2016年02月08日

東京で鍼灸師を求人している理由(5)「鍼灸と活法の濃密な関係」

(4)「価値をつくる自由」のつづき

■鍼灸しかできない

カポスに入ると鍼灸しかできません。ですから「いろいろなジャンルを学びたい」と思っている方にはおすすめできない職場です。

最近では「鍼灸にこだわらず、患者さんが喜ぶなら何でも取り入れるべき」という考え方が主流かもしれません。鍼灸と他の療法を組み合わせて上手に結果を出している鍼灸師をたくさん知っています。


フカひれ炒飯


現に私も活法整体と鍼灸を組み合わせています。鍼灸とマッサージは、チャーハンと餃子のようにセットにされやすいのですが、誰かかが創案した組み合わせの一つでしかありません。私の中で最高の組み合わせは「鍼灸+活法」です。

活法には広義と狭義があります。広義は思想や哲学まで包括するものです。狭義は主に整体術を指します。中間的なところでは作法があります。広義の活法は鍼灸に影響を及ぼしますから、広義の活法まで学ぶと結果的にこうなります。

活法流鍼灸+活法整体

さらに、活法と同じことを鍼灸でやるにはどうすればよいのか、と術理を鍼灸に転化し始めます。ある程度進むと、

活法流鍼灸活法式+活法整体

になります。

こうなってくると、鍼灸と活法の区別が感覚的にあいまいです。鍼灸を使っている時と活法整体をやっている時で感覚的な差があまりないのです。カポスで目指している領域はここです。道具を使える分だけ活法整体単独より有利になります。鍼灸師が活法をマスターするアドバンテージはここです。

「活法流鍼灸活法式+活法整体=古武術鍼法」⇒整動鍼™

2013年から2年間、「古武術鍼法」として独自路線を突っ走ってきたわけですが、ガラパゴス化を恐れてネーミングを「整動鍼」に改めました。目指しているのは、他から理解されない独自世界ではなく、分かりやすくてオープンな技術です。整動は誰でも理解しやす概念で、同じツボを使えば誰でも同じ変化が出せます。


整動と整流の概念


整動鍼は、ツボと動きの関係を解き明かすものです。紐が解けてしまえば、それは普遍的な法則ですから、あとはそれに従って運用するだけです。この「整動」という概念が鍼灸業界に根付けば、鍼灸に対するイメージはガラリと変わります。従来の古典的鍼灸と矛盾しないことも魅力です。


■鍼灸“で”しかできない

鍼灸に限界を感じるのは簡単です。「鍼灸はダメだ」と言っている鍼灸師の近くにいればよいのです。鍼灸の限界を破るのも簡単です。「鍼灸には可能性がある」が口癖の鍼灸師の近くにいるだけです。

常識は環境だからです。

「鍼灸は痛いところに刺すもの」と考え、それで十分な生活ができてしまうなら、私がこうしてブログを書く理由もなくなります。局所に鍼を刺す程度では、鍼灸のポテンシャルを引き出せませんし、患者さんに必要とされません。少なくとも、自由診療という現場においては厳しいものを感じます。

鍼のポテンシャルを引き出すことを考えると、最終的に「鍼灸でしかできないことは何か」という思考に収まっていきます。鍼灸師が“鍼灸で”食べていくには、鍼灸でしかできないことを実践し続けるしかありません。

治療法として鍼灸にこだわっているのではなく、鍼灸でしかできないことを追究しています。私が鍼灸を使わない時(活法整体を使う時)は、鍼灸の優位性が見つけれらていない時です。

「若いうちは色々なことを学んだ方がいい」という考えもあるでしょう。ただ、患者さんが求めているのは、間違いなくその道のエキスパートです。ラーメン屋に入って「うちはカレーも美味いですよ」と言われるより「うちはラーメンの麺に命かけてますから」と言われたいですよね。

「選んだら極める覚悟を持つ」

それが仕事に対する礼儀だと思います。既に覚悟を決めている私が後進に届けたいのは、「鍼灸には極める価値がある」ということです。

私は活法の師匠から、活法のテクニックを見せつけられた後、「鍼ならどうするの?」と何度も尋ねられました。その言葉の裏にどんな気持ちがあったのかは計れませんが、「鍼灸はどこまで出来るのか」という純粋な疑問もあったと思います。

何度も耳に入ってくるうちに鍼灸師のプライドに着火してしまいました。「それならこうしますよ」と答えてみたくなったのです。そして、答えられるようになってきました(簡単ではありませんでしたが…)。

鍼灸と活法は、私から見れば剣術と体術の関係です。剣がなければ何もできないというのは、武術家・武道家としては通用しませんよね。同様に、鍼灸師も鍼がない時でも何かで患者さんに対応できる方がよいと考えています。活法を使えると、使う場面が少なくても精神的なゆとりが生まれます。このゆとりが重要です。患者さんの安心感につながるはずだからです。

極


カポスの求人に対して「鍼灸しかできないのか」とネガティブな感情を抱く鍼灸師は他を探した方がよいと思います。裏で活法を学びながら鍼灸でしかできないことに挑戦していると解釈できる鍼灸師がカポスに向いています。

カポスが目指す山は高いと思います。
だから単独登頂を狙っていません。チームで上を目指します。

募集要項の請求受付中です。

つづく…(6)『雇う責任』


■鍼灸師と整体師のためのセミナー案内

・整体入門<骨盤編>(2/14-15) 定員15名(先着順)
・活法1日体験会<上半身編>(2/21) 定員15名(先着順)
・活法1日体験会<下半身編>(2/28) 定員15名(先着順)

 柔整師・整体師の方はこちら≫活法整体塾(1日体験会)


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yoki at 03:24│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸師求人 | 鍼灸院経営

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