2016年04月20日

整動鍼セミナーで「詐欺じゃないですかっ!」と言われた

17日(日)〜18日(月)は、東京で整動鍼®のセミナーを行ってきました。

事件が起きたのは2日目の18日です。実演を交えてツボの説明をしていたら、突然受講者の一人が大きな声を私に向かって放ちました。

前のセミナー、詐欺じゃないですかっ!?

セミナー講師をしてから、こんな言葉を投げつけられたのは初めてでした。


整動鍼セミナー「脊柱編」2016年4月17日〜18日


この時に何が起きたのか説明します。

この2日間のテーマは脊柱でしたので、頚椎7、胸椎12、腰椎5、合わせて24の椎骨に作用するツボを紹介し、取穴(ツボ探し)と刺鍼のトレーニングをしました。事件は胸椎の9番目で起こりました。

今回の脊柱編は2シーズン目ですので、アップデートが入ったのです。それが胸椎の9番だったのです。前よりも圧倒的に成果が出るようになっていたので、つい「当社比10倍です!」とノリで言ってしまったのです。そうしたら、間髪入れずに「詐欺じゃないですか!?」と常連の受講者に言い返されてしまいました。でも、空気は大丈夫です。ノリに対するツッコミでしたから。

その後「3倍です!」と改めておきました。

技術講習は、変えてはいえない部分と変えて行かなければならない部分があると思うのです。全く変わらないのでは進歩がないとこうことですし、毎回変わってしまっては受講者が迷ってしまいます。パソコンのWindowsのように適度なアップデートでなければならないのだろうとと思います。


■新しいツボの発見

私が携わっている活法(整体)や整動鍼のセミナーでは、徹底的に再現性にこだわっています。つまり、誰がやっても同質の変化が起こるということです。あえて「同じ変化」という表現を避けました。施術というものは、技やツボだけでなく、いろいろな要素(たとえば、患者さんとの信頼関係)が入ってくるので、どんなに頑張っても同じとは言えないからです。

整動鍼セミナーは「整動」という概念に基づき、新しいツボの使い方をお伝えするのがテーマです。臨床で何度やっても同質の変化が起こる、ということを徹底的に確認してからセミナーのネタにしています。でも、そこで終わりにしてしまったら進歩がありませんから、もっと効果の高いツボはないかと常に嗅ぎ回っています。見つからなければ、既出のツボの成熟していることになりますし、すぐに他が見つかってしまうようであれば、未成熟なツボを紹介してしまったことになります。

心境的には「見つからないことを祈りつつ、見つかって欲しい」という相反する気持ちが同居しているのです。私の心は複雑なのです。そんな気持ちを知ってか知らずか、あの受講者の一言(笑)

今回のアップデートは24(椎骨)分の1でした。私はちょうどいい数字だと思っています。

整動鍼セミナー「脊柱編」のデモ中の栗原



■整動が当たり前になる時代

最初は、古武術鍼法と呼んでいた整動鍼。名前を変えたのは古武術を知らない人でも使い手になれますし、エッセンスに古武術の感が方が入っているだけで、ビジュアル的に古武術っぽさはないからです。誤解をされて間口が狭くなってしまうことがないように、その効果の特徴をそのまま名称にしたのです。

これまでの鍼灸に「ツボで動きを整える」という発想はあるようでなかったのです。筋肉の張力を整えることで、動きの軸が整っていきます。その結果、痛みも取れます。内臓と筋肉には密接な関係があることから、内臓の調整にも使えます。従来の鍼灸と理論が違いすぎているので衝突しません(中途半端に違う場合は矛盾と格闘しなければならなくなります)。

鍼灸業界で、「整動」という概念が当たり前になる時代はすぐそこだと思います。それくらいの勢いを感じます。「流れを整える」という従来のツボの使い方に加えて「動きを整える」という新しい使い方が加われば、鍼灸師が活躍できるステージが広がるのは間違いありません。

「古武術鍼法」よりだいぶマシではありますが、「整動鍼」という響きが男性っぽいのか、受講者は男性が多めです。もっと多くの女性鍼灸師にも使って頂けるようにがんばります!



【投票ボタン】
応援クリックありがとうございます(1日1クリック有効)。
2つのランキングサイトにエントリーしています。
にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  

yoki at 01:42│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸 | 勉強会

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
月別アーカイブ
記事検索
全記事にコメント歓迎
これから読みたい本