蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

大沢在昌(読書関係)

夜明けまで眠らない(大沢在昌)2

夜明けまで眠らない
大沢在昌の『夜明けまで眠らない』です。つまらなかったです。内容の甘さにとある場面では本を投げつけたくなりましたね。

「敵」が存在する限り、男に平穏は訪れない
タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。
かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。
客は車内に携帯電話を残して姿を消した。
その携帯を奪おうとする魔手が迫り、
久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく


帯はこんな感じです。城栄交通のタクシー運転手の【久我晋】を指名で予約が入ったんですね。その客が久我のタクシーの車内に「携帯電話」を置いていったんです。その携帯電話は、アフリカのアンビア政府の外交官が所有していたモノで、犯罪に関わる情報が満載の携帯電話だったんですね。その携帯電話を取り返そうとヤクザやら、久我が傭兵時代に因縁があった(首狩りの習慣が残る)「ヌワン」という部族の戦士達が久我に迫ります。

この戦いがかなりショボいんですね。大沢在昌が描いたとは思えないショボさで残念でした。冒頭に書いた僕が本を投げつたくなった場面とは、この戦い最中に、久我の彼女の携帯と名前が敵側にバレるのですが、その対策も取らずにしていたら、案の定、相手側に拉致されるという馬鹿げた展開になって、その時の会話があまりにもダサダサで本を投げつけたくなってしまったのです。

「もしもし」
「木曾だ。覚えてるか」
冷水を浴びたように背筋がのびた。よしえの携帯を使って木曾はかけてきたのだ。
「どういうことだ?」
「こういうことさ。あんたの仲良しの女性の携帯を借りた」
「何の話だ」
「とぼけなくてもいいだろう。大学の先生をやっている美人だ」
「なぜあんたが知っている?」


この場面ですね。このグタグタの展開に、僕的には「おいおいプロの傭兵だったんやろ?」という感じで怒りが沸いてきましたね。大失敗なハードボイルです。( -д-)ノ


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魔女の封印(大沢在昌)3

魔女の封印

















大沢在昌の『魔女の封印』です。「魔女」シリーズの第3弾です。オススメです!とまではいきませんが、まあ普通に面白かったです。(*´∇`*)

コンサルタントをしている【水原】の元に、国家安全保障局の湯浅から依頼が入るんですね。

 「水原さんに見ていただきたい人物がいるのです。堂上保という人物です。戸籍上は京都に本籍があり、現在は東京の虎ノ門で古美術店をやっています。年齢は六十二」

【水原】の男の人間性を見抜く能力を当てにしての依頼だったのですが、いざ【堂上保】と会ってみると、水原には全く【堂上保】という男を見抜く事が出来なかったんですね。実は、堂上保は、1億の人口に対して1人くらいの割合で生まれてくると言われる【頂点捕食者】との疑いがある人物だったんですね。頂点捕食者とは、生態系の中で最上位に位置する生き物の事なのですが、本来、頂点捕食者は、捕食する生き物より数が少なくなければならないのですが、人間の数が増え過ぎて、数のバランスが崩れた現在、人間が頂点捕食者であるのは自然に反しているという事で、自然の摂理が新たな頂点捕食者を作り出したんですね。進化によって生み出された新しい種なんです。人間の姿をとり人間を捕食するのです。人間を食べるという訳でなく、人間の魂又は生命力を食べるという感じなのですが、この食べられた人間は、魂が抜けた様になって、腑抜けになってしまい寝たきりの様な状態になってしまいます(現在の医療技術では原因の究明も治療も出来ない)その様な現象が堂上保の周りで起こっていたんですね。

堂上と接触した事で、【水原】は、またしても関西のヤクザや中国の工作員達の争いに巻き込まれていくんですね。どうなる水原 的な物語です。下手な作家だったら、この設定自体に読む気がなくなるのですが、大沢在昌の筆力によって、そんな事を気にする事なく、作品中に惹き込まれました。大沢作品の中では、中の下くらいですが( ´∀`)つ


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極悪専用(大沢在昌)2

極悪専用














 大沢在昌の『極悪専用』です。帯の「危険すぎる、ご近所系ノワールコメディ」という紹介を見て、大沢在昌の本気の作品ではないと思いまして、一度は見送ったのですが、もしかしたら面白いかもという淡い期待と1,450円という値段に惹かれて購入したのですが、今年1番の失敗でしたね。(ノ◇≦。)
 人それぞれ好みがあるので作品の評価というものは分かれて当然なのですが、この作品に限っては読んだ方の大半が僕と同じ意見だと思います。(*´∇`*)

 裏社会の大物を祖父に持つ【望月拓馬】が主人公です。拓馬は、祖父が大物だという事をいいことにダラシナイ生活を送っていた為に、おじいちゃんに見放されてしまったんですね。最後のチャンスとばかりにマンションの管理人助手として働かされるのですが、そのマンションは(帯にもありますように)悪人ばかりが住むマンションだったんですね。多摩川の川べりにあるそのマンション【リバーサイドシャトウ】は、「反社会勢力」による、「反社会勢力」に属する者の為の専用高級マンションで、殺人などは日常茶飯事で、歴代の管理人助手で、4か月半以上生き延びた奴はいないという程危険なマンションなのです。おじいちゃんとの約束は、管理人助手として1年間、真面目に勤め上げろというもので、果たして

 拓馬は無事生き延びる事が出来るのか 

 的な物語です。物語の前半部分に【リバーサイドシャトウ】のゴミ集積場の扉に貼られているゴミ出しの規則の案内があるのですが、

 「大田区のゴミ分別規則にしたいがいましょう。可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ、資源プラスチックゴミは、それぞれ色分けされた場所において下さい。また次のゴミの廃棄は禁じます。
 死体(含む動物)
 爆発物・銃砲類
 注射器、化学薬品、麻薬類
 これらのゴミ処理をされる場合は、管理室までご連絡下さい」


 ここの所に達した時に、この先の展開の緩さが読めてしまいまして、僕の心は冷めきってしまいました。ただ、それもこれも乗り越えると最後まで読んでみようという気になれますので、星が2つという評価となりました。( ´∀`)つ


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雨の狩人(大沢在昌)4

雨の狩人













大沢在昌の『雨の狩人』です。「北」、「砂」、「黒」ときまして、シリーズの第4弾です。僕的には、このシリーズの中では、「砂」→「黒」→「北」という順番で好きだったのですが、この作品は、「北」を抜いて3位にランクインした感じでした。主人公は、新宿署組織暴力対策課の「佐江」です。佐江ファンの僕としては、期待を裏切らない動きをしてくれまして満足でした。

