2017年01月08日

鍼灸師の求人(東京&群馬)求める人材像(2)

鍼灸師の求人(東京&群馬)求める人材像(1)」のつづき


鍼灸師の求人(東京&群馬)「教育力と情報発信力」


絶妙なタイミングで素晴らしい本に出会いました。鍼灸師全員に読んでほしい本と思いました。その本は『寿司修行3ヶ月でミシュランに載った理由』です。昨年12月に出版されたばかりの本です。

ミシュランにに掲載されるまでの舞台裏や、経営の思考を惜しげもなく公開しています。ここまで書いていいのかな、と思う話も多々ありました。私の感性にピタリとはまりました。


『<b>寿司修行3ヶ月でミシュランに載った理由</b>』を買いました!


著者の宇都さんは私の先の先を行っています。同世代ということもあり、とても悔しいです。私も「30年の経験を3年で越える」ということを前から言っているからです。そういう気持ちで、技術を整理し、セミナー講師もやったり、社内教育をしています。


寿司修行は、たったの3ヶ月。


ジャンルが違いすぎるので、そのまま鍼灸に置き換えられませんが、考え方は完全に見習いたいところです。30年で会得する実力を3年で備えられれば、その実力は通過点になります。「さすがの職人技」と憧れるレベルからキャリアをスタートできるのです。これまで、多くの職人が「見て覚えろ」と言ながら、(忙しいことを理由に)放棄してきた教育。これでは脱落者が出てしまいますし、本当は厳しくないのに、厳しい世界と勘違いしてしまいます。


「職人技」と言われているもの中には、コツさえつかめば誰でもできることが、たくさんあります。要は、「経験」という言葉でごまかして技術の要素を切り分けられていないだけです。もしくは、本気で教える気がないのです。


「これが職人技かぁ!」と憧れるものが3年で出来たら、それは、もはや「職人技」ではありません。それは「上手い」という表現で十分です。こんな言い方をすれば「鍼灸をなめている」と言われるのは分かっています。だから、実際にやってみて証明しているのです。


実際に、カポスのスタッフは経験の長い鍼灸師が困惑する症状でも、果敢に挑みます。開業していから3年も経っていない鍼灸院で、ベテラン鍼灸師顔負けの成果が出ています。私も驚くほどに。


スタッフの実力を眺めていると、臨床を始めてから1年くらいを経過した頃から、グングンと実力が伸びる印象です。これからの取り組み方次第では、それを半年に短縮できます。プランを実行するには、もう少し人員が必要なので、来年あたりです。



■キャリアアップしたい人


私のビジョンの中に「教育」というものが主役になりつつあります。技術や集客なども、これまで通り変わらないテーマになります。でも、よくよく考えれば私が一人でがんばる必要はありません。優れた人材は、優れた技術を生み出しますし、優れた人材は、存在自体が患者さんを集める力になります。


一人で何でも生み出そうとするのではなく、「生み出せる人材を発掘し育てる」という発想の方が大事なのではないかと、思うようになりました。そのためには、技術を盗む目的で短期に勤務を望む鍼灸師は採用できません。私のプランに付き合ってほしいので、中期(5〜10年)長期(10年以上)の期間で働ける人が条件です。


「うちの鍼灸院ほど、教育に時間とお金をかけているところはないのでは…」と思うほどお金をかけています。それができるのも、会社全体としての収益に余裕があるからです。しかし、私も幹部も、「一生懸命教えて、ようやくできるようになったと思ったらやめてしまうかも…」という不安を常に抱えています。


解決策は、「教えられた技術を使うと、もっとも評価してくれる職場がココ」とすることです。患者さんから感謝され、上司から褒められ、部下からは羨望の眼差しを向けられて嫌な人はいません。やめてしまう時は、「自分の能力をもっと評価してくれる場所があるはずだ!」と思って再就職するか、「自分ならもっと上手くやれるはず(稼げるはず)!」と思うからでしょう。


どうしても「やめたい」という人には、その気持ちを尊重し、気持ちよく送り出します。


それぞれの人生、縛ることはしたくありません。私が取り組むべきことは、やめさせないように説得することではなく、「この職場でキャリアアップしたい」と思ってもらえる環境づくりです。そもそも、鍼灸院には、キャリアップという発想が不十分です。



■情報発信ができる人・好きな人


社内で取り組んでいることの中で、苦戦しているのが情報発信です。並以上には出来ているかもしれません。しかし、まだまだ頑張らないといけない状況です。「ブログを書きたーい!」という欲求に至るにはもう少し時間がかかります。


自由度の高く敷居の低い情報発信メディアはブログだと思います。社内ではブログが書けることを高く評価しています。難しいけれど、得られる成果がとても高いからです。難しさの原因を5つにまとめてみました。


【ブログが書けない理由5つ】

 1.アイデア(ネタ)が浮かばない
 2.文章が出てこない
 3.書く勇気がない
 4.時間がつくれない
 5.評価されない


ブログが書けない悩みは、開業鍼灸師の多くが抱えているようです。情報発信の重要性を強く感じている分、悩みは深刻です。


ネットが普及した現在では、広告を研究するより、情報発信をマメにする方が、報われるように思います。広告費に費やすお金があれば、情報発信をしたスタッフに還元したいのです。広告費というコストが実際に下がるから、ブログを書けるスタッフを高く評価できるわけです。


ブログは難易度が高いため、着手しやすい情報発信の形として「症例」を設けています。これは、スタッフ全員の義務として考えています。やれば評価されるというより、やらなければ立場がなくなる、という種類のものです。症例には、患者さんを集める力があります。患者さんが求めている情報の本質は、症例にあると考えています。


一人一人が情報発信するようになると、スタッフの数に応じて集客力(患者さんが集まる力)が増えます。スタッフに比例して患者さんが増えるということです。情報発信ができる鍼灸師を雇うことが経営者である私のリスクと負担を減らす手段でもあるのです。


つづく…「(3)鍼灸師を5つのタイプに分類


◎2017年の求人関連の記事一覧

求人の準備をして思うこと
求人の準備で再確認したこと
求人その前に(1)開業意識と経営能力
求人その前に(2)自己管理能力とコミュニケーション能力
求人その前に(3)すぐに独立できる理由・いつまでも組織ができない理由
求人その前に(4)鍼灸院に必要とされるビジネス感覚
求人その前に(5)組織づくりは体力と忍耐だと思う
求人その前に(6)鍼灸師は10年を何に費やすか
求人その前に(7)マネできる技術とマネできない技術


◎関連施設
養気院(群馬県伊勢崎市)
カポス(東京都港区/品川駅)

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yoki at 09:24│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸師求人 | 鍼灸院経営

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