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2011年01月

JOINT and.....

2週間前にスノボでひじ関節をおかしくしました。
調子よくトレーニングもできていて、スナッチも結構な重りが上がるようになった頃だったので、かなりヤな感じなけがとなりました。
しかも、ベンチすらできない僕に生きている意味は…

しかし、今週から完ぺきにプラットフォームに帰ってくることができました。
JOINTのおかげです。
素晴らしくよく効きます。少なからず僕には抜群の反応を見せてくれます。
前にもお勧めしましたが、今回も心から、関節痛にお悩みのみなさんにお勧めします。


で、今回の件で思ったことがもう一点。

上にあげたけがをした状況は、スノボで転びそうになったから左手で自分を支えたんです。確かに勢いは付いていましたし、支え方もまずかったのかもしれませんが、自分の体重全部を支える必要はなかったと思うんです。つまり、僕の左ひじが瞬時に支えたのは、自分が滑走中に作った勢いと、それを引きつけた重力と、自体重の1/3である31kgとしましょう。

ここで僕が引き合いに出したいのはウェイトリフティング、別名オリンピックスタイルリフティングの動作中にかかる負荷です。

僕がスナッチを行っているときに僕のひじが支えるものを考えてみます。
重りが自体重と同じ95kgだったとして、その重りを頭の上に持ち上げるために作りだした勢いと、それを引っ張る重力、そして2つのひじにかかる42.5kgずつの重りとしましょう。
僕はこのスナッチ運動を複数回行いますから、この上にあげた負荷を数回体に与えるわけです。

では、僕はスナッチをするたびに、スノボで転んだ時のようにひじをけがするのでしょうか?…
少なからずたまには?

いいえ、97%しません!(それなりにスノボできる人が勢いよく手を地面に付いてひじをけがする可能性は30%?くらいかな…たぶん…)

むしろこのスナッチをしているがゆえに、ひじ関節がほかの人よりも柔軟かつ強靭で、だからこそ、けがの重度が低く収まることも、そして万が一結構なけがをしても回復が早いのだということも可能性として考えられます(そこにHALEO JOINTの効果がPLUS!!!)。

これと同じことがすべてのスポーツの中で起きる突発的障害に言えます。
足首のねんざ、膝靭帯の損傷、肩脱臼、その他もろもろの事故でさえ、ウェイトリフティングで起きる可能性はあるといえます。でも、まず起きないんです。
何百人もの選手にウェイトトレーニングを毎日教えている僕が言うんです。
間違いありません。

でもスポーツ中は起きますよね?
「昨日練習中にけがしたんで、今日は上半身だけのウェイトでいいですか?」ってよく選手から聞きます。

つまり、
僕がここで何度も言うように、
スポーツは体に悪いんです!
でも、
ウェイトトレーニングは体にいいんです!!!
そして、
スポーツ選手にいろいろな意味で必要なんです!!!!!!

この文章を書くきっかけを作ってくれたHALEO JOINTとその効果に感謝
(そしてスノボ中のけがにも…)


もうすぐ学校が春休みに入ります。そしたらオリンピックスタイルリフティングのHow-Toビデオでも載せます。

だからァ・・・

体幹の重要性をよくいわれます。
バランスだったり、障害予防であったり、当たりの強さの原因だったり。

いいんですけど、勘違いしないでいただきたいのは、腹筋や背筋運動に絞ってそれを鍛えようとしても、欲しいものを手に入れることはできません。

では、なぜそれのみがクローズアップされて、それらの「体幹」運動がもてはやされているかと言うと、素人なのに玄人のふりをしなければならない人たちがあまりにも多くいて、彼らが広めちゃったからです。
腹筋運動も背筋運動も、シンプルな動きで簡単に選手を「疲れさす」ことができます。だから、デモンストレーション数回やって、その運動を何百回も選手にやらせれば、コーチとして「仕事してやった」感がわきあがってきちゃって、もうそれで「体幹」トレーニングになっちゃうんです。

でもそれは希望する結果を手に入れることができる運動ではないし、一般的に言われる腹筋運動を多く含む体幹運動がパフォーマンスを向上させることがないことは科学的に証明されていて、そればかりか科学者たちは、過度の腹筋運動が椎間板ヘルニアを主とする神経障害をもたらすということも発表しています。

