蕎麦とラーメン食べ歩き と読書のブログ

蕎麦とラーメンの食べ歩きと読書のブログです。蕎麦は、結構詳しいので、蕎麦の評価は信用出来ると思います。ラーメンは、素人です。読書傾向は偏りがちです。

 お薦めの本を紹介してください!  コメント欄ではちょっと・・・。という方は、メールください。生意気言ってすみませんが、「恋愛もの」以外でお願いします。     

池井戸 潤(読書関係)

下町ロケット2〜ガウディ計画〜(池井戸潤)3

下町ロケット2
















池井戸潤の『下町ロケット2〜ガウディ計画〜』です。近所の本屋さんでふとこの作品を発見したのですが、前作と表紙が似ていたので、テレビ放映に合わせて、本屋さんが便乗商法で再びプッシュしているだけだと思っていたので、最初は新作だとは思わなかったです。Σ( ̄ロ ̄|||) で、読んでみますと、前作を超える程ではなかったのですが、一度読み始めると止まらなくなりまして、凄く面白かったです。

ま、誰もが予想出来ると思いますが、今回またしても【佃製作所】に試練が待ち受けているんですね。NASA出身という煌びやかな経歴を持つ社長が率いる【サヤマ製作所】というライバル会社の登場、更に異業種への参戦の壁が【佃航平】率いる佃製作所の面々を待ち受けているんですね。手に汗握る展開に、予想通りに最後は感動のラストが待ち受けている訳ですよ。ハラハラしながらラストのハッピーエンドまでの展開を楽しむのが池井戸作品なので、ラストの事まで言ってしまいましたが、それが分かっていても、やっぱり面白かったです。(*´∇`*)

今回、佃製作所に【日本クライン】という医療機器メーカーから「バルブ」の試作品の製作依頼が入るんですね。日本クラインからの試作品の製作に関する提示額は、利益を確保するのが難しい額だったのですが、その後の量産を見越して、その依頼を受けるんですね。そして、佃航平は、技術開発部の若手のホープの【中里淳】にその製作を任せるのですが・・・・・。
 この依頼を受けてから、佃製作所にとっては、試練の連続となるんですね。日本クラインが依頼した「バルブ」は、開発中の最新型の人工心臓の部品で、「コアハート」と呼ばれるその人工心臓が完成すれば、世界最小、最軽量となり、患者の負担を大幅に軽減出来る画期的なものになるんですね。しかし、その「バルブ」の案件には、先程書いた様に、NASA出身の経歴を持つ【椎名直之】が率いる【サヤマ製作所】が、日本クラインに対して、もっと条件の良い提案を出してきて、その試作品の製作も量産の話もサヤマ製作所に奪われてしまったんですね。更には、(前作から登場している)【帝国重工】との「新バルブ」の話もサヤマ製作所とのコンペになってしまい、それを失注すれば佃製作所の業績がイッキに悪化してしまう事になるんですね。そんな中、佃航平の元に、心臓疾患の患者向けの「人工弁」の共同開発依頼が入ります。今の佃製作所の立場では、製品化までに何年もかかる「人工弁」の開発はリスクが大き過ぎて、断る方向だったのですが、共同開発を打診してきた、北陸医科大学の【一村隼人教授】と【螢汽ラダ】の桜田社長の熱意に打たれてプロジェクトに参加する事を決めます。この開発プロジェクト名が【ガウディ計画】というんですね。

はたして、佃製作所は、この試練を突破する事が出来るのか
 
という様な話です。日本クラインの担当者と帝国重工の調達担当者は、かなりの悪代官キャラとなっておりまして、それを倒した日にゃあ、拍手喝采が起こる事間違いなしです。

購入して損なないです。続きで印象に残った場面を。(・∀・)つ


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BT’63 (池井戸潤)3

BT’63










池井戸潤の『BT’63』です。【そうだ、池井戸潤を読もう】で購入しました。僕的に、過去の世界に行ったりする物語が好きなんで楽しめました。この作品の上巻にある説明は完璧です。
 
父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新規事業開発、秘められた恋・・・・・・。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる。父と息子の感動長編。

