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2012年12月

~ 2012 ~

今年もあと数日で終わりになります。

2007年11月1日に帰国してからもう丸々5年が過ぎ、来年の1月11 日になれば仙台に来てから丸々5年間が過ぎることとなります。
その間何をやったという達成感はないんですけれど、毎日毎日朝起きるのが苦痛ではない生活ができているのは確かです。自分がすごく得意なことが仕事であるというのは幸せなことです。

でも帰国した直後は、帰国したことを心底後悔していました。
日本のS&C業界のレベルの低さと、本来専門家であるべき人材たちの知識の薄っぺらさにゲンナリし、よくわかんない健康に関するブームや流行語チックなものにもイライラを隠せず、「こ~~~んんんんなに話が通じない人たちの中でS&Cプロフェッショナルをしなければならないのか・・・」と途方に暮れていました。
僕が日本で働き出して1年目のその年は深川の本祭りの年だったんで、8月のその祭りまでは気が張ってたんでどうにかですが気も心も機能していたのですが、その祭りが終わって気が緩んだのか、9月に入ってからはストレスが原因(?)で6週間も入院しちゃいました・・・こんな僕でもそれだけヤられてたんですね。
環境の変化というのは、誰にとってもそういうもんなのかもしれません・・・

でも仙台大学の理事長・学長に出会えたからこそ、今日の仕事環境があるんです。
日本の現状を見渡しても、S&Cプロフェッショナルとして僕ほどS&Cを実践できる機会を与えられている人材はいないと自負しています。
(でもって、仙台に来たからこそホルトン社長とBP社に出会えて、エラそうにここ使ってノウガキこけるわけだし・・・)
結果、日々学生運動選手を相手に高みを目指すためのトレーニングを実施し、S&Cプロフェッショナルになることを目指す輩たちには厳しい鬼となって指導に当たれています。まさに理想の仕事です。
今年になってからは、BP社の繋がりから、定期的に僕の施設に来て指導を受けに来てくれるスポーツ選手も増えています。
ちょうど先日私の外部トレーニンググループと忘年会をやったばかりです。競輪の細川陽介選手、スノーボーダーでえぼしスキー場のスノボスクールの校長でもある加藤順一選手、そしてこちらも今年からの出会いである僕の新しいアシスタントと大いに盛り上がりました。

今思えば帰国直後の「苦痛」も懐かしく、あの頃の今以上に未熟な自分の存在ですら、今日の自分の成長の糧になっているんだなぁ、と実感しています。

現在の日本のS&Cのレベルが上がったとか、業界でプロとして働く人材の質が格段に成長しているとは一切思わないし、先日参加したNSCA Japanのカンファレンスなんか行くと、当分は米国のに参加することを理由に日本のは行くのやぁめよ…とかしみじみ思うのですが、こっちに帰ってきて5年もたつと日本にだって中にはまともなプロフェッショナルもいることを知ることはできたし、なんたって僕一人が色々ウナってたってしょうがないから、ここ最近はこうやって考えることで、無駄な思慮にふけることを避けています。

「俺様のような人材に出会える選手達がラッキーであって、それ以外の人たちをどうにかしようったってどうしようもないじゃない・・・」

僕のもとにいる人たちがとにかく得をすればいい。そしてその人たちにガッチリ成長してもらって、「加賀のとこにいてよかった」と思ってもらえばいい。そして外に出てった時には「本当に恵まれた環境にいたんだな・・・」と思ってもらえればいいんです。
スポーツ選手だけでなく、S&C業界で働きたいという志を持つ人材だって、僕の手元で数年学ぶことで、他との差を愕然とつけて世に出て行ってくれればいいんです。(中には数年やったって思うように成長してくれないやつもいるけど…!!!)
(BP社にだって、縁あって加賀に出会えてラッキーだったな、と思わせなければならない・・・どうしよ・・・)

とにかく、目の前にいる人たちの役にさえ立てればいい!
わざわざ俺を選んで俺の目の前に来てくれる人たちに絶対に後悔はさせない!

それだけできればいいと思って今はS&Cプロフェッショナルやってます。

出会ってからずっとインスピレーションを与え続けてくれるBP社のホルトン社長の日常みたいに、日々様々なことにチャレンジして、新しい事業やプロジェクトに取り掛かるような業種じゃないけど、S&Cプロフェッショナルも毎日クリエイティブに人の健康と競技力の向上を目指して頭と体をフルに使って取り組む素晴らしい仕事です。大好きだし、この仕事のプロになれて本当によかったと思っています。

だからこそ、新しい年も、目の前にいる人たちをより良くすることを続け、結果、彼らの成長以外の価値を知らず知らずのうちに生み出しているような、そんな生活ができればいいと思っています。

