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2014年08月

疑いのすゝめ

“Honeymoon Effect”という言葉があるのですが、これはまさに結婚したての夫婦のような状況を表す言葉で、何かを始めた最初のうちは大概ポジティブな状況になるよ・・・という意味です。

フィットネスやトレーニング業界でもこの言葉は頻繁に使われていて、例えば、トレーナーを付けての定期的な運動習慣を取り入れた直後に急激に起こる身体的変化や、その身体的変化に戸惑い驚きつつも喜ばしく感じ、そのトレーナーへの信頼を深くする運動指導対象者の心模様も、まさにHoneymoon Effectです。

僕のブログ内での運動に関する専門知識、そしてそれに関わる強い発言は、おおよその場合、僕の同業者である”自分を運動と体の有識者と思っている人”や、その中でも特に”運動と体の有識者っぽい立場にいなければならない人なんだけれども実はクソみたいな知識しか持っていないド素人”に向けてあるのですが、今回のブログでは、”運動に興味がある一般人”にもよく覚えておいていただきたいことを書きます。

どんな低レベルのトレーナーであっても、定期的に何かしらの運動を指導対象者に提供・指導すれば、その指導対象者には何かしらの身体的変化は生まれ、その指導対象者自身もその変化に当然気付き、定期的に行っている運動の効果を感じることができます。ただ、大事なのはその”何かしらの変化”がどのようなもので、どれだけの健康的な効果があり、より長期的に見た時にどのような変化を起こしていくのか、そしてその長期的目的の達成で考慮すると本当に健康的なのか、ということです。

例えば、腹筋運動の目的は、見た目(ダイエット)だったり、”オツウジ”の改善だったり、”体幹の強化”だったり、腰痛改善だったり、諸々あると思います。ただ、これらを本気で謳って指導する指導者はクソです。54,648歩譲って、最初の2つの項目はどうにか達成できるかもしれませんが、それ以外は到底ないです。そして長期的に見た場合、負の効果だらけです。それに関してはこれこれを読んでください。

世の中に”本物の”運動と体の有識者は非常に少ないです。
たとえその指導者のクライアントにトップアスリートがいても、有名人がいても、卒業した大学名がすごくても、博士号や修士号を持っていても、海外留学していても、その人がスゴイとは限らないし、おおよそは大したことないです。
だから、まずは疑ってください。

ではどのように”本物”を選別するかというところがとてつもなく難しいところなのですが、意外と簡単にできちゃったりします。
一般の人で減量目的であるならば、まずパーソナルトレーナーをつけることはやめたほうがいいです。その代わりに定期的に体を使うアクティビティーを始めて、その他にエリプティクル(下写真)に数十分から自分が少し無理して継続できるくらいの時間を週に複数回やってください。つまり、ジムのスケジュールにあるグループレッスンと個人的な努力でどうにでもなります。あとは体重計とのにらめっこ勝負です。
エリプティクル

体の見た目を変えたいという方、例えば大きな大胸筋とか腹筋の6パックとか大きな上腕の力こぶ等を欲している方で、それらの見た目を手に入れられるのであるならば体に故障は当たり前だ!という覚悟のある方、どうぞそれ相当の運動をパーソナルトレーナーと共に開始してください。
見た目も大事だけど、腰やひざや肩に痛みが来るのはちょっと・・・という方、おケツがプリッとしてて、足は筋肉質で太いんだけど大腿筋(太腿の前面)に筋肉のラインがこれ見よがしに出ていなくて、両肩が比較的後方に有って、広背筋が張ってて(俗にいう上半身が”逆三角形”の人)、胴回りが筋肉質でドスンという感じに太くて(腰を触るとちょっとした小川が流れる可能性があるほど背骨を囲むようにに筋肉の隆起で作られた”渓谷”がある)、”インナーマッスル”と言う単語をその単語利用者と単語自体をバカにするとき以外決して使わず、胴回りを”コア”と呼ばない、”ウェイト”という言葉のジェスチャーで”エア・ベンチプレス”をやらない人をトレーナーに選んでください。
アスリートの方で、競技力向上とともに障害予防のためにトレーナーをお考えの方、まずは私までご相談ください。

