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2015年10月

BSQ導入のタイミング

本日、GS Performance第2期S&C塾塾生にBSQを紹介しました。
9月8日火曜日の第2期S&C塾の初日にReverse LungeとRDLを指導し、その後自体重のSQ(3週目)やFSQ(5週目)を含む様々な運動を取り入れつつ、週2回の塾を6週間継続し、7週目の1日目である今日、初めて塾生はBSQを行いました。その時の僕のBSQ指導は、3回試技を見せてから「FSQのバーの位置が肩前から後ろになっただけです。胸から下は皆さんがいつも行っているSQとまったく同じように行ってください」だけです。それで塾生は心身ともに理解し、BSQをなかなかの重量で3x8行っていました。

以前僕は「スクワットができなくたっていい」という題名のブログを書きましたが、実際僕にとって、指導プログラムの中で、自重のSQの導入からBSQに発展させるタイミングはこんな感じです。

そして2週間後には、第2期生にとって初のBSQの1RMテスティングです!

重心を高くして運動するということ

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同じような動きを含む運動をする時、重りを保持する場所を高くすると、動作自体が難しくなります。
スクワットやランジがそれです。

動作中の重心が高くなると、バランスを保つことや、重りを安定させることがより困難になるからです。

動作の難易度は上がりますが、強度は落ちます。
動きに関わる身体の部位は増えるため、その分「全身運動度」は増えます。

それら効能を利用すると、かなり使い勝手はよくなります。
例えば、難易度が増えても強度は下がってなおかつ全身運動度は上がるから、ウォームアップにはうってつけになる場合が多いです。

ただ、難易度が高い分、テクニック習得度は考慮しなければなりません。しかし逆に言えば、この難易度を利用してテクニックの習得度を測ることもできます。

諸々考慮しても、僕はこういった運動を駆使するのが好きです。

やりきっても追い込んでも、その効果は保証できません

ウェイトトレーニングを行う理由は幾つかあると思います。
1.かっこいいカラダになりたい
2.健康になりたい
3.競技力向上に繋げたい
僕は1.に関しては非専門家であり、それで構いません。ただ、2.と3.に関してはハンパなく専門家でして、そのノウハウは確固たるものです。
「コア」だの「ファンクショナル」だのと言って、「ブレ無い体作り」とか「動きの質を上げる」だの言う、科学的根拠のかけらも無い詐欺まがいのプログラムを展開している方々も巷には見られますが、「受け入れられやすい」と「指導が容易い」という利点があるだけで、それら運動方法がどこまで本来の目的に沿った結果を生み出すのかは未明です。
運動後の「やりきった感」や「追い込んだ感」もその場限りの幻想であり、それならば、私のプログラムを実施している選手が感じている「きつい」や「難しい」のほうがよほど後の役に立つ代物だという自負にあります。基本、腹筋運動や上半身運動や持久系運動をやっておいて「やりきった感」や「追い込んだ感」を言う人がおおよそなのですが、僕のプログラムでデッドリフトやスクワットや1Lスクワットやランジの筋力系運動等やコンディショニング運動を行った後の「やりきった感」や「追い込んだ感」は、経験した人にしかわからないでしょうが、そんなもんではありません。考えてみれば、それらの運動をやりきった後に「追い込んだぁ!!!」とウナる人材を見たことすらありません。
つまるところ、僕は人の能力と目的に合わせたプログラムの展開をするので、効率よく効果的を実践する結果、上記したような「『コア』だの『ファンクショナル』だのと言って、『ブレ無い体作り』とか『動きの質を上げる』だの言う、科学的根拠のかけらも無い詐欺まがいのプログラム」よりも難しく辛いことをやらざるをえないのですが、それが必ず目的達成に繋がるので、効率とそこにかける時間や疲労そしてお金を考慮すれば、確実に得と言えば得なのです。
幾度となくこのブログで、諸々のブームとしてのトレーニングメソッドに疑問符を投げかけていますが、だからと言ってそれらブームがなくなるわけでも無いし、一般にスポーツトレーニングの本来あるべき姿の「基礎」が広がるわけでも無いんです。これは痛感しました。
とにかく今後も、できる限りの形で、エクセサイズテクニックやプログラムデザイニングの基礎を広めるための努力はしつつも、基本的には「目の前の人が得すれば良い」という諦めも胸に秘め、関わる人材の健康とパフォーマンス向上に努めていきます。

以上です。
プロフィール

加賀 洋平

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校キネシオロジー学科大学院プログラム終了
ロングビーチにおいてストレングス&コンディショニング(S&C)の世界的権威であるDr. John Garhammerを師事し、S&Cコーチとして経験と知識を積む。
日米両国で様々なレベルのアスリート指導経験があり、現在は仙台大学において、日本においては稀有な大学レベルでのS&Cプログラムを主催・運営している。

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