今回は、歌舞伎町のオレンヂタウン(ゴールデン街)で、マルBらしき変死体が発見されて、「佐江」が呼ばれる事から物語はゆっくり進んでいきます。その後、歌舞伎町のキャバクラで不動産会社の社長が射殺される事件が起きます。この事件の捜査に警視庁捜査一課の「谷神」とコンビを組んで当たる事になるのですが、ここから徐々にエンジンがかかってきて、佐江達の捜査が核心に迫ってくるとイッキにラストまで引っ張られます。このシリーズはかなり複雑な構成ばかりで説明がかなり難しいのですが、この事件の裏には、関東最大の暴力団の【高河連合】が絡んでいるんですね。簡単に言うと、高河連合は、ある目的の為に何年もかけて【オレンヂタウン】を地上げしようとしてたんですね。それに立ち塞がるものを高河連合は、プロの殺し屋を使って、排除してきたのですが、これには、谷神・殺し屋・高河連合内部と複雑に絡み合った因縁があったりして凄い展開となります。佐江も何度も殺し屋に殺されそうになりながらも、高河連合のトップの「延井」と直接対決する事になります。どうなる佐江!!って感じの作品ですね。

今回の作品の見所は、佐江と谷神のコンビの活躍ですね。警察内での嫌われ者の佐江に興味を持ち、佐江とのコンビを願い出た谷神は、深みのある魅力的な人物でこの作品のキーマンですね。

全然説明出来てないけど、とにかく面白いのでお薦めです。 【続き】で、印象の残った場面を( ´∀`)つ



 

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ライアー(大沢在昌)2

ライアー









大沢在昌の『ライアー』です。大沢作品としてはツマラナかったです。帯には「慟哭必至のアクション・ハードボイルド」との事ですが、設定も陳腐ですし、何よりもラストが僕的には駄目でしたね〜。文庫が出て購入するならギリギリ許せる感じです。ま、でも最後まで飽きずには読めました。作家が別の方だったら、もう少し評価を上げていたかもです。( -д-)ノ

主人公は、【神村奈々】という主婦です。この方、「消費情報研究所」というマーケットリサーチ会社に属しているのですが、その会社の実態は、国益に反する様な人物を国外で、事故や病気に見せかけて処理するという政府の機関なんですね。神村奈々はその機関の工作員なんです。夫にもその正体を隠して活動していたのですが、夫の神村洋祐が、北新宿のマンションの火災に巻き込まれて死んでしまいます。その現場で、洋祐と一緒に身元不明の女性も死んでいて、警察は、売春婦とレンタルームに入り、その部屋のガス管が壊れていて火事に巻き込まれて2人共死んだとの見解なんですね。しかし、調べが進むうちに、担当刑事はこの事故は殺人事件だと疑い始めまして、神村奈々を疑うようになります。神村奈々も夫の死が殺人事件だと判断して、独自の調査を始めるのですが、これには深い闇があったんですね。

そんなこんなで物語は進んでいきます。大沢在昌らしい展開の面白さも少しはあるのですが、なんか陳腐なんですね。その想いはラストで絶頂を迎えまして読了〜。って感じでした。

文庫になったらぜひ( ´∀`)つ

冬芽の人(大沢在昌)2

冬芽の人

大沢在昌の『冬芽の人』です。地味な物語でしたが普通に楽しめました。ただこの作品の作家が大沢在昌という事での期待値からすると全然物足りなかったです。1,800円という価格にも少し払い過ぎな感じがしました。( -д-)ノ

この作品は、元捜査一課の女刑事の【牧しずり】が主人公です。帯は無難によく出来ています。

強盗殺人事件の捜査中に自分をかばった同僚を亡くし、その責を負って警察を辞めた牧しずりは、同僚の息子・岬人と出会う。彼がもたらしたのは解決したはずの事件に関わる新情報だった。

警察を辞めて、普通の会社に就職した牧しずりは、【怒りも悲しみもない、一本の線として生きよう】と決め、人との付き合いも極力断って、ひっそりと生活していたのですが、しずりをかばって死んでしまった上司の墓参りに行った際、その上司の息子と偶然出会うんです。そこから、その事故が起こった際に捜査していた強盗殺人事件には裏がある事が分かっていくんですね。しずりは、自分の人生を変えてしまったその事件の真相を知ろうと、岬人と共に調査を開始します。そして、その事件を掘り返してほしくないモノ達がしずりと岬人に迫る!!!!!

という感じです。そこからの展開を期待し過ぎてしまい、終わってみれば、「無理があるな〜」なんて思える内容でした。しずり35歳(多分)、岬人20歳が(物語の進行上しょうがないのですが)互いを意識し始めたあたりから少し醒めて読んでました。(かなり最初の方からという事です)

大沢在昌ファンでなければ、読む必要なしです(*・ω・)ノ

新宿鮫 風化水脈(大沢在昌)4

風化水脈

大沢在昌の『新宿鮫 風化水脈』です。次郎的大沢在昌作品ランキング12位の作品です。この作品は何がいいって、相手役の真壁がいいんですね。そして、プロットもいい。当然の事ながら、僕が大沢在昌を好きな理由の1つでもある色々な【薀蓄】も良かったですね。

こうでも前置きしておかないと、この後の僕の作品説明では面白さが伝わらないかと思います。(*´∇`*)

今回、鮫島は、自動車窃盗団を追うのですが、その窃盗団は「Nシステム」に引っ掛かる事もなく犯行を行っていたんですね。「Nシステム」を躱す為に、犯行現場近くに窃盗車両の「洗い場」があると考えた鮫島は、捜査の末、怪しいポイントに辿り着くのですが、そこで、駐車場の管理人の【大江】と出会う。一方、鮫島と因縁のある「藤野組」の真壁が長期刑を務めてシャバに戻ってきた・・・・・・。まさに

 すべての点と点が線になる!!

という言葉が似合う作品です。これでは全然説明出来てないですが、おススメです。( ´∀`)つ

天使の牙/天使の爪(大沢在昌)

天使の牙 ★★★

天使の牙

大沢在昌の『天使の牙』です。この作品自体は、普通に面白いといった程度なのですが、次の『天使の爪」』なかなか面白いので、読まないと駄目です。(・∀・)つ

 ●急激な勢いで日本中に広がりをみせる新型ドラッグの【アフター・バーナー】の卸元の「クライン」 そのクラインを率いる「君国辰郎」
 ●君国の愛人の「神崎はつみ」
 ●警視庁保安二課課長「芦田」
 ●芦田の部下で、骨太、大柄で、男勝りの女刑事の「河野明日香」巡査
 ●河野明日香とコンビを組む「仁王」こと、「古芳和正」(明日香と婚約)
 ●脳外科医の「コワルスキー」

「君国」の愛人の「神崎はつみ」から「芦田」宛てに保護を求める連絡があり、「河野明日香」が神崎はつみを護衛する任務につくのですが、君国にその事が露見してしまい、潜伏先のホテルで、はつみと明日香は銃撃されてしまいます。明日香は、全身に銃弾を浴び、はつみは、脳に致命的な損傷を受けた。このままでは、二人共死亡という運命を辿るはずだったのですが、芦田の判断で、神崎はつみの身体に明日香の脳を移植する手術が行われた。(心(脳)は【明日香】で、身体は【はつみ】となった訳です)そして【明日香】は、クラインを壊滅に立ち上がる!!!!