人間の体は複雑である反面単純です。
何かをやればその通りに反応を起こし、その反応は良かろうが悪かろうが、起こるときは起こります。
短期的な初期反応を決して信用しないで下さい。そして、その反応をこれ見よがしに誇って、営業の謳い文句にするようなトレーナーは切ってください。

世の中の運動指導者というポジションは、それらを育成する教育機関の偏差値等を考慮しても、その資格取得の難易度も含め、職業に就きたいと数年間でも真剣に思った人おおよそ全てが就けるほど容易に得ることができるものですから、肩書や経歴そしてその人材の熱意だけではその人材の本質は掴めません。だって、日本を代表してサッカーのワールドカップに出場する選手のトレーナーがこれですから・・・そして世界レベルで活躍する運動選手ですら、競技力はあっても運動に関する専門知識が無いからこそこれらのクソ運動をマジメな顔してこなせるのです。
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どうにかまずは知識がありそうな人全員(僕自身も含める)を疑ってかかってください。さもないと、金をドブに捨てるだけではなく、一生ついて回る障害が自身の体に発生する可能性すらあります。

健康はかけがえのないもので、ただやみくもにお金をかけるだけではそれをキープすることはできません。
もうすでにパーソナルトレーナーを雇っている方でも、初期にあった体の変化だけに惑わされず、”本当にそのトレーナーが本物なのか?”と疑ってみてください。

運動と健康に興味がある一般の方々も、ある程度の知識が無ければ、経済的そして健康的に大きな損をしかねません。
スポーツ選手の数と運動に興味のある一般人の数を比較しても、圧倒的に一般人の方が多いのです。日本のスポーツ文化を、そしてオリンピックでの日本のメダルの数を向上させることができるのは、もしかしたら一般の健康マニアが生み出す文化なのかもしれないのです。

お願いですから、まずは世にすでにいる”専門家”とそれらを信用したがる己自身を疑うことを覚えてください。
不確かなことがあれば、まずは私までご一報を。

ワッショイ!!!

8月17日日曜日に、 江戸三大祭にも数えられている富岡八幡宮例大祭が開催されました。
僕の地元はそこの氏子町の一つである永代二丁目南町会で、今年はわが町の神輿の担ぎ手として、仙台から5名の僕の運動選手、4名のS&C関係者、そして東京からも5名のS&C関係者が集まり、うちの町会の神輿を大いに盛り上げてくれました!

今回のように、一般の人と同じ”肉体労働”をしてみると、つくづく感じることがあります。
”体が強いことは本当にいいことです。つまり、ウェイトトレーニングは最高です!!!”

日々のトレーニングにより、一般の人の何倍も強い体と心を持つ先述の猛者たちは、8㎞以上にもなる行程のおおよそを担ぎ続け、周りの人間の度肝を抜いていました。彼らを招いた当人として、僕も本当に鼻高々でした。
下のビデオは、祭のクライマックスの1つとなる門前仲町交差点でのわが町「永二南」のパフォーマンスです。


次の祭りは3年後。
それまでにまた鍛えなおし、今年以上の渡御をしなくてはなりません。

ご参加の皆さん、ありがとうございました!
また是非3年後に!!!
カトさんpicC

カトさんpicA

渡御後全体pic魚眼

pics by Kato-Jun

引退

昨日たった一人でウェイトを続けてきた体操部の女の子が競技者としてウェイトから引退しました。
彼女は、2週間後の国体予選を最後の競技大会として、人生の半分を占めた体操競技生活からも引退します。

入学の時点で体のあちこちに怪我を抱えていた彼女は、特にひどかった腰が少しでも良くなるように(最近の僕の言語で言うところの”お腰様がご機嫌斜めにならないように”)ウェイトトレーニングを始めました。ナチュラルにオトボケさんの彼女は、当初はそのオトボケが過ぎて、幾度となく僕に叱られていました。その精神的厳しさにもしっかり耐えて、確実に体は健康的に強くなりました。最後の2年間は本当にたった一人でのウェイトでしたが、よくぞ最後まで頑張りました(オトボケは最後まで治ることはありませんでしたがw・・・)。

大学のチームの代表として試合で活躍する選手にはなれなかったけれど、部内で一番努力した選手であったことは僕が保証します。
選手生活の最後に県の代表として戦える舞台ができたことは、これまでの彼女の努力に対するご褒美なのだと勝手に判断していますし、一緒に彼女の努力を見てくることができた人間としては、彼女が最後の演技をする機会を迎えられることを知り本当に安心しました。

