2006年11月03日

助産師さんのための東洋医学講座(7)−臍下丹田と逆子の関係

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助産師さんから勉強会の講師を依頼されたクリ助。
このシリーズではその準備をブログ上でおこなってしまおうという企画です。
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東洋医学講座準備(1)−さて何をしようか?
東洋医学講座準備(2)−逆子と陰陽論
東洋医学講座準備(3)−逆子のツボ
東洋医学講座準備(4)−陰陽の調和で逆子が治る
東洋医学講座準備(5)−逆子には必ず原因がある
東洋医学講座準備(6)−逆子と肋骨の動き
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あと6日で勉強会です。
それまで楽しく準備をしよう。そろそろ資料の作成を始めなければ…。

--クリ助のひとりごとが始まります--

臍下丹田(せいかたんでん)の位置に子宮がある。

“胎児が育つとの同時に子宮も伸びて大きくなる。”

この現象を、

1.臍下丹田は変化なく、子宮の下部に臍下丹田が残ると捉えればよいのか…、
2.臍下丹田が大きくなると捉えるのか…、

私は両方の考え方が成り立つように思う。
でも、本当の答えは知らない。答えを知っている人は教えてください。

話をシンプルにするために1番を前提に話を進めてみたい。

ここで臍下丹田が何であるを説明しようと思う。
教科書には「臍下丹田は原気(げんき)があつまっているところ。」とある。
でも、この説明では助産師さんに理解していただけないだろう。

かみ砕かなくては。

原気とは生命活動の基本となるエネルギーポテンシャルのこと。原気は元気と表現されることもある。このパワーがなくなると文字通り元気がなくなる。

(蛇足だけど、中年になってくると出てきやすい下っ腹。これは衰えた臍下丹田を守ろうと脂肪がつくという説がある。)

臍下丹田は生命エネルギーの源だからとても大切。
その大切な場所に生命が宿る。

子宮が小宇宙だとすると妊娠はビックバン!
妊娠後、子宮がどんどん大きくなっていく様子は膨張している宇宙と同じだ。
膨張し続ける宇宙も収縮に転じるらしいから、それも同じだ。

話が膨らみすぎたので本題に戻らなければ。

赤ちゃんが頭を下にしている時、頭の位置は臍下丹田の位置。

そう、赤ちゃんは原気の密度が高いところに頭を持っていく。ツボでいうと「関元(かんげん)」や「中極(ちゅうきょく)」が臍下丹田と直結している。原気が充実していれば下腹部も充実しているので、適度な弾力性があって温かい。でも、原気が衰えていると、ペコペコしていたり、皮膚表面に冷えを感じる。

逆子でよく使うツボの三陰交は足の太陰脾経(たいいんひけい)、足の少陰腎経(しょういんじんけい)、足の厥陰肝経(けついんかんけい)という3つの経絡(気の流れ道)が交わるポイント。

これら3つの経絡は関元と中極でも交わっている。
だから三陰交は臍下丹田の気を充実させる働きがある。そこに子宮があるわけだから子宮にもよく効く。

一方の至陰は膀胱と関わりがあって膀胱は中極と関わりが深い。

三陰交にしても至陰にしてもターゲットは臍下丹田。
これを知っているとひと味違ってくる。

--ひとりごと終わり--

次はここまでの内容を踏まえて逆子になる原因の本質に迫ります!

つづく→三陰交と至陰はどっちが効くの?

関連≫逆子(骨盤位)と鍼灸

ranking←クリ助に投票するツボ。図がないと実にわかりにくい内容だ。

yoki at 21:05│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 妊婦・出産・逆子 

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2006年11月07日 20:54
ムムーッ!実に深い考察。
私なんぞは、逆子=至陰と三陰交、をなんの考察もせずに使っておりました。(笑
この機会にクリ助さんの東洋医学講座に参加したつもりで勉強させていただきます。
資料づくり、頑張ってください。^^
2. Posted by クリ助   2006年11月07日 23:33
資料、完成させました。
でも、面白くない資料になってしまいました…。

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