2018年06月18日 鍼灸院経営 

ツボネット構想発表


ツボの働きを脳磁場で測定するプロジェクトについては、時間がかかります。臨床で役立つデータを得られるまで、まだまだ時間がかかるでしょう。それまでは、臨床で得られた経験を丁寧に積み重ねて再現性を高めていくしかありません。

再現性とは、まず自分が同じ事を繰り返せること。次に、誰かが真似しても同じことができることです。この再現性に徹底的にこだわることが未来を明るくします。

再現されたことは、客観的に確認できなければ意味がありません。橈骨動脈(手首の脈)の打ち方が変化したとしても、術者だけがわかるものであれば、空想との区別がつきません。

そこで選んだのは動きで確認する方法です。たとえば、ツボに鍼をして膝がより曲がるようになったなら、その角度の差が効果です。

動きで確認できない症状もあります。そんな時は触診しかありません。同じところを同じ圧力で押したときに痛みがどれくらい違うかをチェックします。客観性の乏しいのが残念です。とはいえ、測定機が開発されれば数値化できる可能性があります。

整動鍼に込めた「整動」には「客観的に効果を見てください」という気持ちを含めています。整動鍼は運動器疾患に強いイメージが先行されますが、筋肉の活動は内臓の活動と密な関係があるため、内臓への作用も期待できます。

治療実績と使用したツボを整理していこう、というのがツボネット計画です。

ツボネットは「症例が検索できるツボ辞典」というポータルサイトで、9月にプレリリースを予定しています。鍼灸師から症例を集め、それを一般公開します。

図にした方が分かりやすいのでしてみました。


ツボネットの仕組み


このアイデアは3年くらい前からあって、1年以上前に開発を開始し、大詰めの段階に入っています。

ツホネットの仕組み


ツボネットは症例を検索できるポータルサイトです。検索すると、全国の鍼灸院の症例がヒットします。どこのツボを使って、どれくらいの期間で改善したのか知らべられます。また、似たような症例を持つ鍼灸院を近所から探すことができます。

患者さんは、実績で鍼灸院を選べます。
鍼灸院は、得意としている症状の患者さんがやってきます。

症例のデータ化(ツボと症状)


症例による集客は現在でも行われています。とても効果がある方法ですが鍼灸院が個別に取り組むと非効率です。情報は一ヶ所に集まっていた方が調べやすいです。

患者さんは、参考になる症例を見つけたら、同類の症例を提供している鍼灸院を自分の地域から絞り込んで選択します。沖縄の鍼灸院が提供した症例がきっかけで、北海道の鍼灸院に患者さんが行くことも起こるでしょう。


鍼灸師はツボでまとまる


ツボがまとまったら鍼灸師はまとまります。本当はとても単純なのです。だから、みんなが使えるツボを整理したらよいのです。

ツボを統一すると、症例を共有できます。みんなのカルテを自分の糧とすることができます。また、困った時には誰かの症例からヒントをもらえます。

症例が集まれば集まるほど、信用を得ることができます。他の医療関係者の協力が得やすくなります。良いことばかりです。

なのに、なぜ今まで誰もやってこなかったのか。それは、ツボの統一が難しいからです。鍼灸師によってバラバラです。

学校が教えるツボも大まかな位置です。鍼灸には標準が定められていないため、鍼灸師一人一人が好きなように臨床をしています。

そこを乗り越えるために、協会ではツボを統一するため、セミナーや公認勉強会を主催して練習を重ねています。ふだんの取り組みがあって成立する仕組みです。

計画の全貌をブログで伝えるのは難しいです。経営サミットで構想の詳細を発表し、実際のサイトを動かして実演する予定です。


経営サミット


開業している鍼灸師、そしてこれから開業しようとしている鍼灸師を対象に企画したのが経営サミットです。これからの10年で鍼灸師を取り巻く環境が大きく変わります。なぜなら、私たちが仕掛けているからです。

今、取り組んでいることが通用しなくなるかもしれません。患者さんの集め方にも大きな変化が訪れます。

経営サミット(整動協会)



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yoki at 07:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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