2016年01月24日

求人中だから考えておきたいこと(3)「無駄な仕事について」

鍼灸師募集(東京都港区/品川駅)≫カポスの募集要項
鍼灸専門の鍼灸院で働きたい鍼灸師を1〜2名募集中です。
----------------------------------------------------------------


(2)好きな仕事について』のつづき

■無駄を経て得るコツ

前回の記事で書いた通り、「想い」は仕事に熱をもたらしてくれますが、それだけでは生産的な行動にはなりません。仕事である以上、理性を働かせて合理的に運ばなければなりません。一人で仕事をするならば、感情の趣くまま時間と効率を忘れて突き進めば良いのですが、組織では、合理性の欠けた思考は破綻を招きます。


がんばるイメージ


今、群馬では鍼灸師が私一人で部分的に妻に手伝ってもらっているので、私一人が夢中になって働くというスタイルが通用します。現にそうしています。養気院の院長としては、がむしゃらに頑張れば成り立ちます。でも、カポスの場合は違います。誰かが頑張って支える状態は悪い方向に転がるはずです。組織で仕事をするなら、合理化という発想は絶対に欠くことができません。

誤解されないように補足しますと、合理化というのは「機械的に仕事をする」という意味ではありません。合理的に物事を考えて運ぶことです。そのように行動しなければならない理由を理解できる状態です。

最初から合理的に動ける人などいません。「無駄なことを…」と思われるプロセスを経て「無駄の見えない動き」になっていきます。合理化のプロセスには、量をこなすプロセスが必要です。そうしなければ仕事のコツはつかめません。思うに、効率の良い仕事ができるようになるには、非効率な道を必ず通らなければなりません。


■燃費の良い走り方

鍼灸師の免許を取ってすぐに開業した私は、無駄な作業を数え切れないほどしてきました。無駄な時間とお金をだいぶ使ってきました。綱渡りのような時期を経て今があります。量が質に変わってきたことで、アクセルを吹かさなくても走れるようになりました。
スピードメーター
どんな仕事でも最初は空吹かしだと思います。空吹かしすらできない人は、たぶんその世界で生き残れません。とはいえ、空吹かしが無駄であることに違いはありません。空吹かしは短かい方が当人にとっても周りにとっても良いですよね。

この空吹かしを最小にするのが組織の役割の一つだと思います。個別に開業したら、それぞれが空吹かしです。完全燃焼できない内燃機関はNOxの垂れ流しです。独立開業が目的で、それができる免許として鍼灸師を選んだという人はそれで良いと思います。

組織が空吹かし(がむしゃらな効率無視のがんばり)を減らせるのは理由で思い付くのは3つです。

 1.トライを分散できる
 2.エラーを予見できる
 3.環境をシェアできる




■合理化は、誰のため?何のため?

一人一人が各々トライアンドエラーを繰り返すのは無駄だと思います。「やりたいことをやる」というは自由である代わりに、トライアンドエラーを一人で背負うことになります。体力と執念が必要です。この無駄を省けることが組織の強みだと考えています。

群馬の養気院と比べると、東京のカポスは無駄が極端に少ない鍼灸院です。無駄なことをさせたくない、という親心も入っています。そういう成り立ちからして、カポスは仕事の合理性を大事にしているところなのです。合理化という表現を使うと「スタッフを扱いやすいように管理する」という意味に受け取られやすいので、使用する時には気を遣います。

合理化というのは、無駄な仕事を減らすことによって患者さんの治療により多くの力を注ぐことを目指すものです。施術においては、無駄なトライを減らして効果的なツボを最初から選べるようにすることです。

成果が得られると余裕が生まれます。この余裕が組織が生み出す価値です。合理化は目的ではありません。最終的に手に入れたいのは余裕です。精神的な余裕は自信になり、時間的な余裕は余暇になります。人間的に余裕のある鍼灸師の方が患者さんにとっても安心感があるはずです。

私が合理化の先に見ているのは、ぬくもりです。


121371


次に私を悩ませるのが、「スタッフを管理するシステムを作ることが合理化になるのか…」という問題です。組織の構成要素は人です。人は管理しようと縛るほど能力を閉ざしてしまいます。ここを解決するのは「チームワーク」という言葉だと思います。次回はチームワークについて。