 簡単に言うとこんな感じだと思います。「神崎はつみ」が生きていたという情報を流す事で、君国の秘密を知っている「神崎はつみ」は、再び命を狙われる事になります。芦田は、それを餌に、警察内部の裏切り者を暴き、クラインを壊滅させようと試みます。そこからラストまではそれなりに緊張感があって面白いのですが、僕の興味は、明日香と古芳の今後に凄く興味があって、それが解決してしまったら、ラストはどうでもよくなってしまいました。
 神埼はつみの保護は、極秘に行われていて、それを知っている人は殆んどいない状態だった訳です。それなのに、潜伏先のホテルが君国にバレて襲撃されてしまいます。明日香は、婚約者である古芳にはその任務を伝えていたので、明日香は古芳が警察内の裏切り者だと確信するようになるのですが・・・・・・。読み手側では、古芳が裏切り者ではない事が分かっている訳ですよ。しかし、流れは明日香を誤解させる方向へと向かっていく訳です。そこら辺では、すでに作品の中に嵌まってしまって、もどかしさを感じて、何とも言えない気持ちになっちゃいました。例えるなら、ドリフの番組で、志村けんの後ろに人がいる訳ですよ。志村けんに、「後ろ!」なんて叫んでも、気がつかない。そんな気持ちに似てます。(若い方には全く意味が分からないと思いますが)

とにかく、次の「天使の爪」は更に面白いので、こちらは必読です( ´∀`)つ




 天使の爪 ★★★★

天使の爪

明日、名古屋に出張なので、もう寝ますね。ではまた(。・ω・)ノ゙



無間人形 新宿鮫IV (大沢在昌)4

さめ
 
大沢在昌の『無間人形 新宿鮫IV 』です。第110回直木賞受賞作品。「次郎的大沢在昌作品ランキング」の9位の作品です。

この作品をざっくり説明すると、新宿で流行り始めた「アイスキャンディ」という新しい麻薬の密売ルート解明に鮫島が動くのですが、厚生省麻薬取締部が鮫島の行く手を遮ります。これに「晶」も絡んできまして、どうなる鮫島って感じで、これが読み始めると、ラストまで全く飽きる事なく一気に読めて凄く面白いです。ただ読み終えてよくよく考えてみると、犯人の

「動〜機が不純だわ〜」(聖子ちゃんの「Rock'n Rouge」でお願いします) 

という感想です。(●´ω`●)  これだけの大作に仕上がっている割には、犯人の根底にある犯罪への【動機】が不純なんですよね。(詳細は読んでみてください)不純であるが故に、(アイディアは良いのですが)犯罪自体のクオリテイーが低く、あっという間に奈落の底に落ちて行ってしまう犯人には、もう少し頑張ってもらいたかったです。そこの所が、少し不満でしたが、麻薬の知識や麻薬の製造→元売組織→卸売組織→小売人の一連の流れが分かり易く説明されているし、厚生省麻薬取締部についての知識と警察との軋轢の内幕が興味深く描かれていて、面白かったです。       ( ´∀`)つ


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鮫島の貌 新宿鮫短編集(大沢在昌)3

 鮫短編

大沢在昌の『鮫島の貌 新宿鮫短編集』です。あちこちで掲載された「新宿鮫」の短編を纏めたものです。「新宿鮫」ファンなら必読な作品ですが、そんなでもない方なら、この短編集に、そんな「深み」みたいなものはないので、読む必要はないかと・・・。( -д-)ノ  鮫島ファンの僕的には購入して損はなかったですけどね。     ( ´∀`)つ

「区立花園公園」・・・鮫島が本庁公安の外事二課から新宿署の防犯課に転任して半年の頃の話。防犯課が故意に見過ごしてきた事案の被疑者やヤクザ者を次々と検挙してきた鮫島は、四係のものに睨まれる。

 「現場には現場のしきたりがあるってのを、ちゃんと教えて下さいよ」

 「奴だけが好き勝手していいルールはないんです。じゃないと、大怪我することになりますよ」

 
という苦情が桃井の元にきたが、桃井は・・・・・・・。という話。「新宿鮫X 絆回廊」を読んだ後だけに、何かよく分からない読後感がありました。

「夜風」・・・新宿署管内の組を破門になったチンピラの【呉田】から鮫島の元に「今から会いたい」との電話があり、指定されたマンションに行ってみると、銃で撃たれたと思われる刑事が浅い呼吸を繰り返して座っていた・・・・・・。普通の「新宿鮫」シリーズの前半部分にありそうな軽い話でした。長編ならこれから話が面白く広かっていきそうですが・・・。

「似た者どうし」・・・この作品は「晶」が主人公。そして、あの「冴羽 獠」が鮫島と共演します。でも見所はわずかな2人の絡みのシーンだけの作品。もう少し鮫島と絡んで欲しかった。

「亡霊」・・・鮫島は歌舞伎町で管内の組員の【須藤錠治】を久しぶりに見かけた。須藤の監視を始めると不可解な展開が・・・・・。この作品も特に何ともない作品でした。

「雷鳴」・・・テイスト的には、大沢在昌の初期の頃にあったような作品。バーを舞台にして、バーテン、ヤクザ者、鮫島が織り成す物語。ラストを盛り上げる為に意図的な工作をしてるのが好きじゃないです。

「幼な馴染み」・・・この「幼な馴染み」を読みたくてこの本を購入したいようなものです。(*´∇`*) 鮫島、晶、藪、「こち亀」の両津勘吉が織り成す物語。なんと両さんと藪が幼な馴染みという設定。鮫島と両さんの共演なんて感動しますね。物語的には・・・・・・無難な纏まりでした。

「再会」・・・この作品は3番目に面白かったです。「恩師を囲む会」に出席した鮫島は、株で大成功した同級生の【浜口】と飲む事になったが・・・・・。予想外の展開で面白かったです。この作品には、印象的なものがありました。

株で大成功した同級生の浜口に、

「お前の欲って何だ」 

と鮫島は聞かれ、

鮫島 「そうだな。ほっとすることかな」

浜口 「ほっとする?」

鮫島 「自分の目に入ってくるものの中に、悲惨なことやひどく不公平なこと、見ていて心が痛くなるようなことがなくなる。たまにそんな日があると、今日はいい日だったなと思う」


なんてセリフがあるのですがカッコイイですね。僕も絶対何処かで使ってやろうと思ってます。( ̄ー ̄)ニヤリッ

「水仙」・・・僕的には、この作品が1番良かったですね。新宿鮫の短編としては、この様な作品を期待してます。簡単に言ってしまうと、中国国家安全部の女工作員から鮫島は、ハニートラップをかけられるんですが・・・・・。まぁ、鮫島ファンなら、鮫島がそんなトラップにひっかかる訳ない事分かっているのですが、そういう人物と会っていたと事実だけで、警察組織には居られなくなる訳で・・・・・、公安総務の人間が、その事実を元に鮫島の前に現れるのですが・・・・・。現実の世界では、ニュースとかでも出たりしてましたが、警察官、自衛官などが、ガンガンこのトラップにひっかかてますからね。この作品読んでスッキリしました。

