闘でやっと軌道に乗り始めた矢先に、あの【ホライズン・キャピタル】から買収工作を仕掛けられるんですね。
 「どうする芝野
的な感じから、ハッピーエンドのラストが待っていまして、それなりには楽しめました。ラストはしっかりと鷲津が締めてくれまして上手く纏まってました。

この作品を読み始めると、中小企業の奮闘記的な内容から、池井戸作品を連想したんですね。そして、池井戸作品と何となく比較してしまいまして・・・・・・・・・・・・。
あの鷲津の登場をもってしても、あちらには敵わなかったですね。それでも、ラストのベタな鷲津の計らいが何だか「ほっこり」する読後感をもたらせてくまして満足はしました。

続きで印象に残った場面を( ´∀`)つ


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雨に泣いてる(真山仁)3

雨に泣いてる















真山仁の『雨に泣いてる』です。なかなか面白かったです。帯は完璧ですね。

3月11日、宮城県沖を震源地とする巨大地震が発生し、東北地方は壊滅的な打撃を受けた。毎朝新聞社会部記者の大嶽圭介は志願し現地取材に向かう。阪神・淡路大震災の際の失敗を克服するため、どうしても被災地に行きたかったのだ。被災地に入った大嶽を待っていたのは、ベテラン記者もが言葉を失うほどの惨状と、取材中に被災し行方不明になった新人記者の松本真希子を探索してほしいという特命だった。過酷な取材を敢行しながら松本を捜す大嶽は、津波で亡くなった地元で尊敬を集める僧侶の素性が、13年前に放火殺人で指名手配を受けている凶悪犯だと知る・・・・・・。

あなたなら、その時、何ができるだろう?

最大の挑戦にして、最高到達点。心を打ち抜く衝撃の社会派ミステリ誕生。


この作品についての真山仁のインタビューを観ると、【人はなぜ過ちを犯すのか】という事がテーマだと言っていたのですが、読者としての僕の視点で言いますと、これをテーマとするには、背景である震災後の被災地の描写が凄すぎて、全く伝わってこなかったですね。しかも、【ミステリ】としても、結末があっさり予想出来てしまう凡庸な内容で大した事ないのですが、先程も書いた様に、震災後の被災地の描写が凄くて、作品中にどっぷりハマってしまいまして、睡眠を削ってイッキに読んでしまいました。

主人公の【大嶽圭介】は、神田のホテルのラウンジでかつての上司とコーヒーを飲んでいた時に、「3.11」のあの地震が起きるんですね。毎朝新聞社会部記者の大嶽は、被災地への取材を志願して、宮城県の担当となって宮城県の荒浜地区に入ったのですが、破壊され尽くした街を見て大嶽は呆然となるんですね。そこからは、社会部記者としての大嶽の現地取材が始まるのですが、圧倒的なリアリティがあって、以前ネットで見たその破壊された風景が頭の中に映像として浮かんできて、それと物語がリンクして、作品中にどっぷりハマってしまいました。そんな中に、津波で亡くなった少林寺の和尚が実は殺人事件の指名手配を受けている人物だとの疑惑が起きて・・・・・。という感じで話は流れていきます。

僕的には、そんな展開は必要なくて、毎朝新聞社社会部記者の大嶽の奮闘記だけで良いのに〜。なんて邪魔に思えてきたくらいでした。記者を主人公にしたら、真山仁の右に出るものはなかなかいないですね。お薦めできます。( ´∀`)つ

ダブルギアリング 連鎖破綻(真山仁)3

ダブルギアリング














真山仁の『ダブルギアリング』です。この作品は、真山仁と生保社員の合作(この合作のペンネームが香住究【かずみきわむ】)で、11年前くらいに発表したものを何でか今頃文庫化したものです。何でかはイマイチ理解出来なかったのですが、http://www.kadokawa.co.jp/sp/doublegearing/ こちらで真山仁が理由を語っております。(しかも、この作品についても詳しく説明されているので、こちらで十分かもです)

