2016年04月16日

「姿勢は動きの一部である」と考えれば上手くいく

「脊柱編」がセカンドシーズン突入!

昨年、呼び名を「整動鍼®」と改めた古武術鍼法。その初編となったのが脊柱編でした。最初のセミナーは2014年。もう2年前になります。

2015年には四肢編、腹背編と続き、整動鍼の基礎となる3編全てを公開することができました。ついに、明日から、アップデートを携えて脊柱編のセカンドシーズンに入ります。

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■動きを整える活法

整動鍼も古武術鍼法もわからない、というのが普通です。これまでにない考え方でツボ選びをする生まれたばかりの手法だからです。

とはいえ、発想は古くからある「活法」に由来しています。活法とは、柔術の裏技で、負傷した仲間を救う手法です。蘇生術や整体術があります。私が携わっているのは整体術です。

活法の整体術の特筆すべき特徴は、「動きを整える」ことにあります。たとえば、腰痛の患者さんを救おうと思うとき、痛みを消そうとは思いません。動きを良くするにはどうしたらよいのかと考えるのです。腰痛を訴える人の動きってぎこちないですよね。姿勢もおかしくなっています。痛いから動きがおかしいと考えるのが普通だと思います。活法に出会う前の私はそう思っていました。

活法では「動きがおかしいから痛む」と考えます。この理屈が正しいことは、実際にやってみるとわかります。無理なく動ける動作から始め、正常な動きを取り戻していくと、腰痛が軽くなっていくのです。

碓井流活法(碓井誠)
活法研究会 技術顧問:碓井誠)



■正しい動きとは

正常な動きとそうでない動きの違いは「連動」の観察と推察で見極めます。各筋肉、各関節が連動している動いている状態が正常です。この場合、カラダにかかる負荷が分散されるのでカラダの動きは滑らかで軽やかで、痛みが出づらいのです。痛みは、各筋肉、各関節が渋く重い状態が極まってしまった場合です。

打ち身や切り傷など、それに当てはまらないものもあります。しかし、連動にも気を配る必要があります。傷が癒えたようでも、脳の記憶に「渋く重い状態」が残ってしまう場合があるからです。一見、わかりにくいのですが、動いてみると、そこに連動の不調和を発見できるのです。実際の臨床では、動きと共に関連部位の触診で判別することが可能です。

バレエの女の子



■ツボで動きが整う

こうした発想は鍼灸でも可能です。ただし、実際の臨床で使うためには、動きとツボの関係を導き出しておく必要があります。そこで、脊柱の椎骨一つ一つと身体の動きを分析し、その調整をするにはどのツボが有効かと探りました。

それで見えてきたものをまとめたのが脊柱編です。四肢にあるツボを使って脊柱の歪みを整えていきます。ここでいう歪みは、見た目の曲がりではなく、動きの歪(いびつ)さです。


■姿勢は動きの一部

活法や整動鍼において、姿勢とは動きの一部です。厳密に言えば、生きている時は止まった状態は作れないのです。止まっているように見えても、息をしているならば、それは動いているのです。

姿勢は動きの一部なのですから、姿勢を整えようと思ったら動きを整えればよいのです。どの方向にも自由に動ける状態が作れたら、それがよい姿勢です。結果的に、あくまでも結果的に、それが見た目的にキレイな姿勢となります。付け加えておかなければいけないのは、“その人なりに”という点です。教科書に書いてある姿勢が、その人にとっての理想とは限りません。

健康的な姿勢は、いかなる場合でも窮屈なものであってはいけないのです。窮屈さを取っていくことが、健康的な姿勢への入口です。

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■1本の鍼で姿勢は変わる

複雑にみえても、窮屈さを招いているのは1点であることも珍しくありません。見本(教科書)と照らし合わせて「ここが違う!」と相違点を一つずつ見直しても終わりが訪れません。動きを調和を乱している1点を探すことに集中する方がずっと効率がよいのです。

整動鍼セミナーの脊柱編では、脊柱と椎骨にフォーカスをして、その1点を探していきます。そして、そこに対応するツボを紹介し、取穴と刺鍼のトレーニングを行います。経絡では説明が付かない、経絡を基準としない、動きを操るツボの世界に誘います。明日からの2日間もきっと面白くなります。


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yoki at 14:28│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 活法 | 鍼灸

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