 ホントこんな感じです。(*´∇`*) 主人公の【大間木琢磨】は精神を病んでしまい、妻と会社を失って実家に帰った際に、亡き父が遺した運送会社勤務時代の制服を偶然発見するんですね。なぜか惹き込まれる様にその制服を身につけると・・・、40年前にタイムスリップしたんですね。琢磨の父・史郎の身体を通して史郎の世界を共有するのですが、琢磨の知らなかった史郎の過去が思いもよらないものだったんですね。高度成長期を支えた基幹産業の片隅で生き抜いた琢磨の父・史郎の人生にどっぷりハマってしまいました。

実際には、父・史郎の制服の中に入っていた【BT21号】というトラックの鍵を握って眠ると、40年前の史郎の世界にタイムスリップするのですが(【BT21号】とは、日野の「日野TH10型」ボンネットトラックの事です)この【BT21号】が琢磨にとある事を訴えかけていたんですね。【BT21号】を軸として、ホント面白い物語に仕上がってます。

池井戸作品は、あと数冊で制覇するのですが、今の所の「次郎的池井戸潤作品ランキング」の3位か4位です。( ´∀`)つ


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仇敵 (池井戸潤)3

仇敵












池井戸潤の『仇敵』です。デビュー作から6作目の作品。この文庫の帯の

「そうだ、池井戸潤を読もう」

を見て、「そうだ、池井戸作品を制覇しよう」と思いまして購入しました。2003年の頃の作品なので、あまり期待しないて読んだのですがなかなか面白かったですね。

主人公は、大手都市銀の「東京首都銀行」の企画部次長まで登りつめた過去がある【恋窪商太郎】で、現在は地方銀行の「東都南銀行 武蔵小杉支店」の庶務行員として働いているんですね。大手都市銀で働いていた時は、出世を目指して社内での派閥争いや権力争いの渦中にいたのですが、派閥争いに負けた恋窪は、あらぬ濡れ衣を着せられて大手都市銀を去る事になったんですね。そして、庶務行員になって働いてみると、世の中の色々な事が、逆によく見える様になって、人生的には豊かになった気がしてその生活に馴染みかけていて時に・・・・・・・。

 窪の周りで様々な事件が起きて、因縁がある人物との対決が避けられないモノになっていくんですね。スッキリするラストは僕好みで楽しめました。( ´∀`)つ


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銀翼のイカロス(池井戸潤)3

銀翼のイカロス















池井戸潤の『銀翼のイカロス』です。半沢直樹シリーズの4作目です。この作品は、【JALの再建】を題材にした作品で、話の軸的には【JALの再建】の話より、それを取り巻く政府と(半沢の所属する)東京中央銀行の争いと東京中央銀行内の派閥争い的な話がメインでしたね。僕的には、JAL再生に尽力した稲盛氏辺りと半沢が絡む事を期待したのですが、話の方向は予想したものと違いました。しかし、内容的には面白かったのでオススメです。( ´∀`)つ

今回、半沢直樹は、業績悪化の一途を辿る【帝国航空】を担当させられる事になるんですね。東京中央銀行には、業績不振に陥った大企業を専門で担当する「審査部」という部署があるのですが、その審査部では、【帝国航空】の業績悪化に歯止めをかける事が出来なかったんですね。そこで頭取直々に半沢の指名があり、半沢が担当する事になります。帝国航空が着手する再建案を信用出来るものに纏めるのが半沢の課せられた使命となるのですが、帝国航空の反発に合いながらも、何とか半沢の提案する再建案を受け入れていざという時に政権交代劇が起きたんですね。憲民党(自民党)から進政党(民主党)に替って、半沢達の再建案は白紙撤回させられてしまうんですね。新たに国土交通大臣に指名された白井亜希子は、白井直属の「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げるのですが、ここからこの「タスクフォース」と半沢率いる東京中央銀行営業二部との戦いが始まるんですね。帝国航空の自主再建路線の半沢と銀行に一律7割の債権の放棄を迫るタスクフォースとの戦いなんですね。これには、白井大臣や進政党の大物の思惑や東京中央銀行内部の思惑などが絡みに絡み合って、凄い展開となっていきます。