この作品は、バブル崩壊後の生保の破綻を描いた作品なのですが、やはりちょっと時が経ち過ぎていて、内容的に鮮度がなくて、しかも主人公は少し青臭くて、読み終えてみると、文庫本だからギリギリ満足という感じですね。(しかし760円は少し高い)

この作品は、「千代田生命」がモデルとなっていて、物語上の「清和生命」の破綻までをドラマチックな男の戦いを織り混ぜて描いているんですね。清和生命の熱血社員が、破綻を免れようと悪戦苦闘する様は、なかなかアツいモノはありましたね。(ちょっと青臭かったですが)千代田生命があの悪名高かった「サラ金保険」を始めたので、モデルとなった千代田生命は、僕的に印象が悪かったのですが、この作品自体では、少し清和生命という会社に感情移入してしまいました。

バブル世代の僕より上の年齢の方は是非。( ´∀`)つ

売国(真山仁)3

売国














真山仁の『売国』です。面白かったです。読み終わってみての感想としては、作品自体を上手く纏めキレてなかったなぁと思うのですが、読んでいる最中のハマり具合はかなり深くハマってました。片道2時間の通勤時間がめちゃ早く感じました。

 特捜部に赴任した気鋭の検察官・冨永真一。
 宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き女性研究者・八反田遥。
 ある汚職事件と友の失踪がつなぐ二人の運命。
 正義とは何か?国益とは何か?


 帯はこんな感じなのです。検察官の【冨永真一】の章と鹿児島大の航空宇宙工学研究科から宇宙センに進んだ【八反田遥】の章が交互に進んでいくのですが、これがどちらも面白いんですね。そして、当たり前ですが、これらの話が【宇宙開発】というデーマで結びつくんですね。宇宙開発を巡っての日本とアメリカの政治的な戦いが描かれていて特に冨永の章が興奮しました。この戦いを公安やCIAなどに視点をあてるベタな物語ではなく、検察官の【冨永真一】を軸に持ってきた所がこの作品の面白い所でしたね。

購入して損はないです。かなり酔っぱらってしまっているので、詳細はまた後日編集予定です。( ´∀`)つ

真山


 

そして、星の輝く夜がくる(真山仁)3

そして、星の輝く夜がくる









真山仁の『そして、星の輝く夜がくる』です。東日本大震災の被災地の小学校を舞台にした連作の短編集です。この手の作品としては良い作品でした。良い作品だと思ったからこそなのですが、巻末をチェックして、フィクションなのかどうかを確かめてしまいました。これがフィクションだと分かった後は、巻末の参考文献をチェックして、ネットで色々検索して、廻りまわって再びこの作品に戻ってみると、(ライトに仕上がっていますが)まあ、おススメですね。今回の僕の様に、この作品をとっかかりにして、もう少し踏み込んで色々な事を考える事が出来るし、テレビの特集でやっている、その後の被災地のリポートとは別の角度で被災地を見る事が出来ましたからね。

この作品は、

 「わがんね新聞」
 「ゲンパツが来た!」
 「さくら」
 「小さな親切、大きな・・・・・・」
 「忘れないで」
 「てんでんこ」


の6編からなっています。主人公は、阪神淡路大震災を経験し、今回の震災で自ら志願して遠間市立第一小学校に赴任した【小野寺徹平】です。小野寺先生は、赴任した初日に、受け持つ事になった6年2組の生徒達の前で、「がんばるなー」と黒板に書いて、子供達に【こんなん許せへんと思う事】を作文に書かします。そしてその子供達の想いを「わがんね(やってらんねえという意味)新聞」として発行するんですね。ここから、小野寺徹平の被災地での奮闘が始まるんですね。
 こういったテーマの作品では、フィクションは好きではないのですが、全然作り込んでる感なく、現実を見据えた内容でアレルギー反応は起こらなかったです。