真剣に運動競技に参加しながら、健康でい続けるのはたやすいことではありません。しかも、小さな頃から大学生まで体操競技をやっていて、怪我をしないということはまず無理です。その中で、どうにかその怪我をコントロールするために、競技練習とウェイトトレーニングを両立するのは、心身ともにとてつもなくきついことです。しかも、その苦しみを分かち合うチームメイトもなく、たった独りでやるなんて、心の弱い僕では絶対できません。まさに、尊敬に値する決断と努力です。

本当によく頑張りました。
この4年間、あなたは世界中の誰よりも努力をした女子体操選手です!

7月の色々

まず、7月6~14日までLAとVegasに出張へ行ってきました。米国重量挙協会殿堂入りコーチのボブ・タカノ氏が6月に新しくオープンさせたジムに寄り、施設見学と共にトレーニングもしてきました。ここは、施設の半分がCrossfit用、そしてもう半分がボブがコーチをする重量挙用施設で、基本的には、Crossfittersが多く集うために作られた施設です。米国でのCrossfit人気は、現状ではとどまるところを知りません。
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LAでは大学院時代の仲間とつるむ機会もあり、本当に有意義で楽しい時間を過ごすことができました。

NSCAのカンファレンスはいつも通りで、ぼちぼちと言ったところ。ただ、今年はなかなかルーレットでツキに恵まれました!
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で、帰国して初出勤の日に、またもやサプライズでみんなに誕生日を祝ってもらっちゃいました・・・
ニック、バイト学生、野球部投手陣、男子バレー部(特にヱビスビールをプレゼントしてくれた3年生グループ)、どうもありがとう!
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そして先日7月27日にはNSCA南関東エリア・ディレクター・セミナーの講師を担当しました。NSCA事務局長の阿部さんと仲良くさせていただいてすでに10年となりますが、なんだかんだと機会に恵まれず、今回初めてNSCA会員に向けて講義をさせていただきました。受講者定員25名と小さい規模の講義だったのですが、その25名の定員が募集開始からたった1日で埋まるという、NSCAジャパン史上最速の売れ行きを見せたそうです!この、専門家間での僕の知名度は、ひとえにこのブログのおかげたと思っています。ありがとうHaleo!その講義の模様はNSCAジャパンオフィシャルブログで見ることができるので、興味がある方はどうぞ。また、お世話になった野口センパイとゆかいな仲間達 aka Universal Strength、ありがとうございました!!!

最後に、7月最後に男子バレー部と野球部投手陣のテスティングをしたのですが、両グループ共になかなか数値を上げてくれました。特に、男子バレー部の進化には目を見張るものがあったので、自慢も兼ねて数値を発表したいと思います。
今年3月4日と6日で行ったテストでは
垂直跳び平均71.54㎝
クリーン自体重比平均122.27%
バック・スクワット自体重比平均166.52%
ベンチ・プレス自体重比平均96.12%
だったのが、
7月29日と8月1日のテストでは
垂直跳び平均80.45㎝!!!!!
クリーン自体重比平均128.17%
バック・スクワット自体重比平均179.76%
ベンチ・プレス自体重比平均101.57%
と、大幅に伸ばしてきました!!!
ここ最近チーム全体の雰囲気がすごくよくなってきたグループなので、このまま競技力もガンガン向上させて、昨年の才能ある4年グループを中心に達成したインカレ全国ベスト8に追いつき追い越すようなチームに進化して欲しいです。

8月17日には、僕の生き甲斐である富岡八幡宮例大祭が開催されます。今年はこの祭に、加藤順一河森博士を含む、仙台から10名、東京から5名、総勢15名の”無駄に強い輩”が参加することになっています。本当に楽しみです。

暑い夏、バテずに熱く乗り越えます!!!
プロフィール

加賀 洋平

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校キネシオロジー学科大学院プログラム終了
ロングビーチにおいてストレングス&コンディショニング(S&C)の世界的権威であるDr. John Garhammerを師事し、S&Cコーチとして経験と知識を積む。
日米両国で様々なレベルのアスリート指導経験があり、現在は仙台大学において、日本においては稀有な大学レベルでのS&Cプログラムを主催・運営している。

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BIG WHEY・C3XCREAVOL

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