池井戸作品なんでね、最後はスッキリですよ。分かってはいてもそれまでの展開をワクワクしながら読み進める事が出来まして面白かったです。

続きで印象に残ったのを( ´∀`)つ

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空飛ぶタイヤ(池井戸潤)3

空飛ぶタイヤ









池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』です。この作品は、三菱自動車工業の一連の【リコール隠し】がモデルとなっています。物語は、2002年に横浜市の瀬谷で実際に起きた母子死傷事故(トレーラーの前輪が走行中に外れて、歩道を歩いていた母子に直撃して母親が死亡した事故)をモデルにして、その事故が起点となって、事故を起こした「赤松運送」が製造元の巨大企業の「ホープ自動車」を相手取り、責任の所在について争っていくという感じです。ホープ自動車は、事故の原因を運送会社側の「整備不良」だと主張します。赤松運送は、きちんと整備もしていたので、事故の原因は、何か別の所にあると考えるんですね。しかし、そうこうしている内に、赤松運送は事故に対しての社会的制裁を受ける事になります。大口顧客との取引き停止、メインバンクの貸し剥がし等で倒産の危機に瀕します。ホープ自動車のリコール隠しが露見するのが先か、赤松運送が倒産するのが先かという手に汗握る展開に熱くなりました。赤松運送の赤松社長の仕事に対する姿勢も熱血サラリーマンの「次郎」としてましても感じ入るものがありましたね〜。

実際の三菱自動車工業のリコール隠しと記憶をリンクさせて読みましたが、ホント酷い会社ですね。横浜の実際の事故では、トレーラー側の運送会社は倒産したとか、事故に対して三菱は謝罪はしたけど、無罪を主張して争ったとか、有罪になったけど刑が軽すぎるとか、現実世界はなかなか厳しいですが、小説としてのこの作品は、僕を熱くさせてくれましたので、お奨めです。

七つの会議(池井戸潤)4

七つの会議
 
池井戸潤の『七つの会議』です。読み始めてみるとジワジワ面白くなっていきまして、中盤以降は、止まらなくなってしまいまして、寝不足の身体に鞭打って一気に読んでしまいました。作品の舞台が僕にとって身近かなものだからかもしれませんが、面白かったです。( ´∀`)つ

この作品は、大手総合電機メーカーの子会社の【東京建電】という会社が舞台の作品です。章毎に違う人物にスポットを当てて、物語が進んでいくのですが、主題的には、この【東京建電】による『リコール隠し』の話が軸になっておりまして、なかなか読み応えがありました。
 『リコール隠し』を軸にして、色々違った角度から物語が描かれているので、感情移入してしまう人物が多くて『リコール隠し』の背景とか、ある程度公平な目線で考える事が出来たのが、この作品の良かった所ですね。

この作品の帯は良いですね。

 トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった。
 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。
 だが、そこには誰も知らない秘密があった。


という感じです。色んな意味でホント【生きるための戦い】なんですね。まぁ、池井戸作品なんで、ストレスを感じずに安心して読めます。(・∀・)つ

第一話 「居眠り八角」・・・・東京建電の営業一課長の坂戸を、【居眠り八角】こと、営業一課の万年係長の八角がパワハラで訴えた。そして、営業一課長に、営業二課の課長の原島が指名されるが・・・。

第二話 「ねじ六奮戦記」・・・・・明治40年創業の「ねじ六」の3代目社長の三沢逸郎は、右肩下がりの業績を改善しようと奮闘するが、東京建電の営業一課長の坂戸によって、取引を停止されてしまう・・・・。

第三話 「コトブキ退社」・・・・・東京建電の事務職の浜本優衣は、不倫相手から別れを告げられ、会社を辞める決意をする。浜本は最後に、「これが自分がやった仕事だ」と誇れるものを残して辞めたいと考えるが・・・・。

第四話 「経理屋稼業」・・・・・東京建電経理課の新田は、原島が営業一課長になってから、営業第一課の利益率がが落ちている事に不審に思って・・・。

第五話 「社内政治家」・・・・・東京建電の場末と言われている「カスタマー室」の佐野室長は、自身を窓際に追いやった、営業部長の北川に復讐してやろうと考えて・・・。

第六話 「偽ライオン」、 第七話 「御前会議」、 第八話 「最終議案」からは勢いがついてきましてイッキにラストを迎える感じです。


気になった方は是非(*・ω・)ノ

ロスジェネの逆襲(池井戸潤)4

ロスジェネ

池井戸潤の『ロスジェネの逆襲』です。この作品は、「株」、「企業買収」等、僕の興味がある事が、ふんだんに盛り込まれていまして、楽しめました。読み終えてみると、タイトルにもなっている『ロスジェネ』の意味なんてどうでもよい事だと思えるのですが、一応、説明しておきますと1994年から2004年の就職氷河期に世に出た若者たちの事です。この作品のストーリー展開が面白いので、【世代論】的な話は、どうでも良かったです。(一応、関係してきますが) この作品の説明は、非常に分かり易いので、そのままパクらせていただきますと、

 ときは2004年。
 銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がりこんでくるビッグチャンスだ。
 ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た。

 胸のすくエンタテイメント企業小説!