詳細は、真山仁のホームページで(・∀・)つ
http://www.mayamajin.jp/books/starlit_t.html



 

グリード(真山仁)4

グリード










真山仁の『グリード』です。ハゲタカシリーズの4作目という感じです。ラストが少し綺麗過ぎる感じがしましたが、面白かったですね。上下巻ある750ページにも及ぶ大作なのですが、あっという間に読み終えてしまいました。

物語は、リーマンショックの少し前から始まります。ベアー・スターンズが破綻し、いよいよリーマンやAIGまでもが危ないと囁かれていた頃、鷲津政彦は、アメリカの魂と言われる【アメリカン・ドリーム社】(現実の世界では、GEの事を指します)の買収に動きます。その鷲津の前に、アメリカの市場の守り神と言われる【サミュエル・ストラスバーグ】が立ち塞がるんですね。今回は、鷲津の助っ人として【飯島亮介】までが参戦して、かなりドキドキした展開でした。もう一人のサブキャラとして、日本の暁光新聞の【北村悠一】の存在も、物語に深みが出て面白かったです。

この『グリード』を読んで、もう一度、リーマンショックのカラクリを勉強です。
( ´∀`)つ



黙示 (真山仁)3

黙示









真山仁の『黙示』です。少し中弛みもありましたが、面白かったです。今回の作品は、「食」と「日本の農業」がテーマです。真山仁の短編集の『プライド』にあります、「一俵の重み」と「ミツバチが消えた夏」を元に長編に仕上げた様な作品で、「プライド」を読んだ方には、更に楽しめる作品となっています。

 ・元戦場カメラマンで現在は、養蜂家の【代田】
 ・日本第三位の農薬メーカー『大泉農創』の農薬開発者である【平井宣顕】
 ・農水省の女性キャリアの【秋田一恵】


この3人が同格の主人公で、それぞれの視点で、「食」と「日本の農業」というテーマに迫っていきます。養蜂家の代田は、ネオニコチノイド系農薬がミツバチの方向感覚を麻痺させてしまうので、この農薬を根絶したい。農薬の開発者の平井としては、農薬こそが現在の日本の農業を支えているとの信念を持っている。農水省の女性キャリアの秋田は、日本の農業を強くしたいと思っている。この3人の思いを、真山仁は公平な視線で上手に描いているんですね。そこから後半には、「GMO」(遺伝子組み換え)は、是か非かみたいな話になっていきまして、色々考えさせられる作品でした。

この作品の冒頭は、「エラ・ウィーラー・ウィルコックス」の名言で始まります。

 抗議しなければならない時に沈黙してしまえば、
 自らを臆病者にしてしまう罪を犯すことになる。


カッコいいですね。う〜ん。と唸ってしまいました。そして、物語は静岡の茶園で夏休みの「養蜂教室」を開いていた代田とその生徒達に、暴走した農薬散布中のラジコンヘリが襲う所から始まります。農薬を浴びた子供達は痙攣して倒れてしまうのですが、その生徒達の中に、その農薬の開発者である【平井宣顕】の息子がいたんですね。インパクト抜群のこの出来事から、ラストまで(少しだけ中弛みがありましたが)飽きる事なく読み進める事が出来ました。僕の知識不足で、どこまでが現実の話でどこからがフィクションなのか分からない事が多々あって、その後、ネットで色々調べなきゃならくて(性格上)大変でしたが、まあ、おススメです( -д-)ノ

この作品についての真山仁のインタビューがあります。
http://www.mayamajin.jp/hatugen/hatugen06.html



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コラプティオ(真山仁)3

mayama

真山仁の『コラプティオ』です。僕にとってのこれまでの「真山作品」は、興味深いテーマと息もつかさぬストーリー展開で僕を愉しませてくれる貴重な存在で、『プライド』の短編集では、また違った側面で愉しませてもらいましたので、「コラプティオ」もかなり期待して読ませていただいたのですが、今回は期待した程ではなかったです。( -д-)ノ 少し軸が細くてボンヤリとした印象で、ラストもすっきりしませんでした。それなりには面白かったですが・・・。