「五十階で待つ」・・・僕的には1番面白くなかったので割愛します。

「霊園の男」・・・これは2番目に良かったです「新宿鮫 狼花宗の後の話。間野総治の墓参りに行った鮫島は、間野の息子に出会う・・・・・。鮫島に復讐するのが目的なのか?・・・・・なかなか良かったです。

心では重すぎる(大沢在昌)4

心では重すぎる

大沢在昌の『心では重すぎる』です。次郎的大沢在昌作品ランキング6位の作品です。この作品は賛否両論ありますね。評価が低い意見の方が多いかもです。僕のブログのランキングを見た友人は、5位の「雪蛍」とこの作品の6位には異論を唱えてました。しかし僕的には、この作品を通して、おっさんになった大沢在昌自身の心情が伺えて好きなんですよね。

この作品は、佐久間公が、売れっ子だったマンガ家【まのままる】の捜索の依頼を受けての話と佐久間公が世話をしている麻薬依存者の為の相互更正補助施設の「セイル・オフ」のメンバーの【雅宗】の話が同時進行していきます。それぞれの話を、とても興味深く読み進める事が出来ます。やがて、その2つが意外な感じで1つなっていき、意外なラストを迎えます。

僕的には面白かったです。( ´∀`)つ



パンドラ・アイランド(大沢在昌)3

ぱんどら

大沢在昌の『パンドラ・アイランド』です。2004年の発行。 第17回柴田錬三郎賞を受賞した作品です。東京から千百キロ離れている孤島が舞台で、最初から最後までその孤島の中だけで物語が完結するので、スケール的には小さいのですが、なかなか面白い作品です。よくここまで綿密にストーリーを考えたなぁ。なんて感心します。この作品の帯は良いですね。

 南海の孤島で“保安官”として平穏に暮らすことを望んだ元刑事・高洲。だが、一人の老人の死をきっかけに、キナ臭い秘密が浮かび上がる・・・・・・・・。
 島の人間が守ろうとする“秘密”とは?


という感じです。警察という組織が嫌になり、警察を辞めた「高洲」が選んだ職業は、東京から千百キロ離れた小笠原諸島にある「青國島」の保安官。(島には駐在所もないので、村が独自に「青國島の自然と村民の安全を守る」為に創設したポスト)平穏な暮らしを望んだ高洲だったが、着任してすぐに島の漁港に老人の水死体があがる。その老人は死の前日、「島には財産があって拳銃もある」と高洲に話した人物だったのです。その後、砂浜の看板が放火される器物破損事件を皮切りに、殺人事件が次々と発生して島は大混乱に陥ります。実は、「青國島」には、アメリカの占領時下からの隠し財産があり、それを巡る暗闘があったのです。物語の前半は地味な展開で、少し辛さを感じるのですが、殺人事件が発生した辺りからは目まぐるしい展開で、かなり面白くなっていきます。今回の主人公の高洲は、そんな魅力的ではないのですが、ストーリー展開だけで十分楽しめました。



Kの日々(大沢在昌)3

K

大沢在昌の『Kの日々』です。まぁ普通の作品です。飽きずに読む事が出来るのですが、僕的には、

「あ〜、これはあ〜なんだろうな〜」 

と予想した事が全くその通りだったので何だか醒めてしまいました。キャバクラの女の子からメールがきて、メールを開く前に「今日、お店に来てなんてメールだろうなと思って開いてみると、やっぱり予想通りな内容だったような感覚に似ています。(´∀`*)

 「丸山組」の組長を攫ってせしめた身代金8千万円が消えた。犯行グループのメンバーの1人の「李」の女だった『ケイ』を疑った犯行グループの「花口」と「坂本」は、通称「木(もく)」に『ケイ』の調査を依頼する・・・・。 

という感じで話は進んでいきます。犯行グループは、「花口」、「坂本」、「李」と「メール男」の4人なのですが、金の受け渡し場所に赴いて、金を受け取った「李」は、そのまま消えてしまう。その後、東京湾で死体となって「李」が発見され、8千万円の行方が分からなくなってしまった。『ケイ』の調査を開始した『木(もく)』は、複雑な闇の中に巻き込まれる事になります。最後の方まで程よい緊張感を感じながら読めるのですが、真相に近づくにつれ、少し陳腐なものなっていきます。

それなりには面白かったです。( ´∀`)つ



 

夏からの長い旅(大沢在昌)

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大沢在昌の『夏からの長い旅』です。この作品は、大沢在昌が30歳になる数年前の頃の作品です。もう25年位前の作品となるわけです。あえて評価の「★」を付けてませんが、マニアックなファンの方々だけが読めばいい作品です。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ 当時はこんな「クサイ」作品書いていたんだ〜。とファンなら、ある意味感動するはずです。

最近、ホント、僕が集めまくった「本」をどうにかしろと言われているので、このブログにアップするのを期に処分しようかと。( -д-)ノ

ストーリー的には、主人公の木島は、何者かによって命を狙われるのですが、それは木島の昔の仕事が原因だった・・・。という話の本筋に、「そんな馬鹿な!」な偶然を重ねて、それを「恋愛」というオブラートで包んだ作品です。小学1年生の問題集を解かされたような感覚に陥るのですが、大沢在昌の作品だと思えば、温かい心で見守るような感覚で読めました。(●´ω`●)

昨日のブログの「蓬来軒」の所で書いたように、この作品の主人公も熱いです。この主人公が現代でも同じように女性を口説いたら、殆ど失敗するでしょうけね。    ( ̄ー ̄)ニヤリッ

次郎的大沢在昌作品ランキング


 1位「毒猿 新宿鮫II」
 
 2位「狼花 新宿鮫IX」
 
 3位「灰夜 新宿鮫VII」
 
 4位「氷舞 新宿鮫VI 」
 
 5位「雪蛍」
 
 6位「心では重すぎる 」
 
 7位「砂の狩人」
 
 8位「新宿鮫」
 
 9位「無間人形 新宿鮫IV 」

10位「屍蘭 新宿鮫III 」

11位「黒の狩人」

12位「風化水脈 新宿鮫VIII 」

13位「絆回廊 新宿鮫勝

14位「炎蛹 新宿鮫V」

15位「追跡者の血統」

16位「闇先案内人」

17位「天使の爪」



 こんな感じだと思います。この次郎的大沢在昌作品ランキングを作るのには、かなり時間がかかった。十何年にも亘って読んできているので、かなりの作品の内容を忘れてしまっていた。本を読み返してみたり、ネットで調べてみたりして、何とか思い出して選考に入りました(笑) 基本的には、「新宿鮫シリーズ」と「佐久間公シリーズ」が上位を占めます。「新宿鮫シリーズ」は、大沢在昌が今後いくら凄く良い作品を出しても、このシリーズを越えるのは困難な程、大好きな作品になってますね。僕が迷ったのは、「アルバイト探偵シリーズ」をどうするか?でした。よくは覚えてないですが、大沢作品を初めて読んだのが、このシリーズで、面白くて全部読んだのですが、記憶にはほとんど残らなかったんですよね。今回このランキングを作る際、新宿鮫シリーズはほとんど記憶に残っていたので、熟考した結果、ランキングには入れませんでした。