という感じです。池井戸潤が描く作品なので、とにかく、胸のすくエンタテイメントなんですね。電脳雑技集団社長の石山は、ライバル企業である「東京スパイラル」の買収工作のアドバイザーとして、主人公の半沢が率いる「東京セントラル証券」に話を持っていったのですが、その話を聞きつけた「セントラル証券」の親会社である「東京中央銀行」が、アドバイザー契約を掻っ攫ってしまいます。そして、「東京中央銀行」は、ホリエモンの「ニッポン放送買収工作」彷彿させる、【市場外取引】で、「東京スパイラル」の株式の三割弱の株式取得に成功します。残りの2割程は、市場での公開買い付けで、買収は成功するかと思いきや、半沢率いる「東京セントラル証券」は、何と「東京スパイラル」の買収防衛策のアドバイザーになるんですね。

 電脳雑技集団        東京スパイラル
 東京中央銀行   VS   セントラル証券


という図式です。これだけも、なかなか面白いのですが、セントラルの半沢は、東京中央銀行からの出向組で、東京中央銀行社内での覇権争いも絡んできたり、同じくホリエモンの買収劇で有名になった「ホワイトナイト」の存在もかなりこの作品の良さを盛り上げていて、面白かったです。半沢にとっての敵方も、なかなかのもので、最後まで一定の興奮を保ちながら読む事が出来ました。マニアックな作品になってないので、どなたでも楽しめると思います。

この作品で僕が印象に残った文章を紹介します。( ´∀`)つ

 「これは現代の侵略戦争だ」
 正面の棚にぎっしりと並ぶ酒瓶のほうを睨み付け瀬名(東京スパイラル社長)はいった。
 「合法的で、しかも衆人環視の下で行われる侵略戦争なんだ。あるいは証券市場っていう現代のコロセウムでの拳闘試合みたいなものかもしれない。どちらかが殺されるまで続く真剣勝負のような」



 「サラリーマンは、いやサラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追求するべきは看板じゃなく中身だ」(半沢談)


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鉄の骨(池井戸潤)3

鉄の骨

池井戸潤の『鉄の骨』です。ゼネコンの【談合】の世界を描いた作品です。この作品中の【談合】の手法に何だか古さを感じるのですが(今はもっと進化しているのかは、分かりませんが)、談合が全くなくて、無駄に身を削り合っている業界に属する僕にとっては、この世界は未知の世界なので楽しめました。

中堅ゼネコンの「一松組」に入社して3年目の【富島平太】が主人公です。入社以来ずっと現場仕事だった平太は、大口の公共事業などを担当する「業務課」に異動になります。そこは、「花の談合課」と言われる、談合を担当する部署だった・・・・・。

という感じで話が流れていきます。業務課に異動になって早々、S区役所の道路工事の入札案件で、平太がいる「一松組」が、受注の為の調整に動いている事を知って、平太は驚きます。しかし、この建設業界で、談合なしで生き延びていく事は厳しいと悟った平太は、自ら談合の最前線に飛び込んでいきます。そして、二千億円規模の地下鉄工事案件が発生し、平太が所属する業務課が中心となって、この案件獲得の為に奮闘する・・・・・。

という感じですかね。物語の中心は、先程の「地下鉄工事」の案件の入札に至るまでの経緯が中心に描かれています。それぞれJVを組んでこの案件獲得を狙う競合他社に、平太の「一松組」は単独での受注を目指します。画期的な工法で、他社に差をつけたと思った矢先に、大物フィクサーからの調整が入ったり、水面下で、検察が動き出したり、入札までの一連の動きは、かなり楽しめました。ラストも予想通りの結末でしたが、満足出来るものでした。

しかし、僕的には、平太の彼女の話はいらなかったなぁ〜。(;´Д`)