この「コラプティオ」の冒頭では、

corruptioーラテン語で「汚職・腐敗」の意

なんて感じで始まりまして、『序章』では、衆議院議員に当選したばかりの「宮藤隼人」(後に総理大臣になる)の、とある会での演説のシーンから始まり、「宮藤」に惹きつかれる優等生(東大)の『白石望』、その「白石望」をライバル視しながらも「白石望」にコンプレックスを抱いている「神林祐太」が登場してきます。そして、次の章では、宮藤は【総理大臣】、白石望は【内閣官房専門調査官】、神林祐太は、大手の【暁光新聞の記者】になっています。ここまで来てしまうと、タイトルと前フリから考えて、勝手にこの先のどろどろした壮絶な展開を想像してしまいます。因縁のライバル対決、汚職を追う神林、それを阻止しようとする白石、内閣の「影の部隊」の存在とか、命を狙われる神林とか・・・・・、そんな燃え上がる僕の期待感とは少し違ったストーリー展開で、少しがっかりしてしまいました。(まぁ、勝手に想像した僕が悪いのかもしれませんが(●´ω`●))

で、ホントの展開は、白石、神林のダブル主役の様な感じで、どちらかを悪役にする事もなく、そんなに泥臭くもなく、比較的穏やかな流れで話は流れていきます。総理の「宮藤」は、東日本大震災後の日本を、原発産業を軸にして国家を再生していくプランを打ち出して進んでいくのですが、それに関して、色々な疑惑が・・・・・。という感じです。

それなりには楽しめます。( ´∀`)つ

ベイジン 〈真山仁〉4

beijinn1beijinn2







真山仁の「ベイジン」です。面白かったです。途中までは評価を「☆5つ」にしようかと思っていたくらいです。ですが、クロージングに失敗した感があって、少しだけ「切り離し」が早かったと思います。しかし、十分に満足出来ました。次回からは、例え「上下巻」になっていようと、真山仁作品は、カードを使ってでも購入する事にしました。          (*・ω・)ノ

世界最大規模の原発を建設するというプロジェクトに、日本人の原発技術者の田嶋伸悟は、中国より技術顧問として招かれる。田嶋の使命は、北京五輪に合わせて原発の運転を開始する事。一方、中国共産党中央紀律委員会の学耕は、北京五輪に合わせての原発の運転とそこにある腐敗の調査を命じられ、中国側の責任者として赴任してくる。この2人が、時には反発し合ったりしながら、「北京五輪に合わせての運転開始」という共通の目標に向かっていく物語です。

何が面白かったと言えば、現在の中国の一般の労働者の気質や中国の党上層部の腐敗や権力闘争の内幕を織り交ぜながら、「北京五輪に合わせての運転開始」という目標に向かって、様々な山を乗り越え、日中の2人が進んでいく所がいいんですね〜。学耕は、福井晴敏作品に出てくるような主人公に似ていて、最初は日本人の田嶋と対立してばかりなのですが、段々、打ち解けていって・・・・。(というパターンに僕は弱い)しかも、権力闘争の所は、僕好みの裏の世界的な話だし、中国には興味あるし、ハズレがなかったです。

真山仁のインタビュー記事がたくさん出てまして、それを読むと僕の理解とだいぶ違う所にこの作品の主題みたいなのがあったりしたのですが、僕が失敗だなと思ったラストについては、丸善インタビューで、

 私はこの小説はあのラストを書くために書いたという自負があります。最初からラストを読まれては困るんですけれど(笑)、頭から読んでいただいて読みどころはラストです。

と言ってました。この文章を読むと真山仁は、少し頭が固くて独善的な人かなという次郎的性格判断が出ております。(●´ω`●)