皆さんも、よいお年を。

CreaVol Black Opsからトレーニングプログラム作成のアイデアまで

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2週間前からローディングフェイスに入り、先週は満を持して体感できてます。
まず、トレーニング時のやる気の持続度はすごいです。疲れないとかそういうたぐいでなく(基本的に疲れるほどのことはやってないので…)、重りを挙げたい!という気持ちが継続するんです。
未だ筋肥大期で結構回数を多くやるのですが、それでも一度やりだしたらやる気は絶えません。
いい傾向を与えていただいてます。
今後筋力期やパワー期に入った時の体の反応も楽しみです。

そんなこんなで、先週はいつもやらないことにまで手を出して、クリーン・プルなんかやっちゃいました。
そのせいで思いついちゃったんで、今回はヘビー・デイとかライト・デイの話をします。

ウェイトトレーニングのプログラムを作成するにあたり、PeriodizationとかGeneral Adaptation Syndromeとかっていう事柄を気にして、数値をいろいろ変化させてプログラムを作ったほうがいいよ、なんてことを習います。
そうやって数値の変化を起こすほうが、トレーニング効果が高いそうです。
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これに関しては上の図を見て、わかる人はわかっていただき、わからない人でも、詳しく知りたい人だけが自分で勝手に調べていただけばいいということでご理解ください。

で、1週間の中でも、毎回同じ運動をするんでなくて、同じ筋肉群を動かすにしても、挙上する重りをコントロールしたほうがいいという考え方があるんです。
それがヘビーとかライト・デイって上で言ったやつです。
例えば、プログラム作成に関する本なんかで出てくるのは、同じバック・スクワットという運動をやらすんでも、月曜日は1RMの90%、水曜日は80%、金曜日は85%などの変化をつければ…とか書いてます。
ただ、僕みたいに一度に数十人の運動選手を相手にする場合、全ての選手に僕の作成したプログラムの意味合いを十分に理解させるのはおおよそ無理だし、中にはどうしたって重いものをつけたい選手も出て来てしまいますから、せっかく%を出したところで、「えっ、でも俺もっと重いの持てるし…」とか思っちゃって、予定の重さよりも重いものをつけちゃう奴も出てきます。だったら、運動種目を変化させることで、どうしたって負荷を変えざるを得ないような状況を作ればいいんです。

例えば、下半身運動で言えばBSQ>FSQ>OHSQですよね。上半身だとBP>Inc.BP>OH Pressなどです。オリンピック・スタイル・リフティングで言えばCL+JK>SNですし、キャッチを入れるのと入れないの(つまりさっき言ったクリーン・プルっていう運動など)では体に対する刺激が変わってきます。
僕が先週クリーン・プルをやったのも、重いものには触りたいけど、腰の健康を考えると、調子に乗ってキャッチまでやらないほうがいいな・・・と考えた僕の出した答えなんです。
そんな風に、コーチが種目を変えることでトレーニング強度を変えてあげることもできるということです。




よりも強度が高い



が体に与える刺激はクリーンよりも低くなる。

色々な運動を知ることで、トレーニングプログラムにも多様性を持たせることができるんで、気になるようでしたら気にしといてください。

最近腰の具合がいいのです

昨日のトレーニングからです。
筋肥大期のトレーニングは好きではありません。でも、アウトカムは好きです。

健康第一、エゴは二の次!

そして、上半身はご褒美…



競技愛

ゴン中山選手の引退会見が印象的でした。
サッカーを愛している。引退なんか本当はしたくはない。他人がやっているとジェラシーを抱く。

先日インカレを終えたバスケ部の4年と話していた時、奴もおんなじようなことを言ってました。
インカレが終わってからも当然のように練習に参加する奴に「少しは休めば?」的なことを言ったら、「バスケをしてないということが嫌だ」という返答が来た時、心から「すげぇな…」と感じました。

僕はそこまで自分がやっていたスポーツ競技にのめり込んだことがありません。
そんな僕が偉そうにそういう運動選手にトレーニング指導してるんだから、やはり中途半端な心と体で対応するのは失礼にあたるよなぁ…とつくづく感じさせてもらいました。

彼らを指導するに値する指導者として、もっともっと進歩しなければ

やっぱ気持ち…


ある日の僕です。
「疲れてきっと挙がらないだろうけど、一応最後にやっておこうかな…」
くらいの気持ちでやったスナッチは結局挙がらず、次の種目へ移ろうとしたところ、僕の運動選手に「もう少しであがんじゃねぇ…」的なジェスチャーをされたんで、やってやりましたよ。

なんたって、やっぱり気持ちが重要なんです。

疲れは気のせい!!!
プロフィール

加賀 洋平

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校キネシオロジー学科大学院プログラム終了
ロングビーチにおいてストレングス&コンディショニング(S&C)の世界的権威であるDr. John Garhammerを師事し、S&Cコーチとして経験と知識を積む。
日米両国で様々なレベルのアスリート指導経験があり、現在は仙台大学において、日本においては稀有な大学レベルでのS&Cプログラムを主催・運営している。

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