 ●「絆回廊 新宿鮫勝廚鯑匹鵑如▲薀鵐ングをいじりました。「新宿鮫勝廚鯑瀕燦紂1日が経って冷静になってみると、面白いのは十分に面白いのですが、軸となる犯罪に関してはあまり捻りはなく、今までのシリーズの余力でここまで持っていった感じに思えましたので、13位にしておきました。

 今後、大沢在昌のカテゴリを作る予定なので、順位の作品別の感想はそちらにする予定です。( ´∀`)つ

絆回廊 新宿鮫勝並臑在昌)4

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大沢在昌の『絆回廊 新宿鮫勝です。待ちに待ちましたよ(´∀`*)  本屋さんに行って、この本を手に取った時は、本の薄さに少しガッカリしたのですが、読んでみたら全然問題なく面白かったです!いつもの様に、読み終えてすぐにこのブログを書いているので、冷静になってみると分からないですが、いや〜とにかく良かったですよ!満足感に包まれてますわ.。゚+.(・∀・)゚+.゚

今回の『絆回廊』は、僕的には「新宿鮫シリーズ」の区切りとなる作品なのではないかと思います。今までは【時間軸】が非常にゆっくりと進んでいたのですが、今回を期に、動き出すのではないですかね?それか次作で「新宿鮫シリーズ」の終了もありえるかと思います。(まぁ、こんな【ドル箱シリーズ】を終了させるはずないと思いますが)

今回の『絆回廊』は、ネタバレするような情報はシャットアウトして読んだ方がいいです!

内容知らない方が衝撃度が違います。僕のブログでも触れないようにします。今回のこの作品の帯は素晴らしいのでパクらさせていただきますと、

 巨躯。凄味ある風貌。暴力性。群れない。やくざも恐れる伝説的アウトローが「警官を殺す」との情念を胸に22年の長期刑を終え新宿に帰ってきた。すでに初老だがいまだ強烈な存在感を放つというその大男を阻止すべく捜査を開始した新宿署刑事・鮫島。しかし、捜査に関わった人びとの身に、次々とー
親子。恩人。上司。同胞。しがらみ。恋慕の念。
各々の「絆」が交錯した時、人びとは走り出す。
熱気。波瀾。濃度。疾走感。「鮫」の魅力全てがここにある!


という感じです。確かに、「鮫」の魅力全てがここにありましたね(笑) 今回の「絆回廊」は、差し支えない所で言えば、【香田】も登場します。あれから【香田】は、とある会社に引っ張られるのですが、そこでも鮫島と関わってきます。(僕的には前作での【香田】の思考は、ある意味頷ける所があると思ってます)そして、いつもの様な新宿署内での他部署との確執。晶との関係。ラストの方の署長室でのやり取りには「うるっと」きちゃいました。

とにかくオススメです。

この作品のインタビューです。http://www.1101.com/shinjukuzame/index.html

ザ・ジョーカー(大沢在昌)3

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大沢在昌の『ザ・ジョーカー』です。この作品は、僕の好きなラーメンに例えるなら、動物系の旨味が足りず、ライトなスープながら化学調味料で旨味を加えて、それなりの味に仕上がったラーメンチェーン店のラーメンという感じです。深みが足りない作品ですね。しかし、【化学調味料】のおかげで、それなりに食べれます。(読めます)

「殺し」以外なら何でも引き受ける凄腕の探偵の【ジョーカー】が主人公の読み切り短編集です。六本木の裏通りのバーが【ジョーカー】の連絡事務所で、着手金は、100万。毎回、様々な依頼人が現れ、様々な事件が起こります。1つの物語で、毎回の様に死人が出ます。(出ない時もありますが、毎回死にそうになってます)それくらい、簡単な依頼はないのです(●´ω`●)

「ねえ、何で『ジョーカー』っていうの?」

「七並べを知ってるか、トランプの」

「あたり前じゃない」

「それのジョーカーだ。つながらない数と数のあいだを埋めるのに使う。使ったあとは用がない。そこに捨ておかれるか、別の人間が使う」


との事です。 凄くライトなので集中力がなくても大丈夫な単純な作品です。


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冬の保安官(大沢在昌)2

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大沢在昌の『冬の保安官』です。短編集です。かなりつまらないです。スルーして大丈夫です。( ´∀`)つ

陽のあたるオヤジ〜鮫のひとり言〜(大沢在昌)3

鮫

大沢在昌のエッセイの『陽のあたるオヤジ〜鮫のひとり言〜』です。この作品は「週刊プレイボーイ」で93年1月26日〜94年7月5日号までに連載されたものをまとめたものです。

「陽のあたるオヤジ」とは今風に言えば「イケてるオヤジ」という意味ですね。そんなオヤジを目指すということでタイトルにもなった感じです。好きな作家の事は何でも色々知りたくなります。この作品は、大沢在昌が結構本気で色々な事を語っているので、ファンなら楽しめると思います。

●『六本木と出会って、小説家になった』では、大沢在昌は、20歳の時、慶應義塾大学をクビになって、絶好調だった人生が足もとから崩れたそうです。彼女も去っていき、自分が大学のブランドにぶら下がっていただけの空っぽの人間であったのを認める事になったそうです。地獄に堕ちた大沢在昌は、自分の中にたったひとつしかなかった【小説家】への夢にしがみつくことになり、小説家になるより他に道がない。もしなれなければ死ぬしかないと思い込んだそうです。それでホントに小説家になれたのですから凄いですね。しかし、こちらでも大沢在昌が言ってますが、100人の小説家志望がいたら本物は1人だという事です。僕的には、小説家志望ではなく、現在の小説家の中でも本物は少ないと思います。まぁとにかく、小説家になるきっかけが語られていて興味深いです。

●『ギャンブル・ゴルフ・女』で、

女のことしか考えられない時期があった。
 寝ても覚めても、女を口説くこと、言い換えれば、新しい女と一発やることしか考えていない。


で始まる【スタンス】の話はとても興味深かった。この作品を読んだ当時、この【スタンス】の話を胸に刻み込んだ記憶があります(笑) もしかしたらこのブログを奥さんが読む可能性がなくもないので、詳しい話は割愛させてもらいますが、男性にはとても参考になると思います。(●´ω`●)

●『映画「新宿鮫」』では、「新宿鮫」の映画化の話が語られています。タイトルが【眠らない街−新宿鮫−』になったのは、タイトルに地名が入った映画がヒットしないという事で、「眠らない」が追加されたみたいです。前も書きましたが、この映画を観てしまったので、その後の「新宿鮫」のシリーズを読むと、頭の中で映像化する鮫島は真田広之になってしまっています。この映画は色々な賞を獲りましたが、続編がないという事は、興行的にはコケたのでしょうね。

●『六十五歳のこだわり」では、「流れ星の冬」の65歳の男を主人公した理由が書かれています。65歳だからこその主人公の動きの説明づけがなされていて読んだ人には興味深いです。