ま、とにかくお薦めです。





プライド 〈真山仁〉4

maya






真山仁の『プライド』です。この作品は、

 「一俵の重み」
 「医は・・・・・」
 「絹の道」
 「プライド」
 「暴言大臣」
 「ミツバチが消えた夏」


の6編からなる短編集です。この短編集はなかなか面白かったです。真山仁の描くジャンルでは、短編集はかなり難しいと思いますが、巧くまとめてきたなという感じです。

「一俵の重み」は、話題の「事業仕分け」がテーマの作品です。これは、1番面白かったです。「事業仕分け」は、世間的には、官僚が悪役で、仕分けをする方が正義の味方という構図ですが、この作品では、主人公が、魅力的な「変人官僚」で、この主人公が進めている、「戦略的農産物支援基金、30億円」を死守するために、「必殺仕分け人」と呼ばれる議員と対決する。これが面白いんです。これを読みながら、「仕分け人」の議員は、当然のように「蓮舫」を思い浮かべながら読んでいたのですが、この蓮舫がたじたじになる所がなぜか、すっきりするんですね。これを読むと、無駄なようで、無駄でないものもあるのでは?と思ってしまいますね。両方の意見を聞き、じっくりと掘り下げていかないと、報道だけで、チラッと見るだけでは駄目ですね。この作品の主人公は、省内では「変人」扱いされているのですが、男の目から見て、魅力的な同姓というのは、何か型にはまってないというか、不完全な所がある場合が多い。昔でいう巨人軍名誉監督の長嶋さんなんかもそういう感じなのかな?僕にとっては、「北野武」かな。僕の好きな作家なんかほとんど、そんな感じです。普通に世間で出れば、叩かれる。しかし、近くで接してみると魅力的というパターンが多い。開星高校(松江市)の野々村直通監督もそんなタイプみたいですね。世間で叩かれたけど、地元の評判は結構良いみたいだし。話が逸れましたがこの「一俵の重み」はお薦めです。

「医は・・・・」も面白かったです。ドロドロした世界ではよくある感じの話。信頼していた人物が実は・・・・。みたいな世界。「白い巨塔」を連想した。

「絹の道」も良かったです。簡単に言うと、手間がかかるが、本物の絹糸を作ろうとしている女性の話。真山仁の後書きにもありましたが、「日本人はもっと【プライド】を持って生きるべきだ」というような事を言ってますが、この作品は、その例をあげてる感じかな?集中力がなくなってきて、巧く表現出来ないですが。まァ、どっちがいいとは言えない話ですが・・・。カイコを品種改良して1頭で、1200メートルの生糸吐くものを作って、生産効率を上げるか、この主人公のように、原種のカイコを手間暇かけて、数は少ないが、最高の絹糸を作り出すか。両方あるのは自然な流れですからね。蕎麦で言えば、国内産の蕎麦粉を自家製粉して美味しい蕎麦をそれなりの値段で提供するか、外国産の安価な蕎麦粉で、大量の繋ぎを使い、安価な値段で「蕎麦」をして多くの人に提供するか?消費者が決めればいい事ですが、この「本物」の方が消滅してしまうようでは、日本は駄目になるかもですね。