僕にとって「体幹」とは「肘から膝までの体の部位」のことで、これらをファンクショナルに鍛えるためには、スクワット、デッドリフト、ランジ、クリーンなどの、指先からつま先までが、一つの動作をおこなう目的のために(ほぼ)同時に緊張を起こすような全身運動が最適と考えています。また、常識で考えれば、それらの運動から得る負荷のほうが、一般で言われる腹筋や背筋の動作時にかかる負荷の何倍も大きいです。つまり、スポーツパフォーマンス時に近い負荷です。また、このように全身を常に同時に緊張させるトレーニングを積むと、下半身で作り上げた力をしっかりと上半身に移行するような体になるし、きっとそれこそが先にもあげた「バランス」「あたりの強さ」につながるし、これらの運動で得たボディーコーディネーションと柔軟性が障害予防になるんです。

こういうと、僕の大嫌いな「インナーマッスル」が…とかいう、専門用語でいうところの「ど素人」が出てくるんですが、背骨と背骨をつないでいるような細く短い筋肉や、背骨と骨盤をつなぐ筋肉をその「インナーマッスル」というものと考えているならば、僕が先ほどあげた全身運動すべてがそれらを効果的に鍛えられるということも付け加えておきます。
いいですか、筋肉の収縮というのは「All or None」なんです。プロとしての常識です。

それでもなお、「重い重量で行う運動ではインナーマッスルは鍛えられない!!!」と言いたい方は、まず転職を考え、それでも今の職に居続けたいという方は、それを証明する専門文献を探してください。ただ、まずそれらは見当たらないし、もし何かしらを見つけたとしても、それらは全部参考文献すらついていない、日本人のズブの素人が思いつきで書いた物ばかりです。

本当にこの「インナーマッスル」というくだらないアイデアは、世界中でも日本だけでしか流行ってないんですよ…
プロが本気になって口にするのは恥ずかしいことなんです…

もう、
お願いしますよぉ…

勘違い

トレーニングする予定だった選手をトレーニングするのをやめました。

もう何十年も選手をやってきて、下半身ウェイトトレーニングに関しての知識に関して自信がある。だから、それ以外をやってほしいということだったのですが・・・
彼のトレーニングに対する要求はこう
1.400mランナーをトレーニングするようにトレーニングしてほしい
2.下半身のウェイトトレーニングはやらない
3.プライオメトリックス、スプリント、アジリティーはやる
4.胴回りのウェイト(彼はこれをコアと呼ぶ)はやる

まぁ、無理でしょう。

まず、どれだけの筋力と筋質をもっているかわからない選手に、端的にプライオメトリックスやスプリント、アジリティートレーニングは与えられません。
また、ウェイトトレーニングは僕が行う全てのトレーニングのエッセンシャルであって、それが出来ないのであれば、もし体の悪い癖を見つけてもそれを直すことすらできない。
「胴回り」のみのトレーニングなんて、バカバカし過ぎて話にならない。

これがもし僕がパーソナルトレーナーで、やった分だけお金がもらえるんなら話は別です。当たり障りの無いようなトレーニングだけやって、しっかりお金をもらえばいいだけですから。
でも今の僕の場合、僕の学校での勤務時間に、僕の施設に来てトレーニングするならば、トレーニング料も取らないし、わざわざ時間を空けてなんだかわからないトレーニング方法を希望する選手を扱うほど僕は暇でもありません。

また1人の選手がGreatになるチャンスをみすみす見過ごしました・・・

新年 ~still a same hater~

2011年に入りました。

今年の抱負はズバリ、

よりよいS&Cプロフェッショナルになること

です。

そして最終的に、僕の人生が終わるまでに、映画「Jerry Maguire」で言われるところの

KWAN

を手に入れるために、着実に一歩一歩前進あるのみです。


とにかく今年も、まずは目の前の運動選手をより良くすること。
あとは、彼らをよりさらに良くするために、自分をより良いコーチにする努力をするだけです。


ただ、もしそれ専門の神様がいて、
日本において、我々の業界の発展を憂い、
毎日懸命にプロとして天職をこなす僕に軽くご褒美をくれるというならば、

日本のフィットネス業界に生き、
深い科学的知識もなく、
ただ世間の噂のみに流されている人材間にはびこる、
何かあると
「インナーマッスル」
などというクダラナイ言葉や思想を重視したがる風習を、
1日でも早く取り除いてほしい。
(ASICS…マジで?!!!信頼してたのに…)


今年もどうぞよろしくお願いします。
プロフィール

加賀 洋平

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校キネシオロジー学科大学院プログラム終了
ロングビーチにおいてストレングス&コンディショニング(S&C)の世界的権威であるDr. John Garhammerを師事し、S&Cコーチとして経験と知識を積む。
日米両国で様々なレベルのアスリート指導経験があり、現在は仙台大学において、日本においては稀有な大学レベルでのS&Cプログラムを主催・運営している。

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