その他、なかなか面白い話がありました。特にお薦めではないですが、読んで損はないです。( -д-)ノ

流れ星の冬(大沢在昌)3

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大沢在昌の『流れ星の冬』です。1994年の発行なので17年位前の作品です。(この年に『新宿鮫 無間人形』で、第110回直木賞を受賞しました)ラストを除けば、まぁ普通の作品です。しかし、『新宿鮫』シリーズを読んだ事がある方が読むと、同じ作者だとは信じられない位レベルは違います。ファンでない方は読む必要ないです。( -д-)ノ

ストーリー的には、かつて『流星団』という強盗団に所属していた【葉山】の元に、当時強盗に入った先から奪った『大粒のダイヤ』を寄越せとの恐喝が(流星団を引退して40年の時を経た現在に)何者からかあったんですね。そして、【葉山】の大切な甥のが人質に取られてしまったんです。【葉山】は、過去を清算する為に敵と戦う事を決意する・・・・・。

う〜ん。上手く説明出来ない。(*´ェ`*)  『流星団』から足を洗って40年の時が経っているので、主人公の【葉山】は、ほとんどおじいちゃんになってます。そして、現在の職業は大学の教授です。クラブのママの愛人がいたりして、まだまだ現役です。そんな【葉山】は、薫を人質に取られて、現在の全てを棄てる覚悟で敵と対決するのですが、やはり65歳のおじいちゃんが主人公なので躍動感がないんですよね。敵も当時の『流星団』と因縁がある奴なので、やはり『おじいちゃん』なので全体的に躍動感がない。ラストなんてよく意味分からない対決になり、悲しすぎる対決内容で、逆にほのぼのしてしまいました。(●´ω`●) 戦後すぐの「CIA」や「CIC」や台湾まで絡ませて、深みを出そうとしていますが、失敗してます。

まぁ、でも主人公がすぐ疲れちゃう65歳なので、ある意味「新感覚」な作品です。


秋に墓標を(大沢在昌)2

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大沢在昌の『秋に墓標を』です。この作品はびっくりする程面白くないです。

大沢在昌が執筆に8年をかけたハードボイルドの新境地 

という触れ込みだったのですが、やっぱ時間がかかる作品は出来が悪いのが多いですね(*´Д`*)

千葉・勝浦の別荘地で、松原龍は静かな生活にこだわり続けていた。ある日、浜辺で杏奈という女を出逢い、捨てていた恋愛感情を呼び起こされる。エージェントから逃げ出してきた杏奈を匿おうとするが、彼女は失踪してしまう。龍は己の恋愛感情と杏奈とのあるべき距離を確かめるために彼女を追う。
殺し屋、CIA、FBI、チャーニーズマフィア、警視庁、複雑にカラム巨大な悪の罠、龍が心の底から求めていたのもは!?
男と女の新しい関係を、いままでにない形で描くハードボイルドの新境地。


ささっと帯からのパクリせてもらいました。まず、何をさておき主人公の「松原龍」に魅力がない。【釣りの好きな偏屈なおっさん】なだけ。少しクサいこの松原龍の設定は失敗でしたね。決断力も弱く、イラッとくる。そのお陰で、ストーリー展開もテンポ悪過ぎ。軽井沢のシーンですっかり飽きてしまった。しかも後半はバレバレのつまらない展開でイライラしながらラストを迎えます。帯にある様な複雑に絡む巨大な悪の罠を期待してたら、上辺だけ過ぎなので失望感がかなりありました。



砂の狩人(大沢在昌)4

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大沢在昌の『砂の狩人』です。この作品は「次郎的大沢在昌作品ランキング」の7位にランクインしてます。ですので勿論オススメの作品です。とにかく面白いです。上下巻あるのに、その長さを全く感じさせる事もなく、最初から最後まで短距離走の様な速さで突っ走っていき、息つく暇もないです。読み終わった後は虚脱感に襲われました。シリーズで言えば、「黒の狩人」も非常に面白いのですが、虚脱感の差でコチラの方がランクが高いです。(「黒の狩人」は、16位です)

もう少し褒めさせていただきたいのですが、この作品は内容が凄く濃いです。いくつもの山場が用意されている上に、登場する男達が、それぞれキャラは違いますが、熱くてカッコイイです。

ヤクザの組長の子供を狙った連続殺人が起こった。どの事件も堅気の生活を送っている子供が狙われた事から、犯人は警察関係者だと思われた。警察組織全体が受けるダメージを怖れた上層部は、とある事件を起こして田舎に逼塞していた、かつては優秀な刑事だった「西野」を引っ張り出す。西野は犯人に捕える事が出来るか!?

というのが大雑把なストーリーです。それぞれ組織の違う組長の子供が殺害されるのですが、このような犯行をするのは日本人ではないという事で、とある被害者の父親が率いる組織は、犯人は中国人に違いないと思い、次々と中国人を攫って殺害していきます。それがやがて、中国マフィアとヤクザの戦争に発展していくのですが、この犯人を捕える為、ヤクザと中国マフィアの全面戦争を阻止しようと西野は奮闘します。そして、新宿署のマル暴の刑事の佐江、芳正会の原、警視庁捜査一課の新井等の準主役級もメチャメチャいい動きします。

ぜひ読んでみてください( ´∀`)つ





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魔物(大沢在昌)3

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大沢在昌の『魔物』です。この作品は、大沢在昌ファンでも意見は分かれるかもです。僕的には、ほんと「普通」という感じです。飽きる事はなかったですが、そんな良くもなかったです。

この作品は、麻薬取締官の「大塚」が主人公。ロシアのマフィアと北海道のヤクザの麻薬取引のタレコミが入り、取り締まりに動くが、ロシアマフィアの「ロックマン」を取り逃がしてしまう・・・・・・・。 

ココラ辺までは、ロシアマフィアと北海道のヤクザの麻薬取引、このロシアマフィアと北海道のヤクザに対立するそれぞれの組織の暗躍、北海道警察と厚生労働省 麻薬取締部との軋轢等(よくありそうですが)心躍る展開だったのですが、最初の伏線から怪しいとは思ってましたが、叙々に僕好みではない方向に進んでいってしまいました。

取引現場から逃げ出した「ロックマン」は、自分を陥れた対立する組織のもの達を圧倒的な力で次々殺害していくのですが、その「ロックマン」には、イコン(聖人画)に描かれている「カシアン」が取り憑いていたのです。「カシアン」は、憎しみの感情を持ったものに取り憑いて、憎しみの感情を増大させ、大量殺人を誘発させます。そして、「カシアン」に取り憑かれた人間は、拳銃で頭や身体を撃たれてもすぐに死なずに暴れまわる事が出来ます。そして、その身体が使えなくなると、「憎しみの感情」を持っている人間に乗り移るのです。

途中から、「Gメン」な話は全くなくなり、「大塚」は、この「カシアン」退治に奮闘します。ココラ辺で、僕の心は離れてしまいましたね(笑) そして、後半は、予想通りの展開になっていくのがまた感動がないと言いますか・・・。