「プライド」は、2番目に良かったです。「製菓」会社の内部告発の話。「パリジャン製菓」が「消費期限切れの牛乳を使っている」、「工場はばい菌だらけ」という文書がマスコミ各所に送られた。主人公がその調査を命じられて、話は進んでいきます。タイトル通り、「プライド」を持てという話です。雪印の牛肉偽装事件やら数々の食品関係の会社が偽装事件を起こした事がありましたが、最初は興味深くニュースを見てましたが、あまりにもたくさんの会社が、ここが膿の出し所だとばかりに、発覚していったので、見飽きてしまって、その後はよく分からないのですが、「雪印」だけは、特集でよくやっていたので、事件を追ってました。あの「西宮冷蔵」は、倒産してしまい、周りの支援者のおかげで、復活した所までは見てましたが、それからどうなってるのだろう?雪印も復活した際、反省してるなら頭下げても、また西宮冷蔵に仕事を依頼するのがスジだと思うけど、しなかったと記憶しています(確かではないですが)内部告発が原因で、西宮冷蔵との取引止めた会社も発表してもらいたかったですね。あの件依頼、「内部告発者」が守られる制度が出来たみたいだけど、その制度がざるの如き穴だらけで、実際は意味がないというのを聞いたけど、どうなったか分かりません。ここら辺を真山仁には、取材して、作品にしてもらいたいですね。

「暴言大臣」は、駄作でした。

「ミツバチが消えた夏」は、良い感じですが、短編にするには向いてない題材で、最後の方が駄目ですね。

またまた、集中力が切れたので、時間がある時に、もう少しまともな文に編集します。

虚像の砦 〈真山仁〉3

mayama







真山仁の『虚像(メディア)の砦』です。なかなか面白かったのですが、睡眠時間を削ってまで読みたいという程でもなかったです。( -д-)ノ

この作品は、テレビ局が舞台の物語です。簡単に言うと、テレビのバラエティー番組と報道の2つに視点を当てて、テレビの在り方を問いかけているような作品だと思います。バラエティー部門の方では、視聴率さえ稼げれば良いのか?というような昨今のバラエティー番組に問題を呈していて、作品中のバラエティー担当のディレクターの苦悩を描いています。報道の方では、オウムの事件の中の「坂本一家殺害事件」は、TBSが教団側に坂本弁護士のビデオテープを見せたのがきっかけだったので、その事を絡めて、イラクの人質事件での政府の対応や世間の声など、報道の公平性などの報道のあり方や、報道マンの姿勢というものを熱い主人公の言動を通して説いている感じの作品です。

例えば、1つの事件をどの視点で伝えるかによって、見る人の印象を全然違うものに変えてしまうという事実は、原発やダムや米軍基地のニュースを見ていても分かるので、報道のあり方というのは大事だと思います。この作品は、それらの事を解説するという意味では、なかなか良かったです。しかし、ストーリー的にはグイッと惹き付けるものでもなく、ごく普通のものでした。

マグマ 〈真山仁〉3

まぐま






真山仁の「マグマ」です。なかなか面白かったです。なぜか真保裕一の初期の頃の作品を思い出しました。地味なテーマの作品なのですが、読者に飽きさせないようなストーリー展開と「地熱」の分かり易い説明に、ついつい惹き込まれてしまいました。そして、本を読み終わった後に、この「マグマ」に書かれている内容がどこまで本当なのか、色々調べてしまった(笑)  僕は、「1」を聞いて、「10」を知ったかぶる性格なので、この「マグマ」に書かれている事がどこまでフィクションなのか確認しました。(テーマが知的な感じがするので、いずれ酒の席などで、「地熱」について語る時に、この作品を丸々信じて語ると失敗する怖れがあるので)

そんなくだらない話は置いときまして、この「マグマ」のプロローグの冒頭は、

「五年以内を目処に、日本の原子力発電所を閉鎖してほしい」

という文章で始まるのですが、出だしのこの文章で僕的には、ぐいっと首根っこを掴まれてしまいました。その後、章を変えて、その後の重要な人物をちらっと出しておき、本筋の所で、主人公の野上妙子が15日間の休暇の後に出社するとデスクが消えているという事件があり、そこから展開が激しく動き始めまして、様々事が1つに結びつき、地熱発電の話になっていきます。地熱発電の良さを語りつつも、政治の裏の世界の事や大学や業界等の思惑等を巧く絡ませて、僕を惹き付けたまま物語が進みます。結局読み終えてみると、「地熱発電」に興味を持ってしまってました(笑)

