2012年02月08日
着衣に猥ら -crazy-
「ねぇ、月乃ちゃん、感じる??」
「うーん、全然感じない」
頭上で腰を振っている男は、同じ高級クラブに勤める香織ちゃんの客だ。
会社社長で、妻子がいて、息子も娘もいると言っていた。私は何だかとても気怠くて、セックスをしなさ過ぎる自分にも嫌気が刺していて、私とヤリたがっているこの男で手を打とうか、それでいてもっと自堕落な気持ちになる事がもう既に分かっていて、なのに止まらない…。堕ちるほどの深さもない体の営み、ただ、しつこく求められてみた優越感だけでやり過ごす時間。
「ねぇ、月乃ちゃん、本当に感じないの?こんなに濡れてるよ?」
「…何にも感じなーい、何にも、気持ち良くないよ??」
男のペニスがぐちゃぐちゃと私の性器を犯すのに、快楽どころか無感覚…。
思わず、ホテルの天井を見つめてふっと微笑ってしまう。懐かしい。15歳の秋、16歳の冬、セックスが怖くて怖くて天井から目が離せなかった。「天井を見るのが嫌」と言ったら、布団で私を覆ってくれた後に、私の性器をべちょべちょと舐め始めた人が懐かしい…。もう、名前もよく思い出さないと浮かばない。…あの、天井は何処に行った?22歳の私は、もう怖くもない代わりに、ペニスが自分を犯す痛みも快楽も失くしてしまった。
「何にも、気持ち良くないよ???」
上体を少し起こして男の顔を見つめて、切ない顔をして吐息を吐いた。
「台詞とリアクションが違う」これが私の専売特許だ。17歳から20歳の水商売で学んだといつも言うけど、本当は水商売を始める前からそうだった。私の、切なくて今にも喘ぎ声を上げそうな表情に、男のストロークが一層速くなる。男の顔が苦しさに歪んで、40代の男とのセックスはこんなもんか、なんて心の中で思いながら激しくなる。自分も暴走する。無感覚のまま、性器をぐちゃぐちゃに濡らして、男のペニスから全てを絞り取りたくなる。イってしまえ、イってしまえ、イってしまえっ…………
「……んぁああっ、月乃ちゃんっ!月乃ちゃんイクよ!…イクよっ……!!!」
月乃、月乃ってうるさいよ、ジジィ…。
私の名前は月乃じゃなくて、…亜矢。
「うーん、全然感じない」
頭上で腰を振っている男は、同じ高級クラブに勤める香織ちゃんの客だ。
会社社長で、妻子がいて、息子も娘もいると言っていた。私は何だかとても気怠くて、セックスをしなさ過ぎる自分にも嫌気が刺していて、私とヤリたがっているこの男で手を打とうか、それでいてもっと自堕落な気持ちになる事がもう既に分かっていて、なのに止まらない…。堕ちるほどの深さもない体の営み、ただ、しつこく求められてみた優越感だけでやり過ごす時間。
「ねぇ、月乃ちゃん、本当に感じないの?こんなに濡れてるよ?」
「…何にも感じなーい、何にも、気持ち良くないよ??」
男のペニスがぐちゃぐちゃと私の性器を犯すのに、快楽どころか無感覚…。
思わず、ホテルの天井を見つめてふっと微笑ってしまう。懐かしい。15歳の秋、16歳の冬、セックスが怖くて怖くて天井から目が離せなかった。「天井を見るのが嫌」と言ったら、布団で私を覆ってくれた後に、私の性器をべちょべちょと舐め始めた人が懐かしい…。もう、名前もよく思い出さないと浮かばない。…あの、天井は何処に行った?22歳の私は、もう怖くもない代わりに、ペニスが自分を犯す痛みも快楽も失くしてしまった。
「何にも、気持ち良くないよ???」
上体を少し起こして男の顔を見つめて、切ない顔をして吐息を吐いた。
「台詞とリアクションが違う」これが私の専売特許だ。17歳から20歳の水商売で学んだといつも言うけど、本当は水商売を始める前からそうだった。私の、切なくて今にも喘ぎ声を上げそうな表情に、男のストロークが一層速くなる。男の顔が苦しさに歪んで、40代の男とのセックスはこんなもんか、なんて心の中で思いながら激しくなる。自分も暴走する。無感覚のまま、性器をぐちゃぐちゃに濡らして、男のペニスから全てを絞り取りたくなる。イってしまえ、イってしまえ、イってしまえっ…………
「……んぁああっ、月乃ちゃんっ!月乃ちゃんイクよ!…イクよっ……!!!」
月乃、月乃ってうるさいよ、ジジィ…。
私の名前は月乃じゃなくて、…亜矢。
yohukeno_usagi at 03:01|Permalink│