説明下手ですが、このオカルトチックな展開を許容出来るなら楽しめると思います( -д-)ノ



新宿鮫(大沢在昌)3

次郎的大沢在昌作品ランキングを作成したので、カテゴリを作ってみました。なので、いつ完了するか分かりませんが、大沢在昌作品も全部載せていこうと思ってます。

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大沢在昌の『新宿鮫』です。この作品は、有名な、「新宿鮫」シリーズの第1作目です。読んだ当時は衝撃を覚えた程面白かったのですが、この後の作品がもっと面白くて、パラパラと読み直してみると、なかなかという感じの作品です。

この「新宿鮫」は、まず主役の「鮫島警部」の背景を理解しないと駄目です。鮫島は、国家公務員上級試験に合格した【キャリア】です。キャリアは、警察大学校を卒業したら「警部」になれる。そして、地方と中央を行き来しながら、早ければ20代後半で「警視」になれる。(普通の警察署の副所長クラス)そんなキャリアの鮫島は、30歳の時の地方警察署の主任警部時代に、部下との確執から問題を起こし出世の道から外れた。その3年後に、公安外事2課に配属されていた鮫島に新たな事件が起きた。鮫島の同期で警察機構の出世街道を突っ走っていた同期が自殺した。同期の自殺の数日前、鮫島はこの男からある『手紙』を託されていた。そして、鮫島はこの男の自殺の理由を知った。そして、鮫島が知ったという事実を公安上層部も知った。鮫島が警察官でありつづけるなら、生命も危うい状況という公安内部の暗闘に巻き込まれた。双方からさまざまな圧力、脅迫などがあったが、鮫島はどちらにもつかなかった。そして、鮫島の身の危険を心配してくれた上司が本庁から所轄への転任を進めてくれた。そして、異例の降格人事で鮫島は新宿署に配属になった。新宿署長預かりという形で防犯課に配属された。新宿署では、曰くつきで墜ちてきたこの鮫島を誰も相手にしなかった。そして、新宿署唯一の単独遊軍捜査官となった。更に鮫島が浮いてしまったのは、鮫島は新宿署防犯課でナンバー1の検挙率を誇る刑事になった事もあった。そして、アゲられる側からは、音もなく近かづき、不意に襲いかかってくる新宿署一匹狼刑事への恐怖をこめて、名前にもかけて「新宿鮫」という渾名をつけられるようになった。

という事を「新宿鮫」を読んでいく中で理解をしていただいてから読んでいただければ、どのシリーズから読んでいけると思います。

で、この「新宿鮫」ですが、

銃密造の天才「木津」を追う鮫島は、木津に少しずつ迫っていた。その頃、新宿署管内では、連続警官殺しが起きていた。次々襲われる警官。不審な犯行予告。鮫島は木津を捕まえる事が出来るか?警官殺しの犯人は誰なのか!? 
 
という感じでいいですかね?少し集中力が切れてしまった。ストーリーの展開がいいです。計算つくされていますね。最後の方になるとパズルが上手く嵌ります。脇役までうまく機能してます。これ読んだ当時は、感動した気がします。

毒猿 (大沢在昌)5

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大沢在昌の『毒猿』です。次郎的大沢在昌作品ランキングで堂々1位の作品です。このランキングをアップした後、友人から「確かに面白かったけど、1位ではないだろ?」なんて言われましたが、やっぱり1位ですね。・・・・・かなり悩みましたが。( -д-)ノ その理由的には、この「毒猿」で、鮫島が警察官を志した理由、そして警察官としての鮫島のスタンスが語られていて、鮫島という人物像が僕の中で確定して、ハッキリと頭の中で映像化し易くなった作品だからです。堅物の一歩手前の様な性格なのですが、それでもある程度の柔軟性を持っていて、潔く、勇敢で、ユーモアもあり、(その性格にイラッとくる時もありますが)魅力的な男です。この「毒猿」ありきの、その後の作品だと思うのですよ。勿論、作品の内容も凄く良かったです。そんな事を色々考慮して、この「毒猿」を1位にしました。

台湾人賭博の内偵の代役を引き受けた事が発端になり、鮫島は、台湾の台北警察の暴力団担当の警察官『郭栄民(かくえいみん)』と知り合う。郭栄民は、凄腕の『毒猿』と呼ばれる『職業兇手(殺し屋)』を追って日本にやってきた。『毒猿』に狙われたら絶対に助からないと言われている程の凄腕の殺し屋で、とある理由から日本の暴力団に匿われている台湾ヤクザの『葉威』の命を狙っているとの事。鮫島は、この日本で殺しあいが起こるのを防ぐ為に『郭』に力を貸す事にする・・・・・。

という感じで話は流れていきます。ストーリーの展開、台湾の警察官の『郭』と鮫島との絡み、『毒猿』が『葉』に迫っていくまでの手に汗握る展開、そしてラスト。ホントに面白かったです。

まだ読んでない方はぜひ(*・ω・)ノ

炎蛹 新宿鮫后並臑在昌)4

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大沢在昌の「炎蛹 新宿鮫后です。この作品もなかなか面白かったです。凄く良く作り込まれているのに分かり易いのがいいですね。

イラン人の絡む、電気製品を中心にした大掛かりな窃盗品密売グループを追っていた鮫島は、グループの倉庫を突き止めたんですね。しかしそこに、盗品を奪おうとする中国人のグループが現れて乱闘になってしまうんです。倉庫にいた2人のイラン人は、1人が死亡、1人が意識不明の重体で、7人いた中国人グループは、6人が捕まり、主犯格の男は逃亡してしまう。その頃、新宿署管内では、外国人娼婦殺人と放火が相次いで起きていた。一見関係ないこれらの事件は、鮫島を中心として同じ方向へと向かっていく・・・・・。

ていう感じかな。かなり説明下手ですが・・・。この「炎蛹」では、鮫島の脇を固めるキャラクターが変わっていて面白い。放火の事件では、消防庁予防部調査課の『吾妻消防司令』、外国人娼婦殺人の件では、横浜植物防疫所の植物防疫官の『甲屋』が、ひょんな事から鮫島と共に調査に乗り出す事になる。真保裕一の小役人シリーズを読んだかのように、既出の小役人の知識を得る事が出来て、当時の外国人娼婦の内情等も分かり、徐々に1つなっていく展開にずっぽり嵌ってしまいます。

こちらもぜひ( ´∀`)つ

狼花<新宿鮫宗筺並臑在昌)5

狼花






大沢在昌の「狼花(新宿鮫Ⅸ)」です。最近僕がよく聞かれるのは、
 「次郎の好きな本ベスト10は何なの?」
という質問です。う〜んと悩んでしまいます。その質問には、分からないと答えてました。あまり考えた事がなかった。でもざっと考えてみると、1位から10位までは、歴史本だと思います。好きな作家とかジャンルでの方が考え易いと思います。
それで、この大沢在昌の新宿鮫シリーズは、