つづく…『(4)自分の限界について


■鍼灸師が食べていくために必要な技術と作法

・活法1日体験会<上半身編>(2/21) 定員15名(先着順)
・活法1日体験会<下半身編>(2/28) 定員15名(先着順)

 柔整師・整体師の方はこちら≫活法整体塾(1日体験会)


【投票ボタン】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  




yoki at 02:18│Comments(6)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸師求人 | 鍼灸院経営

この記事へのコメント

1. Posted by 銀次   2016年01月24日 02:51
無駄と書いて経験と読むか失敗と読むかですよね。
合理化とチームワークってパワーバランスが難しいと思いますが、全てをマニュアル化して効率だけを求めたら個性が…って話にMAJORって漫画の海堂高校の管理野球を連想してしまいました。
チームとしては結果が出せるが決して怪物が生まれない管理野球。
クリ助さんのさじ加減1つで色々なバランスが変わってしまう難しさ、この文章からヒシヒシと伝わって来ます。
個人的には管理って言葉は嫌いなので、クリ助さんのスタッフさんへの配慮、流石だと思いました。
2. Posted by クリ助   2016年01月27日 12:55
>銀次さん

組織と個性の問題は、チームでやっていく上では永遠のテーマですね。個人を尊重しすぎれば組織は崩壊し、組織の規律を優先しすぎると個人は輝きを失ってしまいますから。

これから避けては通れない道です。
すべて私の成長次第です。
3. Posted by 銀次   2016年01月27日 22:25
カポスの採用基準は色々と求められそうな感じですね。
活法整体はこれから更なる展開を見せるのでしょうが、クリ助さんとこうやってやりとりをさせていただける時間もそんなに無いのかも知れませんね。
貴重な時間をありがとうございます(^-^)
4. Posted by クリ助   2016年01月28日 00:33
>銀次さん

たぶん、私が想いを書けば書くほど応募者は減っていくと思います(笑) ここじゃ気軽に仕事ができないなって避けられてしまっているかもしれません(×_×)

でも、ハンパなチームは作りたいないので、私の気持ちが届いた人と一緒に働けたらいいなぁと思っています。
5. Posted by 銀次   2016年01月28日 21:42
良いんじゃないですか?
ここはクリ助さんのブログですし求人だってボランティアで誰でも採用ってわけじゃないんですからガンガン本音を書いても。
どれだけカポスで働きたくても、その人がカポスのカラーに合わなければ実力があっても縁が無いわけですし、活法整体を覚えたいだけの人はまた違う道を選ぶでしょうし強いチームを作るとしたら合わない人は縁がなかったと思うしかありませんからね。
良い言葉だけ並べられて後々違和感を感じるより100倍マシだと思います。
以前、凄く大きな治療院グループに職場見学に行ったのですが結局は数あわせのスタッフが欲しいだけの体育会系企業で面接じゃなくて職場見学なのに採用云々の話を飛び越えて研修とかその後の話まで1時間以上延々とされた時は流石に気になったのでスタッフさんに小声で話を聞いてみたら平スタッフの離職率が高いって話をされて納得してしまいました。
それを考えたらクリ助さんは良心的経営者だと思います。
入社してから手の平返しなんてザラにある中で色々な配慮をして下さるのですから。
ただ、活法をより早く覚えるなら活法整体を導入している治療院で働くのが1番なんですけどね(笑)
6. Posted by クリ助   2016年02月01日 19:06
>銀次さん

おっしゃる通り、カポスのカラーに合う人を迎え入れないと互いに無理が出てしまいます。何が良くて何が悪いのかって、それぞれの価値観ですからね。

このブログでは私の価値観に基づいて書き「そういう考え方いいね!」と思ってくれる方とご縁が出来るものだと割り切るようにしています。

私も良いことばかり言いたいですが、厳しい現実もありますからね。そこを隠してしまうと、後で話が違うということになるだろうと思います。今後も、しっかり本音でブログを書いていこうと思います。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
月別アーカイブ
記事検索
全記事にコメント歓迎
これから読みたい本