2017年01月09日

鍼灸師の求人(東京&群馬)求める人材像(3)

鍼灸師の求人(東京&群馬)求める人材像(2)」のつづき

■いろいろなタイプの鍼灸師


鍼灸師もいろいろです。私が会ってきた鍼灸師は5つの要素に分類できます。こうやって分類するのが大好きです(笑)


1.メディカル(医療)だと思っている鍼灸師
2.ビジネス(仕事)だと思っている鍼灸師
3.サイエンス(科学)だと思っている鍼灸師
4.アート(芸術)だと思っている鍼灸師
5.ホビー(趣味)だと思っている鍼灸師


ちなみに、私は1(医療)のタイプです。


細かく言えば、1(医療)をきっかけに鍼灸師になり、2(仕事)として誰かに役に立つように励んでいます。さらに、3(科学)を意識することで、個人の枠を越えて価値を作れると信じています。


鍼灸師はクリ助にとって○○チャート


鍼灸師と話す時、「この方は何タイプかなぁ〜」と想像すると楽しいです。「鍼灸のことを話す時は無邪気で楽しそうだな〜」と感じれば、ホビー系、「ちょっと自分に酔っているな〜」と思ったら、アート系…みたいな感じです。


自分を自己分析して、レーダーチャートを作ってみました。けっこう面白いです。自分ではバランスがいい方だと思っています。他人の評価はわかりません(笑)


芸術点が低めですが、芸術性を感じることはあります。でも、深入りしないようにしています。アートはアートだからです。


アートは一人でもわかってくれる人がいれば成り立ちます。でも、医療は違います。特定の人しか価値が分からないものだったら困りますよね。患者さんの感性によって手術の価値が変わったらマズイですよね。「わかる人だけでいいよ、オレは最高なのだから!」では医療になりません。

参考)レーダーチャートはこのサイトで簡単に作れます。



■患者さんは再現性を求めている!


科学は、わからない人がいたら科学として成立しません。(条件さえ整えば)誰でも再現できるのが科学です。だから、誰もが恩恵を享受することができます。このように考えれば、医療と相性がよいのは科学です。だから、「できるだけ科学的な姿勢であるべき」と言っています。


技術も極まると芸術のようです。でも、患者さんが求めているのは美しさではなく、治ることです。再現性のある治療法です。この事実と真正面から向き合うと「科学的であらねば」と思うのです。


ただし、科学の言葉で治効メカニズムが説明できなくても、再現性があれば迷わずやります。科学者ではなく臨床家だからです。


「科学的な姿勢」


科学者ではないけれど、科学を味方にできる臨床家でありたいと思っています。


東洋医学は思想や哲学でもあります。そういうところが大好きです。それと、臨床で目指す高い再現性は切り離して考えています。「東洋医学だから科学的である必要がない」と考えている人もいます。それは、患者さんの求めている再現性を無視した姿勢です。


東洋医学は科学と対峙しているわけではなく、科学で説明できないことを含んでいるだけです。もちろん、東洋医学の全てが正しいはずがありません。観念的な理論も多々あります。


経絡もその一つです。あるという仮定を疑わずに過ごすのは、僻見(へきけん)を招きます。科学的な姿勢とは言えません。疑う目を持ちながら、その歴史の中から実用的な価値をどれだけ拾い出せるかが臨床家の仕事です。※経絡の実用性を否定するつもりはありません。


私が求めている人材は、科学的姿勢を保てる人です。言い換えれば再現性を大事にできる鍼灸師です。再現性のあるものは、仲間と共有できます。「共有」も大事なキーワードです。



■鍼灸師が食べていける時代


鍼灸って楽しいんですよ。患者さんが鍼一本で症状が消えたり、病気が回復したり、そんなことを目の当たりにできるのですから。うまく行った時は、自分に特別な力があるのではと勘違いしてしまいそうなくらいです(笑)


鍼灸を厳しい世界だと思ってほしくありません。楽しい世界ですから。技術力が高いほど、出来ることが増えて楽しさも広がります。そうすれば、「鍼灸で食べていけない」と言われなくなります。


鍼灸師が厳しいのは、「技術を修得しづらい環境」だからです。鍼灸が厳しいのではなく、環境が厳しいのです。民間レベルでもできることがあります。鍼灸師が一段一段登っていける階段を作ればよいのです。


社内の新人スタッフが私の臨床をいきなり見学すると、「さっぱりわからない」と言います。でも、6日間の研修を行うだけで、「だいぶ、わかるようになりました。」と変わります。説明すればわかります。説明すればわかるものを、わざわざ「見て覚えろ」と言うのは、悪しき慣習です。


自信を持って言います。「見ていれば、いつかわかるようになる」なんて大嘘です。10年経って、その先生の癖を覚えるくらいでしょう。そんな10年間、誰も欲しくありません。


鍼灸を楽しむには、実践デビューが必要です。そのためには練習環境です。まだ十分に整っているとは言えません。スタッフ同士が体を貸し合って練習できる環境がもっと必要です。


具体的には、3人組み(1人−講師、2人−受講者)が理想です。この学習環境を群馬でも整えたいと思っています。現在勤務している光山と切磋琢磨すれば、現在の3倍ほどのスピードでレベルアップすると見込んでいます。



■幹部候補と即戦力


今後、群馬の養気院には私を入れて3名の鍼灸師が在籍し、スピーディに技術向上できる優れた環境に仕上げていこうと思っています。


群馬には、習熟度が高い鍼灸師を一人(日々の臨床にあたりながら後進育成に関わる)と、研修生(新人スタッフ)という形を取っていく予定です。これと並行して、東京のカポスでも並行して新人教育を行います。


今回2名の鍼灸師を募集しますが、幹部候補の採用は群馬勤務(35歳くらいまで)、臨床で即戦力を期待する鍼灸師は東京勤務です(30歳くらいまで)。待遇は、群馬勤務の方が上になります。求める責任と仕事が多くなるからです。


養気院のアトリエ


幹部候補の枠に応募があるといいな、と思っています。

応募がゼロだったらどうしよう…と思っています。昨年からこの求人に備えて働きやすい環境を整えてきました。通常の控え室の他に、もう一部屋作りました。「アトリエ」と呼んでいます。間取りから家具選びまで、私ががんばりました。


次回の更新で、具体的な募集内容に入ります。そして求人シリーズを終わりにします。多くの鍼灸師に、このブログを読んで頂けていることを切に願います。患者さんを集めることより100倍難しいのが、求人の仕事です。全力で取り組んでいるので、全力の返球を期待しています!


◎2017年の求人関連の記事一覧

求人の準備をして思うこと
求人の準備で再確認したこと
求人その前に(1)開業意識と経営能力
求人その前に(2)自己管理能力とコミュニケーション能力
求人その前に(3)すぐに独立できる理由・いつまでも組織ができない理由
求人その前に(4)鍼灸院に必要とされるビジネス感覚
求人その前に(5)組織づくりは体力と忍耐だと思う
求人その前に(6)鍼灸師は10年を何に費やすか
求人その前に(7)マネできる技術とマネできない技術


◎関連施設
養気院(群馬県伊勢崎市)
カポス(東京都港区/品川駅)

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yoki at 18:14│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 鍼灸師求人 | 鍼灸院経営

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