ストーリーの解説になってなくて、意味がよく分からないかもしれませんが(眠くなって自分でもよく分からん) 読む価値がある作品だと思います。これを期に、日本のエネルギー問題について考えてもいいかもしれません。(「あとがき」も忘れずに読んでください)

余談ですが、この作品中に、シェイクスピアを研究していた安藤という男が出てきて、会話の中で『リチャード三世』の一節を使って、カッコいい事を言う場面があります。僕も4年間、シェイクスピアを研究していたのですが、社会に出てから、全くもって役に立ってないので、これからの会話の中にシェイクスピアの一節を交えて会話していく事を考えました。すぐ使えるものを2点程考えました。今日はもう眠いので、後日、「続き」にひっそりと編集しておきますので、興味のある方は、ぜひ見て、使ってみてください。ただし、これはかなり取り扱いに気をつけないと、彼女がいる人は、彼女に見くびられたり、友人に使って、友をなくす恐れがあります。状況とタイミングが大事です( -д-)ノ

レッドゾーン 〈真山仁〉4

redoredo2







真山仁の「レッドゾーン」です。この作品は凄く面白かったです。「ハゲタカ」シリーズでは、1番面白かったと思います。「レッドゾーン」は、会社の先輩に借りたのですが、この本を借りた次の日に別の先輩から「真面目なDVD」をもらいました。そして、このDVDが、僕好みの作品で、会社を早退して観たい位な上物でした(僕的には)

分かり難いので改行して整理します。この「レッドゾーン」を借りて読み始めてみたらかなり面白い。ジェットコースターのような切り替えの早さに少し酔いそうになりましたが、とにかく止まらない。睡眠を削ってまで読んでました。そこで、先出の「DVD」の話なのですが、男性の方なら分かると思うのですが、そんな上物のDVDを貰った夜なんかは、なんの用事があろうとも、最優先して「DVD」を観るものです。僕なんかは、『本・マンガ』と同じくらいコレクションしてる位好きなわけです。そんな僕がですよ!その日は、「レッドゾーン」を読んでしまった。この作品を読み終えるまで観なかったです。(2日間だけですが)

前フリ長くて、自分でもよく分からなくなって疲れた。ですが、それ位、この作品は、

お・も・し・ろ・い

です。数少ない女性の訪問者の方には、どれくらい面白いか、この説明では分からないかと思いますが、男性にとっては、この説明は「鉄板」です。この説明で、この作品がどれくらい面白いか伝わったはずです ( ̄ー ̄)ニヤリッ

一応ブログの評価の所の「☆」の数で、作品の自分なりの評価を表示していますが、5段階しかないし、微妙な思いは伝えられないので、上記のような方法で「面白さ」を表現してみました。(僕にとって、☆が4つと5つは、そんな大差ないです。☆5つは、凄く面白い+強烈な読後感があった場合です)

この作品に対する思いを出し切った感があるので、ストーリーは、割愛しようかと思いましたが、念のため、手短に説明します。今回は、日本の大手自動車メーカーの「アカマ自動車」を巡る闘いを描いたものです。時価総額20兆円の「アカマ自動車」がM&Aのターゲットになります。アカマ自動車を狙うのが、欧米系のファンドではなく、中国の投資会社で、賀一華(ホーイーファ)が率いる上海投資公司。賀のバックには、CIC(中国投資有限責任公司の略。外貨準備高が1兆5,000億ドルもある)の存在が見え隠れしていたりする。アカマ側には、鷲津政彦がついて、壮絶な闘いとなります。その闘いに、更に、香港随一の財閥の将陽龍(ジャンヤンロン)が率いるコロンビアキャピタルやらKKLやらも入って、スゴい事になっていきます。そして、忘れてはならない、アランの死の真相もこの「レッドゾーン」で判明します。ホント面白いのでお薦めです。

