2006年10月16日

助産師さんのための東洋医学講座準備(2)−逆子と陰陽論

────────────────────────────────────
助産師さんから勉強会の講師を依頼されたクリ助。
このシリーズではその準備をブログ上でおこなってしまおうという企画です。
────────────────────────────────────
東洋医学講座準備(1)−さて何をしようか?

--クリ助のひとりごとスタート--

なぜ逆子になるのか?

ということを考えるだけで、東洋医学が理解しやすいことがわかってきた。
なぜなら、お産は東洋医学の基礎である「陰陽論」の宝庫だからだ。

まず、男と女。
陰陽という順番を守れば女と男だね。

女が陰で男が陽。
陰が先にくるのにはきちんと意味がある。
闇があってそこに光が差す、初めて物を認識できる瞬間。
闇は陰、光は陽だ。

「明」って字、きちんとそれを物語っている。
日=陽、月=陰というわけ。

明るいと認識できるのは、暗闇に火が灯るからだ。
だから、世の中は陰だけとか、陽だけとかはあり得ない。

お産が陰陽論そのものだってことを助産師さんに伝えたい。
そして、逆子、正式には骨盤位は陰陽関係が崩れた状態と言える。

本来は頭が下なのが正常、つまり頭位。
頭の向きが逆さなのが陰陽関係を示している。
胎児の頭が上なのは陰陽関係からして不自然。
陰と陰、もしくは陽と陽が重なるから。

<陰陽関係で思いつくもの>

 ・下と上(方向)
 ・内と外(位置)
 ・小と大(サイズ)
 ・暗と明(光量)
 ・水と気(環境or呼吸)
 他にもっとあるはず、、、

助産とは陰陽の調和を整える仕事。鍼灸師クリ助から見るとそう見える。

ここで、ふと思いついた。
助産というとなんだか女の世界のようなイメージがある。
だけど、忘れてはいないだろうか…旦那を。

最終局面では助産行為は女性の助産師が行うことが多い。
だけど、妊娠期を共に過ごすのは男性である夫。

助産行為は、妊娠してからすぐに始まっている。
よく考えると最終局面の寸前までは男性が助産していることになる。お産の質は分娩室で決まるものではなく、分娩室に入る時点で既に決まっている。だから旦那も産婦さんと同じように大切なわけ。

そういえば、看護師が助産行為を行って世間が騒いでいる時に、ある男性がインタビューを受けていたなぁ。

その時に違和感を感じた。
問題を指摘された病院に通院している妊婦さんの旦那さんの声はこうだった。

「産むのは妻だから、妻が納得しているところならどこでもいい。」

妻の方針を尊重する旦那さんを報じたのかもしれないが、私にはそうは見えなかった。「産むのは妻だから」というセリフが気になって仕方なかった。「産まれるのはあなたの子だよね。」と言いたかった。だが、その方を責めることはできない。夫がお産にどう関わっていったらよいのか、そういう情報がないからだ。

お世話になったクリニック(産科)は、その当たりの指導がしっかりしていて、素晴らしいペアレンツクラス(両親学級)を行ってくれた。

助産を指導するのは助産師であっても、お産の主役は夫婦。
女性だけではないということ。

勉強会を行うクリニックはそういう陰陽論をしっかり理解していた。
もう教えることなんてないのでは…、とついつい思ってしまう。

こんな調子で準備していけば、何とかなるかも。
今日はこれで終わり。

--ひとりごと終わり--

つづく→逆子のツボ

関連≫逆子(骨盤位)と鍼灸

ranking←クリ助に投票するツボ。主役はあなた!

yoki at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 妊婦・出産・逆子 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by なちゅら   2006年10月18日 00:15
男性側からのご意見「なるほど〜」と拝読させていただきました。
妊婦さんに多くかかわっていると「産むのは旦那さんだっけ?」という
奥様より一生懸命な旦那さんにも時々お会いしますよね^^
>助産行為は、妊娠してからすぐに始まっている。
>お産の質は分娩室で決まるものではなく、分娩室に入る時点で既に決まっている
・・・まったくもってその通りだと思います。
2. Posted by クリ助   2006年10月18日 23:19
>なちゅらさん

せっかくなので男性側の視点で書いてみますね。
東洋医学に関する記載で間違っていたり、違和感を感じるところがありましたら指摘してくださいね。

間違わないようにドキドキしながら書いていますので(笑)

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
月別アーカイブ
記事検索
全記事にコメント歓迎
これから読みたい本