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ルーズヴェルト・ゲーム(池井戸潤)4

ルーズヴェルト・ゲーム

池井戸潤の『ルーズヴェルト・ゲーム』です。テイスト的には、前作の「下町ロケット」の様な作品で、前作同様、リズムが良くて、イージーなストーリー展開なのでさくさく読めて、とても面白かったです。作品の内容が、現在の僕の置かれているシチュエーションとリンクする所が多くて、作品中にどっぷり嵌まり込んでしまいました。なので、僕的には、★が4つという評価になってしまうのですが、冷静に作品の「出来」という点で判断するとどうですかね?今の僕には判断つきませんが、こういう単純なハッピーエンドな作品は、精神的に下降線を辿っている時には、ぴったりな作品ですね。今の僕の(明らかに人手が足りないという事が原因で)、やってもやっても仕事が減らないわ、クレームもばんばん来るわという状況の中でこの作品を読んだら、かなり癒されましたね。(*´∇`*)

この作品は、社員数1,500人、派遣労働者200人を擁する、電子部品メーカーの「青島製作所」が舞台です。青島製作所は、野球部も抱えていて、かつては、東京都代表の常連で、都市対抗野球での優勝経験もある社会人野球の名門です。この青島製作所の会社自体と青島製作所野球部の、それぞれの生き残りを賭けた戦いの物語です。
 アメリカ発の金融危機が原因で、日本国内の景気悪化、取引先の生産調整などで、売上が激減した「青島製作所」は、メインバンクの白水銀行より、運転資金としての50億円の融資の条件に、「更なる人員整理」を言い渡されます。そして、青島製作所の主要取引先からは、値下げ納期の前倒しなどの要求をされて追い込まれていきます。更には、競合先の「ミツワ電器」の攻勢や合併話まで持ち上がります。もう一方の「青島製作所野球部」も、監督や主要選手が引き抜かれ、成績が芳しくない事や、野球部の維持には、年間3億円の経費がかかる事から、現状の青島製作所を取り巻く環境では、野球部の存続が難しく、廃部の危機に直面します。

 どうなる青島製作所?どうなる青島製作所野球部? 

という感じの流れです。冒頭にも少し書いてしまったのですが、ネタばらしちゃうと「ハッピーエンド」なんですね。誰でもこの結末は予想しながら読んでいるのだと思いますが、それでも面白かったです。「水戸黄門」的な安心感があるのです。それでも「水戸黄門」が面白いのと同じですね。(水戸黄門を真面目に観た事ないですが)

癒しを求めているサラリーマンにオススメです。( ´∀`)つ

下町ロケット(池井戸潤)4

下町ロケット

池井戸潤の『下町ロケット』です。この作品は、なかなか面白かったです。前にも書きましたが、この作品の良さの特徴としましては、

 ・読み易くて分かり易い
 ・夢がある心躍るストーリー
 ・無駄に引っ張らない 
 
 


のがいいですね。リズムが凄く良くて飽きずに一気に読めました。まぁそれと、僕も弱小の機械メーカーに営業として勤務しているという点でも、感情移入してしまった事もあると思います。この作品は、簡単に言ってしまえば、

「宇宙科学開発機構」という所で、研究員としてロケット開発に携わっていた佃航平は、ロケット打ち上げの失敗の責任を取って、「宇宙科学開発機構」を辞めざるをえなくなります。そして、親の会社である、従業員200人規模の中小企業の【佃製作所】を継ぐ道を選びます。そんな佃航平に、様々な困難が待ち受ける・・・・・。 

という感じの流れの話です。(以下ネタバレバレです!)まずは、主要取引先の一つである「京浜マシナリー」という日本を代表する機械メーカーから、内製化への方針変更の為、取引を打ち切られてしまいます。更に追い打ちをかけるように、ライバル企業の「ナカシマ工業」より「特許侵害」で、訴えられてしまいます。そして、それを理由に「佃製作所」のメインバンクである「白水銀行」から追加融資の話を断られしまい、会社存亡の危機に陥ります。この危機的状況から、「佃製作所」が、見事に復活するまでが描かれています。その【復活劇】がめちゃくちゃアツい!思わず「うるっと」した場面もあったり、心躍る場面やアツい場面もあったりしまして、こういう弱者が、プライドを賭けて戦っていく姿に日本人は弱いんですよね。僕なんて、こういうのは、ど真ん中の【ツボ】です。(*´∇`*)
しかも、「法廷闘争」や「特許技術」、「企業闘争」など、もっと踏み込んで書けば、上下巻に簡単に出来てしまえる所を、分かり易く簡潔に、更に無駄に引っ張らずに、本好きでない方でも飽きずに読める様に仕上げている所も今回の作品の偉い所ですわ。

とにかくオススメです!まだ読んでない方は是非(*・ω・)ノ

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