 ・大沢在昌作品部門
 ・(全作家の)シリーズ化されてる作品部門
 
の2部門の1位です。新宿鮫シリーズの中では、この「狼花」と「毒猿」が同時1位です。このシリーズは、ホントに面白い。「無形人形」で、直木賞も獲っているので、本好きな人は結構読んでると思いますが、読んでない人は、絶対読んでもらいたい作品です。(ただ、女性向きではないです。)

この「狼花」は、結構考えさせられた作品です。暴対法後、暴力団に代わって外国人犯罪組織が台頭してしまった。この外国人犯罪組織は、偽者のパスポートを使って日本に出たり入ったりしているので、このような外国人が日本国内で犯罪を犯しても警察は犯人を逮捕する事がなかなか出来ない。入国記録がない以上、法的には彼らは日本国内に存在しない。日本にはいるはずのない人間が犯罪を犯したりしているので、住所、氏名、国籍も幽霊状態の人間を特定する事は、かなり困難です。
 暴対法以前の暴力団がシノギの中心にいた頃は検挙率は維持されていた。暴力団には事務所がある。その所在地から代表者である親分以下幹部構成、盃をもらっている組員の名簿まで、かつて警察庁、警視庁が完全に把握していた時代があった。所轄署の四係は、管内に事務所をおく組の動向に詳しく、シノギの中心が何で、次に幹部に取り立てられるのが誰とか細かく知っていた。そのような状況下で組員が犯罪を行ったと判断すつに足りる証拠があがれば、暴力団は容疑者を出頭させずにはいられなかった。そうしなければ警察は親分などの幹部を攻めるからだ。そこでたとえ身代わりであっても、何がしかの容疑者を差し出すことで、上への追求を逃れてきた。「上に迷惑をかけられない」という、日本的美学で、警察は容疑者を手に入れてきた。「もちつもたれつ」の関係が暴対法で壊れてしまい、暴力団は、本来のシノギの手法を離れ、窃盗や強盗団への協力、あるいは詐欺や経済犯罪へと流れていった。

このような現在の現状を整理してこの「狼花」を読んでもらうと簡単に理解できると思います。外国人犯罪、暴力団、銃器、薬物などを対象にした「組織犯罪対策部」の香田理事官は、このような外国人の組織犯罪に対抗する為に、日本最大の暴力団と密約を結び、外国人犯罪組織を追い出し、もう1度暴力団にシノギを仕切らせようとする。その方が、警察としても取り締まり易いし、無茶をするような大事件が減るという論理である。犯罪を根絶させるにこした事はないが、そんな事は無理である。それなら、日本の組織の方がまだましであるという論理。それに、鮫島は、そのようにして、暴力団を再び巨大化させてしまったら、再び排除も出来ない社会になり、倫理感の後退を招くと反発する。

という感じです。全然説明出来てないです。しかし、このストーリーの骨格はこれがありきだと思います。鮫島は、どちらが仕切ろうが、犯罪というもの自体をなくしたいと思っていて、仙田の作った「盗品市場」を潰して、因縁のある仙田を逮捕したい。香田は、仙田や外国人の仕切る「盗品市場」を日本最大の「稜知会」に仕切らせて(そういう犯罪はなくならないのだから)取締り易くして、検挙率の低下を防ぎたい。という攻防を僕にでも分かり易く、楽しめるように、噛み砕いた作品にしてくれています。とにかくお薦めです。

やぶへび(大沢在昌)3

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大沢在昌の『やぶへび』です。まぁ、楽しめましたが、ごくごく普通な感じです。大沢在昌の本気の作品ではないですね。ちゃっちゃと書き上げた感じの作品です。「購入して損した!」とはギリギリ思わななかったですが・・・。

ストーリー的には、中国人と偽装結婚をした甲賀悟郎の元に、戸籍上の「妻」が記憶をなくして病院で保護されているとの連絡が入る。しかたなく「妻」を迎えに行き、偽装結婚を斡旋した「英淑」へ連絡とると、実際に斡旋した「女性」とは別の人物だった。やがて悟郎は、ヤクザやら中国マフィアが絡んだ事件に巻き込まれていく・・・・。

という感じかな。悟郎の人生の曲がり角には大抵「女」が絡んでいて、必ず悪い方に向かってしまう。そんな悟郎はまたしても「女」絡みで命の危険に晒されてしまう。そんな弱々しい主人公で、魅力も何もないのですが、「妻」のキャラがなかなか良く、ストーリー展開が良いので作品自体は楽しむ事が出来ました。主人公とヤクザやマフィアの関係が少し複雑で、少し頭を使いましたが、それ以外は単純に楽しめると思います。



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罪深き海辺(大沢在昌)3

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大沢在昌の『罪深き海辺』です。まぁまぁな作品です。前半はねっとり、ゆっくり展開していき、後半イッキに動きだします。終わってみれば、「あ〜、そうか」という感じで、まぁ、さすがというか、上手く纏まってるなという感じです。( -д-)ノ

寂れてしまった「海の町」の山岬市に一人の男が降り立った。「干場功一」、30歳で元プロレスラー。かつて山岬市の大地主であった干場家の当主の「殿さま」の甥にあたると思われる男。「殿さま」は、6年前に亡くなった際、「全財産を山岬市に寄附する」との遺言を残していて、「殿さま」の財産は山岬市のものになっていた。親族が誰もいないと思われていた「殿さま」の甥を名乗る男が現れた事によって、静かだった町に、次々と事件が起こる!

という感じかな?干場功一がホントに甥ならば、『相続回復請求権』を行使すれば、遺産のいくらかを相続出来る。これを阻止したいグループや利用したいグループなどが現れ、凄い事になっていきます。

途中、少し飽きそうになりますが、後半まで頑張れば、楽しめます。(*^o^*)




ブラックチェンバー(大沢在昌)4

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大沢在昌の『ブラックチェンバー』です。なかなか面白かったです。前にも書きましたが、自称「雑学王」の僕は、大沢作品もネタ元の1つで、「警察」、「麻薬」、「犯罪」等の知識を得ています。ストーリーの中で自然に語られる、これ等の内容は、とても解り易く勉強にもなります。ストーリーの面白さ、主人公の格好良さと共に、こんな所も大沢作品の魅力の1つですね。

今回のこの作品では、目新しいものはなかったのですが、純粋にストーリーを楽しめました。

警視庁組織犯罪対策二課に所属する「河合直史警部補」は、ロシアのマフィアに暗殺されかけた所を「ブラックチェンバー」という組織に助けられる。この組織は、『あらゆる国際的な違法取引を監視し、その目的とするところの利益確保を阻害する』事を目的とした組織で、非合法な事も行う、公には存在しない組織です。この「ブラックチェンバー」のメンバーになった河合は、ロシアマフィアの陰謀を暴く任務を与えられるが・・・。

という感じで流れていきます。そんな河合の周りで様々な事件が起こり、大きな陰謀の渦に巻き込まれていきます。この展開がさすが大沢在昌だと思わせる程、楽しめるものとなっています。

続きネタばれの話を (・o・)ノ


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