2007年10月14日

鍼灸師のウェブ進化論(6)−鍼灸師の急増

鍼灸師のウェブ進化論(5)−経験を技術にする仕組みのつづき  ☆はじめから読む→予告編
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今、鍼灸師が急増しています!!
どれくらいの人数か具体的なデータがあるので紹介します。

国家資格合格者数
国家資格合格者数

国家資格合格者数を2003年と2007年で比較すると、こんなに違います。
合格率が高くなったからではありません。鍼灸師の養成施設(専門学校)が急激に増えたからです。

どのくらい増えているかもデータがあるので紹介します。

鍼灸師養成施設の変化
鍼灸師養成施設

養成施設が急増したのは、爆発的な鍼灸人気が背景にあるわけではありません(だったら問題はないのですが…)。規制緩和によって、新しい学校をつくるのが簡単になったからです。

この変化で何が起こるのか・・・

2001年に卒業した時でさえ、“鍼灸ができる”就職先が少なかったのですから、これから鍼灸師になる者はもっと大変です。3年間の勉学と数百万円の学費を投じて資格を得ても就職できない、という恐ろしい現実に多くの新人鍼灸師が直面します。

鍼灸の専門情報誌『医道の日本』10月号では、「鍼灸師大量輩出時代が来た!!」と特集しています。(もし、学生の方でまだ読んでいない方は必読です!)

大量輩出には賛否両論があります。
業界を代表する先生方が見解を述べています。

鍼灸業界にとってプラスなのかマイナスなのかという視点では興味深く読めるのですが、実際に開業している鍼灸師としては、鍼灸業界の問題として考えるより、まずは個人の問題にスポットを当てたくなります(業界の将来のことを考えるのはそれからです)。

これから鍼灸師になる者は何をすればよいのか…差し迫った問題です。

就職先はないわけですから「自分の力で開業するしかない」
という状況に追い込まれるケースが多発することは必至です。

自分の就職活動の苦労は今でも鮮明に覚えていますし、独立直後の苦労なんて昨日のことのようです。正直、新卒の鍼灸師が経験するであろう未来は他人事とは思えません。

私の経験は私一人の経験でしかありませんから、影響力は微々たるものです。でも、道を切り開いた鍼灸師一人一人が、その経験談をオープンにしたなら、それは未来の鍼灸師にとって大きな力になることは間違いありません。

※ウェブの話題に入る前にもう少しお付き合いください(すべてつながっていきます)。

次回は「勝ち目のない勝負

 ↓続きに興味のある方は応援してください。

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yoki at 12:59│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸院経営 

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この記事へのコメント

1. Posted by なつみかん   2007年10月16日 08:41
資格をとっても働く場所がないって・・・
この現実を知った学生さんは心配でしょうね。
私は管理栄養士として勤務していますが、
試験が難しくて合格者が少ない→慢性的な人員不足→合格者を増やす対応に切り替わる
って時期が実際ありました。
その資格が欲しいだけで実力が伴わない。
私も専門職で働く一人、こういうことを言われ続け複雑な心境です。
有資格者が増えることはうれしいこと(?)だと思いますが、働く場所がないって問題は・・・けっこうきついですよね。

2. Posted by クリ助   2007年10月16日 11:54
問題は、このきつい状況とどう向き合っていくか…ですね。私も含め、深刻な問題です。

「就職をするための資格取得」が通用しなくなっているので、「独立のための資格取得」くらいに考えた方がよいのかもしれません…。でも、学校では「独立」の部分は教えてくれません。

なつみかんさんは、管理栄養士さんだったのですね。おーぅ、国家資格ですよね。鍼灸師(彼)+管理栄養士のコラボレーションで何かできそうですね☆

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