この作品に関する事が少ない中、余談ですが、僕がこの世界に興味をもったきっかけは、テレ東の「WBS」の特集でやっていた「東京スタイル事件」です。この特集で初めて「村上世彰」を知りました。最初は悪人のように思われた「村上世彰」ですが、僕はこの特集を観て、すっかり「村上世彰」のファンになってしまいました。この事があってから、「会社とは誰のものか?」みたいな論争が起きた気がします。それから、この人の事を調べてみたり、M&Aに興味を持つようになりました。それからは、かなり面白い闘いがノンフィクションで見られるようになって、あのM&Aが活発な頃は、経済雑誌を読むのが面白かったですね。「SWF」には、今も凄く興味があるので、時間がある時、これについても更新したいと思います。

真山仁のインタビューがあるので、興味がある方は見てください。
http://allatanys.jp/S001/ex40170.html

ハゲタカ (真山 仁)4

ハゲタカ供焚次






真山 仁の『ハゲタカ 供です。この作品は、前作の『ハゲタカ』より面白さが更にパワーアップしていて面白かったです。どれくらい面白かったかと言うと、今は仕事が忙しいし、暑さで体力も奪われてしまい、通勤の電車で座る事が出来たら寝ていたい気分なのですが、この『ハゲタカ供戮鯑匹濟呂瓩討靴泙辰燭蕁続きが気になって寝るのを我慢して読んでしまう位面白かったです。

前作の終結から1年後、日本を離れていた「鷲津政彦」が再び日本に戻ってきて物語が進展していきます。前作での鷲津の行いに対する報復なのか、鷲津のビジネスパートナーである「アラン」が謎の死を遂げてしまいます。鷲津は「アラン」が死の直前まで手掛けていた仕事を引き継ぎ、新たなる敵に立ち向かっていく!という感じの流れです。

今回も前回と同様に、実際に起きた事(鐘紡と三洋)を土台にして、とても巧く脚色して物語が作られています。こういった感じの本では、フィクションよりノンフィクションの方が面白いはずなのですが、今回の作品は、ノンフィクションの面白さを越えた面白さがありました。前作で不満に思った事なども解消されていて、完成度も高かったです。(ただ、飯島あたりの復活は、ちょっと無理矢理な気もしましたが)こんな感じの経済小説で、少し、「うるっと」くる場面もあり(この本を貸してくれた方は、全くそんな事なかったと言ってました。俺って純真だなぁ)興奮あり、わくわくありで、なかなか良かったです。クロージングの仕方も良かったし、おススメです。



ハゲタカ〈真山 仁〉3

ハゲタカハゲタカ(下)






真山仁の『ハゲタカ』です。ストーリー的には、とても面白いです。ドラマや映画になるだけはあります。

ジャズピアニストを志し、20歳過ぎでニューヨークに渡った『鷲津政彦』は、父の死をきっかけに、ジャズピアニストとしての夢を諦め、アメリカで屈指のレバレッジ・ファンドのKKL(ケネス・クラリス・リバプール)の一員となった。そして、数年のうちに全米屈指のソーサー(企業買収者)になり、「ゴールデンイーグル」と呼ばれるまでになった。そして、その勢いのまま日本に帰国して、KKLの日本法人ホライズン・キャピタルを設立し、次々企業買収を仕掛けていく・・・・・。

という感じのストーリーです。実際に日本で起きた出来事をとても巧く脚色して、面白い作品に仕上げています。骨格としては、鷲津の父を死に追いやった者への復讐劇と言えるかもしれません。

文章力的には、あまりない気がしますが、ストーリー的には凄く面白いです。下巻の後半だけは、内容が乏しく思えて、枚数制限か何かあったのではないか?と思える位の終り方ですが。( -д-)ノ

そして今、「ハゲタカ」を読んでます。

オフィシャルホームページ
http://www.mayamajin.jp/

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