千葉の工務店ブログ:プレカット(機械）じゃ出来ないぞ！手仕事の力（扇垂木）

2013年06月19日

プレカット(機械）じゃ出来ないぞ！手仕事の力（扇垂木）

　

ファーストクラスアーキテクチャー（一級建築士）私のもう一つの肩書です。
　大工４代目、私の手はごつくて、無数の傷の後、何十針も縫った右手の傷、とても人前で見せることの出来る様な代物ではありません。もちろん恥だとは思いません、戦いの勲章です。
　握力右手70K,左手64K、プロレスラー並です。セルマーアルトサックスのキーを見事に破壊しました、アメリカンセルマー（超レア物）、テナーサックスのキーも曲がったままです。

　丸太で扇垂木の仮組中、いつものことだけれども、墨付けを展開している時の記録写真がない、意図的に撮らないわけではなく、集中している時には全てを忘れてしまう。
　事実、垂木の墨付け中に入ってきた営業に顔も見ず「うるせえー」の一言、営業は「失礼しましたアー」早々に引き揚げて行きました。

　扇垂木、それぞれの面で左右ともに勾配が変わります、角材だと平行四辺形の違う垂木が現れますが、墨付けはかなり楽です。
　桁前を主に見せる扇垂木は、桁上で均等に垂木を割り付けます。唐傘のように中まで見せる扇垂木は、割り付けにも工夫が必要となります。
　写真では残せませんでしたが、扇垂木墨付けに挑戦したい方お教えします。
　またこの続きを掲載します。

yoi_ie at 13:11│Comments(0)│TrackBack(0)│